本質からはじめよ!
本質からはじめよ!
2011.10.06
(2011年10月6日メルマガより)
■「イシューからはじめよ」という本があります。ご存じですか?
http://amazon.co.jp/o/ASIN/
イシューとは「課題」と訳せばいいのでしょうか。
この本では「取り組むべき問題」という意味で使われています。
■問題を解決する秘訣は、
禅問答のように聞こえるかも知れませんが、
それぐらい目的を持たずに行動している人は多い。
無目的な行動が何かを生み出すことは稀です。
■戦略系コンサルタントの経歴があり、
は、人が生産性を上げるためには、
きます。
著者は、
が価値のある仕事であると言っています。
だから、価値のある仕事ができるようになるためには、
極めて、
■ところが、現実には「まずやってみろ」「行動してから考えろ」
見も多い。
著者によると、そのような意見が多いというのは「
いう方法しか知らない人が多いからに過ぎないということです。
「考えないで行動する」タイプの人は、重要な問題であろうが、
ない問題であろうが、目に付くものはすべて解決しようとします。
そうするうちに、仕事に慣れて、
タフな人はそれでいいかも知れませんが、そうでない人は、
しまうかも知れません。
なぜなら、問題の中には、単純作業の繰り返しみたいなものも、
いような解決不可能なものも含まれており、
らです。
■だから、まずイシューを見極めよ。
数多の事柄の中で、取り組むべき必要のある問題はわずかです。
そこに絞って、解決の努力をすることで、
るスキルを身に着けることができるようになるはずです。
■私は、その意見に100%賛同します。
コンサルティングをやっていて分かるのですが、
イシューを見極めずに、
特に営業は経験主義者が多い。
まず行動する。身体で覚える。というスタイルです。
だから実績を上げているのは、
彼らは、部下にも同じことを強要します。考える前に、
それで育つ人もいるでしょうが、
こういう教育制度が、
これは明らかにマネジメントの不備です。
マネージャーが仕事の内容や機能を理解していないために起こるこ
■私は、こういう事態を打破するために「戦略的思考」
テーマにしてきました。
私の定義ですが「戦略的思考」とは、「全体的、長期的、
ス的」な思考の方法です。
参考:「営業に必要な戦略的思考」
http://www.createvalue.biz/
戦略は、目標と現状のギャップを解決する方法のことですので、
ップとは何かを明らかにする必要があります。
ここでは、ギャップ=問題の本質=
では、本質とは何か?
を考えた末に、そこに「目的に応じていること」
だから戦略的思考の中に「合目的的」という言葉が入っています。
■著者は、よいイシューは「本質的な選択肢である」「
「解決可能である」
順番にみていきましょう。
ここでいう本質的とは、
意味にとれます。
例えば「売上を伸ばすために製品を改良しよう」「
そう」という課題の立て方は、一見するだけで、本質的ではない、
売上が下がった理由が、製品にあるのか、
議論がなされたかどうかが疑問ですし、
あるかどうかも検討されなければなりません。
そのためには「全体的」に現状を把握し、「長期的」
を知らなければなりません。
そうした検討が加えられた上で、製品やホームページの改良が、
題であると決まったのであれば、それでいいのですが、
考がなされていることはあまりありません。
■「深い仮説」とは、著者によると、常識的ではなく、
ということです。
難しい言い方ですね...
要するに、常識的でありふれた仮説は、
いということにつながります。
我々はどうしても常識的な枠(フレーム)
外してみると(リフレーム)、意外なもの同士が類似していたり、
ものがあったり、法則が成り立ったりします。
枠を作り直すことが、ここでいう構造を変えるということです。
構造を変えるほど重要な仮説があるものがいいイシューとなります
■そして「解決可能」なこと。
いくら大きなテーマだからといって、
り組んでも無駄です。
最も売れる価格とか、一瞬で顧客を囲い込むトークだとか、
る方法だとか^^;
魅力的な内容に見えても、検証もできないし、
なことには関わらない方が得策です。
それは割り切って切り捨てなければなりません。
■この本では、その後、
ていますので、詳しくは読んでください。
http://amazon.co.jp/o/ASIN/
あえて、一つだけ言及します。
この本の中で、情報収集のコツは、(1)1次情報に触れる(2)
フレームワークでスキャンする(3)調べ過ぎない。
(1)については、いいでしょう。
接現場などから得た情報を重視するという姿勢は基本です。
(2)については、ある程度、
とです。
「深い仮説」のところで、
かの枠がなければ、情報を整理することもできません。
その武器となるのが、3Cや5フォースなどのフレームワークや、
顧客数×平均単価、などの方程式です。
フレームワークに囚われてしまうと発想を狭めてしまいますが、
ヒントを掴むことができません。
なってきてしまいます。
(3)について。これは面白いですね。
教えです。
実は、知識が増えれば増えるほどいいのかというと、
ある一定の量までは、知識量と知恵は比例するのですが、
知識量と知恵が反比例するところがあるそうです。
■これは、私も経験的に納得するところです。
例えば、
界のことを必ずしもよく知っているわけではありません。
むしろ、業界の素人であることが多い。
企業からは「少しは業界のことを勉強してくれ」
が、一向に気にしません^^
なぜなら、企業にとって、私のような素人の視点は、
うと思うからです。
■企業の中には、私より頭がよくて、
いうか、殆どはそうです。
しかし、彼らには、自分の業界のことを知りすぎているために、
なりすぎて、問題点が見つけられないという難点があります。
そこに素人から素朴な疑問が投げかけられれば、
るのです。
そのあたりの理屈を知る人は、
というか、
受けることはありませんが^^;
■私が素人としての視点を提供する時、最低限必要となるのが、
です。
なぜなら、業界知識があって問題点が見つけなれない企業側と、
なくて問題点や疑問点を抱く私の共通点は、
るということだからです。
これが、お互い、
個人的な経験に則した話をしていても、
■さらにいうと、私が情報に接して、
戦略的思考です。
そういう意味では、コンサルタントというのは身軽な職業ですね。
論理的思考と戦略的思考を使いこなすことができれば、
とができるわけですから。
かなり突き詰めた意見ですが、本当にそう思います。
戦略を立案する際のプロセスや、様々なフレームワークや、
ーチングのスキルや、
としても、その人の能力を光らせるものは、
考の素養です。
それなくしては、
■これは、コンサルタントという職業に特有の意見ではないはず。
どんな職業においても、論理的思考と戦略的思考は、
質的な能力です。
まずは本質から身につけよ。
と私が考える所以です。
コラム
- 2012.01.26:心理学はビジネスに生かせるのか
- 2012.01.12:水戸黄門の終焉と大阪都構想
- 2012.01.04:「孫子の兵法」を学ぶ
- 2011.12.29:「坂の上の雲」を越えていこう
- 2011.12.15:強い現場を作る方法
- 2011.12.01:なぜ落合博満はブレないのか?
- 2011.11.17:小さなお菓子屋さんが描く大きなストーリー
- 2011.11.03:理屈でメシは食えん!でいいの?
- 2011.10.20:iPhone vs iPhone
- 2011.10.06:本質からはじめよ!
- 2011.09.22:アマゾンにチャレンジ!
- 2011.09.08:さらば、スティーブ・ジョブズ
- 2011.08.25:マフィアにビジネスの極意を聞く
- 2011.08.11:たまにはビジネス小説でも読みましょうか
- 2011.07.28:なぜ我々にはマーケティングが必要なのか?
- 2011.07.14:「いい商品」って何ですか?
- 2011.06.30:カリスマ営業を有難がっても意味ないでしょう
- 2011.06.16:ネスプレッソが売れている理由
- 2011.06.02:孫子、ポーター、ランチェスター
- 2011.05.19:足腰の弱い欧米企業、頭の弱い日本企業
- 2011.05.05:斎藤佑樹はプロ野球で通用するか?
- 2011.04.21:ランチェスター戦略って役に立つの?
- 2011.04.07:温泉旅館を蘇らせるには
- 2011.03.24:弱い人をより弱くするのが戦略なのか
- 2011.03.10:タスク管理と時間管理のツール紹介
- 2011.02.24:プレーヤーからマネージャーへ
- 2011.02.10:110兆円の市場に遅れた日本
- 2011.01.27:物語と希望の深い関係
- 2011.01.13:グーグルVSアップル
- 2010.12.30:面白い戦略ストーリーの作り方
- 2010.12.16:残念な人には戦略がない
- 2010.12.02:理屈のない実行はギャンブルですよ
- 2010.11.18:メイド・カフェの営業プロセス
- 2010.11.04:プロ野球球団運営を成功させるには
- 2010.10.21:勝ちパターンの作り方
- 2010.10.07:たまには「哲学」の話をしよう
- 2010.09.23:世紀末都市・アキバ
- 2010.09.09:コンビニ・オーナーというビジネス
- 2010.08.26:もし現場のオッチャンがポーターを学んだら
- 2010.08.12:坂の上に雲は見えない?
- 2010.07.29:システム思考って何だろう
- 2010.07.15:営業は「点取り屋」ではない!
- 2010.07.01:戦略はストーリーで語れ2
- 2010.06.17:戦略はストーリーで語れ
- 2010.06.03:アップルは本当に最強なのか?
- 2010.05.20:営業生産性を上げる構造とは
- 2010.05.06:女子高生と一緒にドラッカーを学ぼう
- 2010.04.22:勝海舟が坂本龍馬に伝えたもの
- 2010.04.08:人をやる気にさせるにはどうすればいいのか
- 2010.03.25:アップルとユニ・チャーム~変革企業の共通点
- 2010.03.11:無料のビジネスって何だ?
- 2010.02.25:営業に必要な戦略的思考
- 2010.02.11:狩猟民族の構想力に学ぼう
- 2010.01.28:農耕営業のススメ
- 2010.01.14:2010年は日本企業のアジア進出元年になる
- 2009.12.31:2009年の携帯とジーンズと餃子
- 2009.12.17:20歳の頃の自分に読ませたい本
- 2009.12.03:日本茶も海外進出している
- 2009.11.19:ダイソンはなぜ売れたのか?
- 2009.11.05:私の考える効率的な営業とは
- 2009.10.22:島田紳助の研究2
- 2009.10.08:フォロワー企業のゲーム
- 2009.09.24:地域密着企業の営業戦術
- 2009.09.10:地域密着企業の経営方法
- 2009.08.27:マクドナルド 一人勝ちの理由
- 2009.08.13:死せる孔明、生ける仲達を走らす
- 2009.07.30:農業は儲かるのか?
- 2009.07.16:キリン、サントリー、アサヒ、オリオン
- 2009.07.02:戦略2、戦術1の法則
- 2009.06.18:いい顧客、悪い顧客
- 2009.06.04:日本で一番大切にしたい会社の戦略
- 2009.05.21:それぞれの「1万時間」を過ごそう
- 2009.05.07:社会起業は一般の起業と何が違うのか?
- 2009.04.23:もし諸葛孔明が経営顧問だったら
- 2009.04.09:物語の力を知ろう
- 2009.03.26:祝!WBC日本代表優勝
- 2009.03.12:小さな池の大きな魚
- 2009.02.26:農業にチャンスあり
- 2009.02.12:機能と情緒--2つの差別化の方法
- 2009.01.29:営業は結果を追ってはいけない
- 2009.01.15:真似したくてもできない事情がある
- 2009.01.01:欲しいものを作ってくれるビジネス
- 2008.12.18:オール・ザット・競争戦略
- 2008.12.04:ゼロ距離を目指す
- 2008.11.20:10/13の市場でビジネスする
- 2008.11.06:ローカルヒーロー花盛り
- 2008.10.23:いい商品を、いい人から、安い値段で買いたい
- 2008.10.09:経営で必要な知恵はすべて三国志で学んだ
- 2008.09.25:HONDAが空を飛ぶ!
- 2008.09.11:緊急性にフォーカスせよ!
- 2008.08.28:楽天グループ迷走す
- 2008.08.14:エコカー開発競争
- 2008.07.31:儲けるための仕組みを作ろう
- 2008.07.17:「黒船」iPhoneの衝撃
- 2008.07.03:野球は言葉でするもんや
- 2008.06.19:大阪の小さなものづくり企業
- 2008.06.05:事業コンセプトにこだわる
- 2008.04.24:黒澤明はなぜ世界進出に失敗したのか?
- 2008.04.10:スタジオアリスに見る市場特化の行方
- 2008.03.13:山形の洋菓子店がフォーカスしたもの
- 2008.02.28:阪神タイガースは獣王無敵か?
- 2008.02.14:薄型テレビ市場2.0 競争の鍵はブランド力か
- 2008.01.31:アシックスの戦略、ナイキの戦略
- 2008.01.17:「日本一の村」改革に挑戦
- 2008.01.03:マネることは差別化の第一歩
- 2007.12.20:駄菓子屋さんの成功要因
- 2007.12.06:P&Gの戦略-強者はこれだけ有利だ
- 2007.11.22:浪速のグローバル企業
- 2007.11.08:良いモノを作りさえすれば売れるのか
- 2007.10.25:巨人軍の凋落は止められるか?
- 2007.10.11:"志"が歴史を変えた--三国志に寄せて
- 2007.09.27:縮小するアパレル市場で生き残るには
- 2007.09.13:ハンバーガー帝国興亡の行方は
- 2007.08.30:日本製航空機は羽ばたくか
- 2007.08.16:織田信長はなぜ徳川家康に正室と嫡男の処分を命じたのか
- 2007.08.02:中小企業にとって仕組みとは
- 2007.07.19:島田紳助の研究
- 2007.07.05:最強のビジネスモデルとは何か
- 2007.06.21:迷った時は最終ユーザーに聞け
- 2007.06.07:弱者には弱者の販売促進がある
- 2007.05.24:一発逆転を狙ってはいけない
- 2007.05.10:豆腐一丁からビジネスを考える
- 2007.04.26:戦略がなければ生き残れない
- 2007.04.12:飲料業界は激変の予感
- 2007.03.29:経営理念こそ究極の差別化
- 2007.03.27:ホッピーはなぜ復活したのか
- 2007.03.15:引越し業の差別化競争時代
- 2007.03.01:コンビニ 本格競争時代に突入
- 2007.02.15:一人勝ちのワナにはまった松下電器
- 2007.02.01:ワインブームのその後
- 2007.01.18:本業がなくなってしまったら
- 2007.01.04:すべてはデジタル化する
- 2006.12.21:携帯電話版三国志
- 2006.12.07:小さな旅行会社の成功法則
- 2006.11.23:織田信長の戦略
- 2006.11.09:小さな市場に焦点を絞る会社は強い
- 2006.10.26:弱者を貫いて強者となった企業
- 2006.10.12:市場シェアの獲り過ぎに注意
- 2006.09.28:小さな市場でヒットを飛ばす
- 2006.09.14:日本酒市場あれこれ
- 2006.08.31:小さな市場で戦え
- 2006.08.17:もう1つの成長産業
- 2006.08.03:ランチェスター戦略が示すこと
- 2006.07.20:チャンスがあることを皆が知っている市場
- 2006.07.06:商品の意味が変わる時
- 2006.06.22:サッカーW杯にみる「戦略とは」
- 2006.05.25:SMPを意識する
- 2006.05.11:"営業嫌い"は会社の責任だ
- 2006.04.27:営業の分かりやすいコトバとは
- 2006.04.13:残りの80%に富を再配分する
- 2006.03.30:とるに足りない80%
- 2006.03.16:狭く、深く掘り進めれば、視界は開ける
- 2006.03.02:日本の消費者は世界レベルに近づいている
- 2006.02.16:ノウハウを捨てよう!
- 2006.02.02:一番、損になることをしよう
- 2006.01.19:技術系小企業が生き残るには
- 2006.01.05:すでに起こった未来
- 2005.12.22:顧客接点がビジネスの命綱
- 2005.12.08:一点集中戦略の落とし穴
- 2005.11.24:松下電器の一点集中戦略
- 2005.10.27:2005年日本シリーズを斬る
- 2005.10.13:例外に注目せよ
- 2005.10.10:成長の壁を乗り越える
- 2005.09.29:常識を少しずらすとチャンスが生まれる
- 2005.09.15:見えない敵と戦うには
- 2005.09.01:最も怖いのは見えない敵だ
- 2005.08.18:不滅の営業手法
- 2005.07.22:いつまで川原で石を売るのですか?(3)
- 2005.07.07:いつまで川原で石を売るのですか?(2)
- 2005.06.23:いつまで川原で石を売るのですか?(1)
- 2005.06.09:年功序列の市場はもう無い
- 2005.05.26:バーガーキング復活
- 2005.03.03:オニツカ錐もみ商法とは(後編)
- 2005.02.17:オニツカ錐もみ商法とは(前編)
- 2005.02.03:売れないのではなく、売っていないんですよ
- 2005.01.20:中小企業が狙う中国市場とは
- 2005.01.05:常識にとらわれない戦略を戦う
- 2004.12.24:小さな企業は逆転の発想で戦え!
- 2004.12.09:ゲーム型競争時代は終わらない
- 2004.11.11:北欧企業にみるランチェスター戦略
- 2004.11.02:UTADA全米進出失敗を斬る
- 2004.08.22:韓国ドラマ、なぜ人気?
- 2004.04.25:メール登録・解除フォーム
- お客様の声:はじめての営業実践セミナー
2011.05.25 2011年5月25日 沖縄県産業振興公社で開催された「はじめての営業実践セミナー」に寄せられた声です。●いい機会でした。来月から営業になるので勉強になりました。●ゲームがとても楽しかった。●初心者でも...
- ランチェスター戦略入門セミナー
- はじめての営業入門セミナー
- はじめての営業入門セミナー
- はじめての営業実践セミナー
