阪神タイガースはいつまでダメ虎なのか
2020.10.15
これ面白い!おススメです。
阪神タイガースと広島カープという老舗球団改革に取り組んだ二人の球団社長の話です。
老舗の人気球団といえども、資金力のない弱小球団であるこの2チーム。
チーム成績も低迷しているため、球団としての収益も振るいませんでした。
そんな中、球団社長になった野球経験のないサラリーマンが、旧態依然とした老舗球団を改革していきます。
球団の運営は、現場の監督の能力だけに頼るものではありません。
球団の経営、スカウトや育成をふくめた編成、そして現場の選手や監督が充実してこそ成果がでるというものです。
ソフトバンクホークスや楽天イーグルス、DeNAベイスターズなど新規球団はそのあたりのことが理解されているので、比較的うまい運営がなされており、黒字経営です。
ところが、阪神タイガースや広島カープのような老舗球団は、歴史がある分だけ負の遺産も抱えています。
いわゆる既得権益を持つ守旧派が改革を邪魔しようとします。
改革派の球団社長は、そんな抵抗勢力と戦わなければなりません。さぞ苦しい戦いだったことでしょう。
その甲斐あって、阪神タイガースは、2003年、2005年の優勝。広島カープは、2016年から2018年までの三連覇というわかりやすい結果で実を結びます。
サラリーマンでもやればできる!ということを感じさせてくれる本です。
■もう一つ。これは告発の本でもあります。
阪神タイガースが、これほどの人気球団でありながら、低迷し続けているのはなぜなのか。
2005年の優勝以来、14年も遠ざかっているのはなぜなのか。
それをわかりやすく見せてくれます。
ある意味、オーナーの個人的友人であり、強力なバックアップがあった広島カープの球団社長はやりやすかったかも知れません。
しかし、オーナー自身に問題があると描かれている阪神タイガースの改革はより大変だったはずです。
しかも、阪神球団の社長は、球団の不利益になることでも、プロ野球全体の利益になることなら推し進めようとする人でした。
守旧派だけではなく、オーナーと対立することさえあったようです。
この社長の退団後、阪神タイガースに守旧派の揺り戻しが来たことが残念でなりません。
今年も、コロナ騒動で三度も球界を騒がせた阪神タイガースとは何なのか。
これはもう阪急タイガースになった方がマシなのではないかと思ってしまいます。
今回のメルマガでは、この本の中から、阪神タイガースの問題に絞って、書かせていただきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2000頃から日本のプロ野球に改革の波が押し寄せました。
日本全体の人口減少、スポーツエンターテイメントの多様化、テレビ離れなどの要因で、テレビ放映料をあてにした経営が立ちいかなくなり、ビジネスモデルの変更が求められたからです。
変革の時代を象徴する出来事が、2004年の近鉄球団の消滅と、そこに端を発するセ・リーグとパ・リーグ2リーグ制の廃止議論です。
セ・リーグでも苦しいのに、このままではパ・リーグの存立さえ危うくなると考えた一部の球団オーナーと読売巨人オーナーが賛同して、8球団1リーグ制にしようという構想が、一時は実現寸前でした。
もっとも縮小均衡は、長期低迷を助長しこそすれ、反転につながることは殆どありません。
プロ野球選手会と読売を除くセ・リーグ5球団は、1リーグ構想に敢然と異を唱え、2リーグ制維持を勝ち取りました。
その後、楽天球団が新規参入し、そのほかのパ・リーグ球団とともに、地域密着経営を掲げて、成果を上げているのは、周知のとおりです。
1リーグ制に移行していれば、どうなっていたことだろうと、胸をなでおろしている関係者も多いのではないでしょうか。
あの1リーグ制構想にまっこうから反対した急先鋒が、阪神タイガース球団社長の野崎勝義氏でした。
先進的な考えの持ち主だった野崎氏は、それぞれの球団が経営改革を行ったうえ、戦力均衡する仕組みを作れば、プロ野球は発展できると考えていたようです。
自球団の利益を優先するオーナーと対立してまでも、全体的長期的ビジョンに立った信念を貫いた野崎氏のような人がいたからこそ、今日のプロ野球があるのだと思わずにはいられません。
サラリーマン社長の奮闘
そんな野崎氏の奮闘を描いているのが、清武英利氏によるノンフィクション「サラリーマン球団社長」です。
清武氏といえば、いまではすっかり売れっ子ノンフィクション作家として有名ですが、かつては読売巨人のサラリーマン球団社長として、球団改革に取り組んだ人です。
かつて他チームのエースと4番を獲りまくって批判を浴びていた巨人が、いまではすっかり生え抜き選手が活躍する育成上手な球団になったのは、清武氏の改革があったからだと目されています。
もっとも、サラリーマンゆえの悲哀があったのか、絶対権力者である渡邊恒雄氏の行状を告発して解雇されてしまいました。
そんな清武氏の著作ですから、野崎氏の奮闘苦闘の描き方にも熱がこもっています。
面白いので、ぜひ読んでください。
ケチ電鉄の下で何もできないダメ虎
野崎氏は、阪神電鉄旅行部(阪神航空)の優秀な営業マンでした。
優秀であるが上司に逆らっても自説を曲げないところがあり、煙たがられたのかも知れません。54歳の時に、阪神タイガースに営業担当として出向となりました。
阪神タイガースは、関西屈指の人気球団であり、全国にもファンが大勢います。阪神電鉄は知られなくても、タイガースの名は知れ渡っています。
ところが、そんな人気球団も、電鉄にとっては、子会社の一つにすぎません。
1985年、バース、掛布、岡田を擁する阪神タイガースは、打ちまくって優勝し、日本一にもなりました。大ブームが沸き起こり、経営的にも大きな収益をもたらしました。
が、球団職員全員に臨時ボーナスを配ったことが電鉄の逆鱗に触れてしまったといいます。子会社が勝手なことをするな!というわけです。
以降、阪神電鉄は、球団が儲けたお金を吸い上げるようになり、球団は何をするにも電鉄にお伺いを立てなければ資金を捻出できなくなってしまったということです。
人気球団で儲かっているにも関わらず、ケチな電鉄の下で手足を縛られたような運営を強いられるのは、そういう事情があります。
しかも、野崎氏が出向したのは、ダメ虎暗黒時代の真っただ中です。
「これ以上悪くならない」というのがポジティブに聞こえるほど最悪の状態です。
そんな中、野崎氏は、営業担当者として、テレビ局との放送契約の見直し、観客動員の向上、チケット販売の電子化、グッズ販売の向上、ファンクラブの整備などを手掛けていきました。
「球団なんて大したことない」
当時、球団のオーナーは、阪神電鉄会長の久万俊二郎氏です。バブル経済崩壊にも電鉄を守り抜いた手堅い手腕が評価される経営者であり、球界においては、東のナベツネ、西のクマと称された名物オーナーでした。
久万氏は、一筋縄でいかない複雑な人物であり、野崎氏をバックアップしたかと思えば、梯子を外して苦しめます。2000年代のタイガースの興亡を招いたのは、まさにオーナーの功罪であったと言えそうです。
外様監督として招かれた野村克也氏や星野仙一氏はいずれも「阪神の長期低迷を招いたのはオーナーの責任」と本人に向けて発言したといわれています。
実は久万氏には、電鉄の経営者としてのプライドがあったのか、タイガースのオーナーとして持ち上げられることを善しとしなかったきらいがあるようです。
「球団なんて大したことない。たいして儲からんから、強い弱いとかどうでもええ」と野崎氏に言ったとされています。
それが本音だとすれば、オーナーとして、とんでもない見識の低さであり、タイガースというソフトの価値を何もわかっていないということです。
全国的には、阪神電鉄よりもタイガースの方が有名です。タイガースファンは、全国に多く、経済波及効果がしばしば話題になるほどです。
ところが当のオーナーが「電鉄の方が偉いんや。野球なんてどうでもいい」と勝手な自尊心を振りかざしているのだとすれば、確かに低迷の責任はオーナーにあります。
もし今のオーナーも同じように考えているとすれば、即刻、阪急さんに介入していただきたいと思う次第です。
野村、星野両監督による改革
ただ久万氏が複雑なのは、このままでは球団はダメだということを理解し、独断で野村克也氏、星野仙一氏という大物監督を招聘するというアンビバレントな行動をとったことです。
大物OBやタニマチに気を遣うOB監督と違って、野村氏、星野氏は、球団の問題にずけずけと切り込んでいきました。
野村監督は、球団の中心は編成部だと看過し、スカウトや育成体制の変革を求めました。スカウトはOBたちの既得権益であり、聖域ですから反発します。
野村監督が、OBの味方をする当時の球団社長と対立したため、久万オーナーは球団社長を更迭しました。
その後任となったのが、野崎氏です。
編成部の改革の必要性を感じていた野崎氏とすれば、渡りに船の球団社長就任でした。
野崎氏は、守旧派の抵抗にあいながらも、スカウト陣を刷新するなどの改革を進めていきます。
野村監督の後を継いだ星野監督はさらにしたたかでした。
星野監督は、GM(ゼネラルマネージャー)のような動きで、就任2年目には、24人の選手を入れ替えるという大リストラを断行します。(支配下登録枠70人)
ぬるま湯に慣れた選手に対する強烈なカンフル剤でもあり、自身の影響力拡大の意味もあったでしょう。
同時に、人心掌握術に優れた星野監督は、選手の家族や裏方スタッフ、報道陣にも気配りを欠かさず、影響力を深めていきました。
星野監督が、健康不安があって辞任した際、野崎氏は、球団社長を譲ってもいいから球団に残ってほしいと懇願したとされています。
ところが、久万オーナーがそれを許しませんでした。
久万オーナーは、星野氏の剛腕を警戒しており、阪神に影響力が残ることを善しとしていませんでした。常々「星野はおれが斬る」と言っていたそうですから。
結局、星野監督は、SD(シニア・ディレクター)という訳のわからない肩書で球団に残りますが、権限は制限され、そのうち楽天球団に移籍していきました。
やはり、守旧派の壁は高かったようです。
パ・リーグ球団に奪われた果実
野崎氏のもう一つの功績は、吉村浩氏を日本球界に招いたことでしょう。
吉村氏は、スポーツ新聞の記者、パ・リーグ職員を経て、メジャーのデトロイト・タイガースGM補佐を務めていた人物です。
2002年、野崎氏は、吉村氏を阪神タイガースに採用しました。期待したのは、スカウト部門の改革でした。
吉村氏は、BOS(ベースボール・オペレーション・システム)いわゆるマネーボール理論を日本に導入することを目指しました。
マネーボールとは、ブラッド・ピット主演で映画化されたハリウッド映画の題名でもあり、その原作となった書籍の題名です。
これは、メジャーリーグの弱小球団オークランド・アスレチックスのGMだったビリー・ビーンが、統計分析の専門家の助けを借りて作り上げた独自の指標で選手を一元管理し、金をかけずに強力なチームを作り上げた実例をもとにしたノンフィクション・ストーリーです。
例えば、野手であれば、出塁率、長打率、被四球率など。投手であれば、与四球率、奪三振率、被本塁打率など。
つまり、得点や失点と相関関係の高い指標を独自に集計し、一見凡庸でも必要な選手を集めることで、勝てるチームを安い資金で作ることができるわけです。
それまで多くのチームのスカウトは、プロとしての眼力や経験でいい選手を見つけていました。誰がみてもいい選手はいい選手です。競争が激しく、資金がかかります。
ところが、アスレチックスは、誰も目につけていない選手を高く評価するものですから、容易に獲ることができます。
少ない資金で勝てるチームを作るには、不可欠なシステムです。
野崎氏と吉村氏は、日本で初めて、BOSを導入することに成功しました。
ところが、これは殆ど運用されず、幻のシステムとなってしまったようです。
このシステムの鍵となるのが一元管理です。
スカウト個人が「いい選手です」と評価するだけではなく、それを細かな指標に分解して集計し、統計的に評価できるようにしなければなりません。
また監督やコーチも、指標を細かに見て、チーム編成や采配を考えなければなりません。
スカウト、育成、采配の三者が同じ指標で運用するからチームと裏方全体が同じ観点で考え、指導することができるのです。
ところが、現場のスカウトは、細かな指標を入力することなど面倒がって、使いませんでしたし、監督やコーチも参照することはありませんでした。
1リーグ騒動で忙しかった野崎氏は、現場での運用を徹底させることができなかったようです。
結局、吉村氏は、日本ハムファイターズにヘッドハンティングされて、移籍していきます。
日本ハムは、吉村氏を重用し、BOSは完全な形で運用されました。
現在、日本ハムファイターズが、年俸の高い選手を定期的に放出しながらも、若い選手をうまく育成し、3年に1度の優勝という目標を達成しているのは、BOSが機能しているからだといわれています。
常勝ソフトバンクホークスも、今はBOSを活用しているそうで、阪神タイガースの撒いた種は、パ・リーグで着実に花咲いているようですな。
阪神タイガースは変われるのか
2004年、獲得を目指す学生に裏金を渡していたという問題が表面化し、読売巨人渡邊恒雄会長、阪神タイガースの久万オーナーともに辞任に追い込まれます。
同時に、野崎球団社長も責任をとって辞任、翌年には退社します。
野崎氏の退社とともに、改革は潰えてしまったのでしょうか。
2006年の村上ファンドによる乗っ取り騒ぎをみていると、阪神グループのぬるま湯体質は相変わらずだったのだなあと思わずにはいられません。
今年はコロナ禍の中、なんとか3位につけていますが、三度にわたって感染騒動や、規律違反を指摘される始末です。
また矢野監督を退任させて幕引きにするとすれば、体質は何も変わっていないといわざるを得ませんな。
要するに、阪神タイガースの問題は、責任の所在がはっきりしないために、責任をとらなくてよい事なかれ主義のフロントです。
フロントが与しやすいから、かつて野村克也監督が指摘したように、OBやタニマチ、番記者たちが選手や球団を都合のいいようにしてしまいます。
その裏には、球団なんてどうでもいいとうそぶくオーナーがいました。こんなオーナーだから玩具にされてしまうのです。
球団はファンのためにある。とくに阪神タイガースは全国区ですから、責任は大きいはずです。そう思えるオーナーでないなら、代わってもらいたい。
そして、球団を一元管理できるような球団社長やGMを置いて、BOSを運用させることです。OBやタニマチに有無を言わせないような運用をすればよろしい。
常勝とはいいません。せめて、時々、優勝するチームでいてほしい。
日本ハムのように3年に1度の優勝なら万々歳です。
いや、6年に1度でもいい。セ・リーグは6球団しかないので、それなら平凡な目標じゃないですか。それでもいいんです。
たまに夢を見させてほしいと切に願ういちファンです。
これ面白い!おススメです。
阪神タイガースと広島カープという老舗球団改革に取り組んだ二人の球団社長の話です。
老舗の人気球団といえども、資金力のない弱小球団であるこの2チーム。
チーム成績も低迷しているため、球団としての収益も振るいませんでした。
そんな中、球団社長になった野球経験のないサラリーマンが、旧態依然とした老舗球団を改革していきます。
球団の運営は、現場の監督の能力だけに頼るものではありません。
球団の経営、スカウトや育成をふくめた編成、そして現場の選手や監督が充実してこそ成果がでるというものです。
ソフトバンクホークスや楽天イーグルス、DeNAベイスターズなど新規球団はそのあたりのことが理解されているので、比較的うまい運営がなされており、黒字経営です。
ところが、阪神タイガースや広島カープのような老舗球団は、歴史がある分だけ負の遺産も抱えています。
いわゆる既得権益を持つ守旧派が改革を邪魔しようとします。
改革派の球団社長は、そんな抵抗勢力と戦わなければなりません。さぞ苦しい戦いだったことでしょう。
その甲斐あって、阪神タイガースは、2003年、2005年の優勝。広島カープは、2016年から2018年までの三連覇というわかりやすい結果で実を結びます。
サラリーマンでもやればできる!ということを感じさせてくれる本です。
■もう一つ。これは告発の本でもあります。
阪神タイガースが、これほどの人気球団でありながら、低迷し続けているのはなぜなのか。
2005年の優勝以来、14年も遠ざかっているのはなぜなのか。
それをわかりやすく見せてくれます。
ある意味、オーナーの個人的友人であり、強力なバックアップがあった広島カープの球団社長はやりやすかったかも知れません。
しかし、オーナー自身に問題があると描かれている阪神タイガースの改革はより大変だったはずです。
しかも、阪神球団の社長は、球団の不利益になることでも、プロ野球全体の利益になることなら推し進めようとする人でした。
守旧派だけではなく、オーナーと対立することさえあったようです。
この社長の退団後、阪神タイガースに守旧派の揺り戻しが来たことが残念でなりません。
今年も、コロナ騒動で三度も球界を騒がせた阪神タイガースとは何なのか。
これはもう阪急タイガースになった方がマシなのではないかと思ってしまいます。
今回のメルマガでは、この本の中から、阪神タイガースの問題に絞って、書かせていただきます。
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2000頃から日本のプロ野球に改革の波が押し寄せました。
日本全体の人口減少、スポーツエンターテイメントの多様化、テレビ離れなどの要因で、テレビ放映料をあてにした経営が立ちいかなくなり、ビジネスモデルの変更が求められたからです。
変革の時代を象徴する出来事が、2004年の近鉄球団の消滅と、そこに端を発するセ・リーグとパ・リーグ2リーグ制の廃止議論です。
セ・リーグでも苦しいのに、このままではパ・リーグの存立さえ危うくなると考えた一部の球団オーナーと読売巨人オーナーが賛同して、8球団1リーグ制にしようという構想が、一時は実現寸前でした。
もっとも縮小均衡は、長期低迷を助長しこそすれ、反転につながることは殆どありません。
プロ野球選手会と読売を除くセ・リーグ5球団は、1リーグ構想に敢然と異を唱え、2リーグ制維持を勝ち取りました。
その後、楽天球団が新規参入し、そのほかのパ・リーグ球団とともに、地域密着経営を掲げて、成果を上げているのは、周知のとおりです。
1リーグ制に移行していれば、どうなっていたことだろうと、胸をなでおろしている関係者も多いのではないでしょうか。
あの1リーグ制構想にまっこうから反対した急先鋒が、阪神タイガース球団社長の野崎勝義氏でした。
先進的な考えの持ち主だった野崎氏は、それぞれの球団が経営改革を行ったうえ、戦力均衡する仕組みを作れば、プロ野球は発展できると考えていたようです。
自球団の利益を優先するオーナーと対立してまでも、全体的長期的ビジョンに立った信念を貫いた野崎氏のような人がいたからこそ、今日のプロ野球があるのだと思わずにはいられません。
サラリーマン社長の奮闘
そんな野崎氏の奮闘を描いているのが、清武英利氏によるノンフィクション「サラリーマン球団社長」です。
清武氏といえば、いまではすっかり売れっ子ノンフィクション作家として有名ですが、かつては読売巨人のサラリーマン球団社長として、球団改革に取り組んだ人です。
かつて他チームのエースと4番を獲りまくって批判を浴びていた巨人が、いまではすっかり生え抜き選手が活躍する育成上手な球団になったのは、清武氏の改革があったからだと目されています。
もっとも、サラリーマンゆえの悲哀があったのか、絶対権力者である渡邊恒雄氏の行状を告発して解雇されてしまいました。
そんな清武氏の著作ですから、野崎氏の奮闘苦闘の描き方にも熱がこもっています。
面白いので、ぜひ読んでください。
ケチ電鉄の下で何もできないダメ虎
野崎氏は、阪神電鉄旅行部(阪神航空)の優秀な営業マンでした。
優秀であるが上司に逆らっても自説を曲げないところがあり、煙たがられたのかも知れません。54歳の時に、阪神タイガースに営業担当として出向となりました。
阪神タイガースは、関西屈指の人気球団であり、全国にもファンが大勢います。阪神電鉄は知られなくても、タイガースの名は知れ渡っています。
ところが、そんな人気球団も、電鉄にとっては、子会社の一つにすぎません。
1985年、バース、掛布、岡田を擁する阪神タイガースは、打ちまくって優勝し、日本一にもなりました。大ブームが沸き起こり、経営的にも大きな収益をもたらしました。
が、球団職員全員に臨時ボーナスを配ったことが電鉄の逆鱗に触れてしまったといいます。子会社が勝手なことをするな!というわけです。
以降、阪神電鉄は、球団が儲けたお金を吸い上げるようになり、球団は何をするにも電鉄にお伺いを立てなければ資金を捻出できなくなってしまったということです。
人気球団で儲かっているにも関わらず、ケチな電鉄の下で手足を縛られたような運営を強いられるのは、そういう事情があります。
しかも、野崎氏が出向したのは、ダメ虎暗黒時代の真っただ中です。
「これ以上悪くならない」というのがポジティブに聞こえるほど最悪の状態です。
そんな中、野崎氏は、営業担当者として、テレビ局との放送契約の見直し、観客動員の向上、チケット販売の電子化、グッズ販売の向上、ファンクラブの整備などを手掛けていきました。
「球団なんて大したことない」
当時、球団のオーナーは、阪神電鉄会長の久万俊二郎氏です。バブル経済崩壊にも電鉄を守り抜いた手堅い手腕が評価される経営者であり、球界においては、東のナベツネ、西のクマと称された名物オーナーでした。
久万氏は、一筋縄でいかない複雑な人物であり、野崎氏をバックアップしたかと思えば、梯子を外して苦しめます。2000年代のタイガースの興亡を招いたのは、まさにオーナーの功罪であったと言えそうです。
外様監督として招かれた野村克也氏や星野仙一氏はいずれも「阪神の長期低迷を招いたのはオーナーの責任」と本人に向けて発言したといわれています。
実は久万氏には、電鉄の経営者としてのプライドがあったのか、タイガースのオーナーとして持ち上げられることを善しとしなかったきらいがあるようです。
「球団なんて大したことない。たいして儲からんから、強い弱いとかどうでもええ」と野崎氏に言ったとされています。
それが本音だとすれば、オーナーとして、とんでもない見識の低さであり、タイガースというソフトの価値を何もわかっていないということです。
全国的には、阪神電鉄よりもタイガースの方が有名です。タイガースファンは、全国に多く、経済波及効果がしばしば話題になるほどです。
ところが当のオーナーが「電鉄の方が偉いんや。野球なんてどうでもいい」と勝手な自尊心を振りかざしているのだとすれば、確かに低迷の責任はオーナーにあります。
もし今のオーナーも同じように考えているとすれば、即刻、阪急さんに介入していただきたいと思う次第です。
野村、星野両監督による改革
ただ久万氏が複雑なのは、このままでは球団はダメだということを理解し、独断で野村克也氏、星野仙一氏という大物監督を招聘するというアンビバレントな行動をとったことです。
大物OBやタニマチに気を遣うOB監督と違って、野村氏、星野氏は、球団の問題にずけずけと切り込んでいきました。
野村監督は、球団の中心は編成部だと看過し、スカウトや育成体制の変革を求めました。スカウトはOBたちの既得権益であり、聖域ですから反発します。
野村監督が、OBの味方をする当時の球団社長と対立したため、久万オーナーは球団社長を更迭しました。
その後任となったのが、野崎氏です。
編成部の改革の必要性を感じていた野崎氏とすれば、渡りに船の球団社長就任でした。
野崎氏は、守旧派の抵抗にあいながらも、スカウト陣を刷新するなどの改革を進めていきます。
野村監督の後を継いだ星野監督はさらにしたたかでした。
星野監督は、GM(ゼネラルマネージャー)のような動きで、就任2年目には、24人の選手を入れ替えるという大リストラを断行します。(支配下登録枠70人)
ぬるま湯に慣れた選手に対する強烈なカンフル剤でもあり、自身の影響力拡大の意味もあったでしょう。
同時に、人心掌握術に優れた星野監督は、選手の家族や裏方スタッフ、報道陣にも気配りを欠かさず、影響力を深めていきました。
星野監督が、健康不安があって辞任した際、野崎氏は、球団社長を譲ってもいいから球団に残ってほしいと懇願したとされています。
ところが、久万オーナーがそれを許しませんでした。
久万オーナーは、星野氏の剛腕を警戒しており、阪神に影響力が残ることを善しとしていませんでした。常々「星野はおれが斬る」と言っていたそうですから。
結局、星野監督は、SD(シニア・ディレクター)という訳のわからない肩書で球団に残りますが、権限は制限され、そのうち楽天球団に移籍していきました。
やはり、守旧派の壁は高かったようです。
パ・リーグ球団に奪われた果実
野崎氏のもう一つの功績は、吉村浩氏を日本球界に招いたことでしょう。
吉村氏は、スポーツ新聞の記者、パ・リーグ職員を経て、メジャーのデトロイト・タイガースGM補佐を務めていた人物です。
2002年、野崎氏は、吉村氏を阪神タイガースに採用しました。期待したのは、スカウト部門の改革でした。
吉村氏は、BOS(ベースボール・オペレーション・システム)いわゆるマネーボール理論を日本に導入することを目指しました。
マネーボールとは、ブラッド・ピット主演で映画化されたハリウッド映画の題名でもあり、その原作となった書籍の題名です。
これは、メジャーリーグの弱小球団オークランド・アスレチックスのGMだったビリー・ビーンが、統計分析の専門家の助けを借りて作り上げた独自の指標で選手を一元管理し、金をかけずに強力なチームを作り上げた実例をもとにしたノンフィクション・ストーリーです。
例えば、野手であれば、出塁率、長打率、被四球率など。投手であれば、与四球率、奪三振率、被本塁打率など。
つまり、得点や失点と相関関係の高い指標を独自に集計し、一見凡庸でも必要な選手を集めることで、勝てるチームを安い資金で作ることができるわけです。
それまで多くのチームのスカウトは、プロとしての眼力や経験でいい選手を見つけていました。誰がみてもいい選手はいい選手です。競争が激しく、資金がかかります。
ところが、アスレチックスは、誰も目につけていない選手を高く評価するものですから、容易に獲ることができます。
少ない資金で勝てるチームを作るには、不可欠なシステムです。
野崎氏と吉村氏は、日本で初めて、BOSを導入することに成功しました。
ところが、これは殆ど運用されず、幻のシステムとなってしまったようです。
このシステムの鍵となるのが一元管理です。
スカウト個人が「いい選手です」と評価するだけではなく、それを細かな指標に分解して集計し、統計的に評価できるようにしなければなりません。
また監督やコーチも、指標を細かに見て、チーム編成や采配を考えなければなりません。
スカウト、育成、采配の三者が同じ指標で運用するからチームと裏方全体が同じ観点で考え、指導することができるのです。
ところが、現場のスカウトは、細かな指標を入力することなど面倒がって、使いませんでしたし、監督やコーチも参照することはありませんでした。
1リーグ騒動で忙しかった野崎氏は、現場での運用を徹底させることができなかったようです。
結局、吉村氏は、日本ハムファイターズにヘッドハンティングされて、移籍していきます。
日本ハムは、吉村氏を重用し、BOSは完全な形で運用されました。
現在、日本ハムファイターズが、年俸の高い選手を定期的に放出しながらも、若い選手をうまく育成し、3年に1度の優勝という目標を達成しているのは、BOSが機能しているからだといわれています。
常勝ソフトバンクホークスも、今はBOSを活用しているそうで、阪神タイガースの撒いた種は、パ・リーグで着実に花咲いているようですな。
阪神タイガースは変われるのか
2004年、獲得を目指す学生に裏金を渡していたという問題が表面化し、読売巨人渡邊恒雄会長、阪神タイガースの久万オーナーともに辞任に追い込まれます。
同時に、野崎球団社長も責任をとって辞任、翌年には退社します。
野崎氏の退社とともに、改革は潰えてしまったのでしょうか。
2006年の村上ファンドによる乗っ取り騒ぎをみていると、阪神グループのぬるま湯体質は相変わらずだったのだなあと思わずにはいられません。
今年はコロナ禍の中、なんとか3位につけていますが、三度にわたって感染騒動や、規律違反を指摘される始末です。
また矢野監督を退任させて幕引きにするとすれば、体質は何も変わっていないといわざるを得ませんな。
要するに、阪神タイガースの問題は、責任の所在がはっきりしないために、責任をとらなくてよい事なかれ主義のフロントです。
フロントが与しやすいから、かつて野村克也監督が指摘したように、OBやタニマチ、番記者たちが選手や球団を都合のいいようにしてしまいます。
その裏には、球団なんてどうでもいいとうそぶくオーナーがいました。こんなオーナーだから玩具にされてしまうのです。
球団はファンのためにある。とくに阪神タイガースは全国区ですから、責任は大きいはずです。そう思えるオーナーでないなら、代わってもらいたい。
そして、球団を一元管理できるような球団社長やGMを置いて、BOSを運用させることです。OBやタニマチに有無を言わせないような運用をすればよろしい。
常勝とはいいません。せめて、時々、優勝するチームでいてほしい。
日本ハムのように3年に1度の優勝なら万々歳です。
いや、6年に1度でもいい。セ・リーグは6球団しかないので、それなら平凡な目標じゃないですか。それでもいいんです。
たまに夢を見させてほしいと切に願ういちファンです。
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- 2020.06.11:経営者は「貞観政要」を読みなさい
- 2020.05.28:経営者は「君主論」を読みなさい
- 2020.05.14:クロージングがうまくいかない時にこそ、営業の真価が問われる
- 2020.04.30:営業として大成したければ、クロージングでは正攻法を貫け!
- 2020.04.16:営業は基本を学べ。正しい知識を持っていると、経験から正しく学べる。
- 2020.04.02:営業を知らない人ほど怪しげな営業をしてしまうのはなぜか?
- 2020.03.19:プレゼンテーションは、ワンパターンでいい。
- 2020.03.05:「深掘り質問」を制する者は営業を制す
- 2020.02.20:営業は顧客の課題を解決する仕事だ
- 2020.02.06:商談の第一声は営業から発する
- 2020.01.23:「テスト受注」は営業の醍醐味だ!
- 2020.01.09:営業成績が上がらないという人は、顧客訪問してませんね。
- 2019.12.26:とっても簡単な地域営業の始め方
- 2019.12.12:新人営業が自信を持つために最初にすること
- 2019.11.28:創業以来の危機に陥ったアシックスは復活できるのか?
- 2019.11.14:井上尚弥がはじめての苦戦から得たもの
- 2019.10.31:ユニクロ会長が怒る「失われた30年」から抜け出すことはできるのか?
- 2019.10.17:サマンサタバサはなぜ紳士服のコナカに買われたのか?
- 2019.10.03:中小零細企業の大半が不要だと言われてしまう理由
- 2019.09.19:ZOZO身売りに見た前澤氏の限界と可能性
- 2019.09.05:ビアードパパのすごい展開力
- 2019.08.22:マイクロソフトはなぜ比類なき復活を遂げたのか?
- 2019.08.08:空前絶後の幸運に見舞われながらも、それゆえに破滅した男の話。
- 2019.07.25:吉本が、これほどマネジメント能力がないとは驚いた
- 2019.07.11:ネットフリックスは、本気のディズニーに勝てるのか?
- 2019.06.27:ぺんてるとコクヨ またかよ!?と言いたくなるお家騒動がらみの揉め事
- 2019.06.13:驚異の高収益企業キーエンスの理由
- 2019.05.30:井上尚弥が導く異次元のボクシングビジネス
- 2019.05.16:WOWOWをV字回復させたサブスクビジネスの本質
- 2019.05.02:ランチェスター戦略で令和を生き抜く
- 2019.04.18:豊臣秀吉に学ぶ「人を動かす」秘訣
- 2019.04.04:令和のランチェスター戦略
- 2019.03.21:それでも生き残る!小さな会社の生き残り術
- 2019.03.07:少子高齢化と人口減少に直面する日本を破綻させなめに我々がすべきこと
- 2019.02.21:吉野家は過去の栄光を捨て去れるのか
- 2019.02.07:「サブスク」ビジネスの衝撃
- 2019.01.24:島田紳助や大前研一が提唱する成功理論・成功術
- 2019.01.10:平成が終わっても、人生は終わらない
- 2018.12.27:サーモス(THERMOS)V字回復の鍵は「接近戦」にあり
- 2018.12.13:カルロス・ゴーン事件が教える組織の腐り方
- 2018.11.29:RIZAPリバイバルプランは結果にコミットするか
- 2018.11.01:アマゾン・エフェクトに対抗する手段はあるのか
- 2018.10.04:ランチェスター戦略が示す3つのマジックナンバー
- 2018.09.20:ランチェスター戦略の中で、いちばん使えるところを教えます。
- 2018.09.06:ボクシング 井上尚弥にあって、山中慎介になかったもの
- 2018.08.23:川淵三郎はなぜ他のスポーツ団体関係者のようにダークサイドに堕ちないのか?
- 2018.08.09:半周遅れのヤフーによる起死回生の逆転戦略
- 2018.07.26:営業は「準備」が9割!
- 2018.07.12:サッカーW杯日本代表はなぜ躍進したのか?
- 2018.06.28:メルカリが破格の期待を集める5つの理由
- 2018.06.14:楽天が携帯電話事業にいまさら参入する理由
- 2018.05.31:スタジオアリスがさらに成長するための方法
- 2018.05.17:私が出会った優秀なコンサルタント
- 2018.05.03:サーモス(THERMOS)の奇跡はなぜ起きたのか?
- 2018.04.19:ワークマンは第二のユニクロになれるのか?
- 2018.04.05:これから営業職につく若い人に言いたいこと
- 2018.03.22:シリアルアントレプレナー「ブックオフ」「俺の」創業者の成功パターン
- 2018.03.08:サンマルクカフェにわざわざ行く理由があるのか?
- 2018.02.22:小さな事業者が新規開拓で成功する方法
- 2018.02.08:「なんでも酒やカクヤス」にみる局地戦の極意
- 2018.01.25:私が生き残っているのは「弱者の5大戦略」を実践してきたからです。
- 2018.01.11:2018年 君たちはどう生きるか(吉野源三郎や宮崎駿とは関係ありません)
- 2017.12.28:AIの時代に、どのような営業が生き残れるのか?
- 2017.12.14:ナイキもアシックスも「SHOE DOG」だ!
- 2017.11.30:TSUTAYAやDMMはしたたかに生き残っていくだろうが限界もある
- 2017.11.16:「シン・ゴジラ」って途中まで面白いけど、後半グダグダじゃないですか?
- 2017.11.02:織田信長が22年かけてできなかった天下統一を、豊臣秀吉がたった8年でできた理由
- 2017.10.19:電気自動車(EV)の時代に日本企業は生き残れるのか
- 2017.10.05:顧客満足度3年連続1位!ドトールコーヒーが最強か
- 2017.09.21:ヤマダ電機が生き残りを賭けて反攻開始!
- 2017.09.07:ドラッグストアが、コンビニを食い物にしている
- 2017.08.24:国内で敵なしのカルビーの将来が必ずしも明るくない理由
- 2017.08.10:君は内山高志を見たか
- 2017.07.27:金本知憲監督はすべての中間管理職の象徴だ
- 2017.07.13:自然界のランチェスター戦略
- 2017.06.29:回転寿司は群雄割拠の戦国時代に入った
- 2017.06.15:小さな会社のM&Aが日本を救う?
- 2017.06.01:AbemaTVは年間200億円の赤字から脱却できるのか?
- 2017.05.18:大阪・堺の超優良企業シマノは、これからも盤石なのか?
- 2017.05.04:知られざる成長産業 コインランドリー業界はどうなっているのか?
- 2017.04.20:新社会人に贈る「1万時間の法則」
- 2017.04.06:野村克也を超一流のプロ野球人にした3つの力
- 2017.03.23:風林火山を旗印に掲げた武田信玄は、戦略家ではなかったのか?
- 2017.03.09:ラスト・ワンマイルの表と裏をおさえよ
- 2017.02.23:鳥貴族の成長はこのまま∞に続くのか
- 2017.02.09:キングコング西野の絵本「えんとつ町のプペル」はなぜ炎上するほど売れているのか?
- 2017.01.26:アマゾンはどこから来てどこへ行くのか
- 2017.01.12:「孫子」を5つのポイントで整理した
- 2016.12.29:真田幸村はなぜ「日本一の兵」になったのか?
- 2016.12.15:セイコーマート・北の最強コンビニはどのようにできたのか
- 2016.12.01:クリスピー・クリーム・ドーナツの大量閉店は、前向きだったのですね
- 2016.11.17:ジーユーがユニクロを超える時、ファーストリテイリングは世界トップになる
- 2016.11.03:ピコ太郎はなぜ世界を席巻したのか?
- 2016.10.20:地域密着営業って何だろう?
- 2016.10.06:繁盛する居酒屋には、現場営業に必要なヒントが満載だ
- 2016.09.22:天下分け目といわれた関ヶ原の戦いはなぜ半日で決着がついたのか?
- 2016.09.08:「世界の山ちゃん」は世界に届くのか
- 2016.08.25:リオ五輪 男子柔道はなぜ躍進したのか?
- 2016.08.11:ポケモンGOは、何をGOしたのか?
- 2016.07.28:営業は純粋な「技術」であり、誰でも身に着けられるものである
- 2016.07.14:金本を信じよ!
- 2016.06.30:せっかく展示会出展しても成果の出ないやり方をしている企業が多すぎる
- 2016.06.16:小さな会社が生き残る秘訣は「ニッチであること」その他には...
- 2016.06.02:びっくりドンキーは弱者のエネルギーに満ちていた
- 2016.05.19:「同率勝算の規則」に則った唯一の成功法則
- 2016.05.05:レスターに学ぶ「奇跡のチーム」を作る3つの秘訣
- 2016.04.21:世紀のちゃぶ台返し!セブンに何があったのか
- 2016.04.07:新社会人に贈る あなたの人生を豊かにする秘訣
- 2016.03.24:コメダ珈琲店に人気があるのは理由がある
- 2016.03.10:小さくても生き残る「局所的な強者」の作り方
- 2016.02.25:「営業の仕組み」を身に着ければ、目標達成に苦しまなくなる
- 2016.02.11:子供に自慢できる人生を送りたいなら
- 2016.01.28:マクドナルドもスターバックスも日本市場をなめるな!
- 2016.01.14:「孫子の兵法」を企業経営に活かす方法
- 2015.12.31:結果を出す人は、手段を目的化している
- 2015.12.17:廃業寸前の負け犬集団が、常勝軍団に生まれ変わったわけ
- 2015.12.03:なぜ「世界トップ企業」を目指すのか?
- 2015.11.19:初めての著作は、なぜ「小説」になったのか?
- 2015.11.05:戦略は実行させなければ意味がない
- 2015.10.22:世界トップ企業への道は「差別化」が開く
- 2015.10.08:世界トップ企業になるために最初にしなければならないこと
- 2015.09.24:サーモス(THERMOS)はなぜ「廃業寸前」から世界トップ企業になったのか?
- 2015.09.10:営業には3つの役割がある
- 2015.08.27:楽天球団は、新しい野球を見せてくれ!
- 2015.08.13:ユニクロは、無印良品と提携せよ
- 2015.07.23:ノキアと日本電産 東西M&A巧者のやり方
- 2015.07.09:ワクワクする仕事しかやりません。
- 2015.06.25:ライザップはなぜ叩かれるのか?
- 2015.06.11:「けっこういい」よりも「並外れてダメ」がいい
- 2015.05.28:戦略には「感動」が必要だ
- 2015.05.14:「孔子」を学ぶ意味
- 2015.04.30:スカイマークはなぜ優遇されながら破綻したのか?
- 2015.04.16:セブンvsミスド 初戦の判定は
- 2015.04.02:任天堂はもう一度天下をとれるのか
- 2015.03.19:ファミマはセブンに勝てるのか?
- 2015.03.05:大塚家具の父と娘はどちらが正しいのか?
- 2015.02.19:成長しないビジネスのロールモデル
- 2015.02.05:100回勝負に持ち込めば絶対に勝てる
- 2015.01.22:キリンビバレッジは逆転できるのか?
- 2015.01.08:「孫子」を活用するための最大のキーワード
- 2014.12.31:「孫子の兵法」を学ぶ
- 2014.12.25:ハウステンボスはどのようにして再建されたのか?
- 2014.12.11:テラモーターズは、なぜオートバイ市場のトップ企業となったのか?
- 2014.11.27:人を動かすシンプルなメソッド
- 2014.11.13:嫌いな顧客を嫌いだと思わなくなる方法
- 2014.10.30:縄文時代が何年続いたか知ってます?
- 2014.10.02:阪神タイガースはなぜ優勝できないのか?
- 2014.09.18:創業塾でのQ&A
- 2014.08.21:コンビニのアイスクリームはどうなっているのか
- 2014.08.07:創業して10年続く人が持っている3つの資質
- 2014.07.24:私が「孫子」を使う理由
- 2014.07.10:「三国志」の戦いで勝敗が決する要因とは?
- 2014.06.26:「孫子の兵法」でみる2014年ワールドカップ日本代表の戦い
- 2014.06.12:マラドーナはなぜ三流監督で終わったのか?
- 2014.05.29:相性のいい顧客を探す方法
- 2014.05.15:営業が不得意な人は、営業なんてしない方が成果が上がる
- 2014.05.01:GoProは、強者になれるのか
- 2014.04.17:マクドナルドは、マイルドヤンキーを狙え!
- 2014.04.03:売れる仕組みが必要な理由
- 2014.03.20:営業プロセスがなければ組織は動かない
- 2014.03.06:ビジネスの設計図を作ろう
- 2014.02.20:彼を知り己を知れば...
- 2014.02.06:ビジョンは営業チームを一丸にする
- 2014.01.23:楽しくなければ営業じゃない!
- 2014.01.09:私がメルマガを書く「立ち位置」
- 2013.12.26:レゴは、なぜ世界第2位の玩具メーカーに復活したのか?
- 2013.12.12:コトラーに教えらえた初心に戻る
- 2013.11.28:日本のモノづくりを復活させるには
- 2013.11.14:レッドブルが世界で52億本も売れた「何か」
- 2013.10.31:ヤフーはどこに行こうとしているのか?
- 2013.10.17:飛び火マーケティングの時代-GoPro
- 2013.10.03:アップルは普通の企業になってしまった
- 2013.09.19:7年後、日本は巨大な展示会場になる
- 2013.09.05:店舗系ビジネスの弱者の戦略
- 2013.08.22:私がイチローから学ぶ3つのこと
- 2013.08.08:脱・人脈の営業
- 2013.07.25:ソーシャル時代の「真実の瞬間」
- 2013.07.11:統計は最強の営業マネジメントツールである
- 2013.06.27:新興宗教のビジネスモデル
- 2013.06.13:進化する教育システムに乗り遅れるな
- 2013.05.30:お医者さんや弁護士さんの営業戦略
- 2013.05.16:できる営業は、負け方が違う
- 2013.05.02:宮崎駿とスタジオジブリについて
- 2013.04.18:差別化は、マイナスせよ
- 2013.04.04:JAL再生にみる企業変革の王道
- 2013.03.21:第3回WBC終戦記念 がんばれプロ野球
- 2013.03.07:マイケル・ポーターの戦略はもう通用しないのか?
- 2013.02.21:王将の餃子は大阪を跳び出すか?
- 2013.02.07:営業チームマネジメントの第一歩
- 2013.01.24:失速したマクドナルドの次の一手は?
- 2013.01.10:阪神タイガースは暗黒時代に戻っていくのか
- 2012.12.27:衰退市場でトップを張る宝島社の戦略
- 2012.12.13:目標は、顧客総取り!
- 2012.11.29:答えのない問題に取り組めるのか
- 2012.11.15:手っ取り早く実績を上げるには
- 2012.11.01:プロ野球は、名選手しか監督になれないのか?
- 2012.10.18:世界王者が世界に挑戦!
- 2012.10.04:新・携帯電話版三国志
- 2012.09.20:安売りせずに売る方法
- 2012.09.06:脳内のリミットを外せ
- 2012.08.23:儲ける方法をタネ明かしする
- 2012.08.09:もうかるビジネスにはタネがある
- 2012.07.26:ステーキを売るな、○○を売れ!
- 2012.07.12:一流の営業になるために絶対に避けられない道
- 2012.06.28:顧客を創造するということ
- 2012.06.14:ビジネスが成立するための3つの要素
- 2012.05.31:理屈で捉えきれない会社もある
- 2012.05.17:戦術は現状を効率的にする。戦略は現状を破壊する
- 2012.05.03:物語風ビジネス書を読んでみよう
- 2012.04.19:市場価値より企業内価値を高めよう
- 2012.04.05:3つの起業家タイプが注意すること
- 2012.03.22:ソニーはどこへ行った?
- 2012.03.08:利益を上げるための最もシンプルな方法
- 2012.02.23:ランチェスター戦略を営業に活かすたった3つのプロセス
- 2012.02.09:日本の電機メーカーはどうすれば生き残れるのか
- 2012.01.26:心理学はビジネスに生かせるのか
- 2012.01.12:水戸黄門の終焉と大阪都構想
- 2011.12.29:「坂の上の雲」を越えていこう
- 2011.12.15:強い現場を作る方法
- 2011.12.01:なぜ落合博満はブレないのか?
- 2011.11.17:小さなお菓子屋さんが描く大きなストーリー
- 2011.11.03:理屈でメシは食えん!でいいの?
- 2011.10.20:iPhone vs iPhone
- 2011.10.06:本質からはじめよ!
- 2011.09.22:アマゾンにチャレンジ!
- 2011.09.08:さらば、スティーブ・ジョブズ
- 2011.08.25:マフィアにビジネスの極意を聞く
- 2011.08.11:たまにはビジネス小説でも読みましょうか
- 2011.07.28:なぜ我々にはマーケティングが必要なのか?
- 2011.07.14:「いい商品」って何ですか?
- 2011.06.30:カリスマ営業を有難がっても意味ないでしょう
- 2011.06.16:ネスプレッソが売れている理由
- 2011.06.02:孫子、ポーター、ランチェスター
- 2011.05.19:足腰の弱い欧米企業、頭の弱い日本企業
- 2011.05.05:斎藤佑樹はプロ野球で通用するか?
- 2011.04.21:ランチェスター戦略って役に立つの?
- 2011.04.07:温泉旅館を蘇らせるには
- 2011.03.24:弱い人をより弱くするのが戦略なのか
- 2011.03.10:タスク管理と時間管理のツール紹介
- 2011.02.24:プレーヤーからマネージャーへ
- 2011.02.10:110兆円の市場に遅れた日本
- 2011.01.27:物語と希望の深い関係
- 2011.01.13:グーグルVSアップル
- 2010.12.30:面白い戦略ストーリーの作り方
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- 2010.12.02:理屈のない実行はギャンブルですよ
- 2010.11.18:メイド・カフェの営業プロセス
- 2010.11.04:プロ野球球団運営を成功させるには
- 2010.10.21:勝ちパターンの作り方
- 2010.10.07:たまには「哲学」の話をしよう
- 2010.09.23:世紀末都市・アキバ
- 2010.09.09:コンビニ・オーナーというビジネス
- 2010.08.26:もし現場のオッチャンがポーターを学んだら
- 2010.08.12:坂の上に雲は見えない?
- 2010.07.29:システム思考って何だろう
- 2010.07.15:営業は「点取り屋」ではない!
- 2010.07.01:戦略はストーリーで語れ2
- 2010.06.17:戦略はストーリーで語れ
- 2010.06.03:アップルは本当に最強なのか?
- 2010.05.20:営業生産性を上げる構造とは
- 2010.05.06:女子高生と一緒にドラッカーを学ぼう
- 2010.04.22:勝海舟が坂本龍馬に伝えたもの
- 2010.04.08:人をやる気にさせるにはどうすればいいのか
- 2010.03.25:アップルとユニ・チャーム~変革企業の共通点
- 2010.03.11:無料のビジネスって何だ?
- 2010.02.25:営業に必要な戦略的思考
- 2010.02.11:狩猟民族の構想力に学ぼう
- 2010.01.28:農耕営業のススメ
- 2010.01.14:2010年は日本企業のアジア進出元年になる
- 2009.12.31:2009年の携帯とジーンズと餃子
- 2009.12.17:20歳の頃の自分に読ませたい本
- 2009.12.03:日本茶も海外進出している
- 2009.11.19:ダイソンはなぜ売れたのか?
- 2009.11.05:私の考える効率的な営業とは
- 2009.10.22:島田紳助の研究2
- 2009.10.08:フォロワー企業のゲーム
- 2009.09.24:地域密着企業の営業戦術
- 2009.09.10:地域密着企業の経営方法
- 2009.08.27:マクドナルド 一人勝ちの理由
- 2009.08.13:死せる孔明、生ける仲達を走らす
- 2009.07.30:農業は儲かるのか?
- 2009.07.16:キリン、サントリー、アサヒ、オリオン
- 2009.07.02:戦略2、戦術1の法則
- 2009.06.18:いい顧客、悪い顧客
- 2009.06.04:日本で一番大切にしたい会社の戦略
- 2009.05.21:それぞれの「1万時間」を過ごそう
- 2009.05.07:社会起業は一般の起業と何が違うのか?
- 2009.04.23:もし諸葛孔明が経営顧問だったら
- 2009.04.09:物語の力を知ろう
- 2009.03.26:祝!WBC日本代表優勝
- 2009.03.12:小さな池の大きな魚
- 2009.02.26:農業にチャンスあり
- 2009.02.12:機能と情緒--2つの差別化の方法
- 2009.01.29:営業は結果を追ってはいけない
- 2009.01.15:真似したくてもできない事情がある
- 2009.01.01:欲しいものを作ってくれるビジネス
- 2008.12.18:オール・ザット・競争戦略
- 2008.12.04:ゼロ距離を目指す
- 2008.11.20:10/13の市場でビジネスする
- 2008.11.06:ローカルヒーロー花盛り
- 2008.10.23:いい商品を、いい人から、安い値段で買いたい
- 2008.10.09:経営で必要な知恵はすべて三国志で学んだ
- 2008.09.25:HONDAが空を飛ぶ!
- 2008.09.11:緊急性にフォーカスせよ!
- 2008.08.28:楽天グループ迷走す
- 2008.08.14:エコカー開発競争
- 2008.07.31:儲けるための仕組みを作ろう
- 2008.07.17:「黒船」iPhoneの衝撃
- 2008.07.03:野球は言葉でするもんや
- 2008.06.19:大阪の小さなものづくり企業
- 2008.06.05:事業コンセプトにこだわる
- 2008.04.24:黒澤明はなぜ世界進出に失敗したのか?
- 2008.04.10:スタジオアリスに見る市場特化の行方
- 2008.03.13:山形の洋菓子店がフォーカスしたもの
- 2008.02.28:阪神タイガースは獣王無敵か?
- 2008.02.14:薄型テレビ市場2.0 競争の鍵はブランド力か
- 2008.01.31:アシックスの戦略、ナイキの戦略
- 2008.01.17:「日本一の村」改革に挑戦
- 2008.01.03:マネることは差別化の第一歩
- 2007.12.20:駄菓子屋さんの成功要因
- 2007.12.06:P&Gの戦略-強者はこれだけ有利だ
- 2007.11.22:浪速のグローバル企業
- 2007.11.08:良いモノを作りさえすれば売れるのか
- 2007.10.25:巨人軍の凋落は止められるか?
- 2007.10.11:"志"が歴史を変えた--三国志に寄せて
- 2007.09.27:縮小するアパレル市場で生き残るには
- 2007.09.13:ハンバーガー帝国興亡の行方は
- 2007.08.30:日本製航空機は羽ばたくか
- 2007.08.16:織田信長はなぜ徳川家康に正室と嫡男の処分を命じたのか
- 2007.08.02:中小企業にとって仕組みとは
- 2007.07.19:島田紳助の研究
- 2007.07.05:最強のビジネスモデルとは何か
- 2007.06.21:迷った時は最終ユーザーに聞け
- 2007.06.07:弱者には弱者の販売促進がある
- 2007.05.24:一発逆転を狙ってはいけない
- 2007.05.10:豆腐一丁からビジネスを考える
- 2007.04.26:戦略がなければ生き残れない
- 2007.04.12:飲料業界は激変の予感
- 2007.03.29:経営理念こそ究極の差別化
- 2007.03.27:ホッピーはなぜ復活したのか
- 2007.03.15:引越し業の差別化競争時代
- 2007.03.01:コンビニ 本格競争時代に突入
- 2007.02.15:一人勝ちのワナにはまった松下電器
- 2007.02.01:ワインブームのその後
- 2007.01.18:本業がなくなってしまったら
- 2007.01.04:すべてはデジタル化する
- 2006.12.21:携帯電話版三国志
- 2006.12.07:小さな旅行会社の成功法則
- 2006.11.23:織田信長の戦略
- 2006.11.09:小さな市場に焦点を絞る会社は強い
- 2006.10.26:弱者を貫いて強者となった企業
- 2006.10.12:市場シェアの獲り過ぎに注意
- 2006.09.28:小さな市場でヒットを飛ばす
- 2006.09.14:日本酒市場あれこれ
- 2006.08.31:小さな市場で戦え
- 2006.08.17:もう1つの成長産業
- 2006.08.03:ランチェスター戦略が示すこと
- 2006.07.20:チャンスがあることを皆が知っている市場
- 2006.07.06:商品の意味が変わる時
- 2006.06.22:サッカーW杯にみる「戦略とは」
- 2006.05.25:SMPを意識する
- 2006.05.11:"営業嫌い"は会社の責任だ
- 2006.04.27:営業の分かりやすいコトバとは
- 2006.04.13:残りの80%に富を再配分する
- 2006.03.30:とるに足りない80%
- 2006.03.16:狭く、深く掘り進めれば、視界は開ける
- 2006.03.02:日本の消費者は世界レベルに近づいている
- 2006.02.16:ノウハウを捨てよう!
- 2006.02.02:一番、損になることをしよう
- 2006.01.19:技術系小企業が生き残るには
- 2006.01.05:すでに起こった未来
- 2005.12.22:顧客接点がビジネスの命綱
- 2005.12.08:一点集中戦略の落とし穴
- 2005.11.24:松下電器の一点集中戦略
- 2005.10.27:2005年日本シリーズを斬る
- 2005.10.13:例外に注目せよ
- 2005.10.10:成長の壁を乗り越える
- 2005.09.29:常識を少しずらすとチャンスが生まれる
- 2005.09.15:見えない敵と戦うには
- 2005.09.01:最も怖いのは見えない敵だ
- 2005.08.18:不滅の営業手法
- 2005.07.22:いつまで川原で石を売るのですか?(3)
- 2005.07.07:いつまで川原で石を売るのですか?(2)
- 2005.06.23:いつまで川原で石を売るのですか?(1)
- 2005.06.09:年功序列の市場はもう無い
- 2005.05.26:バーガーキング復活
- 2005.03.03:オニツカ錐もみ商法とは(後編)
- 2005.02.17:オニツカ錐もみ商法とは(前編)
- 2005.02.03:売れないのではなく、売っていないんですよ
- 2005.01.20:中小企業が狙う中国市場とは
- 2005.01.05:常識にとらわれない戦略を戦う
- 2004.12.24:小さな企業は逆転の発想で戦え!
- 2004.12.09:ゲーム型競争時代は終わらない
- 2004.11.11:北欧企業にみるランチェスター戦略
- 2004.11.02:UTADA全米進出失敗を斬る
- 2004.08.22:韓国ドラマ、なぜ人気?
- 2002.09.07:戦略とは見えざるもの
- 2002.09.07:営業をシステムとして把握する
- 2002.09.07:組織営業を導入しよう
- 2002.09.07:SMPメソッドとは
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2019.07.16 2019年7月16日「はじめてのマネジメント入門」セミナー受講後アンケートの声です。※アンケート回収47名のうち、当セミナーの内容がビジネスに ①大いに役立つ15名、②役立つ31名、③あまり役に立たな...
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