
たまには「哲学」の話をしよう
(2010年10月7日メルマガより)
■マイケル・サンデルというハーバード大学の哲学教授が書いた「これから
の「正義」の話をしよう──いまを生き延びるための哲学」という本が話題
となっています。
この人の授業を収録した「ハーバード白熱教室」なる番組がきっかけになっ
た著作なんですかね。こちらも人気です。
私は、東京大学での特別授業編を観ました。
「哲学」というと、浮世離れした老人が、抽象的な原則論を重箱の隅をつつ
くような偏執さで、延々と続ける答えのない思索の記録か、と思っていれば、
さにあらず。
サンデル教授の授業は、ユーモアに溢れた調子で、身近な事例(金融危機、
テロ、戦後補償、裏口入学など)をネタに分かりやすく討議してくれるので、
非常に分かりやすい。
このテレビ番組をきっかけに日本でもまた哲学ブームがきているというのも
頷けます。
この著作は、サンデル教授が、自分の授業で議題になっている問題をまとめ
て、自分なりの考え方を提示したものです。
■経営の話を聞きたい人に「哲学」のことを話したら、鼻白まれるかもしれ
ませんね。
気持ちは分かります。でも今回は我慢してください^^
■以前、社会起業家を名乗る人から依頼を受けたことがありました。
この話は前にもしたかも知れませんが...
詳しくは話せませんが、さる社会問題をビジネスで解決しようと計画してお
られる方でした。
私に声をかけてきたのは、起業する以上は営業力がいるので手伝ってほしい
ということでした。
無料で。です。
最初は、言外に、儲かれば利益を渡す、などと匂わせていましたが、結局は
タダで協力せよということでした。
もちろん私は断わって、営業戦略に関する考え方だけを伝えました。
すると、その方に怒られてしまいました^^;
具体的に売ってほしいと言っているのに、抽象的な戦略論などして何になる
んだ!ということでした。
しかも、これはそのままの言葉なのですが「私のビジネスは善意に支えられ
ているのだから、営業戦略などと言っていたら、協力してくれる皆さんに申
し訳ない」と言い出したのです。
つまり、営業などという汚れ仕事は、他人に任せたいということですな。
あまりにもバカバカしくて、その人の間違いを指摘する気にもなりませんで
したが...
■今でも呆れてしまいますね。
戦略は他人に作ってもらうものではありません。自分で顧客を選んで、それ
に適した商品作りをしなければなりません。
他人から営業ノウハウだけをいくら聞いたとしても、それが戦略に則してい
ない限り、持続的な売上を望むべくもない。
ましてや営業は他人に任せて、自分は安全地帯にいようという魂胆では、一
生販売することなど無理です。
そもそも営業はタダでできるものではありません。製造と同じぐらいコスト
がかかるものです。
言いたいことはいっぱいありますが、一番言わなければならないのは、経営
戦略は、人に言えないような怪しげなものではないということです。
何も社会問題の解決だけが社会貢献の道ではない。
あらゆる仕事は、社会貢献につながっており、経営戦略やマーケティング戦
略は、それを実現するための手法となります。
■マーケティングの目的は「社会貢献」です。
「社会に貢献しない企業は生き残れない」と、マーケティングを知っている
者は誰もが言うはずです。
ちなみに私が好きなのは、花王の副社長であった佐川幸三郎氏の「仕事とは、
よりよい社会を作るための我々に与えられた社会的分担である」という言葉
です。
私が今の仕事を選んだのも、マーケティングの基本理念に共感し「ビジネス
でよりよい社会を作る」その意味をもっと追求したいと思ったからです。
今では、あらゆる仕事を真面目に取り組むことが、社会貢献につながること
だと信じています。
■ただし「よりよい社会って何だ?」という問いには、それは哲学の範疇だ
から、とずっと逃げていました。
「よりよい社会」という概念があまりにも漠然としていることは、認めざる
を得ない。
だけど厳密に定義しようとすれば厄介です。良いor善いって何だ?
しかも、いろいろ考えた末に「ま、いろいろな考え方があるってことですな」
と最後に言ってそうな気がする^^;
でも、ここを逃げていたら、私の信じるものの正当性を証明することができ
なくなります。
今回のサンデル教授の著作は、それを考えるいい機会になったと思った次第
です。
■サンデル教授の授業が分かりやすいのは、生徒たちが提起する様々な意見
を一定のフレームワークに当てはめて、再提示してくれることです。
フレームワークに当てはめることの弊害があるかも知れませんが、とりあえ
ずは整理されていて分かりやすい。
だから、今回は、私なりに、教授のフレームワークをなぞってみたいと思い
ます。
■私たちがビジネスで正しいことをしようとする時、多くの人が理論的根拠
としているのが「功利主義」という考え方です。
これは、社会全体の幸福が最大化するように、個人の幸福を設計管理すると
いう考え方であり、「最大多数の最大幸福」などと呼ばれたりします。
例えば、複数の異なる要望があちこちにあり、あちらを立てればこちらが立
たず、というような状況にある時、全体としての満足度が上がるような決定
をしようという考え方です。
ありていに言えば、1人だけが要求する事柄よりも、100人が要望してい
る事柄を優先させようということ。
要するに、功利主義は個人の都合よりも万人の幸福を優先します。
現代社会の多くは、功利主義の立場に立脚しています。
菅直人総理は「最小不幸社会」というスローガンを掲げていますが、これは、
「最大幸福」の1バリエーションであり、功利主義に他なりません。
■功利主義の思想を体系化したのは、英国のジェレミ・ベンサムです。(1
8-19世紀)
ただし、功利主義は、少数者の利益をどのように扱うのかという問題を抱え
ています。
例えば、ある国に少数民族がいる場合、その要望は相対的に無視されなけれ
ばならないのか。
もっとシリアスに、1人を見殺しにすることで、その他大勢を助けるという
ことが許されるのか。
あるいは、努力して成功した一部の者よりも、努力しないで安穏としている
その他大勢の要望を受け入れなければならないのか。
ベンサムの思想を補完したのが、同じく英国のジョン・スチュアート・ミル
(19世紀)です。
彼は、少数者を見殺しにするような社会は、倫理が荒廃し、長期的には衰退
してしまうので、結果として社会の幸福度を下げてしまうと言っています。
ベンサムの思想に、長期的、という項目を付け加え、人間的な道徳感情に抵
触しないように配慮したわけです。
少数者を見殺しにしてはいけない。努力する者には報いなければならない。
なぜなら、長期的には、それが社会をよくすることにつながるからである。
あくまで、社会全体にとって損か得か、という観点から、幸福度を数値化し、
定量的に判断しています。
したがって、ビジネスの諸局面において、自分の活動がよりよい社会に資す
ることにつながるのかという判断は、あくまで、よりよい社会を構成する諸
要素を高めることにつながらなければならない。
といいながらその諸要素とは何か、それぞれのつながりとは何か、というこ
とに答えるのは難しいのですが、とにかくその難しいことに取り組んでいか
なければ、よりよい社会は実現できないと考えます。
現代社会は、このミルによる功利主義の立場をとることが多いと言っていい
でしょう。
■ベンサムの功利主義に対立するのが「自由主義」です。
これは、人間は、誰かからあれこれ規制されることなく、自由に振舞う権利
がある。という考え方です。
だから、税金でとられるのはイヤだ。自分の稼ぎは自分で使う。貧しい人に
分配したかったら、自分でやるので、政府に強制されたくない。
結果として、政府に干渉されずに、自由に行動し、自由に競争することが、
社会の発展につながると考えます。
その分、自由主義者は、契約を重んじます。何かをする自由、しない自由を
認め、契約を守ることで秩序を保ちます。
もっともミルは、社会の発展と幸福度の増加という観点から、ある程度の自
由主義を容認する考えを示しています。
今の社会は、功利主義と自由主義が混在しており、厳密に線引きされている
わけではありません。
■いや、自由とはそんな利己的なものではない、と主張する人もいます。
それが、ドイツの哲学者イマヌエル・カント(18世紀)の思想を奉じる一
派です。
カントの自由に対する哲学は、厳格であり、難解でもあります。
カントによれば、欲望につき動かされる人間は自由なのではなく、欲望の奴
隷に過ぎない。
真の自由とは、様々な欲求に縛られない真に自律的な行動をとることである。
カントにとって、自律的な行動とは、何かを目的にするものではなく、純粋
にそれをしようという意図で行動することです。
成功するために努力する、というのは成功したいという欲求に囚われた他律
的な行動です。
誰かに誉められたいからお年寄りに親切にする、というのも他律的です。
何かのためにすることは自律ではないから、自由な行動ではない、とカント
は言っています。
人間は他律的に行動する時も多いが、純粋な理性の力によって、それが正し
いという判断から行動することができる存在である。その時こそ、彼は自由
な存在である、というのです。
分かりますかね...
■だからカントの思想によれば、功利主義などとても認められない。
なぜなら、功利主義は、多数の「幸福になりたい」という欲求を最大公約数
的に叶えようとする制度であり、これこそ他律行動の塊だからです。
功利主義は、何が幸福なのかという根本が流動的で、行動の規準が脆弱です。
また、仮に大勢の意見を集約して最大幸福を実現したとしても、それが必ず
しも「善」であるとは限らないじゃないか。
カントは、普遍的な道徳原則を個人が厳密に守ることが、全体の善を生み、
幸せにつながるのだと言っています。
ただし、普遍的な道徳原則とは何かということに対して明確な解答はしてい
ません。
全ての人類に普遍的で、人格そのものを目的とするもの。生命を守る、とか、
嘘をつかない、とか、貞節を守る、とかそういったことのようです。
それでも、そういういわば当たり前の道徳を守ることがよりよい社会の実現
につながるという考え方は、分かりやすく魅力的です。
自分が信じる生き方を貫くブレない人というのは、いいですよね。
■カントの思想を利用して自分の思想を形成したのが、アメリカのジョン・
ロールズ(20世紀)です。
ロールズは、人は他人の自由を侵さない限りは自由な存在であると考えます。
そして、自由であることは平等でなければならない。
ただし、社会的・経済的不平等は、機会が均等であること、および、格差が
あることによって最弱者が利すること(医者が高給であるために、貧しい人
にも医療を行き渡らせることができるなど)において認められる。
ロールズは、我々は、社会と暗黙の契約を交わしているのだと考えます。そ
れが守るべき社会のルールとなります。
だから、社会と交わした暗黙の契約を遵守することが、平等な社会を実現し、
正義を体現する道となります。
もっともやはり、その契約の具体的内容については抽象的な話でしか伝わっ
てきません。
原初の人間が、選択するルール。などという思考実験をして考えられていま
すが、その思考方法には批判も多いようです。
それでも、このロールズの「平等主義」思想はアメリカの社会制度や経済学
に大きな影響を及ぼしています。
他人に迷惑をかけない限り自由。ただし機会は均等である。これがアメリカ
人の正義感に与えた影響は少なくないでしょう。
もっともロールズは、生まれながらの貧富の差や、才能の有無は、不公平だ
から是正されなければならないと述べてもいます。
じゃあ、イチローがその野球の才能によって評価され、高額な報酬を受け取
るのは不公平だというのか?
ロールズは不公平だ、と言っています。
これは俄かには納得できない意見ですね。ロールズによると、真に公正な競
争は、生まれながらの貧富の差や才能の有無を是正してから始めなければな
らない。
ゴルフのようにハンディをつけるという考え方でしょうか。これはちょっと
分かりにくい考えですが、ロールズの理想の社会とはそうしたもののようで
す。
■普遍的な道徳原則。あるいは暗黙の契約。などというと、私はプラトンの
イデア論を思い出します。
現実世界とは別に、天上には完全な「イデア」が存在するという思想です。
正義とか道徳とか、曖昧なことでも、天上には完全なイデアが存在する。た
またま私たち下界の人間には、不完全な形しか見えていないだけで、本当は
純粋な完全体が存在しているのは間違いないという考えです。
抽象的な思考をする時に、イデア論ほど便利で優れた思考方法はありません
ね。
そのプラトンの弟子のアリストテレス(紀元前4世紀)は、すべての人間や
社会は目的を持っていると説きます。
その目的とは、端的にいうと「美徳」を為すことです。
アリストテレスにとって、幸福とは、美徳を実現した状態です。悪しき欲求
は退け、善い欲求を選択すること。
美徳を為すことが人間や社会の目的となります。
ただし、やはりここでも、美徳の内容はよく分からない。なにしろ真の美徳
とは天上界にあるものですから、下界の我々には、曖昧で抽象的なものにし
か見えない。
だからこそ、我々は、天上にある美徳を求め続けなければならないとアリス
トテレスは言っています。
■こうして見ると、正義に対する考え方は実に多様です。それぞれが一長一
短を持っているので、一概にこれが正しいと決めるわけにはいきません。
私は戦略に関する仕事をしているので、「目的の重視」「相対的」「数値化」
などから、功利主義に馴染みやすいと考えています。
確かに幸福を数値化することは困難だし、不可能かも知れません。それでも、
するしかないと思っています。
ただし、長期的という概念は必須です。ミルのいうように、短期的な功利主
義は衆愚につながります。
長期的な幸福を目指す、それが我々の「美徳」と思えるような行動と結びつ
けることはできないだろうか。
困難でも、何が幸福か、何が美徳かということは考え続けなければならない
ことです。
また功利主義には「範囲」の問題もあります。
社会の範囲を日本全体とするのか、地域とするのか、家族とするのか。
家族のために他人を犠牲にすることは許されることなのか。あるいは、自国
のために、他国を犠牲にしてもいいのか。
家族に対する思いや国に対する愛着は、人間の感情に直結したものですから、
否定しがたい。だからこそ哲学として考えなければならない題材なのですが。
それならば、純粋に自分の信念に従う自由主義の方がいいのではないか、と
いう考えもあります。
カントが理想とするような、周りの変化に流されないブレない生き方を貫く
ことはかっこいいですからね^^
しかし、カントの道徳観は非常に厳格で、嘘も方便などということは認めて
いません。
アンネ・フランクを守るために、ナチスに嘘をつくことも許していませんの
で、あまりにも厳格すぎて現実離れしています。
このように、哲学は突き詰めれば突き詰めるほど、現実とは相容れない部分
が出てきてしまう。
そして、それを現実と折り合いをつけるために思想の進化を行うことが、哲
学の発展となっていきます。
■はっきり言いまして、これらの問題に解答を出すことはできません。
サンデル教授も「正義について考えることが、よりよい社会を作ることに近
づく」と述べるに止まっており、明確な解答を出すことが意図ではないと言
っているようです。
それはそうでしょうな。正義とは何か?という問題に明確な解答を示す方が、
胡散臭い。私はそのような者を信用しません。
哲学とは、「えいや!」と答えを出せるような安易なものではありません。
ギリシア時代から、ほんの少ししか進めることができていない実に厳格なも
のなのです。
それでも各時代の哲学者が刻苦精進して、牛歩のようにでも人類を賢くして
いっているのだとサンデル教授は語っています。
成功した実務家は嘲笑し、失敗した実務家は反感を持つでしょうが、それが
哲学的な態度というものです。
私は彼のその信念を支持します。
■今回、改めて思ったのですが、私のコンサルティングに対する姿勢は、哲
学に対する姿勢と似ているかも知れません。
自称社会起業家のように「儲かるノウハウだけを教えてくれ」と言われるこ
とは多い。
特に仲介業者などが入った時は露骨です^^;顧客はクッションがある分、
要求が生々しくなります。
顧客がランチェスター戦略に求めるものは、手っ取り早く売る方法なんだろ
うなと感じることもあります。
正直に言って、ランチェスター戦略を知れば誰でもすぐに儲かると大々的に
喧伝し、顧客の"劣情"を利用しているコンサルタントがいるかも知れませ
ん。
それは嘘だし、安易な逃げです。
私的な経験や思いつきを顧客に押し付け、3割でも当たればいいや、という
考えにはなれません。
インパクトがないと言われようが、デクノボーと言われようが、私はそうい
うものに加担したくない。
あくまで理論と現実の導入と検証を繰り返す中で、企業にとっての最適な解
を導き出して、社会正義を実現していきたい。
それがコンサルタントの誠実さであり、自分の良心に従う道であると考えま
す。
(2010年10月7日メルマガより)
■マイケル・サンデルというハーバード大学の哲学教授が書いた「これから
の「正義」の話をしよう──いまを生き延びるための哲学」という本が話題
となっています。
この人の授業を収録した「ハーバード白熱教室」なる番組がきっかけになっ
た著作なんですかね。こちらも人気です。
私は、東京大学での特別授業編を観ました。
「哲学」というと、浮世離れした老人が、抽象的な原則論を重箱の隅をつつ
くような偏執さで、延々と続ける答えのない思索の記録か、と思っていれば、
さにあらず。
サンデル教授の授業は、ユーモアに溢れた調子で、身近な事例(金融危機、
テロ、戦後補償、裏口入学など)をネタに分かりやすく討議してくれるので、
非常に分かりやすい。
このテレビ番組をきっかけに日本でもまた哲学ブームがきているというのも
頷けます。
この著作は、サンデル教授が、自分の授業で議題になっている問題をまとめ
て、自分なりの考え方を提示したものです。
■経営の話を聞きたい人に「哲学」のことを話したら、鼻白まれるかもしれ
ませんね。
気持ちは分かります。でも今回は我慢してください^^
■以前、社会起業家を名乗る人から依頼を受けたことがありました。
この話は前にもしたかも知れませんが...
詳しくは話せませんが、さる社会問題をビジネスで解決しようと計画してお
られる方でした。
私に声をかけてきたのは、起業する以上は営業力がいるので手伝ってほしい
ということでした。
無料で。です。
最初は、言外に、儲かれば利益を渡す、などと匂わせていましたが、結局は
タダで協力せよということでした。
もちろん私は断わって、営業戦略に関する考え方だけを伝えました。
すると、その方に怒られてしまいました^^;
具体的に売ってほしいと言っているのに、抽象的な戦略論などして何になる
んだ!ということでした。
しかも、これはそのままの言葉なのですが「私のビジネスは善意に支えられ
ているのだから、営業戦略などと言っていたら、協力してくれる皆さんに申
し訳ない」と言い出したのです。
つまり、営業などという汚れ仕事は、他人に任せたいということですな。
あまりにもバカバカしくて、その人の間違いを指摘する気にもなりませんで
したが...
■今でも呆れてしまいますね。
戦略は他人に作ってもらうものではありません。自分で顧客を選んで、それ
に適した商品作りをしなければなりません。
他人から営業ノウハウだけをいくら聞いたとしても、それが戦略に則してい
ない限り、持続的な売上を望むべくもない。
ましてや営業は他人に任せて、自分は安全地帯にいようという魂胆では、一
生販売することなど無理です。
そもそも営業はタダでできるものではありません。製造と同じぐらいコスト
がかかるものです。
言いたいことはいっぱいありますが、一番言わなければならないのは、経営
戦略は、人に言えないような怪しげなものではないということです。
何も社会問題の解決だけが社会貢献の道ではない。
あらゆる仕事は、社会貢献につながっており、経営戦略やマーケティング戦
略は、それを実現するための手法となります。
■マーケティングの目的は「社会貢献」です。
「社会に貢献しない企業は生き残れない」と、マーケティングを知っている
者は誰もが言うはずです。
ちなみに私が好きなのは、花王の副社長であった佐川幸三郎氏の「仕事とは、
よりよい社会を作るための我々に与えられた社会的分担である」という言葉
です。
私が今の仕事を選んだのも、マーケティングの基本理念に共感し「ビジネス
でよりよい社会を作る」その意味をもっと追求したいと思ったからです。
今では、あらゆる仕事を真面目に取り組むことが、社会貢献につながること
だと信じています。
■ただし「よりよい社会って何だ?」という問いには、それは哲学の範疇だ
から、とずっと逃げていました。
「よりよい社会」という概念があまりにも漠然としていることは、認めざる
を得ない。
だけど厳密に定義しようとすれば厄介です。良いor善いって何だ?
しかも、いろいろ考えた末に「ま、いろいろな考え方があるってことですな」
と最後に言ってそうな気がする^^;
でも、ここを逃げていたら、私の信じるものの正当性を証明することができ
なくなります。
今回のサンデル教授の著作は、それを考えるいい機会になったと思った次第
です。
■サンデル教授の授業が分かりやすいのは、生徒たちが提起する様々な意見
を一定のフレームワークに当てはめて、再提示してくれることです。
フレームワークに当てはめることの弊害があるかも知れませんが、とりあえ
ずは整理されていて分かりやすい。
だから、今回は、私なりに、教授のフレームワークをなぞってみたいと思い
ます。
■私たちがビジネスで正しいことをしようとする時、多くの人が理論的根拠
としているのが「功利主義」という考え方です。
これは、社会全体の幸福が最大化するように、個人の幸福を設計管理すると
いう考え方であり、「最大多数の最大幸福」などと呼ばれたりします。
例えば、複数の異なる要望があちこちにあり、あちらを立てればこちらが立
たず、というような状況にある時、全体としての満足度が上がるような決定
をしようという考え方です。
ありていに言えば、1人だけが要求する事柄よりも、100人が要望してい
る事柄を優先させようということ。
要するに、功利主義は個人の都合よりも万人の幸福を優先します。
現代社会の多くは、功利主義の立場に立脚しています。
菅直人総理は「最小不幸社会」というスローガンを掲げていますが、これは、
「最大幸福」の1バリエーションであり、功利主義に他なりません。
■功利主義の思想を体系化したのは、英国のジェレミ・ベンサムです。(1
8-19世紀)
ただし、功利主義は、少数者の利益をどのように扱うのかという問題を抱え
ています。
例えば、ある国に少数民族がいる場合、その要望は相対的に無視されなけれ
ばならないのか。
もっとシリアスに、1人を見殺しにすることで、その他大勢を助けるという
ことが許されるのか。
あるいは、努力して成功した一部の者よりも、努力しないで安穏としている
その他大勢の要望を受け入れなければならないのか。
ベンサムの思想を補完したのが、同じく英国のジョン・スチュアート・ミル
(19世紀)です。
彼は、少数者を見殺しにするような社会は、倫理が荒廃し、長期的には衰退
してしまうので、結果として社会の幸福度を下げてしまうと言っています。
ベンサムの思想に、長期的、という項目を付け加え、人間的な道徳感情に抵
触しないように配慮したわけです。
少数者を見殺しにしてはいけない。努力する者には報いなければならない。
なぜなら、長期的には、それが社会をよくすることにつながるからである。
あくまで、社会全体にとって損か得か、という観点から、幸福度を数値化し、
定量的に判断しています。
したがって、ビジネスの諸局面において、自分の活動がよりよい社会に資す
ることにつながるのかという判断は、あくまで、よりよい社会を構成する諸
要素を高めることにつながらなければならない。
といいながらその諸要素とは何か、それぞれのつながりとは何か、というこ
とに答えるのは難しいのですが、とにかくその難しいことに取り組んでいか
なければ、よりよい社会は実現できないと考えます。
現代社会は、このミルによる功利主義の立場をとることが多いと言っていい
でしょう。
■ベンサムの功利主義に対立するのが「自由主義」です。
これは、人間は、誰かからあれこれ規制されることなく、自由に振舞う権利
がある。という考え方です。
だから、税金でとられるのはイヤだ。自分の稼ぎは自分で使う。貧しい人に
分配したかったら、自分でやるので、政府に強制されたくない。
結果として、政府に干渉されずに、自由に行動し、自由に競争することが、
社会の発展につながると考えます。
その分、自由主義者は、契約を重んじます。何かをする自由、しない自由を
認め、契約を守ることで秩序を保ちます。
もっともミルは、社会の発展と幸福度の増加という観点から、ある程度の自
由主義を容認する考えを示しています。
今の社会は、功利主義と自由主義が混在しており、厳密に線引きされている
わけではありません。
■いや、自由とはそんな利己的なものではない、と主張する人もいます。
それが、ドイツの哲学者イマヌエル・カント(18世紀)の思想を奉じる一
派です。
カントの自由に対する哲学は、厳格であり、難解でもあります。
カントによれば、欲望につき動かされる人間は自由なのではなく、欲望の奴
隷に過ぎない。
真の自由とは、様々な欲求に縛られない真に自律的な行動をとることである。
カントにとって、自律的な行動とは、何かを目的にするものではなく、純粋
にそれをしようという意図で行動することです。
成功するために努力する、というのは成功したいという欲求に囚われた他律
的な行動です。
誰かに誉められたいからお年寄りに親切にする、というのも他律的です。
何かのためにすることは自律ではないから、自由な行動ではない、とカント
は言っています。
人間は他律的に行動する時も多いが、純粋な理性の力によって、それが正し
いという判断から行動することができる存在である。その時こそ、彼は自由
な存在である、というのです。
分かりますかね...
■だからカントの思想によれば、功利主義などとても認められない。
なぜなら、功利主義は、多数の「幸福になりたい」という欲求を最大公約数
的に叶えようとする制度であり、これこそ他律行動の塊だからです。
功利主義は、何が幸福なのかという根本が流動的で、行動の規準が脆弱です。
また、仮に大勢の意見を集約して最大幸福を実現したとしても、それが必ず
しも「善」であるとは限らないじゃないか。
カントは、普遍的な道徳原則を個人が厳密に守ることが、全体の善を生み、
幸せにつながるのだと言っています。
ただし、普遍的な道徳原則とは何かということに対して明確な解答はしてい
ません。
全ての人類に普遍的で、人格そのものを目的とするもの。生命を守る、とか、
嘘をつかない、とか、貞節を守る、とかそういったことのようです。
それでも、そういういわば当たり前の道徳を守ることがよりよい社会の実現
につながるという考え方は、分かりやすく魅力的です。
自分が信じる生き方を貫くブレない人というのは、いいですよね。
■カントの思想を利用して自分の思想を形成したのが、アメリカのジョン・
ロールズ(20世紀)です。
ロールズは、人は他人の自由を侵さない限りは自由な存在であると考えます。
そして、自由であることは平等でなければならない。
ただし、社会的・経済的不平等は、機会が均等であること、および、格差が
あることによって最弱者が利すること(医者が高給であるために、貧しい人
にも医療を行き渡らせることができるなど)において認められる。
ロールズは、我々は、社会と暗黙の契約を交わしているのだと考えます。そ
れが守るべき社会のルールとなります。
だから、社会と交わした暗黙の契約を遵守することが、平等な社会を実現し、
正義を体現する道となります。
もっともやはり、その契約の具体的内容については抽象的な話でしか伝わっ
てきません。
原初の人間が、選択するルール。などという思考実験をして考えられていま
すが、その思考方法には批判も多いようです。
それでも、このロールズの「平等主義」思想はアメリカの社会制度や経済学
に大きな影響を及ぼしています。
他人に迷惑をかけない限り自由。ただし機会は均等である。これがアメリカ
人の正義感に与えた影響は少なくないでしょう。
もっともロールズは、生まれながらの貧富の差や、才能の有無は、不公平だ
から是正されなければならないと述べてもいます。
じゃあ、イチローがその野球の才能によって評価され、高額な報酬を受け取
るのは不公平だというのか?
ロールズは不公平だ、と言っています。
これは俄かには納得できない意見ですね。ロールズによると、真に公正な競
争は、生まれながらの貧富の差や才能の有無を是正してから始めなければな
らない。
ゴルフのようにハンディをつけるという考え方でしょうか。これはちょっと
分かりにくい考えですが、ロールズの理想の社会とはそうしたもののようで
す。
■普遍的な道徳原則。あるいは暗黙の契約。などというと、私はプラトンの
イデア論を思い出します。
現実世界とは別に、天上には完全な「イデア」が存在するという思想です。
正義とか道徳とか、曖昧なことでも、天上には完全なイデアが存在する。た
またま私たち下界の人間には、不完全な形しか見えていないだけで、本当は
純粋な完全体が存在しているのは間違いないという考えです。
抽象的な思考をする時に、イデア論ほど便利で優れた思考方法はありません
ね。
そのプラトンの弟子のアリストテレス(紀元前4世紀)は、すべての人間や
社会は目的を持っていると説きます。
その目的とは、端的にいうと「美徳」を為すことです。
アリストテレスにとって、幸福とは、美徳を実現した状態です。悪しき欲求
は退け、善い欲求を選択すること。
美徳を為すことが人間や社会の目的となります。
ただし、やはりここでも、美徳の内容はよく分からない。なにしろ真の美徳
とは天上界にあるものですから、下界の我々には、曖昧で抽象的なものにし
か見えない。
だからこそ、我々は、天上にある美徳を求め続けなければならないとアリス
トテレスは言っています。
■こうして見ると、正義に対する考え方は実に多様です。それぞれが一長一
短を持っているので、一概にこれが正しいと決めるわけにはいきません。
私は戦略に関する仕事をしているので、「目的の重視」「相対的」「数値化」
などから、功利主義に馴染みやすいと考えています。
確かに幸福を数値化することは困難だし、不可能かも知れません。それでも、
するしかないと思っています。
ただし、長期的という概念は必須です。ミルのいうように、短期的な功利主
義は衆愚につながります。
長期的な幸福を目指す、それが我々の「美徳」と思えるような行動と結びつ
けることはできないだろうか。
困難でも、何が幸福か、何が美徳かということは考え続けなければならない
ことです。
また功利主義には「範囲」の問題もあります。
社会の範囲を日本全体とするのか、地域とするのか、家族とするのか。
家族のために他人を犠牲にすることは許されることなのか。あるいは、自国
のために、他国を犠牲にしてもいいのか。
家族に対する思いや国に対する愛着は、人間の感情に直結したものですから、
否定しがたい。だからこそ哲学として考えなければならない題材なのですが。
それならば、純粋に自分の信念に従う自由主義の方がいいのではないか、と
いう考えもあります。
カントが理想とするような、周りの変化に流されないブレない生き方を貫く
ことはかっこいいですからね^^
しかし、カントの道徳観は非常に厳格で、嘘も方便などということは認めて
いません。
アンネ・フランクを守るために、ナチスに嘘をつくことも許していませんの
で、あまりにも厳格すぎて現実離れしています。
このように、哲学は突き詰めれば突き詰めるほど、現実とは相容れない部分
が出てきてしまう。
そして、それを現実と折り合いをつけるために思想の進化を行うことが、哲
学の発展となっていきます。
■はっきり言いまして、これらの問題に解答を出すことはできません。
サンデル教授も「正義について考えることが、よりよい社会を作ることに近
づく」と述べるに止まっており、明確な解答を出すことが意図ではないと言
っているようです。
それはそうでしょうな。正義とは何か?という問題に明確な解答を示す方が、
胡散臭い。私はそのような者を信用しません。
哲学とは、「えいや!」と答えを出せるような安易なものではありません。
ギリシア時代から、ほんの少ししか進めることができていない実に厳格なも
のなのです。
それでも各時代の哲学者が刻苦精進して、牛歩のようにでも人類を賢くして
いっているのだとサンデル教授は語っています。
成功した実務家は嘲笑し、失敗した実務家は反感を持つでしょうが、それが
哲学的な態度というものです。
私は彼のその信念を支持します。
■今回、改めて思ったのですが、私のコンサルティングに対する姿勢は、哲
学に対する姿勢と似ているかも知れません。
自称社会起業家のように「儲かるノウハウだけを教えてくれ」と言われるこ
とは多い。
特に仲介業者などが入った時は露骨です^^;顧客はクッションがある分、
要求が生々しくなります。
顧客がランチェスター戦略に求めるものは、手っ取り早く売る方法なんだろ
うなと感じることもあります。
正直に言って、ランチェスター戦略を知れば誰でもすぐに儲かると大々的に
喧伝し、顧客の"劣情"を利用しているコンサルタントがいるかも知れませ
ん。
それは嘘だし、安易な逃げです。
私的な経験や思いつきを顧客に押し付け、3割でも当たればいいや、という
考えにはなれません。
インパクトがないと言われようが、デクノボーと言われようが、私はそうい
うものに加担したくない。
あくまで理論と現実の導入と検証を繰り返す中で、企業にとっての最適な解
を導き出して、社会正義を実現していきたい。
それがコンサルタントの誠実さであり、自分の良心に従う道であると考えま
す。
コラム
- 2021.01.07:「鬼滅の刃」大ヒットで復活するソニー「全集中の戦略」
- 2020.12.24:生き残りをかけてもがく家電メーカーたち
- 2020.12.10:ヤマダ電機は、大塚家具の救済よりも、家電産業の復活に取り組め
- 2020.11.26:雑草のようにしたたかなワタミの生き残り戦略
- 2020.11.12:井上尚弥はボクシングの未来を拓くか
- 2020.10.29:出前館vsウーバーイーツ
- 2020.10.15:阪神タイガースはいつまでダメ虎なのか
- 2020.10.01:こんな創業は失敗する
- 2020.09.17:リアル「半沢直樹」 JAL再生は、ドラマよりも奇跡だった
- 2020.09.03:「存在意義」を深く考えない創業は頓挫する
- 2020.08.20:創業の成功確率を上げる5つの要件
- 2020.08.06:米国子会社の破綻は、無印良品の終わりの始まりか?
- 2020.07.23:「論語」は最高の自己啓発書であり、最強の実用書だ
- 2020.07.09:孔子の教えは、なぜ簡単なのに伝えにくいのか?
- 2020.06.25:コロナでも生き残る小さな事業の秘訣
- 2020.06.11:経営者は「貞観政要」を読みなさい
- 2020.05.28:経営者は「君主論」を読みなさい
- 2020.05.14:クロージングがうまくいかない時にこそ、営業の真価が問われる
- 2020.04.30:営業として大成したければ、クロージングでは正攻法を貫け!
- 2020.04.16:営業は基本を学べ。正しい知識を持っていると、経験から正しく学べる。
- 2020.04.02:営業を知らない人ほど怪しげな営業をしてしまうのはなぜか?
- 2020.03.19:プレゼンテーションは、ワンパターンでいい。
- 2020.03.05:「深掘り質問」を制する者は営業を制す
- 2020.02.20:営業は顧客の課題を解決する仕事だ
- 2020.02.06:商談の第一声は営業から発する
- 2020.01.23:「テスト受注」は営業の醍醐味だ!
- 2020.01.09:営業成績が上がらないという人は、顧客訪問してませんね。
- 2019.12.26:とっても簡単な地域営業の始め方
- 2019.12.12:新人営業が自信を持つために最初にすること
- 2019.11.28:創業以来の危機に陥ったアシックスは復活できるのか?
- 2019.11.14:井上尚弥がはじめての苦戦から得たもの
- 2019.10.31:ユニクロ会長が怒る「失われた30年」から抜け出すことはできるのか?
- 2019.10.17:サマンサタバサはなぜ紳士服のコナカに買われたのか?
- 2019.10.03:中小零細企業の大半が不要だと言われてしまう理由
- 2019.09.19:ZOZO身売りに見た前澤氏の限界と可能性
- 2019.09.05:ビアードパパのすごい展開力
- 2019.08.22:マイクロソフトはなぜ比類なき復活を遂げたのか?
- 2019.08.08:空前絶後の幸運に見舞われながらも、それゆえに破滅した男の話。
- 2019.07.25:吉本が、これほどマネジメント能力がないとは驚いた
- 2019.07.11:ネットフリックスは、本気のディズニーに勝てるのか?
- 2019.06.27:ぺんてるとコクヨ またかよ!?と言いたくなるお家騒動がらみの揉め事
- 2019.06.13:驚異の高収益企業キーエンスの理由
- 2019.05.30:井上尚弥が導く異次元のボクシングビジネス
- 2019.05.16:WOWOWをV字回復させたサブスクビジネスの本質
- 2019.05.02:ランチェスター戦略で令和を生き抜く
- 2019.04.18:豊臣秀吉に学ぶ「人を動かす」秘訣
- 2019.04.04:令和のランチェスター戦略
- 2019.03.21:それでも生き残る!小さな会社の生き残り術
- 2019.03.07:少子高齢化と人口減少に直面する日本を破綻させなめに我々がすべきこと
- 2019.02.21:吉野家は過去の栄光を捨て去れるのか
- 2019.02.07:「サブスク」ビジネスの衝撃
- 2019.01.24:島田紳助や大前研一が提唱する成功理論・成功術
- 2019.01.10:平成が終わっても、人生は終わらない
- 2018.12.27:サーモス(THERMOS)V字回復の鍵は「接近戦」にあり
- 2018.12.13:カルロス・ゴーン事件が教える組織の腐り方
- 2018.11.29:RIZAPリバイバルプランは結果にコミットするか
- 2018.11.01:アマゾン・エフェクトに対抗する手段はあるのか
- 2018.10.04:ランチェスター戦略が示す3つのマジックナンバー
- 2018.09.20:ランチェスター戦略の中で、いちばん使えるところを教えます。
- 2018.09.06:ボクシング 井上尚弥にあって、山中慎介になかったもの
- 2018.08.23:川淵三郎はなぜ他のスポーツ団体関係者のようにダークサイドに堕ちないのか?
- 2018.08.09:半周遅れのヤフーによる起死回生の逆転戦略
- 2018.07.26:営業は「準備」が9割!
- 2018.07.12:サッカーW杯日本代表はなぜ躍進したのか?
- 2018.06.28:メルカリが破格の期待を集める5つの理由
- 2018.06.14:楽天が携帯電話事業にいまさら参入する理由
- 2018.05.31:スタジオアリスがさらに成長するための方法
- 2018.05.17:私が出会った優秀なコンサルタント
- 2018.05.03:サーモス(THERMOS)の奇跡はなぜ起きたのか?
- 2018.04.19:ワークマンは第二のユニクロになれるのか?
- 2018.04.05:これから営業職につく若い人に言いたいこと
- 2018.03.22:シリアルアントレプレナー「ブックオフ」「俺の」創業者の成功パターン
- 2018.03.08:サンマルクカフェにわざわざ行く理由があるのか?
- 2018.02.22:小さな事業者が新規開拓で成功する方法
- 2018.02.08:「なんでも酒やカクヤス」にみる局地戦の極意
- 2018.01.25:私が生き残っているのは「弱者の5大戦略」を実践してきたからです。
- 2018.01.11:2018年 君たちはどう生きるか(吉野源三郎や宮崎駿とは関係ありません)
- 2017.12.28:AIの時代に、どのような営業が生き残れるのか?
- 2017.12.14:ナイキもアシックスも「SHOE DOG」だ!
- 2017.11.30:TSUTAYAやDMMはしたたかに生き残っていくだろうが限界もある
- 2017.11.16:「シン・ゴジラ」って途中まで面白いけど、後半グダグダじゃないですか?
- 2017.11.02:織田信長が22年かけてできなかった天下統一を、豊臣秀吉がたった8年でできた理由
- 2017.10.19:電気自動車(EV)の時代に日本企業は生き残れるのか
- 2017.10.05:顧客満足度3年連続1位!ドトールコーヒーが最強か
- 2017.09.21:ヤマダ電機が生き残りを賭けて反攻開始!
- 2017.09.07:ドラッグストアが、コンビニを食い物にしている
- 2017.08.24:国内で敵なしのカルビーの将来が必ずしも明るくない理由
- 2017.08.10:君は内山高志を見たか
- 2017.07.27:金本知憲監督はすべての中間管理職の象徴だ
- 2017.07.13:自然界のランチェスター戦略
- 2017.06.29:回転寿司は群雄割拠の戦国時代に入った
- 2017.06.15:小さな会社のM&Aが日本を救う?
- 2017.06.01:AbemaTVは年間200億円の赤字から脱却できるのか?
- 2017.05.18:大阪・堺の超優良企業シマノは、これからも盤石なのか?
- 2017.05.04:知られざる成長産業 コインランドリー業界はどうなっているのか?
- 2017.04.20:新社会人に贈る「1万時間の法則」
- 2017.04.06:野村克也を超一流のプロ野球人にした3つの力
- 2017.03.23:風林火山を旗印に掲げた武田信玄は、戦略家ではなかったのか?
- 2017.03.09:ラスト・ワンマイルの表と裏をおさえよ
- 2017.02.23:鳥貴族の成長はこのまま∞に続くのか
- 2017.02.09:キングコング西野の絵本「えんとつ町のプペル」はなぜ炎上するほど売れているのか?
- 2017.01.26:アマゾンはどこから来てどこへ行くのか
- 2017.01.12:「孫子」を5つのポイントで整理した
- 2016.12.29:真田幸村はなぜ「日本一の兵」になったのか?
- 2016.12.15:セイコーマート・北の最強コンビニはどのようにできたのか
- 2016.12.01:クリスピー・クリーム・ドーナツの大量閉店は、前向きだったのですね
- 2016.11.17:ジーユーがユニクロを超える時、ファーストリテイリングは世界トップになる
- 2016.11.03:ピコ太郎はなぜ世界を席巻したのか?
- 2016.10.20:地域密着営業って何だろう?
- 2016.10.06:繁盛する居酒屋には、現場営業に必要なヒントが満載だ
- 2016.09.22:天下分け目といわれた関ヶ原の戦いはなぜ半日で決着がついたのか?
- 2016.09.08:「世界の山ちゃん」は世界に届くのか
- 2016.08.25:リオ五輪 男子柔道はなぜ躍進したのか?
- 2016.08.11:ポケモンGOは、何をGOしたのか?
- 2016.07.28:営業は純粋な「技術」であり、誰でも身に着けられるものである
- 2016.07.14:金本を信じよ!
- 2016.06.30:せっかく展示会出展しても成果の出ないやり方をしている企業が多すぎる
- 2016.06.16:小さな会社が生き残る秘訣は「ニッチであること」その他には...
- 2016.06.02:びっくりドンキーは弱者のエネルギーに満ちていた
- 2016.05.19:「同率勝算の規則」に則った唯一の成功法則
- 2016.05.05:レスターに学ぶ「奇跡のチーム」を作る3つの秘訣
- 2016.04.21:世紀のちゃぶ台返し!セブンに何があったのか
- 2016.04.07:新社会人に贈る あなたの人生を豊かにする秘訣
- 2016.03.24:コメダ珈琲店に人気があるのは理由がある
- 2016.03.10:小さくても生き残る「局所的な強者」の作り方
- 2016.02.25:「営業の仕組み」を身に着ければ、目標達成に苦しまなくなる
- 2016.02.11:子供に自慢できる人生を送りたいなら
- 2016.01.28:マクドナルドもスターバックスも日本市場をなめるな!
- 2016.01.14:「孫子の兵法」を企業経営に活かす方法
- 2015.12.31:結果を出す人は、手段を目的化している
- 2015.12.17:廃業寸前の負け犬集団が、常勝軍団に生まれ変わったわけ
- 2015.12.03:なぜ「世界トップ企業」を目指すのか?
- 2015.11.19:初めての著作は、なぜ「小説」になったのか?
- 2015.11.05:戦略は実行させなければ意味がない
- 2015.10.22:世界トップ企業への道は「差別化」が開く
- 2015.10.08:世界トップ企業になるために最初にしなければならないこと
- 2015.09.24:サーモス(THERMOS)はなぜ「廃業寸前」から世界トップ企業になったのか?
- 2015.09.10:営業には3つの役割がある
- 2015.08.27:楽天球団は、新しい野球を見せてくれ!
- 2015.08.13:ユニクロは、無印良品と提携せよ
- 2015.07.23:ノキアと日本電産 東西M&A巧者のやり方
- 2015.07.09:ワクワクする仕事しかやりません。
- 2015.06.25:ライザップはなぜ叩かれるのか?
- 2015.06.11:「けっこういい」よりも「並外れてダメ」がいい
- 2015.05.28:戦略には「感動」が必要だ
- 2015.05.14:「孔子」を学ぶ意味
- 2015.04.30:スカイマークはなぜ優遇されながら破綻したのか?
- 2015.04.16:セブンvsミスド 初戦の判定は
- 2015.04.02:任天堂はもう一度天下をとれるのか
- 2015.03.19:ファミマはセブンに勝てるのか?
- 2015.03.05:大塚家具の父と娘はどちらが正しいのか?
- 2015.02.19:成長しないビジネスのロールモデル
- 2015.02.05:100回勝負に持ち込めば絶対に勝てる
- 2015.01.22:キリンビバレッジは逆転できるのか?
- 2015.01.08:「孫子」を活用するための最大のキーワード
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- 2014.12.25:ハウステンボスはどのようにして再建されたのか?
- 2014.12.11:テラモーターズは、なぜオートバイ市場のトップ企業となったのか?
- 2014.11.27:人を動かすシンプルなメソッド
- 2014.11.13:嫌いな顧客を嫌いだと思わなくなる方法
- 2014.10.30:縄文時代が何年続いたか知ってます?
- 2014.10.02:阪神タイガースはなぜ優勝できないのか?
- 2014.09.18:創業塾でのQ&A
- 2014.08.21:コンビニのアイスクリームはどうなっているのか
- 2014.08.07:創業して10年続く人が持っている3つの資質
- 2014.07.24:私が「孫子」を使う理由
- 2014.07.10:「三国志」の戦いで勝敗が決する要因とは?
- 2014.06.26:「孫子の兵法」でみる2014年ワールドカップ日本代表の戦い
- 2014.06.12:マラドーナはなぜ三流監督で終わったのか?
- 2014.05.29:相性のいい顧客を探す方法
- 2014.05.15:営業が不得意な人は、営業なんてしない方が成果が上がる
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- 2014.04.17:マクドナルドは、マイルドヤンキーを狙え!
- 2014.04.03:売れる仕組みが必要な理由
- 2014.03.20:営業プロセスがなければ組織は動かない
- 2014.03.06:ビジネスの設計図を作ろう
- 2014.02.20:彼を知り己を知れば...
- 2014.02.06:ビジョンは営業チームを一丸にする
- 2014.01.23:楽しくなければ営業じゃない!
- 2014.01.09:私がメルマガを書く「立ち位置」
- 2013.12.26:レゴは、なぜ世界第2位の玩具メーカーに復活したのか?
- 2013.12.12:コトラーに教えらえた初心に戻る
- 2013.11.28:日本のモノづくりを復活させるには
- 2013.11.14:レッドブルが世界で52億本も売れた「何か」
- 2013.10.31:ヤフーはどこに行こうとしているのか?
- 2013.10.17:飛び火マーケティングの時代-GoPro
- 2013.10.03:アップルは普通の企業になってしまった
- 2013.09.19:7年後、日本は巨大な展示会場になる
- 2013.09.05:店舗系ビジネスの弱者の戦略
- 2013.08.22:私がイチローから学ぶ3つのこと
- 2013.08.08:脱・人脈の営業
- 2013.07.25:ソーシャル時代の「真実の瞬間」
- 2013.07.11:統計は最強の営業マネジメントツールである
- 2013.06.27:新興宗教のビジネスモデル
- 2013.06.13:進化する教育システムに乗り遅れるな
- 2013.05.30:お医者さんや弁護士さんの営業戦略
- 2013.05.16:できる営業は、負け方が違う
- 2013.05.02:宮崎駿とスタジオジブリについて
- 2013.04.18:差別化は、マイナスせよ
- 2013.04.04:JAL再生にみる企業変革の王道
- 2013.03.21:第3回WBC終戦記念 がんばれプロ野球
- 2013.03.07:マイケル・ポーターの戦略はもう通用しないのか?
- 2013.02.21:王将の餃子は大阪を跳び出すか?
- 2013.02.07:営業チームマネジメントの第一歩
- 2013.01.24:失速したマクドナルドの次の一手は?
- 2013.01.10:阪神タイガースは暗黒時代に戻っていくのか
- 2012.12.27:衰退市場でトップを張る宝島社の戦略
- 2012.12.13:目標は、顧客総取り!
- 2012.11.29:答えのない問題に取り組めるのか
- 2012.11.15:手っ取り早く実績を上げるには
- 2012.11.01:プロ野球は、名選手しか監督になれないのか?
- 2012.10.18:世界王者が世界に挑戦!
- 2012.10.04:新・携帯電話版三国志
- 2012.09.20:安売りせずに売る方法
- 2012.09.06:脳内のリミットを外せ
- 2012.08.23:儲ける方法をタネ明かしする
- 2012.08.09:もうかるビジネスにはタネがある
- 2012.07.26:ステーキを売るな、○○を売れ!
- 2012.07.12:一流の営業になるために絶対に避けられない道
- 2012.06.28:顧客を創造するということ
- 2012.06.14:ビジネスが成立するための3つの要素
- 2012.05.31:理屈で捉えきれない会社もある
- 2012.05.17:戦術は現状を効率的にする。戦略は現状を破壊する
- 2012.05.03:物語風ビジネス書を読んでみよう
- 2012.04.19:市場価値より企業内価値を高めよう
- 2012.04.05:3つの起業家タイプが注意すること
- 2012.03.22:ソニーはどこへ行った?
- 2012.03.08:利益を上げるための最もシンプルな方法
- 2012.02.23:ランチェスター戦略を営業に活かすたった3つのプロセス
- 2012.02.09:日本の電機メーカーはどうすれば生き残れるのか
- 2012.01.26:心理学はビジネスに生かせるのか
- 2012.01.12:水戸黄門の終焉と大阪都構想
- 2011.12.29:「坂の上の雲」を越えていこう
- 2011.12.15:強い現場を作る方法
- 2011.12.01:なぜ落合博満はブレないのか?
- 2011.11.17:小さなお菓子屋さんが描く大きなストーリー
- 2011.11.03:理屈でメシは食えん!でいいの?
- 2011.10.20:iPhone vs iPhone
- 2011.10.06:本質からはじめよ!
- 2011.09.22:アマゾンにチャレンジ!
- 2011.09.08:さらば、スティーブ・ジョブズ
- 2011.08.25:マフィアにビジネスの極意を聞く
- 2011.08.11:たまにはビジネス小説でも読みましょうか
- 2011.07.28:なぜ我々にはマーケティングが必要なのか?
- 2011.07.14:「いい商品」って何ですか?
- 2011.06.30:カリスマ営業を有難がっても意味ないでしょう
- 2011.06.16:ネスプレッソが売れている理由
- 2011.06.02:孫子、ポーター、ランチェスター
- 2011.05.19:足腰の弱い欧米企業、頭の弱い日本企業
- 2011.05.05:斎藤佑樹はプロ野球で通用するか?
- 2011.04.21:ランチェスター戦略って役に立つの?
- 2011.04.07:温泉旅館を蘇らせるには
- 2011.03.24:弱い人をより弱くするのが戦略なのか
- 2011.03.10:タスク管理と時間管理のツール紹介
- 2011.02.24:プレーヤーからマネージャーへ
- 2011.02.10:110兆円の市場に遅れた日本
- 2011.01.27:物語と希望の深い関係
- 2011.01.13:グーグルVSアップル
- 2010.12.30:面白い戦略ストーリーの作り方
- 2010.12.16:残念な人には戦略がない
- 2010.12.02:理屈のない実行はギャンブルですよ
- 2010.11.18:メイド・カフェの営業プロセス
- 2010.11.04:プロ野球球団運営を成功させるには
- 2010.10.21:勝ちパターンの作り方
- 2010.10.07:たまには「哲学」の話をしよう
- 2010.09.23:世紀末都市・アキバ
- 2010.09.09:コンビニ・オーナーというビジネス
- 2010.08.26:もし現場のオッチャンがポーターを学んだら
- 2010.08.12:坂の上に雲は見えない?
- 2010.07.29:システム思考って何だろう
- 2010.07.15:営業は「点取り屋」ではない!
- 2010.07.01:戦略はストーリーで語れ2
- 2010.06.17:戦略はストーリーで語れ
- 2010.06.03:アップルは本当に最強なのか?
- 2010.05.20:営業生産性を上げる構造とは
- 2010.05.06:女子高生と一緒にドラッカーを学ぼう
- 2010.04.22:勝海舟が坂本龍馬に伝えたもの
- 2010.04.08:人をやる気にさせるにはどうすればいいのか
- 2010.03.25:アップルとユニ・チャーム~変革企業の共通点
- 2010.03.11:無料のビジネスって何だ?
- 2010.02.25:営業に必要な戦略的思考
- 2010.02.11:狩猟民族の構想力に学ぼう
- 2010.01.28:農耕営業のススメ
- 2010.01.14:2010年は日本企業のアジア進出元年になる
- 2009.12.31:2009年の携帯とジーンズと餃子
- 2009.12.17:20歳の頃の自分に読ませたい本
- 2009.12.03:日本茶も海外進出している
- 2009.11.19:ダイソンはなぜ売れたのか?
- 2009.11.05:私の考える効率的な営業とは
- 2009.10.22:島田紳助の研究2
- 2009.10.08:フォロワー企業のゲーム
- 2009.09.24:地域密着企業の営業戦術
- 2009.09.10:地域密着企業の経営方法
- 2009.08.27:マクドナルド 一人勝ちの理由
- 2009.08.13:死せる孔明、生ける仲達を走らす
- 2009.07.30:農業は儲かるのか?
- 2009.07.16:キリン、サントリー、アサヒ、オリオン
- 2009.07.02:戦略2、戦術1の法則
- 2009.06.18:いい顧客、悪い顧客
- 2009.06.04:日本で一番大切にしたい会社の戦略
- 2009.05.21:それぞれの「1万時間」を過ごそう
- 2009.05.07:社会起業は一般の起業と何が違うのか?
- 2009.04.23:もし諸葛孔明が経営顧問だったら
- 2009.04.09:物語の力を知ろう
- 2009.03.26:祝!WBC日本代表優勝
- 2009.03.12:小さな池の大きな魚
- 2009.02.26:農業にチャンスあり
- 2009.02.12:機能と情緒--2つの差別化の方法
- 2009.01.29:営業は結果を追ってはいけない
- 2009.01.15:真似したくてもできない事情がある
- 2009.01.01:欲しいものを作ってくれるビジネス
- 2008.12.18:オール・ザット・競争戦略
- 2008.12.04:ゼロ距離を目指す
- 2008.11.20:10/13の市場でビジネスする
- 2008.11.06:ローカルヒーロー花盛り
- 2008.10.23:いい商品を、いい人から、安い値段で買いたい
- 2008.10.09:経営で必要な知恵はすべて三国志で学んだ
- 2008.09.25:HONDAが空を飛ぶ!
- 2008.09.11:緊急性にフォーカスせよ!
- 2008.08.28:楽天グループ迷走す
- 2008.08.14:エコカー開発競争
- 2008.07.31:儲けるための仕組みを作ろう
- 2008.07.17:「黒船」iPhoneの衝撃
- 2008.07.03:野球は言葉でするもんや
- 2008.06.19:大阪の小さなものづくり企業
- 2008.06.05:事業コンセプトにこだわる
- 2008.04.24:黒澤明はなぜ世界進出に失敗したのか?
- 2008.04.10:スタジオアリスに見る市場特化の行方
- 2008.03.13:山形の洋菓子店がフォーカスしたもの
- 2008.02.28:阪神タイガースは獣王無敵か?
- 2008.02.14:薄型テレビ市場2.0 競争の鍵はブランド力か
- 2008.01.31:アシックスの戦略、ナイキの戦略
- 2008.01.17:「日本一の村」改革に挑戦
- 2008.01.03:マネることは差別化の第一歩
- 2007.12.20:駄菓子屋さんの成功要因
- 2007.12.06:P&Gの戦略-強者はこれだけ有利だ
- 2007.11.22:浪速のグローバル企業
- 2007.11.08:良いモノを作りさえすれば売れるのか
- 2007.10.25:巨人軍の凋落は止められるか?
- 2007.10.11:"志"が歴史を変えた--三国志に寄せて
- 2007.09.27:縮小するアパレル市場で生き残るには
- 2007.09.13:ハンバーガー帝国興亡の行方は
- 2007.08.30:日本製航空機は羽ばたくか
- 2007.08.16:織田信長はなぜ徳川家康に正室と嫡男の処分を命じたのか
- 2007.08.02:中小企業にとって仕組みとは
- 2007.07.19:島田紳助の研究
- 2007.07.05:最強のビジネスモデルとは何か
- 2007.06.21:迷った時は最終ユーザーに聞け
- 2007.06.07:弱者には弱者の販売促進がある
- 2007.05.24:一発逆転を狙ってはいけない
- 2007.05.10:豆腐一丁からビジネスを考える
- 2007.04.26:戦略がなければ生き残れない
- 2007.04.12:飲料業界は激変の予感
- 2007.03.29:経営理念こそ究極の差別化
- 2007.03.27:ホッピーはなぜ復活したのか
- 2007.03.15:引越し業の差別化競争時代
- 2007.03.01:コンビニ 本格競争時代に突入
- 2007.02.15:一人勝ちのワナにはまった松下電器
- 2007.02.01:ワインブームのその後
- 2007.01.18:本業がなくなってしまったら
- 2007.01.04:すべてはデジタル化する
- 2006.12.21:携帯電話版三国志
- 2006.12.07:小さな旅行会社の成功法則
- 2006.11.23:織田信長の戦略
- 2006.11.09:小さな市場に焦点を絞る会社は強い
- 2006.10.26:弱者を貫いて強者となった企業
- 2006.10.12:市場シェアの獲り過ぎに注意
- 2006.09.28:小さな市場でヒットを飛ばす
- 2006.09.14:日本酒市場あれこれ
- 2006.08.31:小さな市場で戦え
- 2006.08.17:もう1つの成長産業
- 2006.08.03:ランチェスター戦略が示すこと
- 2006.07.20:チャンスがあることを皆が知っている市場
- 2006.07.06:商品の意味が変わる時
- 2006.06.22:サッカーW杯にみる「戦略とは」
- 2006.05.25:SMPを意識する
- 2006.05.11:"営業嫌い"は会社の責任だ
- 2006.04.27:営業の分かりやすいコトバとは
- 2006.04.13:残りの80%に富を再配分する
- 2006.03.30:とるに足りない80%
- 2006.03.16:狭く、深く掘り進めれば、視界は開ける
- 2006.03.02:日本の消費者は世界レベルに近づいている
- 2006.02.16:ノウハウを捨てよう!
- 2006.02.02:一番、損になることをしよう
- 2006.01.19:技術系小企業が生き残るには
- 2006.01.05:すでに起こった未来
- 2005.12.22:顧客接点がビジネスの命綱
- 2005.12.08:一点集中戦略の落とし穴
- 2005.11.24:松下電器の一点集中戦略
- 2005.10.27:2005年日本シリーズを斬る
- 2005.10.13:例外に注目せよ
- 2005.10.10:成長の壁を乗り越える
- 2005.09.29:常識を少しずらすとチャンスが生まれる
- 2005.09.15:見えない敵と戦うには
- 2005.09.01:最も怖いのは見えない敵だ
- 2005.08.18:不滅の営業手法
- 2005.07.22:いつまで川原で石を売るのですか?(3)
- 2005.07.07:いつまで川原で石を売るのですか?(2)
- 2005.06.23:いつまで川原で石を売るのですか?(1)
- 2005.06.09:年功序列の市場はもう無い
- 2005.05.26:バーガーキング復活
- 2005.03.03:オニツカ錐もみ商法とは(後編)
- 2005.02.17:オニツカ錐もみ商法とは(前編)
- 2005.02.03:売れないのではなく、売っていないんですよ
- 2005.01.20:中小企業が狙う中国市場とは
- 2005.01.05:常識にとらわれない戦略を戦う
- 2004.12.24:小さな企業は逆転の発想で戦え!
- 2004.12.09:ゲーム型競争時代は終わらない
- 2004.11.11:北欧企業にみるランチェスター戦略
- 2004.11.02:UTADA全米進出失敗を斬る
- 2004.08.22:韓国ドラマ、なぜ人気?
- 2002.09.07:戦略とは見えざるもの
- 2002.09.07:営業をシステムとして把握する
- 2002.09.07:組織営業を導入しよう
- 2002.09.07:SMPメソッドとは
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2019.07.16 2019年7月16日「はじめてのマネジメント入門」セミナー受講後アンケートの声です。※アンケート回収47名のうち、当セミナーの内容がビジネスに ①大いに役立つ15名、②役立つ31名、③あまり役に立たな...
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