ビジネスの設計図を作ろう

2014.03.06

(2014年3月6日メルマガより)


■戦略とは、
目標に到達するための方向性のことだと前回申し上げました。

目標-現状=ギャップです。

そのギャップを埋めるための階段が、戦略だと私は解釈しています。

では、その階段はどのように設計するのか。が、今回のテーマです。

これも、いろんな方法があるのかも知れませんね。

人それぞれですから、いろんな方法があっていいと思います。

ですから、今回の話も、あくまで私の方法というつもりで聞いてください。

■私の場合、営業戦略を作る際には「ビジネス・ドメイン」を使用します。

ビジネス・ドメインは、一般的には「事業領域」と訳されることが多いのですかね。

ビジネスを行う上で、どの領域を選ぶのか。という非常に重要な概念が、ビジネス・ドメインです。

これも一般的な内容ですが、ビジネスを行う上で

(1)市場軸:誰が顧客か?という観点から事業領域を測る

(2)商品軸:扱い商品は何か?という観点から事業領域を測る

(3)技術軸:どのような技術があるのか?という観点から事業領域を測る

(4)機能軸:どのような価値を提供できるのか?という観点から事業領域を測る

(5)競合軸:競合他社との関係は?という観点から事業領域を測る

というのが、ビジネス・ドメインの設定方法です。

■抽象的で分かりにくいかも知れませんね。私もです^^;

このビジネス・ドメインをビジュアル化したのが、ビジネス・ドメイン図です。

そのままですが。

私は、図にして考えることが多いです。

いわゆる「鉄アレイモデル」です。
http://bit.ly/MMdxby

上の図を見てもらえば分かっていただけると思いますが、これは「誰に、何を、どのように」提供するのかを示したものす。

この図に沿えば、最少の言葉で、ビジネスの概要を語ることができるもので、いわば、ビジネスの設計図ですね。

■この図はとにかく使えますから、皆さんもぜひマスターしてください。

たとえば、駅前の花屋さんが、自分のビジネスを考えてみます。

どこから考えてもいいのですが、駅前立地だという特徴から発想してみます。

駅前立地なので、人通りが多い。だとすれば、帰宅するOLや会社員をターゲットにしてみよう。

顧客:駅前を利用する人。OL、会社員。帰宅客。

とすると、そういう帰宅客が求める価値は何だろう?花屋として提供できる価値は何か?

提供価値:花で生活に彩りを与える。自宅をよりほっとする空間に変える。

これが決まれば、4P(マーケティングミックス)を発想しやすくなります。

商品:花をアソートしたバスケット。残り花で作る。

価格:ついで買いを促す価格。

チャネル:駅前店舗

プロモーション:「何もない日だから花を買いましょう」キャンペーン

なぜそれがライバル会社に比べて優れているのかというと、駅前立地だからついで買いを促せる。基本的に競合がない状態だらかです。

画像→http://bit.ly/1nfnnAg

■あるいは、この花屋の親戚に、ひまわり農家がいて、ひまわりの安定供給があるという事情があったとします。

何とかして、ひまわりを販売したい、ということでドメインを考えてみます。

ひまわりは、どのような価値を生むのだろうか?

ひまわりといえば、生命力あふれる花。太陽のイメージ。陽光あふれる地中海。どちらかというと、ヨーロッパのイメージ?

ということは、

顧客:イタリア料理店や欧風料理店→店を花で装飾したい。

と考えれば、需要があるのではないか。

提供価値:その花を、手頃な価格で安定的に供給できる。

だとすれば、4P(マーケティングミックス)は

商品:ひまわり

価格:手頃な価格

チャネル:店売りではなく、外商。

プロモーション:料理店をリストアップし、直接営業を行う。

なぜそれがライバル会社に比べて優れているのかというと、親戚の農家がいるので、安定的安価に提供できるから。となります。

画像→http://bit.ly/1kzOiIs

■以上は簡単な仮説に過ぎませんが、ビジネス・ドメインの要素を一つ一つ埋めていくことで、ビジネスの全体像を設計することができます。

しかも、商品ごと、立地ごと、そのビジネスの強みや特徴ごとに、ビジネス・ドメインを作れば、より具体的な設計図を作ることができます。

いろいろなビジネス・ドメインを作った上で、それをまとめて、事業全体の戦略設計図としてください。

そうした発想のためのツールとして、この図を使うと、より機能的な戦略の設計図が出来上がります。

■戦略を作るのは、まずは「ビジネス・ドメイン」を設計すること。

ただし、それだけでは、戦略は完成しません。

ビジネス・ドメインは、いわば、戦略の平面図です。

それを立体的にするには、プロセスに落とし込んでいかなければなりません。

それは次回のメルマガに書きたいと思いますので、お楽しみに。

(2014年3月6日メルマガより)


■戦略とは、
目標に到達するための方向性のことだと前回申し上げました。

目標-現状=ギャップです。

そのギャップを埋めるための階段が、戦略だと私は解釈しています。

では、その階段はどのように設計するのか。が、今回のテーマです。

これも、いろんな方法があるのかも知れませんね。

人それぞれですから、いろんな方法があっていいと思います。

ですから、今回の話も、あくまで私の方法というつもりで聞いてください。

■私の場合、営業戦略を作る際には「ビジネス・ドメイン」を使用します。

ビジネス・ドメインは、一般的には「事業領域」と訳されることが多いのですかね。

ビジネスを行う上で、どの領域を選ぶのか。という非常に重要な概念が、ビジネス・ドメインです。

これも一般的な内容ですが、ビジネスを行う上で

(1)市場軸:誰が顧客か?という観点から事業領域を測る

(2)商品軸:扱い商品は何か?という観点から事業領域を測る

(3)技術軸:どのような技術があるのか?という観点から事業領域を測る

(4)機能軸:どのような価値を提供できるのか?という観点から事業領域を測る

(5)競合軸:競合他社との関係は?という観点から事業領域を測る

というのが、ビジネス・ドメインの設定方法です。

■抽象的で分かりにくいかも知れませんね。私もです^^;

このビジネス・ドメインをビジュアル化したのが、ビジネス・ドメイン図です。

そのままですが。

私は、図にして考えることが多いです。

いわゆる「鉄アレイモデル」です。
http://bit.ly/MMdxby

上の図を見てもらえば分かっていただけると思いますが、これは「誰に、何を、どのように」提供するのかを示したものす。

この図に沿えば、最少の言葉で、ビジネスの概要を語ることができるもので、いわば、ビジネスの設計図ですね。

■この図はとにかく使えますから、皆さんもぜひマスターしてください。

たとえば、駅前の花屋さんが、自分のビジネスを考えてみます。

どこから考えてもいいのですが、駅前立地だという特徴から発想してみます。

駅前立地なので、人通りが多い。だとすれば、帰宅するOLや会社員をターゲットにしてみよう。

顧客:駅前を利用する人。OL、会社員。帰宅客。

とすると、そういう帰宅客が求める価値は何だろう?花屋として提供できる価値は何か?

提供価値:花で生活に彩りを与える。自宅をよりほっとする空間に変える。

これが決まれば、4P(マーケティングミックス)を発想しやすくなります。

商品:花をアソートしたバスケット。残り花で作る。

価格:ついで買いを促す価格。

チャネル:駅前店舗

プロモーション:「何もない日だから花を買いましょう」キャンペーン

なぜそれがライバル会社に比べて優れているのかというと、駅前立地だからついで買いを促せる。基本的に競合がない状態だらかです。

画像→http://bit.ly/1nfnnAg

■あるいは、この花屋の親戚に、ひまわり農家がいて、ひまわりの安定供給があるという事情があったとします。

何とかして、ひまわりを販売したい、ということでドメインを考えてみます。

ひまわりは、どのような価値を生むのだろうか?

ひまわりといえば、生命力あふれる花。太陽のイメージ。陽光あふれる地中海。どちらかというと、ヨーロッパのイメージ?

ということは、

顧客:イタリア料理店や欧風料理店→店を花で装飾したい。

と考えれば、需要があるのではないか。

提供価値:その花を、手頃な価格で安定的に供給できる。

だとすれば、4P(マーケティングミックス)は

商品:ひまわり

価格:手頃な価格

チャネル:店売りではなく、外商。

プロモーション:料理店をリストアップし、直接営業を行う。

なぜそれがライバル会社に比べて優れているのかというと、親戚の農家がいるので、安定的安価に提供できるから。となります。

画像→http://bit.ly/1kzOiIs

■以上は簡単な仮説に過ぎませんが、ビジネス・ドメインの要素を一つ一つ埋めていくことで、ビジネスの全体像を設計することができます。

しかも、商品ごと、立地ごと、そのビジネスの強みや特徴ごとに、ビジネス・ドメインを作れば、より具体的な設計図を作ることができます。

いろいろなビジネス・ドメインを作った上で、それをまとめて、事業全体の戦略設計図としてください。

そうした発想のためのツールとして、この図を使うと、より機能的な戦略の設計図が出来上がります。

■戦略を作るのは、まずは「ビジネス・ドメイン」を設計すること。

ただし、それだけでは、戦略は完成しません。

ビジネス・ドメインは、いわば、戦略の平面図です。

それを立体的にするには、プロセスに落とし込んでいかなければなりません。

それは次回のメルマガに書きたいと思いますので、お楽しみに。

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代表者・駒井俊雄が発行するメルマガ「営業は売り子じゃない!」
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