成長の壁を乗り越える

2005.10.10


(2005年10月10日メルマガより)

■先日、創業塾の講師をさせていただきました。創業準備中の方は漠然とし
た夢を持っているようですね。

年収1億円、40歳で引退、ハワイに移住、その後はボランティアで過ごす...

聞いていると、こちらも楽しくなってきます。

いいことじゃないですか。夢を持つというのは。


■ただ、実際に創業して、苦労して、事業を軌道に乗せてみると、今度は、
どこまで大きくしたらいいんだという選択を迫られます。

私も商工会議所時代は、成功した創業者の「○○億までは行ったけど、この
先、どうしてええか分からんわ」という声を聞きました。

もっとも、これも志の問題で、自分のやりたいことが本当に達成されたら、
それを維持することに意識を切り替えたらいいし、達成されないならチャレ
ンジを続けることです。


■ただ、確かに、経営者には相応しい事業のサイズというものがあるようで
す。個人事業で十分という人もいれば、青天井に拡大を目指す人もいます。

孫正義氏や三木谷浩史氏なんかは、世の中を変革したい、その中心にいたい
と考えているんでしょうね。だからまだまだ拡大志向のようです。

一方で、生き残れるなら、低空飛行でいいという人もいます。小規模事業で
あっても、ナンバーワンの商品か顧客群を持つ企業は、規模に関係なく、強
い競争力を持って生き残っています。

(ただし、現状維持は、拡大路線と同じように難しい経営の舵取りを迫られ
ます。競争力も水ものですから、安泰というわけではありません)


■どんな事業にも、成長の壁があります。市場規模は限られているのですか
ら、どこかで成長が止まります。

市場細分化、差別化、一点集中をやりつくした。。もう限界だ。。

ランチェスター戦略のセミナーでも「全部、やっているのに、うまくいかな
い!」と訴えられることがあります。

いわゆる煮詰まってしまった状態ですね。

こういう状態に陥れば(事実関係はともかく)一度、視点を変えてみる必要
がありますね。


■そんな時、状況を打開するためには、次の3つの方法などを考えてみてく
ださい。

1)地理的な展開

ある地域で成功したビジネスを他の地域で同じように展開する方法です。メ
キシコのセメント会社Cemexはこの方法を完璧にやっていることで有名です。

(世界3位の売上ながら、利益率はダントツの1位です)ランチェスター地域
戦略の「3点攻略法」などが、この方法を使う時に参考になります。


2)異業種との合体

自社のビジネスと異業種のビジネスを合体させて、新たなビジネスを創造す
る方法です。楽天やライブドアが放送業界に興味を持つのは、ネットと放送
の融合と言っています。自社ビジネスの可能性を深堀するわけです。


3)バリューチェーン展開

いわゆる川上、川下に展開する方法です。メーカーが小売を始めたり、小売
がメーカーになったりと昔から多い事例です。メーカーが保守サービスをは
じめたり、周辺ビジネスに展開するのもこの方法です。


■上の方法は、私が考え出したわけではなく、アンゾフという学者が提唱し
た「成長戦略」に基づいています。

アンゾフの戦略は下記のようなものです。
1)市場開拓戦略
2)多角化戦略
3)商品開発戦略

これを私なりに解釈したのが、上記です。

成長戦略についていろいろ考えていて、結局、行き着いたのがアンゾフの古
典理論です。


■なお、アンゾフは、もう1つあげています。

4)市場浸透戦略

これは、現在の市場にさらに自社製品・サービスを浸透させる方法です。営
業プロセスを再度洗い直し、ズレやムダを少しづつ修正することで、営業の
精度を高めることができます。

実は、売上を上げる際に、最も効果があるのは、この方法です。

成長が限界に来ているというのは、ほとんどが思い込みです。実際には、営
業がマンネリに陥っていたり、市場の小さな変化を見逃していたり。。。
足元の小さな見逃しの積み重ねが、業績の伸び悩みとして現れています。

安易に「成長の限界だ」と思うのではなく、まずは、足元をよーく見直して
みてください。


追記:

戦略勉強会の会場として、毎月お世話になっているエンクルさんは、大阪で
も珍しい「長屋風貸しスペース」です。

っていうか、長屋そのもの。

谷町四丁目のごく一般の長屋を貸しスペースとして開放しておられます。

こういうビジネスが成り立つのか?と思っていたら、実は、結構はやってい
るようです。

会議から、各種お稽古事、セミナー、カウンセリング、マッサージまで。。

あまり無い雰囲気のところだからでしょうか。

和室や小さな中庭なんかもあって、一般の会議室には無い風情があります。
こういう空間だから、アイデアが沸いて出て、議論百出となるのかも。

ちなみに経営者は横尾さんという独身の女性です。
面白いことを考え付いたもんですね。

追記2:最近あまり使っておりません^^;すみませんね。(2007年8月)


(2005年10月10日メルマガより)

■先日、創業塾の講師をさせていただきました。創業準備中の方は漠然とし
た夢を持っているようですね。

年収1億円、40歳で引退、ハワイに移住、その後はボランティアで過ごす...

聞いていると、こちらも楽しくなってきます。

いいことじゃないですか。夢を持つというのは。


■ただ、実際に創業して、苦労して、事業を軌道に乗せてみると、今度は、
どこまで大きくしたらいいんだという選択を迫られます。

私も商工会議所時代は、成功した創業者の「○○億までは行ったけど、この
先、どうしてええか分からんわ」という声を聞きました。

もっとも、これも志の問題で、自分のやりたいことが本当に達成されたら、
それを維持することに意識を切り替えたらいいし、達成されないならチャレ
ンジを続けることです。


■ただ、確かに、経営者には相応しい事業のサイズというものがあるようで
す。個人事業で十分という人もいれば、青天井に拡大を目指す人もいます。

孫正義氏や三木谷浩史氏なんかは、世の中を変革したい、その中心にいたい
と考えているんでしょうね。だからまだまだ拡大志向のようです。

一方で、生き残れるなら、低空飛行でいいという人もいます。小規模事業で
あっても、ナンバーワンの商品か顧客群を持つ企業は、規模に関係なく、強
い競争力を持って生き残っています。

(ただし、現状維持は、拡大路線と同じように難しい経営の舵取りを迫られ
ます。競争力も水ものですから、安泰というわけではありません)


■どんな事業にも、成長の壁があります。市場規模は限られているのですか
ら、どこかで成長が止まります。

市場細分化、差別化、一点集中をやりつくした。。もう限界だ。。

ランチェスター戦略のセミナーでも「全部、やっているのに、うまくいかな
い!」と訴えられることがあります。

いわゆる煮詰まってしまった状態ですね。

こういう状態に陥れば(事実関係はともかく)一度、視点を変えてみる必要
がありますね。


■そんな時、状況を打開するためには、次の3つの方法などを考えてみてく
ださい。

1)地理的な展開

ある地域で成功したビジネスを他の地域で同じように展開する方法です。メ
キシコのセメント会社Cemexはこの方法を完璧にやっていることで有名です。

(世界3位の売上ながら、利益率はダントツの1位です)ランチェスター地域
戦略の「3点攻略法」などが、この方法を使う時に参考になります。


2)異業種との合体

自社のビジネスと異業種のビジネスを合体させて、新たなビジネスを創造す
る方法です。楽天やライブドアが放送業界に興味を持つのは、ネットと放送
の融合と言っています。自社ビジネスの可能性を深堀するわけです。


3)バリューチェーン展開

いわゆる川上、川下に展開する方法です。メーカーが小売を始めたり、小売
がメーカーになったりと昔から多い事例です。メーカーが保守サービスをは
じめたり、周辺ビジネスに展開するのもこの方法です。


■上の方法は、私が考え出したわけではなく、アンゾフという学者が提唱し
た「成長戦略」に基づいています。

アンゾフの戦略は下記のようなものです。
1)市場開拓戦略
2)多角化戦略
3)商品開発戦略

これを私なりに解釈したのが、上記です。

成長戦略についていろいろ考えていて、結局、行き着いたのがアンゾフの古
典理論です。


■なお、アンゾフは、もう1つあげています。

4)市場浸透戦略

これは、現在の市場にさらに自社製品・サービスを浸透させる方法です。営
業プロセスを再度洗い直し、ズレやムダを少しづつ修正することで、営業の
精度を高めることができます。

実は、売上を上げる際に、最も効果があるのは、この方法です。

成長が限界に来ているというのは、ほとんどが思い込みです。実際には、営
業がマンネリに陥っていたり、市場の小さな変化を見逃していたり。。。
足元の小さな見逃しの積み重ねが、業績の伸び悩みとして現れています。

安易に「成長の限界だ」と思うのではなく、まずは、足元をよーく見直して
みてください。


追記:

戦略勉強会の会場として、毎月お世話になっているエンクルさんは、大阪で
も珍しい「長屋風貸しスペース」です。

っていうか、長屋そのもの。

谷町四丁目のごく一般の長屋を貸しスペースとして開放しておられます。

こういうビジネスが成り立つのか?と思っていたら、実は、結構はやってい
るようです。

会議から、各種お稽古事、セミナー、カウンセリング、マッサージまで。。

あまり無い雰囲気のところだからでしょうか。

和室や小さな中庭なんかもあって、一般の会議室には無い風情があります。
こういう空間だから、アイデアが沸いて出て、議論百出となるのかも。

ちなみに経営者は横尾さんという独身の女性です。
面白いことを考え付いたもんですね。

追記2:最近あまり使っておりません^^;すみませんね。(2007年8月)

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