システム思考って何だろう
(2010年7月29日メルマガより)
■ご存知の通り、私は経営コンサルタント業を営んでおります。その中でも、
専門分野を"営業"に置いています。
そう言うと、仕方ないことかも知れませんが、企業の方から「お客さんを紹
介してくれるんですか?」「うちの商品を売ってきてくれますか?」という
問い合わせがよくあります。
最近は少なくなりましたが、それでもたまにありますね。
残念ながら、そういう依頼にはお応えしておりません。
■「すぐに売れる魔法のテクニックを教えてくれ」という要望も多いですね。
「理屈はどうでもいいから、すぐに売れる方法を教えてくれ」
「コンサルだったら、簡単に売れる方法を知ってるんだろ」
これは大阪の企業に多い^^;
せっかちなんでしょうな。
同時に、理論、考え方、戦略など目に見えないものには価値を見出すことが
難しいのでしょう。
■コンサルタントの価値は「問題解決」である。というのが私の見解です。
それも場当たり的な解決ではなく、抜本的な解決を行うことがコンサルタン
トの良心です。
お客さんを紹介したり、営業トークをいじったりすることは、その場しのぎ
の時間稼ぎに過ぎず、何ら抜本的な解決になっていません。
たとえ顧客が対症療法を求めていたとしても、それに乗ってお茶を濁すこと
が誠実な対応と言えるのか?
そもそも、最も大きな問題は、場当たり的な時間稼ぎを臆面もなく求める姿
勢や考え方にあります。
その考えを改めなければ、いつまで経っても、一時しのぎの対症療法を繰り
返す蟻地獄から抜け出すことは出来ません。
■一時しのぎの対症療法ではない抜本的な解決とは何か?
私はそこに「戦略的思考」の必要性を見出しています。
戦略的思考とは、
1.全体を俯瞰して考える。
2.長期的見地から考える。
3.目的に応じているかで考える。
4.因果関係やプロセスで考える。
という思考方法です。
この思考法をマスターすることで、狭量なたこつぼ思考から逃れることがで
きると私は考え、自分のコンサルティングの最終形も、顧客が戦略的思考を
身につけ自律的に問題解決を行う状態だとしています。
もちろん私自身、戦略的思考の完全なる使い手かと言われれば、心もとない
わけですから、日々精進です。クライアント企業の方々と一緒に勉強させて
いただいている状態ですから、偉そうには言いませんが。。。
■戦略的思考と同じく抜本的な問題の把握と解決を目指す思考法の一つに
「システム思考」という概念があります。
最近、2冊の著作を読んで、偶然、この思考方法が、私の言う戦略的思考と
同じ目的を持つものだと知りました。
そして、「システム思考」というものが、戦略的思考と重なる部分、重なら
ない部分があったことを発見し、非常に興味を持った次第です。
前置きが長くなりましたが、今回は、システム思考という概念を紹介させて
いただきます。
私が読んだ著作は下記の2冊です。
「なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?─小さな力で大きく動かす!
システム思考の上手な使い方」
■システム思考を含む思考法全体の概念を包括しているのが、前野隆司氏の
「思考脳力のつくり方─仕事と人生を革新する四つの思考法」です。
私にとってこの本は実に分かりやすかったし、納得できるものでした。新書
ですから、分量は多くないものの、的確に4つの思考法を紹介してくれてい
ます。
前野氏が紹介する4つの思考法とは
1.要素還元的思考
2.システム思考
3.ポストシステム思考
4.システム思想
というもの。ご覧の通り、システム思考は、2番目に紹介されています。
システム思考が戦略的思考に相似するものだとすれば、それを発展させたも
のがまだ2つもあったわけです。
その思考法を発展させていく様が、私には実にスリリングで、腑に落ちるも
のでした。
■順番にいきましょう。
あらゆる論理的思考の基礎となり、問題解決の第一歩となるのが「要素還元
的思考」という考え方です。
論理的な考え方ができる人は、自分の置かれた状況を把握すると、それを細
かく分解して、どこに問題があるかを探します。
もし問題が見つからない場合は、時系列で考えたり、他との比較を行ったり
して、問題点を見つけようとします。
「分解、時系列、比較」というテクニックで問題点を発見すると、あとは早
い。その部分を解決すればいいわけです。
これが基本的な「要素還元的思考」によるアプローチです。
■論理的思考に慣れていない人は、勘やジンクスに従った行動をとりがちです。
勘やジンクスは、過去の経験の無意識の中での総体ですから、全く意味のな
いというわけではない。
実際、頭では良かれと思っていても、何となく嫌な感じがする時、意識では
気づかない見落としをしていることがあったりします。
だからといって、勘に従うだけでは、さらに大きな見落としをする危険性が
あります。
なぜなら、過去の経験をいくら探ったところで、現代のように急激に社会環
境が変化している状況に対応する方法を見つけることは難しいからです。
不確実性に対応するためには、意識の上で論理を組み立て、それを検証する
作業が最も有効です。
理想でいえば、論理と勘の両方を働かせつつ、検証しながら行動することが
求められます。
むしろ論理を強固にした方が、勘の働く範囲が広がると私は"経験から"思
っています。
■さて、論理的思考の第一歩である「要素還元的思考」ですが、これだけで
問題が解決できるとは限らないのが、難しいところです。
多くの方が経験していることでしょう。瑣末事をいくらつぶしていっても、
全体には大した影響がでない場合がよくあります。
目に付くところばかりをいくら解決していっても、それは一時しのぎの対症
療法に過ぎません。
問題を抜本的に解決するためには、その問題が発生している根本的な原因を
突き止めて、それを解決しなければなりません。
ということは、問題がどのように起こっているのかを全体的なスケールで観
る必要があるわけです。
「システム思考」とは、世の中のあらゆることを「システム」として捉え、
考えていこうとする考え方です。
システムですから、一部だけを見ていても、全体像は把握できません。
1.全体を見る。これが必要です。
さらに、一つ一つの要素が集まって出来ているのが全体ですが、しばしば各
要素は、シナジーを起こしたり、あるいは特徴を消しあったりしていること
があります。
つまり1+1=2ではなく、1+1=3であったり、1+1=0になったり
するわけです。
そこを見極めなければならない。
2.関係性を見る。これも必要です。
さらに、各要素は、複雑に絡み合って関係しあっているものですから、
3.つながりを見る。これも重要ですね。
要するに、物事をシステムとして捉えるには、
1.全体を見る。
2.関係性を見る。
3.つながりを見る。
ことが必要になります。
■ちなみに「思考脳力のつくり方─仕事と人生を革新する四つの思考法」で
は、システム思考を行うための基本ツールとして、
1.ロジックツリー(全体を見る)
2.マトリクス図(要素間の関係を見る)
3.ループ図(つながり、因果関係を見る)
を紹介しています。
ご存知かも知れませんが、ロジックツリーは、高校野球のトーナメント表の
ような図です。
各要素を階層別、並列に並べたもので、MECE(もれなく、ダブりなく)
配置していることが条件となります。
ロジックツリーをうまく使うと、自分が抱えている問題の全体像を体系的に
掴むことができるだけではなく、問題解決の方法を思いつきではなく、体系
として発想することができるようになります。
ただしロジックツリーは、1+1=2を前提としたツールですから、要素間
の相乗効果までは測ることができません。
そのために四角い格子図であるマトリクス図が威力を発揮します。
SWOT分析やPPM分析もポジショニングマップもマトリクス図です。ア
ンゾフの成長ベクトルも有名ですね。
マトリクス図は、MECEではないことも多いのですが、要素間の関係性が
明確になって、場合によっては、1+1=10ぐらいの相乗効果を発見する
こともあるので、非常にパワフルな"魔法のツール"です。
■さらにシステムを捉える上で重要性を増しているのが「ループ図」と呼ば
れるものです。
これは各要素のつながりや因果関係を表したもの。
PDCAを時計回りの図に表すことがあるかと思いますが、あれがループ図
の典型です。
ロジックツリーやマトリクス図は、静的な位置づけや関係性を表すことに有
効ですが、ループ図は動的な関係性、発展性を表すことが可能です。
確かに全ての問題は、複雑に動く関係性の中に存在しており、その動的なシ
ステム(仕組み)を把握しない限りは、抜本的な問題解決に至ることはでき
ません。
「思考脳力のつくり方 ─仕事と人生を革新する四つの思考法」では、「シ
ステム思考といえば、因果関係ループとシステムダイナミクスだ」と考える
ことを「狭義のシステム思考」と述べています。
■「なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?─小さな力で大きく動か
す!システム思考の上手な使い方」には、その「狭義のシステム思考」に則
り、ループ図の使い方が詳細に書かれています。
例えば、あるメーカーが、順調に売上を上げてきたつもりなのに急に頭打ち
になってしまった。という問題があったとします。
商品が飽きられてきた。営業の慢心。ライバルの存在。など様々な理由を並
べたとしても、具体的にどのように問題解決に取り組んだらいいか分かりま
せん。
そこで、ループ図に整理してみます。
まずは、売上増→キャッシュ増→新製品の追加→受注増→売上増というプラ
スのループを書きます。
それに対して、受注増→受注対応業務増→納期遅れ→顧客の評価減→受注減。
というマイナスのループが考えられます。
つまりこの場合、売上が増えるごとに、受注対応業務が追いつかなくなり、
顧客の信頼を落とすというマイナスのループが働くことを示しています。
ということは、受注業務の軽減措置をとらなければ問題は解決しません。一
時的には、受注制限をしなければならない場面もあるかも知れません。
この他にも、受注増→営業のキャパオーバー→営業活動の希薄化→顧客の信
頼性減→受注減。というループが書けるかも知れません。
受注増→人気商品の明確化→ライバル会社からミート→顧客の選択肢が増え
る→受注減。というケースも考えられます。
結局問題は複雑に絡み合っているので、どれが最も影響が大きいかを見極め、
ループ図の中から、自社で手をつけられるところに注力することが問題解決
につながります。
要するに、ループ図は、問題のつながりを見極め、どこにレバレッジ・ポイ
ント(そこを押さえれば全体に影響を与えられるポイント)があるかを発見
することに役立つツールです。
■ループ図を描く作業は、1回ごとにアーティスティックな能力を求められ
るような気がしますね。
それも仕方ありません。システムは複雑なので、一定ではありません。
ですから、ループ図を使いこなすようになるまでには、ある程度の訓練や経
験が必要になることでしょう。
特にレバレッジ・ポイントを見極め方には公式はない。と「なぜあの人の解
決策はいつもうまくいくのか?─小さな力で大きく動かす!システム思考の上
手な使い方」には書かれています。
■しかし、発生する問題の構造には、いくつかのパターンが見られることも
事実です。
「なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?─小さな力で大きく動かす!
システム思考の上手な使い方」では、いくつかの問題の構造パターンをシス
テム原型として提示しています。
例えば、先ほどの例に挙げた、成長すればするほど逆に成長を阻害するよう
なループが働く「成長の限界」というパターン。
問題解決までに時間がかかることを理解せず、目先の対症療法に走ってしま
う「うまくいかない解決策」
対症療法的な対応を繰りかえすことで、抜本的な問題が放置されて病状を悪
化させてしまう「問題のすり替わり」
最初にたてた目標が達成できずに知らず知らず馴れ合いになってしまう「目
標のなし崩し」
トップの者が有利な立場を利用して自己強化を進めるために、2位以下との
距離が開いていく「強者はさらに強くなる」
一方が仕掛けた競争に他社が対抗することで、敵味方とも疲弊していく「エ
スカレート」
もちろん、このパターンに当てはまらないものもあるので、原型を暗記すれ
ばいいというものではありません。
ただ、当てはまらないものもあると条件をつけた上で、パターン認識ができ
るようになると、問題の把握のスピードが格段に高くなります。
■システム思考とは、人間に責任を帰着させるのではなく、システムそのも
のに責任を求めようという考えです。
誰が悪い、自分が悪い、というわけではない。根本的な責任は、システムに
あると考える。だから、抜本的な解決法とは、問題が生じないようなシステ
ムに作り変えることとなります。
システム思考ができている人は、視野が広く、自分の無意識の思考パターン
にも気づく可能性が高くなります。
また自分や他人を無為に攻めたりすることがないので、楽観的で、人に優し
く、幸福を感じる度合いが高いと述べられています。
まるでいいことづくめですね^^
■ちなみに「思考脳力のつくり方 ─仕事と人生を革新する四つの思考法」
では、システム思考の次の段階を提示しています。
次の段階である「ポスト・システム思考」とは、そもそも問題の全てを把握
することなど厳密には不可能であるという、ある意味、全うな考え方です。
確かに、全てを把握するという理想はあっても、本当に全てを完璧に把握す
ることなど不可能です。
そもそも論理というもの自体、一つの世界を理解するための方策であって、
それが万能であるとは言えない。
だから、肩肘張っても仕方ないよ。無理なものは無理だよ。自然に任せよう
や。といういわば老荘思想です。
■さらに次の段階である「システム思想」とは、それまでの考えをすべて認
めた上で、昇華させるような考えです。
これは説明するのが難しい。
問題を全て把握することは不可能である。しかし、把握しようという試みは
認めよう。それで不可能であると分かってもいいじゃないか。挫折して落ち
込んでもいいじゃないか。ニヒリズムに陥るのも人間だ。全てを受け入れよ
う。。。
上記の作者である前野氏は、修行僧などがたどり着く悟り。各分野の達人と
言われる人たちが最後にたどり着く境地。であると述べています。
いささか文学的、哲学的な考えでしょうか。
実は私は昔、文学が好きでしたので、この境地を想像することはできます。
アルベール・カミュの小説「異邦人」やエッセイ「シーシュポスの神話」で
は、まさにこの問題を取り上げています。
西洋人であるカミュは、神の作った規律、人間の作った法律や道徳になぜ従
う必要があるのだと真剣に自問自答しています。
それで、小説の中で、意味のない殺人を犯す人物を登場させ、神の摂理に挑
戦しています。
小説の主人公は死刑場に向かうラストで突如悟ります。「本来、人間は何も
なく生まれてきて、死んでいく。そこに意味はない。そんな人間のすべてを
受け入れよう」
「シーシュポスの神話」では、カミュ自身が熱く語っています。「人間のす
ることに善悪などない。すべては許されている」
私のような凡人はうまく語ることができませんが「人間のやることなどたか
が知れている」と理解した上で、何事にも真剣に向き合う姿勢が"悟り"だ
と私は考えます。
いわば"究極の上から目線"です。
■ちょっと話が飛躍したきらいがありますな。
話を最初に戻しましょう。
私は自分のコンサルティングで、顧客の問題を抜本的に解決したいと願って
います。
もぐら叩きのような対症療法を繰りかえしたくない。
ということは、顧客自身が自分で自社の問題を解決できるような力を身につ
けてもらいたい。
ですから、私は顧客と一緒に問題解決に取り組み、顧客に考えてもらうこと
を重視しています。
仮に、私がボンクラで問題解決に至らなくても、顧客が自ら解決策を見つけ
出してくれればいい^^;
自分で問題を発見し、解決策を考え出せるようにはどのような思考のスキル
を身につければいいのか。
それが「戦略的思考」であり、「システム思考」であると提示します。
■今回、私としても「システム思考」を知り、自分が考えていた「戦略的思
考」を強化することができたと考えています。
大変参考になりました。
この考えを自分なりに咀嚼した上で、また皆様に使い方を提案したいと思い
ます。
(2010年7月29日メルマガより)
■ご存知の通り、私は経営コンサルタント業を営んでおります。その中でも、
専門分野を"営業"に置いています。
そう言うと、仕方ないことかも知れませんが、企業の方から「お客さんを紹
介してくれるんですか?」「うちの商品を売ってきてくれますか?」という
問い合わせがよくあります。
最近は少なくなりましたが、それでもたまにありますね。
残念ながら、そういう依頼にはお応えしておりません。
■「すぐに売れる魔法のテクニックを教えてくれ」という要望も多いですね。
「理屈はどうでもいいから、すぐに売れる方法を教えてくれ」
「コンサルだったら、簡単に売れる方法を知ってるんだろ」
これは大阪の企業に多い^^;
せっかちなんでしょうな。
同時に、理論、考え方、戦略など目に見えないものには価値を見出すことが
難しいのでしょう。
■コンサルタントの価値は「問題解決」である。というのが私の見解です。
それも場当たり的な解決ではなく、抜本的な解決を行うことがコンサルタン
トの良心です。
お客さんを紹介したり、営業トークをいじったりすることは、その場しのぎ
の時間稼ぎに過ぎず、何ら抜本的な解決になっていません。
たとえ顧客が対症療法を求めていたとしても、それに乗ってお茶を濁すこと
が誠実な対応と言えるのか?
そもそも、最も大きな問題は、場当たり的な時間稼ぎを臆面もなく求める姿
勢や考え方にあります。
その考えを改めなければ、いつまで経っても、一時しのぎの対症療法を繰り
返す蟻地獄から抜け出すことは出来ません。
■一時しのぎの対症療法ではない抜本的な解決とは何か?
私はそこに「戦略的思考」の必要性を見出しています。
戦略的思考とは、
1.全体を俯瞰して考える。
2.長期的見地から考える。
3.目的に応じているかで考える。
4.因果関係やプロセスで考える。
という思考方法です。
この思考法をマスターすることで、狭量なたこつぼ思考から逃れることがで
きると私は考え、自分のコンサルティングの最終形も、顧客が戦略的思考を
身につけ自律的に問題解決を行う状態だとしています。
もちろん私自身、戦略的思考の完全なる使い手かと言われれば、心もとない
わけですから、日々精進です。クライアント企業の方々と一緒に勉強させて
いただいている状態ですから、偉そうには言いませんが。。。
■戦略的思考と同じく抜本的な問題の把握と解決を目指す思考法の一つに
「システム思考」という概念があります。
最近、2冊の著作を読んで、偶然、この思考方法が、私の言う戦略的思考と
同じ目的を持つものだと知りました。
そして、「システム思考」というものが、戦略的思考と重なる部分、重なら
ない部分があったことを発見し、非常に興味を持った次第です。
前置きが長くなりましたが、今回は、システム思考という概念を紹介させて
いただきます。
私が読んだ著作は下記の2冊です。
「なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?─小さな力で大きく動かす!
システム思考の上手な使い方」
■システム思考を含む思考法全体の概念を包括しているのが、前野隆司氏の
「思考脳力のつくり方─仕事と人生を革新する四つの思考法」です。
私にとってこの本は実に分かりやすかったし、納得できるものでした。新書
ですから、分量は多くないものの、的確に4つの思考法を紹介してくれてい
ます。
前野氏が紹介する4つの思考法とは
1.要素還元的思考
2.システム思考
3.ポストシステム思考
4.システム思想
というもの。ご覧の通り、システム思考は、2番目に紹介されています。
システム思考が戦略的思考に相似するものだとすれば、それを発展させたも
のがまだ2つもあったわけです。
その思考法を発展させていく様が、私には実にスリリングで、腑に落ちるも
のでした。
■順番にいきましょう。
あらゆる論理的思考の基礎となり、問題解決の第一歩となるのが「要素還元
的思考」という考え方です。
論理的な考え方ができる人は、自分の置かれた状況を把握すると、それを細
かく分解して、どこに問題があるかを探します。
もし問題が見つからない場合は、時系列で考えたり、他との比較を行ったり
して、問題点を見つけようとします。
「分解、時系列、比較」というテクニックで問題点を発見すると、あとは早
い。その部分を解決すればいいわけです。
これが基本的な「要素還元的思考」によるアプローチです。
■論理的思考に慣れていない人は、勘やジンクスに従った行動をとりがちです。
勘やジンクスは、過去の経験の無意識の中での総体ですから、全く意味のな
いというわけではない。
実際、頭では良かれと思っていても、何となく嫌な感じがする時、意識では
気づかない見落としをしていることがあったりします。
だからといって、勘に従うだけでは、さらに大きな見落としをする危険性が
あります。
なぜなら、過去の経験をいくら探ったところで、現代のように急激に社会環
境が変化している状況に対応する方法を見つけることは難しいからです。
不確実性に対応するためには、意識の上で論理を組み立て、それを検証する
作業が最も有効です。
理想でいえば、論理と勘の両方を働かせつつ、検証しながら行動することが
求められます。
むしろ論理を強固にした方が、勘の働く範囲が広がると私は"経験から"思
っています。
■さて、論理的思考の第一歩である「要素還元的思考」ですが、これだけで
問題が解決できるとは限らないのが、難しいところです。
多くの方が経験していることでしょう。瑣末事をいくらつぶしていっても、
全体には大した影響がでない場合がよくあります。
目に付くところばかりをいくら解決していっても、それは一時しのぎの対症
療法に過ぎません。
問題を抜本的に解決するためには、その問題が発生している根本的な原因を
突き止めて、それを解決しなければなりません。
ということは、問題がどのように起こっているのかを全体的なスケールで観
る必要があるわけです。
「システム思考」とは、世の中のあらゆることを「システム」として捉え、
考えていこうとする考え方です。
システムですから、一部だけを見ていても、全体像は把握できません。
1.全体を見る。これが必要です。
さらに、一つ一つの要素が集まって出来ているのが全体ですが、しばしば各
要素は、シナジーを起こしたり、あるいは特徴を消しあったりしていること
があります。
つまり1+1=2ではなく、1+1=3であったり、1+1=0になったり
するわけです。
そこを見極めなければならない。
2.関係性を見る。これも必要です。
さらに、各要素は、複雑に絡み合って関係しあっているものですから、
3.つながりを見る。これも重要ですね。
要するに、物事をシステムとして捉えるには、
1.全体を見る。
2.関係性を見る。
3.つながりを見る。
ことが必要になります。
■ちなみに「思考脳力のつくり方─仕事と人生を革新する四つの思考法」で
は、システム思考を行うための基本ツールとして、
1.ロジックツリー(全体を見る)
2.マトリクス図(要素間の関係を見る)
3.ループ図(つながり、因果関係を見る)
を紹介しています。
ご存知かも知れませんが、ロジックツリーは、高校野球のトーナメント表の
ような図です。
各要素を階層別、並列に並べたもので、MECE(もれなく、ダブりなく)
配置していることが条件となります。
ロジックツリーをうまく使うと、自分が抱えている問題の全体像を体系的に
掴むことができるだけではなく、問題解決の方法を思いつきではなく、体系
として発想することができるようになります。
ただしロジックツリーは、1+1=2を前提としたツールですから、要素間
の相乗効果までは測ることができません。
そのために四角い格子図であるマトリクス図が威力を発揮します。
SWOT分析やPPM分析もポジショニングマップもマトリクス図です。ア
ンゾフの成長ベクトルも有名ですね。
マトリクス図は、MECEではないことも多いのですが、要素間の関係性が
明確になって、場合によっては、1+1=10ぐらいの相乗効果を発見する
こともあるので、非常にパワフルな"魔法のツール"です。
■さらにシステムを捉える上で重要性を増しているのが「ループ図」と呼ば
れるものです。
これは各要素のつながりや因果関係を表したもの。
PDCAを時計回りの図に表すことがあるかと思いますが、あれがループ図
の典型です。
ロジックツリーやマトリクス図は、静的な位置づけや関係性を表すことに有
効ですが、ループ図は動的な関係性、発展性を表すことが可能です。
確かに全ての問題は、複雑に動く関係性の中に存在しており、その動的なシ
ステム(仕組み)を把握しない限りは、抜本的な問題解決に至ることはでき
ません。
「思考脳力のつくり方 ─仕事と人生を革新する四つの思考法」では、「シ
ステム思考といえば、因果関係ループとシステムダイナミクスだ」と考える
ことを「狭義のシステム思考」と述べています。
■「なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?─小さな力で大きく動か
す!システム思考の上手な使い方」には、その「狭義のシステム思考」に則
り、ループ図の使い方が詳細に書かれています。
例えば、あるメーカーが、順調に売上を上げてきたつもりなのに急に頭打ち
になってしまった。という問題があったとします。
商品が飽きられてきた。営業の慢心。ライバルの存在。など様々な理由を並
べたとしても、具体的にどのように問題解決に取り組んだらいいか分かりま
せん。
そこで、ループ図に整理してみます。
まずは、売上増→キャッシュ増→新製品の追加→受注増→売上増というプラ
スのループを書きます。
それに対して、受注増→受注対応業務増→納期遅れ→顧客の評価減→受注減。
というマイナスのループが考えられます。
つまりこの場合、売上が増えるごとに、受注対応業務が追いつかなくなり、
顧客の信頼を落とすというマイナスのループが働くことを示しています。
ということは、受注業務の軽減措置をとらなければ問題は解決しません。一
時的には、受注制限をしなければならない場面もあるかも知れません。
この他にも、受注増→営業のキャパオーバー→営業活動の希薄化→顧客の信
頼性減→受注減。というループが書けるかも知れません。
受注増→人気商品の明確化→ライバル会社からミート→顧客の選択肢が増え
る→受注減。というケースも考えられます。
結局問題は複雑に絡み合っているので、どれが最も影響が大きいかを見極め、
ループ図の中から、自社で手をつけられるところに注力することが問題解決
につながります。
要するに、ループ図は、問題のつながりを見極め、どこにレバレッジ・ポイ
ント(そこを押さえれば全体に影響を与えられるポイント)があるかを発見
することに役立つツールです。
■ループ図を描く作業は、1回ごとにアーティスティックな能力を求められ
るような気がしますね。
それも仕方ありません。システムは複雑なので、一定ではありません。
ですから、ループ図を使いこなすようになるまでには、ある程度の訓練や経
験が必要になることでしょう。
特にレバレッジ・ポイントを見極め方には公式はない。と「なぜあの人の解
決策はいつもうまくいくのか?─小さな力で大きく動かす!システム思考の上
手な使い方」には書かれています。
■しかし、発生する問題の構造には、いくつかのパターンが見られることも
事実です。
「なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?─小さな力で大きく動かす!
システム思考の上手な使い方」では、いくつかの問題の構造パターンをシス
テム原型として提示しています。
例えば、先ほどの例に挙げた、成長すればするほど逆に成長を阻害するよう
なループが働く「成長の限界」というパターン。
問題解決までに時間がかかることを理解せず、目先の対症療法に走ってしま
う「うまくいかない解決策」
対症療法的な対応を繰りかえすことで、抜本的な問題が放置されて病状を悪
化させてしまう「問題のすり替わり」
最初にたてた目標が達成できずに知らず知らず馴れ合いになってしまう「目
標のなし崩し」
トップの者が有利な立場を利用して自己強化を進めるために、2位以下との
距離が開いていく「強者はさらに強くなる」
一方が仕掛けた競争に他社が対抗することで、敵味方とも疲弊していく「エ
スカレート」
もちろん、このパターンに当てはまらないものもあるので、原型を暗記すれ
ばいいというものではありません。
ただ、当てはまらないものもあると条件をつけた上で、パターン認識ができ
るようになると、問題の把握のスピードが格段に高くなります。
■システム思考とは、人間に責任を帰着させるのではなく、システムそのも
のに責任を求めようという考えです。
誰が悪い、自分が悪い、というわけではない。根本的な責任は、システムに
あると考える。だから、抜本的な解決法とは、問題が生じないようなシステ
ムに作り変えることとなります。
システム思考ができている人は、視野が広く、自分の無意識の思考パターン
にも気づく可能性が高くなります。
また自分や他人を無為に攻めたりすることがないので、楽観的で、人に優し
く、幸福を感じる度合いが高いと述べられています。
まるでいいことづくめですね^^
■ちなみに「思考脳力のつくり方 ─仕事と人生を革新する四つの思考法」
では、システム思考の次の段階を提示しています。
次の段階である「ポスト・システム思考」とは、そもそも問題の全てを把握
することなど厳密には不可能であるという、ある意味、全うな考え方です。
確かに、全てを把握するという理想はあっても、本当に全てを完璧に把握す
ることなど不可能です。
そもそも論理というもの自体、一つの世界を理解するための方策であって、
それが万能であるとは言えない。
だから、肩肘張っても仕方ないよ。無理なものは無理だよ。自然に任せよう
や。といういわば老荘思想です。
■さらに次の段階である「システム思想」とは、それまでの考えをすべて認
めた上で、昇華させるような考えです。
これは説明するのが難しい。
問題を全て把握することは不可能である。しかし、把握しようという試みは
認めよう。それで不可能であると分かってもいいじゃないか。挫折して落ち
込んでもいいじゃないか。ニヒリズムに陥るのも人間だ。全てを受け入れよ
う。。。
上記の作者である前野氏は、修行僧などがたどり着く悟り。各分野の達人と
言われる人たちが最後にたどり着く境地。であると述べています。
いささか文学的、哲学的な考えでしょうか。
実は私は昔、文学が好きでしたので、この境地を想像することはできます。
アルベール・カミュの小説「異邦人」やエッセイ「シーシュポスの神話」で
は、まさにこの問題を取り上げています。
西洋人であるカミュは、神の作った規律、人間の作った法律や道徳になぜ従
う必要があるのだと真剣に自問自答しています。
それで、小説の中で、意味のない殺人を犯す人物を登場させ、神の摂理に挑
戦しています。
小説の主人公は死刑場に向かうラストで突如悟ります。「本来、人間は何も
なく生まれてきて、死んでいく。そこに意味はない。そんな人間のすべてを
受け入れよう」
「シーシュポスの神話」では、カミュ自身が熱く語っています。「人間のす
ることに善悪などない。すべては許されている」
私のような凡人はうまく語ることができませんが「人間のやることなどたか
が知れている」と理解した上で、何事にも真剣に向き合う姿勢が"悟り"だ
と私は考えます。
いわば"究極の上から目線"です。
■ちょっと話が飛躍したきらいがありますな。
話を最初に戻しましょう。
私は自分のコンサルティングで、顧客の問題を抜本的に解決したいと願って
います。
もぐら叩きのような対症療法を繰りかえしたくない。
ということは、顧客自身が自分で自社の問題を解決できるような力を身につ
けてもらいたい。
ですから、私は顧客と一緒に問題解決に取り組み、顧客に考えてもらうこと
を重視しています。
仮に、私がボンクラで問題解決に至らなくても、顧客が自ら解決策を見つけ
出してくれればいい^^;
自分で問題を発見し、解決策を考え出せるようにはどのような思考のスキル
を身につければいいのか。
それが「戦略的思考」であり、「システム思考」であると提示します。
■今回、私としても「システム思考」を知り、自分が考えていた「戦略的思
考」を強化することができたと考えています。
大変参考になりました。
この考えを自分なりに咀嚼した上で、また皆様に使い方を提案したいと思い
ます。
コラム
- 2021.01.07:「鬼滅の刃」大ヒットで復活するソニー「全集中の戦略」
- 2020.12.24:生き残りをかけてもがく家電メーカーたち
- 2020.12.10:ヤマダ電機は、大塚家具の救済よりも、家電産業の復活に取り組め
- 2020.11.26:雑草のようにしたたかなワタミの生き残り戦略
- 2020.11.12:井上尚弥はボクシングの未来を拓くか
- 2020.10.29:出前館vsウーバーイーツ
- 2020.10.15:阪神タイガースはいつまでダメ虎なのか
- 2020.10.01:こんな創業は失敗する
- 2020.09.17:リアル「半沢直樹」 JAL再生は、ドラマよりも奇跡だった
- 2020.09.03:「存在意義」を深く考えない創業は頓挫する
- 2020.08.20:創業の成功確率を上げる5つの要件
- 2020.08.06:米国子会社の破綻は、無印良品の終わりの始まりか?
- 2020.07.23:「論語」は最高の自己啓発書であり、最強の実用書だ
- 2020.07.09:孔子の教えは、なぜ簡単なのに伝えにくいのか?
- 2020.06.25:コロナでも生き残る小さな事業の秘訣
- 2020.06.11:経営者は「貞観政要」を読みなさい
- 2020.05.28:経営者は「君主論」を読みなさい
- 2020.05.14:クロージングがうまくいかない時にこそ、営業の真価が問われる
- 2020.04.30:営業として大成したければ、クロージングでは正攻法を貫け!
- 2020.04.16:営業は基本を学べ。正しい知識を持っていると、経験から正しく学べる。
- 2020.04.02:営業を知らない人ほど怪しげな営業をしてしまうのはなぜか?
- 2020.03.19:プレゼンテーションは、ワンパターンでいい。
- 2020.03.05:「深掘り質問」を制する者は営業を制す
- 2020.02.20:営業は顧客の課題を解決する仕事だ
- 2020.02.06:商談の第一声は営業から発する
- 2020.01.23:「テスト受注」は営業の醍醐味だ!
- 2020.01.09:営業成績が上がらないという人は、顧客訪問してませんね。
- 2019.12.26:とっても簡単な地域営業の始め方
- 2019.12.12:新人営業が自信を持つために最初にすること
- 2019.11.28:創業以来の危機に陥ったアシックスは復活できるのか?
- 2019.11.14:井上尚弥がはじめての苦戦から得たもの
- 2019.10.31:ユニクロ会長が怒る「失われた30年」から抜け出すことはできるのか?
- 2019.10.17:サマンサタバサはなぜ紳士服のコナカに買われたのか?
- 2019.10.03:中小零細企業の大半が不要だと言われてしまう理由
- 2019.09.19:ZOZO身売りに見た前澤氏の限界と可能性
- 2019.09.05:ビアードパパのすごい展開力
- 2019.08.22:マイクロソフトはなぜ比類なき復活を遂げたのか?
- 2019.08.08:空前絶後の幸運に見舞われながらも、それゆえに破滅した男の話。
- 2019.07.25:吉本が、これほどマネジメント能力がないとは驚いた
- 2019.07.11:ネットフリックスは、本気のディズニーに勝てるのか?
- 2019.06.27:ぺんてるとコクヨ またかよ!?と言いたくなるお家騒動がらみの揉め事
- 2019.06.13:驚異の高収益企業キーエンスの理由
- 2019.05.30:井上尚弥が導く異次元のボクシングビジネス
- 2019.05.16:WOWOWをV字回復させたサブスクビジネスの本質
- 2019.05.02:ランチェスター戦略で令和を生き抜く
- 2019.04.18:豊臣秀吉に学ぶ「人を動かす」秘訣
- 2019.04.04:令和のランチェスター戦略
- 2019.03.21:それでも生き残る!小さな会社の生き残り術
- 2019.03.07:少子高齢化と人口減少に直面する日本を破綻させなめに我々がすべきこと
- 2019.02.21:吉野家は過去の栄光を捨て去れるのか
- 2019.02.07:「サブスク」ビジネスの衝撃
- 2019.01.24:島田紳助や大前研一が提唱する成功理論・成功術
- 2019.01.10:平成が終わっても、人生は終わらない
- 2018.12.27:サーモス(THERMOS)V字回復の鍵は「接近戦」にあり
- 2018.12.13:カルロス・ゴーン事件が教える組織の腐り方
- 2018.11.29:RIZAPリバイバルプランは結果にコミットするか
- 2018.11.01:アマゾン・エフェクトに対抗する手段はあるのか
- 2018.10.04:ランチェスター戦略が示す3つのマジックナンバー
- 2018.09.20:ランチェスター戦略の中で、いちばん使えるところを教えます。
- 2018.09.06:ボクシング 井上尚弥にあって、山中慎介になかったもの
- 2018.08.23:川淵三郎はなぜ他のスポーツ団体関係者のようにダークサイドに堕ちないのか?
- 2018.08.09:半周遅れのヤフーによる起死回生の逆転戦略
- 2018.07.26:営業は「準備」が9割!
- 2018.07.12:サッカーW杯日本代表はなぜ躍進したのか?
- 2018.06.28:メルカリが破格の期待を集める5つの理由
- 2018.06.14:楽天が携帯電話事業にいまさら参入する理由
- 2018.05.31:スタジオアリスがさらに成長するための方法
- 2018.05.17:私が出会った優秀なコンサルタント
- 2018.05.03:サーモス(THERMOS)の奇跡はなぜ起きたのか?
- 2018.04.19:ワークマンは第二のユニクロになれるのか?
- 2018.04.05:これから営業職につく若い人に言いたいこと
- 2018.03.22:シリアルアントレプレナー「ブックオフ」「俺の」創業者の成功パターン
- 2018.03.08:サンマルクカフェにわざわざ行く理由があるのか?
- 2018.02.22:小さな事業者が新規開拓で成功する方法
- 2018.02.08:「なんでも酒やカクヤス」にみる局地戦の極意
- 2018.01.25:私が生き残っているのは「弱者の5大戦略」を実践してきたからです。
- 2018.01.11:2018年 君たちはどう生きるか(吉野源三郎や宮崎駿とは関係ありません)
- 2017.12.28:AIの時代に、どのような営業が生き残れるのか?
- 2017.12.14:ナイキもアシックスも「SHOE DOG」だ!
- 2017.11.30:TSUTAYAやDMMはしたたかに生き残っていくだろうが限界もある
- 2017.11.16:「シン・ゴジラ」って途中まで面白いけど、後半グダグダじゃないですか?
- 2017.11.02:織田信長が22年かけてできなかった天下統一を、豊臣秀吉がたった8年でできた理由
- 2017.10.19:電気自動車(EV)の時代に日本企業は生き残れるのか
- 2017.10.05:顧客満足度3年連続1位!ドトールコーヒーが最強か
- 2017.09.21:ヤマダ電機が生き残りを賭けて反攻開始!
- 2017.09.07:ドラッグストアが、コンビニを食い物にしている
- 2017.08.24:国内で敵なしのカルビーの将来が必ずしも明るくない理由
- 2017.08.10:君は内山高志を見たか
- 2017.07.27:金本知憲監督はすべての中間管理職の象徴だ
- 2017.07.13:自然界のランチェスター戦略
- 2017.06.29:回転寿司は群雄割拠の戦国時代に入った
- 2017.06.15:小さな会社のM&Aが日本を救う?
- 2017.06.01:AbemaTVは年間200億円の赤字から脱却できるのか?
- 2017.05.18:大阪・堺の超優良企業シマノは、これからも盤石なのか?
- 2017.05.04:知られざる成長産業 コインランドリー業界はどうなっているのか?
- 2017.04.20:新社会人に贈る「1万時間の法則」
- 2017.04.06:野村克也を超一流のプロ野球人にした3つの力
- 2017.03.23:風林火山を旗印に掲げた武田信玄は、戦略家ではなかったのか?
- 2017.03.09:ラスト・ワンマイルの表と裏をおさえよ
- 2017.02.23:鳥貴族の成長はこのまま∞に続くのか
- 2017.02.09:キングコング西野の絵本「えんとつ町のプペル」はなぜ炎上するほど売れているのか?
- 2017.01.26:アマゾンはどこから来てどこへ行くのか
- 2017.01.12:「孫子」を5つのポイントで整理した
- 2016.12.29:真田幸村はなぜ「日本一の兵」になったのか?
- 2016.12.15:セイコーマート・北の最強コンビニはどのようにできたのか
- 2016.12.01:クリスピー・クリーム・ドーナツの大量閉店は、前向きだったのですね
- 2016.11.17:ジーユーがユニクロを超える時、ファーストリテイリングは世界トップになる
- 2016.11.03:ピコ太郎はなぜ世界を席巻したのか?
- 2016.10.20:地域密着営業って何だろう?
- 2016.10.06:繁盛する居酒屋には、現場営業に必要なヒントが満載だ
- 2016.09.22:天下分け目といわれた関ヶ原の戦いはなぜ半日で決着がついたのか?
- 2016.09.08:「世界の山ちゃん」は世界に届くのか
- 2016.08.25:リオ五輪 男子柔道はなぜ躍進したのか?
- 2016.08.11:ポケモンGOは、何をGOしたのか?
- 2016.07.28:営業は純粋な「技術」であり、誰でも身に着けられるものである
- 2016.07.14:金本を信じよ!
- 2016.06.30:せっかく展示会出展しても成果の出ないやり方をしている企業が多すぎる
- 2016.06.16:小さな会社が生き残る秘訣は「ニッチであること」その他には...
- 2016.06.02:びっくりドンキーは弱者のエネルギーに満ちていた
- 2016.05.19:「同率勝算の規則」に則った唯一の成功法則
- 2016.05.05:レスターに学ぶ「奇跡のチーム」を作る3つの秘訣
- 2016.04.21:世紀のちゃぶ台返し!セブンに何があったのか
- 2016.04.07:新社会人に贈る あなたの人生を豊かにする秘訣
- 2016.03.24:コメダ珈琲店に人気があるのは理由がある
- 2016.03.10:小さくても生き残る「局所的な強者」の作り方
- 2016.02.25:「営業の仕組み」を身に着ければ、目標達成に苦しまなくなる
- 2016.02.11:子供に自慢できる人生を送りたいなら
- 2016.01.28:マクドナルドもスターバックスも日本市場をなめるな!
- 2016.01.14:「孫子の兵法」を企業経営に活かす方法
- 2015.12.31:結果を出す人は、手段を目的化している
- 2015.12.17:廃業寸前の負け犬集団が、常勝軍団に生まれ変わったわけ
- 2015.12.03:なぜ「世界トップ企業」を目指すのか?
- 2015.11.19:初めての著作は、なぜ「小説」になったのか?
- 2015.11.05:戦略は実行させなければ意味がない
- 2015.10.22:世界トップ企業への道は「差別化」が開く
- 2015.10.08:世界トップ企業になるために最初にしなければならないこと
- 2015.09.24:サーモス(THERMOS)はなぜ「廃業寸前」から世界トップ企業になったのか?
- 2015.09.10:営業には3つの役割がある
- 2015.08.27:楽天球団は、新しい野球を見せてくれ!
- 2015.08.13:ユニクロは、無印良品と提携せよ
- 2015.07.23:ノキアと日本電産 東西M&A巧者のやり方
- 2015.07.09:ワクワクする仕事しかやりません。
- 2015.06.25:ライザップはなぜ叩かれるのか?
- 2015.06.11:「けっこういい」よりも「並外れてダメ」がいい
- 2015.05.28:戦略には「感動」が必要だ
- 2015.05.14:「孔子」を学ぶ意味
- 2015.04.30:スカイマークはなぜ優遇されながら破綻したのか?
- 2015.04.16:セブンvsミスド 初戦の判定は
- 2015.04.02:任天堂はもう一度天下をとれるのか
- 2015.03.19:ファミマはセブンに勝てるのか?
- 2015.03.05:大塚家具の父と娘はどちらが正しいのか?
- 2015.02.19:成長しないビジネスのロールモデル
- 2015.02.05:100回勝負に持ち込めば絶対に勝てる
- 2015.01.22:キリンビバレッジは逆転できるのか?
- 2015.01.08:「孫子」を活用するための最大のキーワード
- 2014.12.31:「孫子の兵法」を学ぶ
- 2014.12.25:ハウステンボスはどのようにして再建されたのか?
- 2014.12.11:テラモーターズは、なぜオートバイ市場のトップ企業となったのか?
- 2014.11.27:人を動かすシンプルなメソッド
- 2014.11.13:嫌いな顧客を嫌いだと思わなくなる方法
- 2014.10.30:縄文時代が何年続いたか知ってます?
- 2014.10.02:阪神タイガースはなぜ優勝できないのか?
- 2014.09.18:創業塾でのQ&A
- 2014.08.21:コンビニのアイスクリームはどうなっているのか
- 2014.08.07:創業して10年続く人が持っている3つの資質
- 2014.07.24:私が「孫子」を使う理由
- 2014.07.10:「三国志」の戦いで勝敗が決する要因とは?
- 2014.06.26:「孫子の兵法」でみる2014年ワールドカップ日本代表の戦い
- 2014.06.12:マラドーナはなぜ三流監督で終わったのか?
- 2014.05.29:相性のいい顧客を探す方法
- 2014.05.15:営業が不得意な人は、営業なんてしない方が成果が上がる
- 2014.05.01:GoProは、強者になれるのか
- 2014.04.17:マクドナルドは、マイルドヤンキーを狙え!
- 2014.04.03:売れる仕組みが必要な理由
- 2014.03.20:営業プロセスがなければ組織は動かない
- 2014.03.06:ビジネスの設計図を作ろう
- 2014.02.20:彼を知り己を知れば...
- 2014.02.06:ビジョンは営業チームを一丸にする
- 2014.01.23:楽しくなければ営業じゃない!
- 2014.01.09:私がメルマガを書く「立ち位置」
- 2013.12.26:レゴは、なぜ世界第2位の玩具メーカーに復活したのか?
- 2013.12.12:コトラーに教えらえた初心に戻る
- 2013.11.28:日本のモノづくりを復活させるには
- 2013.11.14:レッドブルが世界で52億本も売れた「何か」
- 2013.10.31:ヤフーはどこに行こうとしているのか?
- 2013.10.17:飛び火マーケティングの時代-GoPro
- 2013.10.03:アップルは普通の企業になってしまった
- 2013.09.19:7年後、日本は巨大な展示会場になる
- 2013.09.05:店舗系ビジネスの弱者の戦略
- 2013.08.22:私がイチローから学ぶ3つのこと
- 2013.08.08:脱・人脈の営業
- 2013.07.25:ソーシャル時代の「真実の瞬間」
- 2013.07.11:統計は最強の営業マネジメントツールである
- 2013.06.27:新興宗教のビジネスモデル
- 2013.06.13:進化する教育システムに乗り遅れるな
- 2013.05.30:お医者さんや弁護士さんの営業戦略
- 2013.05.16:できる営業は、負け方が違う
- 2013.05.02:宮崎駿とスタジオジブリについて
- 2013.04.18:差別化は、マイナスせよ
- 2013.04.04:JAL再生にみる企業変革の王道
- 2013.03.21:第3回WBC終戦記念 がんばれプロ野球
- 2013.03.07:マイケル・ポーターの戦略はもう通用しないのか?
- 2013.02.21:王将の餃子は大阪を跳び出すか?
- 2013.02.07:営業チームマネジメントの第一歩
- 2013.01.24:失速したマクドナルドの次の一手は?
- 2013.01.10:阪神タイガースは暗黒時代に戻っていくのか
- 2012.12.27:衰退市場でトップを張る宝島社の戦略
- 2012.12.13:目標は、顧客総取り!
- 2012.11.29:答えのない問題に取り組めるのか
- 2012.11.15:手っ取り早く実績を上げるには
- 2012.11.01:プロ野球は、名選手しか監督になれないのか?
- 2012.10.18:世界王者が世界に挑戦!
- 2012.10.04:新・携帯電話版三国志
- 2012.09.20:安売りせずに売る方法
- 2012.09.06:脳内のリミットを外せ
- 2012.08.23:儲ける方法をタネ明かしする
- 2012.08.09:もうかるビジネスにはタネがある
- 2012.07.26:ステーキを売るな、○○を売れ!
- 2012.07.12:一流の営業になるために絶対に避けられない道
- 2012.06.28:顧客を創造するということ
- 2012.06.14:ビジネスが成立するための3つの要素
- 2012.05.31:理屈で捉えきれない会社もある
- 2012.05.17:戦術は現状を効率的にする。戦略は現状を破壊する
- 2012.05.03:物語風ビジネス書を読んでみよう
- 2012.04.19:市場価値より企業内価値を高めよう
- 2012.04.05:3つの起業家タイプが注意すること
- 2012.03.22:ソニーはどこへ行った?
- 2012.03.08:利益を上げるための最もシンプルな方法
- 2012.02.23:ランチェスター戦略を営業に活かすたった3つのプロセス
- 2012.02.09:日本の電機メーカーはどうすれば生き残れるのか
- 2012.01.26:心理学はビジネスに生かせるのか
- 2012.01.12:水戸黄門の終焉と大阪都構想
- 2011.12.29:「坂の上の雲」を越えていこう
- 2011.12.15:強い現場を作る方法
- 2011.12.01:なぜ落合博満はブレないのか?
- 2011.11.17:小さなお菓子屋さんが描く大きなストーリー
- 2011.11.03:理屈でメシは食えん!でいいの?
- 2011.10.20:iPhone vs iPhone
- 2011.10.06:本質からはじめよ!
- 2011.09.22:アマゾンにチャレンジ!
- 2011.09.08:さらば、スティーブ・ジョブズ
- 2011.08.25:マフィアにビジネスの極意を聞く
- 2011.08.11:たまにはビジネス小説でも読みましょうか
- 2011.07.28:なぜ我々にはマーケティングが必要なのか?
- 2011.07.14:「いい商品」って何ですか?
- 2011.06.30:カリスマ営業を有難がっても意味ないでしょう
- 2011.06.16:ネスプレッソが売れている理由
- 2011.06.02:孫子、ポーター、ランチェスター
- 2011.05.19:足腰の弱い欧米企業、頭の弱い日本企業
- 2011.05.05:斎藤佑樹はプロ野球で通用するか?
- 2011.04.21:ランチェスター戦略って役に立つの?
- 2011.04.07:温泉旅館を蘇らせるには
- 2011.03.24:弱い人をより弱くするのが戦略なのか
- 2011.03.10:タスク管理と時間管理のツール紹介
- 2011.02.24:プレーヤーからマネージャーへ
- 2011.02.10:110兆円の市場に遅れた日本
- 2011.01.27:物語と希望の深い関係
- 2011.01.13:グーグルVSアップル
- 2010.12.30:面白い戦略ストーリーの作り方
- 2010.12.16:残念な人には戦略がない
- 2010.12.02:理屈のない実行はギャンブルですよ
- 2010.11.18:メイド・カフェの営業プロセス
- 2010.11.04:プロ野球球団運営を成功させるには
- 2010.10.21:勝ちパターンの作り方
- 2010.10.07:たまには「哲学」の話をしよう
- 2010.09.23:世紀末都市・アキバ
- 2010.09.09:コンビニ・オーナーというビジネス
- 2010.08.26:もし現場のオッチャンがポーターを学んだら
- 2010.08.12:坂の上に雲は見えない?
- 2010.07.29:システム思考って何だろう
- 2010.07.15:営業は「点取り屋」ではない!
- 2010.07.01:戦略はストーリーで語れ2
- 2010.06.17:戦略はストーリーで語れ
- 2010.06.03:アップルは本当に最強なのか?
- 2010.05.20:営業生産性を上げる構造とは
- 2010.05.06:女子高生と一緒にドラッカーを学ぼう
- 2010.04.22:勝海舟が坂本龍馬に伝えたもの
- 2010.04.08:人をやる気にさせるにはどうすればいいのか
- 2010.03.25:アップルとユニ・チャーム~変革企業の共通点
- 2010.03.11:無料のビジネスって何だ?
- 2010.02.25:営業に必要な戦略的思考
- 2010.02.11:狩猟民族の構想力に学ぼう
- 2010.01.28:農耕営業のススメ
- 2010.01.14:2010年は日本企業のアジア進出元年になる
- 2009.12.31:2009年の携帯とジーンズと餃子
- 2009.12.17:20歳の頃の自分に読ませたい本
- 2009.12.03:日本茶も海外進出している
- 2009.11.19:ダイソンはなぜ売れたのか?
- 2009.11.05:私の考える効率的な営業とは
- 2009.10.22:島田紳助の研究2
- 2009.10.08:フォロワー企業のゲーム
- 2009.09.24:地域密着企業の営業戦術
- 2009.09.10:地域密着企業の経営方法
- 2009.08.27:マクドナルド 一人勝ちの理由
- 2009.08.13:死せる孔明、生ける仲達を走らす
- 2009.07.30:農業は儲かるのか?
- 2009.07.16:キリン、サントリー、アサヒ、オリオン
- 2009.07.02:戦略2、戦術1の法則
- 2009.06.18:いい顧客、悪い顧客
- 2009.06.04:日本で一番大切にしたい会社の戦略
- 2009.05.21:それぞれの「1万時間」を過ごそう
- 2009.05.07:社会起業は一般の起業と何が違うのか?
- 2009.04.23:もし諸葛孔明が経営顧問だったら
- 2009.04.09:物語の力を知ろう
- 2009.03.26:祝!WBC日本代表優勝
- 2009.03.12:小さな池の大きな魚
- 2009.02.26:農業にチャンスあり
- 2009.02.12:機能と情緒--2つの差別化の方法
- 2009.01.29:営業は結果を追ってはいけない
- 2009.01.15:真似したくてもできない事情がある
- 2009.01.01:欲しいものを作ってくれるビジネス
- 2008.12.18:オール・ザット・競争戦略
- 2008.12.04:ゼロ距離を目指す
- 2008.11.20:10/13の市場でビジネスする
- 2008.11.06:ローカルヒーロー花盛り
- 2008.10.23:いい商品を、いい人から、安い値段で買いたい
- 2008.10.09:経営で必要な知恵はすべて三国志で学んだ
- 2008.09.25:HONDAが空を飛ぶ!
- 2008.09.11:緊急性にフォーカスせよ!
- 2008.08.28:楽天グループ迷走す
- 2008.08.14:エコカー開発競争
- 2008.07.31:儲けるための仕組みを作ろう
- 2008.07.17:「黒船」iPhoneの衝撃
- 2008.07.03:野球は言葉でするもんや
- 2008.06.19:大阪の小さなものづくり企業
- 2008.06.05:事業コンセプトにこだわる
- 2008.04.24:黒澤明はなぜ世界進出に失敗したのか?
- 2008.04.10:スタジオアリスに見る市場特化の行方
- 2008.03.13:山形の洋菓子店がフォーカスしたもの
- 2008.02.28:阪神タイガースは獣王無敵か?
- 2008.02.14:薄型テレビ市場2.0 競争の鍵はブランド力か
- 2008.01.31:アシックスの戦略、ナイキの戦略
- 2008.01.17:「日本一の村」改革に挑戦
- 2008.01.03:マネることは差別化の第一歩
- 2007.12.20:駄菓子屋さんの成功要因
- 2007.12.06:P&Gの戦略-強者はこれだけ有利だ
- 2007.11.22:浪速のグローバル企業
- 2007.11.08:良いモノを作りさえすれば売れるのか
- 2007.10.25:巨人軍の凋落は止められるか?
- 2007.10.11:"志"が歴史を変えた--三国志に寄せて
- 2007.09.27:縮小するアパレル市場で生き残るには
- 2007.09.13:ハンバーガー帝国興亡の行方は
- 2007.08.30:日本製航空機は羽ばたくか
- 2007.08.16:織田信長はなぜ徳川家康に正室と嫡男の処分を命じたのか
- 2007.08.02:中小企業にとって仕組みとは
- 2007.07.19:島田紳助の研究
- 2007.07.05:最強のビジネスモデルとは何か
- 2007.06.21:迷った時は最終ユーザーに聞け
- 2007.06.07:弱者には弱者の販売促進がある
- 2007.05.24:一発逆転を狙ってはいけない
- 2007.05.10:豆腐一丁からビジネスを考える
- 2007.04.26:戦略がなければ生き残れない
- 2007.04.12:飲料業界は激変の予感
- 2007.03.29:経営理念こそ究極の差別化
- 2007.03.27:ホッピーはなぜ復活したのか
- 2007.03.15:引越し業の差別化競争時代
- 2007.03.01:コンビニ 本格競争時代に突入
- 2007.02.15:一人勝ちのワナにはまった松下電器
- 2007.02.01:ワインブームのその後
- 2007.01.18:本業がなくなってしまったら
- 2007.01.04:すべてはデジタル化する
- 2006.12.21:携帯電話版三国志
- 2006.12.07:小さな旅行会社の成功法則
- 2006.11.23:織田信長の戦略
- 2006.11.09:小さな市場に焦点を絞る会社は強い
- 2006.10.26:弱者を貫いて強者となった企業
- 2006.10.12:市場シェアの獲り過ぎに注意
- 2006.09.28:小さな市場でヒットを飛ばす
- 2006.09.14:日本酒市場あれこれ
- 2006.08.31:小さな市場で戦え
- 2006.08.17:もう1つの成長産業
- 2006.08.03:ランチェスター戦略が示すこと
- 2006.07.20:チャンスがあることを皆が知っている市場
- 2006.07.06:商品の意味が変わる時
- 2006.06.22:サッカーW杯にみる「戦略とは」
- 2006.05.25:SMPを意識する
- 2006.05.11:"営業嫌い"は会社の責任だ
- 2006.04.27:営業の分かりやすいコトバとは
- 2006.04.13:残りの80%に富を再配分する
- 2006.03.30:とるに足りない80%
- 2006.03.16:狭く、深く掘り進めれば、視界は開ける
- 2006.03.02:日本の消費者は世界レベルに近づいている
- 2006.02.16:ノウハウを捨てよう!
- 2006.02.02:一番、損になることをしよう
- 2006.01.19:技術系小企業が生き残るには
- 2006.01.05:すでに起こった未来
- 2005.12.22:顧客接点がビジネスの命綱
- 2005.12.08:一点集中戦略の落とし穴
- 2005.11.24:松下電器の一点集中戦略
- 2005.10.27:2005年日本シリーズを斬る
- 2005.10.13:例外に注目せよ
- 2005.10.10:成長の壁を乗り越える
- 2005.09.29:常識を少しずらすとチャンスが生まれる
- 2005.09.15:見えない敵と戦うには
- 2005.09.01:最も怖いのは見えない敵だ
- 2005.08.18:不滅の営業手法
- 2005.07.22:いつまで川原で石を売るのですか?(3)
- 2005.07.07:いつまで川原で石を売るのですか?(2)
- 2005.06.23:いつまで川原で石を売るのですか?(1)
- 2005.06.09:年功序列の市場はもう無い
- 2005.05.26:バーガーキング復活
- 2005.03.03:オニツカ錐もみ商法とは(後編)
- 2005.02.17:オニツカ錐もみ商法とは(前編)
- 2005.02.03:売れないのではなく、売っていないんですよ
- 2005.01.20:中小企業が狙う中国市場とは
- 2005.01.05:常識にとらわれない戦略を戦う
- 2004.12.24:小さな企業は逆転の発想で戦え!
- 2004.12.09:ゲーム型競争時代は終わらない
- 2004.11.11:北欧企業にみるランチェスター戦略
- 2004.11.02:UTADA全米進出失敗を斬る
- 2004.08.22:韓国ドラマ、なぜ人気?
- 2002.09.07:戦略とは見えざるもの
- 2002.09.07:営業をシステムとして把握する
- 2002.09.07:組織営業を導入しよう
- 2002.09.07:SMPメソッドとは
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2019.07.16 2019年7月16日「はじめてのマネジメント入門」セミナー受講後アンケートの声です。※アンケート回収47名のうち、当セミナーの内容がビジネスに ①大いに役立つ15名、②役立つ31名、③あまり役に立たな...
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