
「坂の上の雲」を越えていこう
2011.12.29
(2011年12月29日メルマガより)
■NHKが総力を上げて製作したドラマ「坂の上の雲」が、先の日曜日をも って最終回を迎えました。 足かけ3年です。 大河ドラマ枠の12月分を使って放映するという奇妙なスタイルを3年も続 けていたわけですが、全13回×90分を私は1度もテンションを切らすこ となく観させていただきました。 豪華な俳優陣の熱演といい、映像の迫力といい、久石譲の音楽といい、渡辺 謙のナレーションといい近年にない力作として十分に堪能させていただきま した。 だから最終回にかける期待は大きく、正座してテレビの前に待っていた程で す^^ ■私は、もともと司馬遼太郎の原作のファンでした。 「坂の上の雲」は、1968年(昭和43年)から1972年(昭和47年)にかけて産 経新聞に連載された小説です。(wikipediaによる) 著者の数多い作品の中でも、代表作といっていいスケールと内容を備えてい ます。 発表当時から反響が大きく、映像化のオファーが多数きていたのですが、司 馬遼太郎は「戦争賛美のように描かれたくない」という理由でことわり続け ていたようです。 それを21世紀の今日、NHKが総力を上げて製作するというのですから、 どんな内容になるのだろうと期待しないわけにはいきませんわな。 ■まあ、結果からいうと、期待ほどではありませんでした。 というか、期待外れでした。 特に最終回はやる気がみられなかったですねーー^^; 私は、今回、なぜこのドラマが期待外れだったのかをいろいろ考えてみました。 その前に、このドラマに何を期待していたのだろうかということも考えなけ ればなりません。 そして、私は長年にわたる「坂の上の雲」という物語(が持つコンセプト) への思いを払拭することにしました。 今回のメルマガでは、そのことについて書きたいと思います。。 ■今回のNHKドラマ、何が素晴らしかったといって、冒頭に流れる渡辺謙 のナレーションほど素晴らしいものはなかったでしょう。 これは、本当に、日本のドラマ史に残る名ナレーションではなかったでしょ うか。 長いですけど引用させていただきます。 ★ まことに小さな国が、開化期を迎えようとしている。 小さなといえば、明治初年の日本ほど小さな国はなかったであろう。 産業といえば農業しかなく、人材といえば三百年のあいだ読書階級であった 旧士族しかなかった。 明治維新によって日本人は初めて近代的な「国家」というものをもった。 誰もが「国民」になった。 不慣れながら「国民」になった日本人たちは、日本史上の最初の体験者とし て、その新鮮さに昂揚した。 この痛々しいばかりの昂揚が分からなければ、この段階の歴史は分からない。 社会のどういう階層の、どういう家の子でも、ある一定の資格をとるために 必要な記憶力と根気さえあれば、博士にも、官吏にも、軍人にも、教師にも 成り得た。 この時代の明るさは、こういう楽天主義から来ている。 今から思えば、実に滑稽なことに、米と絹の他に主要産業のないこの国家の 連中が、ヨーロッパ先進国と同じ海軍を持とうとした。 陸軍も同様である。 財政の成り立つはずがない。 が、ともかくも近代国家を作り上げようというのは、元々維新成立の大目的 であったし、維新後の新国民たちの少年のような希望であった。 この物語は、その小さな国がヨーロッパにおける最も古い大国の一つロシア と対決し、どのように振舞ったかという物語である。 主人公は、あるいはこの時代の小さな日本ということになるかもしれないが、 ともかくも我々は三人の人物の跡を追わねばならない。 四国は、伊予松山に三人の男がいた。 この古い城下町に生まれた秋山真之は、日露戦争が起こるに当って、勝利は 不可能に近いと言われたバルチック艦隊を滅ぼすに至る作戦を立て、それを 実施した。 その兄の秋山好古は、日本の騎兵を育成し、史上最強の騎兵といわれるコサ ック師団を破るという奇跡を遂げた。 もう一人は、俳句・短歌といった日本の古い短詩形に新風を入れて、その中 興の祖となった俳人正岡子規である。 彼らは明治という時代人の体質で、前をのみ見つめながら歩く。 上って行く坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が輝いているとすれば、そ れのみを見つめて、坂を上っていくであろう。 http://www.youtube.com/watch?v=j6Jwc4S3idI(youtube) ★ 司馬遼太郎の小説から引用した文をコラージュしたナレーションですが、こ れはこの作品のコンセプトを見事に表しています。 まさに私が、長い間、魅了されていたコンセプトです。 ■司馬遼太郎は、この作品を書くにあたっては、事実として確認できたもの しか採用しなかったと語っています。 記録文学か、ドキュメンタリーのようなものを想像するかも知れませんが、 やはりこの作品は、あくまで司馬遼太郎の小説であり、1つの解釈の上に書 かれたものです。 彼のコンセプトは、当時の日本を「まことに小さな国」として描くことでした。 ヨーロッパ先進諸国から見れば、まことに小さな国が、無理に無理を重ねて 近代国家たらんとし、歴史上に起こした奇跡を、ある種のいじらしさ、切な さ、愛着をこめて、描いています。 そのコンセプトに私は、日本人としてのプライドをくすぐられながら、魅了 されています。 我々の祖先は、こうした困難な道を経て、今に至る道を突き進んだのだと思 いたい自分があります。 ■非常に困難な状況において、現実的な成果を求めて痛ましい努力をする人間。 それは司馬遼太郎の小説に繰り返し登場する主人公像です。 「国盗り物語」の斎藤道三、織田信長にはじまり、「関ヶ原」の石田光成、 「城塞」の真田幸村、「竜馬がゆく」の坂本龍馬、「項羽と劉邦」の劉邦など。 そして、その主人公像の最も大きなものが、「坂の上の雲」における近代日 本そのものです。 ドラマにおけるナレーションにみるように、「坂の上の雲」とは、まことに 小さな国であった日本が夢見たヨーロッパ先進国のような近代国家像でした。 ■この小説が新聞連載された1968年(昭和43年)から1972年(昭和47年)と いえば、日本が戦後復興を終えて高度成長の坂をかけ上っていた時代です。 まさに、時代の空気とマッチする作品であったと思います。 しかし、2010年代の日本はその課題を大きく変えてしまっています。 少子高齢化により、国内需要の縮小は、避けられません。 海外の需要や供給力を取り込むためにも、再び大がかりな開国を求められて います。 国の形を大きく変えなければならない転換点にあって、以前のような「お手本」 となる国は見当たりません。 今日の我々にとって「坂の上の雲」とは何なのか? NHKのことだから、その意味を最終回に示してくれるものと期待していた のですが... そうした期待を叶えられることはまるでありませんでした。 ■もっとも「坂の上の雲」という概念は、決して特殊な時代にのみ有効なも のではありません。 例えば、物語にも登場する夏目漱石と並び称される明治期の文豪、森鷗外の 小説に「安井夫人」というものがあります。 http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/696_23260.html まあ、劇的な展開の殆どない一見退屈な小説です。 森鷗外にはそういうの多いですね^^; これは、江戸末期の有名な儒学者である安井息軒の夫人であった佐代を主人公 とした伝記小説めいたものです。 ■安井息軒は勉強熱心でしたが、若い頃の疱瘡が元で片目が潰れて醜い容貌 となっていました。 30歳になっても嫁がない息軒の元にやってきたのが、美貌の誉れ高い16歳 の川添佐代でした。 もともとは姉にきた縁談でしたが、姉が嫌がったのを妹の佐代が自ら名乗り 出たのです。 ■劇的なのはその部分だけです。後は事実関係を端々と書いています。 著名な儒学者といっても生活が裕福なわけではありません。 佐代は、質素な生活の中、何ら要求をせずに、夫よりも早く亡くなってしま います。 鷗外は、そんな佐代の生涯をある感嘆の思いをこめて振り返ります。 引用させていただきます。 ★ お佐代さんは何を望んだか。世間の賢い人は夫の栄達を望んだのだと言って しまうだろう。これを書くわたくしもそれを否定することは出来ない。しか しもし商人が資本をおろし財利を謀るように、お佐代さんが労苦と忍耐とを 夫に提供して、まだ報酬を得ぬうちに亡くなったのだと言うなら、わたくし は不敏にしてそれに同意することが出来ない。 お佐代さんは必ずや未来に何物をか望んでいただろう。そして瞑目するま で、美しい目の視線は遠い、遠い所に注がれていて、あるいは自分の死を不 幸だと感ずる余裕をも有せなかったのではあるまいか。その望みの対象をば、 あるいは何物ともしかと弁識していなかったのではあるまいか。 ★ 私は、この文章を読んで、感動を禁じえません。 ここには、目先の慾よりも抽象的で大きなもののために自らを犠牲にできる 人間の崇高な性質が描かれていると思うからです。 そして、本人でさえ「あるいは何物ともしかと弁識していなかった」望みの 対象-- それこそ「坂の上の雲」であったと感じます。 ■司馬遼太郎は、自分が小説を書くようになったきっかけは、1945年8月15 日のある感慨にあったと述べています。 それは「馬鹿な国に生まれたもんだ」という感慨でした。 アメリカを相手に勝ち目のない戦争をしかけて、国民を圧迫して情報統制し、 無条件降伏せざるを得ないまでに至った国ですから、そう思うのも無理はない。 まだ20歳代の司馬遼太郎は「織田信長だったら、こんな戦争をしていただろ うか」と考えたそうです。 生き残ることに敏感な戦国武将なら、勝ち目のない戦いなど避けるでしょう。 特に織田信長は、武田信玄や上杉謙信など、強い相手に対しては、卑屈にへ りくだっています。生き残るためにはプライドなどない。 豊臣秀吉はさらに現実的です。自分より兵力数の多い相手とは、絶対に戦お うとはしませんでした。 「いつから日本は、馬鹿な国になってしまったのだろうか。それまでの日本 はそんな馬鹿な国ではなかったはずだ」その思いから、司馬遼太郎は歴史小 説を書くようになったのだと言っています。 彼の思い描く馬鹿な国でなかった日本の最後の輝きが、明治維新から日露戦 争に至るまでの数年間でした。 その数年間を過ごす人々を、司馬遼太郎は、願望も込めながら「前のみを見 つめながら歩く」姿として描きました。 そのコンセプトは、21世紀の我々を魅了し、遠くは明治期(実際には大正 3年)の森鷗外にも通じています。 ■ただし、理想像を描くだけでは、何ら問題解決にはなりません。 司馬遼太郎は、40歳代をかけてこの作品を書き上げましたが、その後、エ ッセイや講演などで、書き残したことなどをしばしば取り上げました。
参考「司馬遼太郎全講演(5)」
日露戦争は、決して日本が大勝利したわけではありません。優勢な局面で講 和に持ち込めたという結末です。 当時の日本軍は、まさかロシアととことん戦争して勝てるなどとは思ってい ませんでした。潮目を神経質に見極めていたわけです。 司馬遼太郎によると、日本軍がリアリズムを持っていたのはその時までで、 日露戦後、日本軍は軍事的な行動の検証を殆どしなかった、どころか、失敗 を隠ぺいしようとしたらしい。 海軍がバルチック艦隊を完全に撃滅したのは事実ですが、陸軍の優勢はむし ろロシアの戦術的な撤退の側面も少なからずあったようです。 もともとロシアは、引いて引いて、相手が深みにはまったところを反撃する という戦法が得意です。その流れに従っていたとも見ることができます。 バルチック艦隊の全滅というまさかがなければ、戦争は終わらなかったでし ょう。 ところが「日本はロシアより強いから勝った」などという無根拠な神話がで きてしまって、昭和の破滅戦争につながってしまったというのが司馬遼太郎 の主張でした。 ■実際には、1つの国が急に愚かになるわけではない。 明治、大正、昭和と続く歴史には連続性があるはずですから、日露戦争の時 代にも、昭和の破滅に向かう素地はあったはずです。 どんな国にでも、人間にでも、多様性があります。その多様性が、周りの環 境に応じて、どのように作用するのかで、国や人間の行く末が変わります。 周りの環境が変われば、自分の持っているどの要素を前面に打ち出していく のかを変えなければ、思う方向へ進むことができません。 それが戦略--目標を定め、未来に向けて課題を洗い出し、やるべきことを 決める--に他なりません。 それがなされずに、特定の環境における成功事例だけを既成事実化してしま えば、破滅に向かうのは火を見るより明らかです。 明治期にあれほど合理的であった日本軍が、昭和になってなぜ精神論を前面 に押し出すようになってしまったのか。 それが司馬遼太郎の悲嘆だったようですが、戦略立案を仕事にする者の推測 として、それは日本軍が変わったのではなく、周りの環境が変わったために、 日本軍の悪い部分が目立ってしまったということではないか。 残念ながら、司馬遼太郎も、その事実を嘆くばかりで、課題に正面から取り 組もうとしませんでした。 ある講演録では、ノモンハンでの戦いを小説にしようと調べた時期もあった のだが、精神衛生に良くないので止めてしまったと述べています。 私には、それは問題からの逃避にように思えてしまいます。 ■2011年は、東日本大震災の年として記憶に残ることとなりました。 地震と津波、それに続く原発事故により、我々の意識も否応なしに一新せざ るを得なくなりました。 住んでいる町や家、空気といったものが、一瞬にして物理的に安全ではなく なるという事実がそこにあります。 そして、その急激な危機に既存の規範や体制では対応できないということに 気づきました。 実をいうと、日本は、長い下り坂の途中にあります。 いわゆる少子高齢化やグローバル経済の時代に、我々の社会は、うまく順応 することが出来ていませんでした。(あるいは乗り遅れつつありました) 大きな危機であっても、それが緩やかならば、目先の既得権益を守る方に意 識が向かいます。 なにしろ既得権益者は、パイの縮小には目をくれず、自分の取り分の大きさ ばかりに注力していますから。 それが、2011年は、パイそのものが消えてしまうのだということを、圧倒的 な現実として見せられたのです。 さすがに多くの人が危機感を持たざるを得なかったはずです。 これで気づかない人は、社会の仕組みの大切な部位からは退いてもらわない と、社会のためになりませんよね。 ■今回、「坂の上の雲」というドラマと小説をめぐって、このメルマガを書 くにあたり、いろいろ考えさせていただきました。 この物語のファンの方には申し訳ないのですが(もちろん私もその1人なの ですが)いつまでもこの物語のコンセプトに止まっているわけにはいきません。 今は、この物語の先に進まなければならない時期だと思います。 先人が築き上げてきたものを壊して1から作り直すのか。あるいは、先人の 業績を検証して、課題を修正していくのか。 明治維新から日露戦争という数年間の成功体験を後生大事に抱き続けたとい う失敗から我々は学ばなければなりません。 我々も、個別の局面で様々なレベルの成功体験を積み上げてきているはずです。 それをいかに捨てて、あるいは検証して、新しい規範や体制を築いていくのか。 それが我々がやるべきことです。 ■もうこの数年、我々は、ずっと転換点といわれる時代を過ごしてきています。 転換点で、重要になるのは戦略--目標を定め、未来に向けて課題を洗い出 し、やるべきことを決める--です。 でも、ここのところ、転換点慣れしてきたのかも知れませんよ^^ だから、黙って目の前のことをやる。無我夢中でやる。といったことに逃げ 込まないように注意しないといけません。 周りに順応して、人間関係だけに注力するということにも逃げないようにし なければなりません。 腹を括って、今、やるべきことに自分を追い立てていきたい。 2012年に向けて、そう考えたいと思います。
(2011年12月29日メルマガより)
■NHKが総力を上げて製作したドラマ「坂の上の雲」が、先の日曜日をも って最終回を迎えました。 足かけ3年です。 大河ドラマ枠の12月分を使って放映するという奇妙なスタイルを3年も続 けていたわけですが、全13回×90分を私は1度もテンションを切らすこ となく観させていただきました。 豪華な俳優陣の熱演といい、映像の迫力といい、久石譲の音楽といい、渡辺 謙のナレーションといい近年にない力作として十分に堪能させていただきま した。 だから最終回にかける期待は大きく、正座してテレビの前に待っていた程で す^^ ■私は、もともと司馬遼太郎の原作のファンでした。 「坂の上の雲」は、1968年(昭和43年)から1972年(昭和47年)にかけて産 経新聞に連載された小説です。(wikipediaによる) 著者の数多い作品の中でも、代表作といっていいスケールと内容を備えてい ます。 発表当時から反響が大きく、映像化のオファーが多数きていたのですが、司 馬遼太郎は「戦争賛美のように描かれたくない」という理由でことわり続け ていたようです。 それを21世紀の今日、NHKが総力を上げて製作するというのですから、 どんな内容になるのだろうと期待しないわけにはいきませんわな。 ■まあ、結果からいうと、期待ほどではありませんでした。 というか、期待外れでした。 特に最終回はやる気がみられなかったですねーー^^; 私は、今回、なぜこのドラマが期待外れだったのかをいろいろ考えてみました。 その前に、このドラマに何を期待していたのだろうかということも考えなけ ればなりません。 そして、私は長年にわたる「坂の上の雲」という物語(が持つコンセプト) への思いを払拭することにしました。 今回のメルマガでは、そのことについて書きたいと思います。。 ■今回のNHKドラマ、何が素晴らしかったといって、冒頭に流れる渡辺謙 のナレーションほど素晴らしいものはなかったでしょう。 これは、本当に、日本のドラマ史に残る名ナレーションではなかったでしょ うか。 長いですけど引用させていただきます。 ★ まことに小さな国が、開化期を迎えようとしている。 小さなといえば、明治初年の日本ほど小さな国はなかったであろう。 産業といえば農業しかなく、人材といえば三百年のあいだ読書階級であった 旧士族しかなかった。 明治維新によって日本人は初めて近代的な「国家」というものをもった。 誰もが「国民」になった。 不慣れながら「国民」になった日本人たちは、日本史上の最初の体験者とし て、その新鮮さに昂揚した。 この痛々しいばかりの昂揚が分からなければ、この段階の歴史は分からない。 社会のどういう階層の、どういう家の子でも、ある一定の資格をとるために 必要な記憶力と根気さえあれば、博士にも、官吏にも、軍人にも、教師にも 成り得た。 この時代の明るさは、こういう楽天主義から来ている。 今から思えば、実に滑稽なことに、米と絹の他に主要産業のないこの国家の 連中が、ヨーロッパ先進国と同じ海軍を持とうとした。 陸軍も同様である。 財政の成り立つはずがない。 が、ともかくも近代国家を作り上げようというのは、元々維新成立の大目的 であったし、維新後の新国民たちの少年のような希望であった。 この物語は、その小さな国がヨーロッパにおける最も古い大国の一つロシア と対決し、どのように振舞ったかという物語である。 主人公は、あるいはこの時代の小さな日本ということになるかもしれないが、 ともかくも我々は三人の人物の跡を追わねばならない。 四国は、伊予松山に三人の男がいた。 この古い城下町に生まれた秋山真之は、日露戦争が起こるに当って、勝利は 不可能に近いと言われたバルチック艦隊を滅ぼすに至る作戦を立て、それを 実施した。 その兄の秋山好古は、日本の騎兵を育成し、史上最強の騎兵といわれるコサ ック師団を破るという奇跡を遂げた。 もう一人は、俳句・短歌といった日本の古い短詩形に新風を入れて、その中 興の祖となった俳人正岡子規である。 彼らは明治という時代人の体質で、前をのみ見つめながら歩く。 上って行く坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が輝いているとすれば、そ れのみを見つめて、坂を上っていくであろう。 http://www.youtube.com/watch?v=j6Jwc4S3idI(youtube) ★ 司馬遼太郎の小説から引用した文をコラージュしたナレーションですが、こ れはこの作品のコンセプトを見事に表しています。 まさに私が、長い間、魅了されていたコンセプトです。 ■司馬遼太郎は、この作品を書くにあたっては、事実として確認できたもの しか採用しなかったと語っています。 記録文学か、ドキュメンタリーのようなものを想像するかも知れませんが、 やはりこの作品は、あくまで司馬遼太郎の小説であり、1つの解釈の上に書 かれたものです。 彼のコンセプトは、当時の日本を「まことに小さな国」として描くことでした。 ヨーロッパ先進諸国から見れば、まことに小さな国が、無理に無理を重ねて 近代国家たらんとし、歴史上に起こした奇跡を、ある種のいじらしさ、切な さ、愛着をこめて、描いています。 そのコンセプトに私は、日本人としてのプライドをくすぐられながら、魅了 されています。 我々の祖先は、こうした困難な道を経て、今に至る道を突き進んだのだと思 いたい自分があります。 ■非常に困難な状況において、現実的な成果を求めて痛ましい努力をする人間。 それは司馬遼太郎の小説に繰り返し登場する主人公像です。 「国盗り物語」の斎藤道三、織田信長にはじまり、「関ヶ原」の石田光成、 「城塞」の真田幸村、「竜馬がゆく」の坂本龍馬、「項羽と劉邦」の劉邦など。 そして、その主人公像の最も大きなものが、「坂の上の雲」における近代日 本そのものです。 ドラマにおけるナレーションにみるように、「坂の上の雲」とは、まことに 小さな国であった日本が夢見たヨーロッパ先進国のような近代国家像でした。 ■この小説が新聞連載された1968年(昭和43年)から1972年(昭和47年)と いえば、日本が戦後復興を終えて高度成長の坂をかけ上っていた時代です。 まさに、時代の空気とマッチする作品であったと思います。 しかし、2010年代の日本はその課題を大きく変えてしまっています。 少子高齢化により、国内需要の縮小は、避けられません。 海外の需要や供給力を取り込むためにも、再び大がかりな開国を求められて います。 国の形を大きく変えなければならない転換点にあって、以前のような「お手本」 となる国は見当たりません。 今日の我々にとって「坂の上の雲」とは何なのか? NHKのことだから、その意味を最終回に示してくれるものと期待していた のですが... そうした期待を叶えられることはまるでありませんでした。 ■もっとも「坂の上の雲」という概念は、決して特殊な時代にのみ有効なも のではありません。 例えば、物語にも登場する夏目漱石と並び称される明治期の文豪、森鷗外の 小説に「安井夫人」というものがあります。 http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/696_23260.html まあ、劇的な展開の殆どない一見退屈な小説です。 森鷗外にはそういうの多いですね^^; これは、江戸末期の有名な儒学者である安井息軒の夫人であった佐代を主人公 とした伝記小説めいたものです。 ■安井息軒は勉強熱心でしたが、若い頃の疱瘡が元で片目が潰れて醜い容貌 となっていました。 30歳になっても嫁がない息軒の元にやってきたのが、美貌の誉れ高い16歳 の川添佐代でした。 もともとは姉にきた縁談でしたが、姉が嫌がったのを妹の佐代が自ら名乗り 出たのです。 ■劇的なのはその部分だけです。後は事実関係を端々と書いています。 著名な儒学者といっても生活が裕福なわけではありません。 佐代は、質素な生活の中、何ら要求をせずに、夫よりも早く亡くなってしま います。 鷗外は、そんな佐代の生涯をある感嘆の思いをこめて振り返ります。 引用させていただきます。 ★ お佐代さんは何を望んだか。世間の賢い人は夫の栄達を望んだのだと言って しまうだろう。これを書くわたくしもそれを否定することは出来ない。しか しもし商人が資本をおろし財利を謀るように、お佐代さんが労苦と忍耐とを 夫に提供して、まだ報酬を得ぬうちに亡くなったのだと言うなら、わたくし は不敏にしてそれに同意することが出来ない。 お佐代さんは必ずや未来に何物をか望んでいただろう。そして瞑目するま で、美しい目の視線は遠い、遠い所に注がれていて、あるいは自分の死を不 幸だと感ずる余裕をも有せなかったのではあるまいか。その望みの対象をば、 あるいは何物ともしかと弁識していなかったのではあるまいか。 ★ 私は、この文章を読んで、感動を禁じえません。 ここには、目先の慾よりも抽象的で大きなもののために自らを犠牲にできる 人間の崇高な性質が描かれていると思うからです。 そして、本人でさえ「あるいは何物ともしかと弁識していなかった」望みの 対象-- それこそ「坂の上の雲」であったと感じます。 ■司馬遼太郎は、自分が小説を書くようになったきっかけは、1945年8月15 日のある感慨にあったと述べています。 それは「馬鹿な国に生まれたもんだ」という感慨でした。 アメリカを相手に勝ち目のない戦争をしかけて、国民を圧迫して情報統制し、 無条件降伏せざるを得ないまでに至った国ですから、そう思うのも無理はない。 まだ20歳代の司馬遼太郎は「織田信長だったら、こんな戦争をしていただろ うか」と考えたそうです。 生き残ることに敏感な戦国武将なら、勝ち目のない戦いなど避けるでしょう。 特に織田信長は、武田信玄や上杉謙信など、強い相手に対しては、卑屈にへ りくだっています。生き残るためにはプライドなどない。 豊臣秀吉はさらに現実的です。自分より兵力数の多い相手とは、絶対に戦お うとはしませんでした。 「いつから日本は、馬鹿な国になってしまったのだろうか。それまでの日本 はそんな馬鹿な国ではなかったはずだ」その思いから、司馬遼太郎は歴史小 説を書くようになったのだと言っています。 彼の思い描く馬鹿な国でなかった日本の最後の輝きが、明治維新から日露戦 争に至るまでの数年間でした。 その数年間を過ごす人々を、司馬遼太郎は、願望も込めながら「前のみを見 つめながら歩く」姿として描きました。 そのコンセプトは、21世紀の我々を魅了し、遠くは明治期(実際には大正 3年)の森鷗外にも通じています。 ■ただし、理想像を描くだけでは、何ら問題解決にはなりません。 司馬遼太郎は、40歳代をかけてこの作品を書き上げましたが、その後、エ ッセイや講演などで、書き残したことなどをしばしば取り上げました。
参考「司馬遼太郎全講演(5)」
日露戦争は、決して日本が大勝利したわけではありません。優勢な局面で講 和に持ち込めたという結末です。 当時の日本軍は、まさかロシアととことん戦争して勝てるなどとは思ってい ませんでした。潮目を神経質に見極めていたわけです。 司馬遼太郎によると、日本軍がリアリズムを持っていたのはその時までで、 日露戦後、日本軍は軍事的な行動の検証を殆どしなかった、どころか、失敗 を隠ぺいしようとしたらしい。 海軍がバルチック艦隊を完全に撃滅したのは事実ですが、陸軍の優勢はむし ろロシアの戦術的な撤退の側面も少なからずあったようです。 もともとロシアは、引いて引いて、相手が深みにはまったところを反撃する という戦法が得意です。その流れに従っていたとも見ることができます。 バルチック艦隊の全滅というまさかがなければ、戦争は終わらなかったでし ょう。 ところが「日本はロシアより強いから勝った」などという無根拠な神話がで きてしまって、昭和の破滅戦争につながってしまったというのが司馬遼太郎 の主張でした。 ■実際には、1つの国が急に愚かになるわけではない。 明治、大正、昭和と続く歴史には連続性があるはずですから、日露戦争の時 代にも、昭和の破滅に向かう素地はあったはずです。 どんな国にでも、人間にでも、多様性があります。その多様性が、周りの環 境に応じて、どのように作用するのかで、国や人間の行く末が変わります。 周りの環境が変われば、自分の持っているどの要素を前面に打ち出していく のかを変えなければ、思う方向へ進むことができません。 それが戦略--目標を定め、未来に向けて課題を洗い出し、やるべきことを 決める--に他なりません。 それがなされずに、特定の環境における成功事例だけを既成事実化してしま えば、破滅に向かうのは火を見るより明らかです。 明治期にあれほど合理的であった日本軍が、昭和になってなぜ精神論を前面 に押し出すようになってしまったのか。 それが司馬遼太郎の悲嘆だったようですが、戦略立案を仕事にする者の推測 として、それは日本軍が変わったのではなく、周りの環境が変わったために、 日本軍の悪い部分が目立ってしまったということではないか。 残念ながら、司馬遼太郎も、その事実を嘆くばかりで、課題に正面から取り 組もうとしませんでした。 ある講演録では、ノモンハンでの戦いを小説にしようと調べた時期もあった のだが、精神衛生に良くないので止めてしまったと述べています。 私には、それは問題からの逃避にように思えてしまいます。 ■2011年は、東日本大震災の年として記憶に残ることとなりました。 地震と津波、それに続く原発事故により、我々の意識も否応なしに一新せざ るを得なくなりました。 住んでいる町や家、空気といったものが、一瞬にして物理的に安全ではなく なるという事実がそこにあります。 そして、その急激な危機に既存の規範や体制では対応できないということに 気づきました。 実をいうと、日本は、長い下り坂の途中にあります。 いわゆる少子高齢化やグローバル経済の時代に、我々の社会は、うまく順応 することが出来ていませんでした。(あるいは乗り遅れつつありました) 大きな危機であっても、それが緩やかならば、目先の既得権益を守る方に意 識が向かいます。 なにしろ既得権益者は、パイの縮小には目をくれず、自分の取り分の大きさ ばかりに注力していますから。 それが、2011年は、パイそのものが消えてしまうのだということを、圧倒的 な現実として見せられたのです。 さすがに多くの人が危機感を持たざるを得なかったはずです。 これで気づかない人は、社会の仕組みの大切な部位からは退いてもらわない と、社会のためになりませんよね。 ■今回、「坂の上の雲」というドラマと小説をめぐって、このメルマガを書 くにあたり、いろいろ考えさせていただきました。 この物語のファンの方には申し訳ないのですが(もちろん私もその1人なの ですが)いつまでもこの物語のコンセプトに止まっているわけにはいきません。 今は、この物語の先に進まなければならない時期だと思います。 先人が築き上げてきたものを壊して1から作り直すのか。あるいは、先人の 業績を検証して、課題を修正していくのか。 明治維新から日露戦争という数年間の成功体験を後生大事に抱き続けたとい う失敗から我々は学ばなければなりません。 我々も、個別の局面で様々なレベルの成功体験を積み上げてきているはずです。 それをいかに捨てて、あるいは検証して、新しい規範や体制を築いていくのか。 それが我々がやるべきことです。 ■もうこの数年、我々は、ずっと転換点といわれる時代を過ごしてきています。 転換点で、重要になるのは戦略--目標を定め、未来に向けて課題を洗い出 し、やるべきことを決める--です。 でも、ここのところ、転換点慣れしてきたのかも知れませんよ^^ だから、黙って目の前のことをやる。無我夢中でやる。といったことに逃げ 込まないように注意しないといけません。 周りに順応して、人間関係だけに注力するということにも逃げないようにし なければなりません。 腹を括って、今、やるべきことに自分を追い立てていきたい。 2012年に向けて、そう考えたいと思います。
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- 2020.03.05:「深掘り質問」を制する者は営業を制す
- 2020.02.20:営業は顧客の課題を解決する仕事だ
- 2020.02.06:商談の第一声は営業から発する
- 2020.01.23:「テスト受注」は営業の醍醐味だ!
- 2020.01.09:営業成績が上がらないという人は、顧客訪問してませんね。
- 2019.12.26:とっても簡単な地域営業の始め方
- 2019.12.12:新人営業が自信を持つために最初にすること
- 2019.11.28:創業以来の危機に陥ったアシックスは復活できるのか?
- 2019.11.14:井上尚弥がはじめての苦戦から得たもの
- 2019.10.31:ユニクロ会長が怒る「失われた30年」から抜け出すことはできるのか?
- 2019.10.17:サマンサタバサはなぜ紳士服のコナカに買われたのか?
- 2019.10.03:中小零細企業の大半が不要だと言われてしまう理由
- 2019.09.19:ZOZO身売りに見た前澤氏の限界と可能性
- 2019.09.05:ビアードパパのすごい展開力
- 2019.08.22:マイクロソフトはなぜ比類なき復活を遂げたのか?
- 2019.08.08:空前絶後の幸運に見舞われながらも、それゆえに破滅した男の話。
- 2019.07.25:吉本が、これほどマネジメント能力がないとは驚いた
- 2019.07.11:ネットフリックスは、本気のディズニーに勝てるのか?
- 2019.06.27:ぺんてるとコクヨ またかよ!?と言いたくなるお家騒動がらみの揉め事
- 2019.06.13:驚異の高収益企業キーエンスの理由
- 2019.05.30:井上尚弥が導く異次元のボクシングビジネス
- 2019.05.16:WOWOWをV字回復させたサブスクビジネスの本質
- 2019.05.02:ランチェスター戦略で令和を生き抜く
- 2019.04.18:豊臣秀吉に学ぶ「人を動かす」秘訣
- 2019.04.04:令和のランチェスター戦略
- 2019.03.21:それでも生き残る!小さな会社の生き残り術
- 2019.03.07:少子高齢化と人口減少に直面する日本を破綻させなめに我々がすべきこと
- 2019.02.21:吉野家は過去の栄光を捨て去れるのか
- 2019.02.07:「サブスク」ビジネスの衝撃
- 2019.01.24:島田紳助や大前研一が提唱する成功理論・成功術
- 2019.01.10:平成が終わっても、人生は終わらない
- 2018.12.27:サーモス(THERMOS)V字回復の鍵は「接近戦」にあり
- 2018.12.13:カルロス・ゴーン事件が教える組織の腐り方
- 2018.11.29:RIZAPリバイバルプランは結果にコミットするか
- 2018.11.01:アマゾン・エフェクトに対抗する手段はあるのか
- 2018.10.04:ランチェスター戦略が示す3つのマジックナンバー
- 2018.09.20:ランチェスター戦略の中で、いちばん使えるところを教えます。
- 2018.09.06:ボクシング 井上尚弥にあって、山中慎介になかったもの
- 2018.08.23:川淵三郎はなぜ他のスポーツ団体関係者のようにダークサイドに堕ちないのか?
- 2018.08.09:半周遅れのヤフーによる起死回生の逆転戦略
- 2018.07.26:営業は「準備」が9割!
- 2018.07.12:サッカーW杯日本代表はなぜ躍進したのか?
- 2018.06.28:メルカリが破格の期待を集める5つの理由
- 2018.06.14:楽天が携帯電話事業にいまさら参入する理由
- 2018.05.31:スタジオアリスがさらに成長するための方法
- 2018.05.17:私が出会った優秀なコンサルタント
- 2018.05.03:サーモス(THERMOS)の奇跡はなぜ起きたのか?
- 2018.04.19:ワークマンは第二のユニクロになれるのか?
- 2018.04.05:これから営業職につく若い人に言いたいこと
- 2018.03.22:シリアルアントレプレナー「ブックオフ」「俺の」創業者の成功パターン
- 2018.03.08:サンマルクカフェにわざわざ行く理由があるのか?
- 2018.02.22:小さな事業者が新規開拓で成功する方法
- 2018.02.08:「なんでも酒やカクヤス」にみる局地戦の極意
- 2018.01.25:私が生き残っているのは「弱者の5大戦略」を実践してきたからです。
- 2018.01.11:2018年 君たちはどう生きるか(吉野源三郎や宮崎駿とは関係ありません)
- 2017.12.28:AIの時代に、どのような営業が生き残れるのか?
- 2017.12.14:ナイキもアシックスも「SHOE DOG」だ!
- 2017.11.30:TSUTAYAやDMMはしたたかに生き残っていくだろうが限界もある
- 2017.11.16:「シン・ゴジラ」って途中まで面白いけど、後半グダグダじゃないですか?
- 2017.11.02:織田信長が22年かけてできなかった天下統一を、豊臣秀吉がたった8年でできた理由
- 2017.10.19:電気自動車(EV)の時代に日本企業は生き残れるのか
- 2017.10.05:顧客満足度3年連続1位!ドトールコーヒーが最強か
- 2017.09.21:ヤマダ電機が生き残りを賭けて反攻開始!
- 2017.09.07:ドラッグストアが、コンビニを食い物にしている
- 2017.08.24:国内で敵なしのカルビーの将来が必ずしも明るくない理由
- 2017.08.10:君は内山高志を見たか
- 2017.07.27:金本知憲監督はすべての中間管理職の象徴だ
- 2017.07.13:自然界のランチェスター戦略
- 2017.06.29:回転寿司は群雄割拠の戦国時代に入った
- 2017.06.15:小さな会社のM&Aが日本を救う?
- 2017.06.01:AbemaTVは年間200億円の赤字から脱却できるのか?
- 2017.05.18:大阪・堺の超優良企業シマノは、これからも盤石なのか?
- 2017.05.04:知られざる成長産業 コインランドリー業界はどうなっているのか?
- 2017.04.20:新社会人に贈る「1万時間の法則」
- 2017.04.06:野村克也を超一流のプロ野球人にした3つの力
- 2017.03.23:風林火山を旗印に掲げた武田信玄は、戦略家ではなかったのか?
- 2017.03.09:ラスト・ワンマイルの表と裏をおさえよ
- 2017.02.23:鳥貴族の成長はこのまま∞に続くのか
- 2017.02.09:キングコング西野の絵本「えんとつ町のプペル」はなぜ炎上するほど売れているのか?
- 2017.01.26:アマゾンはどこから来てどこへ行くのか
- 2017.01.12:「孫子」を5つのポイントで整理した
- 2016.12.29:真田幸村はなぜ「日本一の兵」になったのか?
- 2016.12.15:セイコーマート・北の最強コンビニはどのようにできたのか
- 2016.12.01:クリスピー・クリーム・ドーナツの大量閉店は、前向きだったのですね
- 2016.11.17:ジーユーがユニクロを超える時、ファーストリテイリングは世界トップになる
- 2016.11.03:ピコ太郎はなぜ世界を席巻したのか?
- 2016.10.20:地域密着営業って何だろう?
- 2016.10.06:繁盛する居酒屋には、現場営業に必要なヒントが満載だ
- 2016.09.22:天下分け目といわれた関ヶ原の戦いはなぜ半日で決着がついたのか?
- 2016.09.08:「世界の山ちゃん」は世界に届くのか
- 2016.08.25:リオ五輪 男子柔道はなぜ躍進したのか?
- 2016.08.11:ポケモンGOは、何をGOしたのか?
- 2016.07.28:営業は純粋な「技術」であり、誰でも身に着けられるものである
- 2016.07.14:金本を信じよ!
- 2016.06.30:せっかく展示会出展しても成果の出ないやり方をしている企業が多すぎる
- 2016.06.16:小さな会社が生き残る秘訣は「ニッチであること」その他には...
- 2016.06.02:びっくりドンキーは弱者のエネルギーに満ちていた
- 2016.05.19:「同率勝算の規則」に則った唯一の成功法則
- 2016.05.05:レスターに学ぶ「奇跡のチーム」を作る3つの秘訣
- 2016.04.21:世紀のちゃぶ台返し!セブンに何があったのか
- 2016.04.07:新社会人に贈る あなたの人生を豊かにする秘訣
- 2016.03.24:コメダ珈琲店に人気があるのは理由がある
- 2016.03.10:小さくても生き残る「局所的な強者」の作り方
- 2016.02.25:「営業の仕組み」を身に着ければ、目標達成に苦しまなくなる
- 2016.02.11:子供に自慢できる人生を送りたいなら
- 2016.01.28:マクドナルドもスターバックスも日本市場をなめるな!
- 2016.01.14:「孫子の兵法」を企業経営に活かす方法
- 2015.12.31:結果を出す人は、手段を目的化している
- 2015.12.17:廃業寸前の負け犬集団が、常勝軍団に生まれ変わったわけ
- 2015.12.03:なぜ「世界トップ企業」を目指すのか?
- 2015.11.19:初めての著作は、なぜ「小説」になったのか?
- 2015.11.05:戦略は実行させなければ意味がない
- 2015.10.22:世界トップ企業への道は「差別化」が開く
- 2015.10.08:世界トップ企業になるために最初にしなければならないこと
- 2015.09.24:サーモス(THERMOS)はなぜ「廃業寸前」から世界トップ企業になったのか?
- 2015.09.10:営業には3つの役割がある
- 2015.08.27:楽天球団は、新しい野球を見せてくれ!
- 2015.08.13:ユニクロは、無印良品と提携せよ
- 2015.07.23:ノキアと日本電産 東西M&A巧者のやり方
- 2015.07.09:ワクワクする仕事しかやりません。
- 2015.06.25:ライザップはなぜ叩かれるのか?
- 2015.06.11:「けっこういい」よりも「並外れてダメ」がいい
- 2015.05.28:戦略には「感動」が必要だ
- 2015.05.14:「孔子」を学ぶ意味
- 2015.04.30:スカイマークはなぜ優遇されながら破綻したのか?
- 2015.04.16:セブンvsミスド 初戦の判定は
- 2015.04.02:任天堂はもう一度天下をとれるのか
- 2015.03.19:ファミマはセブンに勝てるのか?
- 2015.03.05:大塚家具の父と娘はどちらが正しいのか?
- 2015.02.19:成長しないビジネスのロールモデル
- 2015.02.05:100回勝負に持ち込めば絶対に勝てる
- 2015.01.22:キリンビバレッジは逆転できるのか?
- 2015.01.08:「孫子」を活用するための最大のキーワード
- 2014.12.31:「孫子の兵法」を学ぶ
- 2014.12.25:ハウステンボスはどのようにして再建されたのか?
- 2014.12.11:テラモーターズは、なぜオートバイ市場のトップ企業となったのか?
- 2014.11.27:人を動かすシンプルなメソッド
- 2014.11.13:嫌いな顧客を嫌いだと思わなくなる方法
- 2014.10.30:縄文時代が何年続いたか知ってます?
- 2014.10.02:阪神タイガースはなぜ優勝できないのか?
- 2014.09.18:創業塾でのQ&A
- 2014.08.21:コンビニのアイスクリームはどうなっているのか
- 2014.08.07:創業して10年続く人が持っている3つの資質
- 2014.07.24:私が「孫子」を使う理由
- 2014.07.10:「三国志」の戦いで勝敗が決する要因とは?
- 2014.06.26:「孫子の兵法」でみる2014年ワールドカップ日本代表の戦い
- 2014.06.12:マラドーナはなぜ三流監督で終わったのか?
- 2014.05.29:相性のいい顧客を探す方法
- 2014.05.15:営業が不得意な人は、営業なんてしない方が成果が上がる
- 2014.05.01:GoProは、強者になれるのか
- 2014.04.17:マクドナルドは、マイルドヤンキーを狙え!
- 2014.04.03:売れる仕組みが必要な理由
- 2014.03.20:営業プロセスがなければ組織は動かない
- 2014.03.06:ビジネスの設計図を作ろう
- 2014.02.20:彼を知り己を知れば...
- 2014.02.06:ビジョンは営業チームを一丸にする
- 2014.01.23:楽しくなければ営業じゃない!
- 2014.01.09:私がメルマガを書く「立ち位置」
- 2013.12.26:レゴは、なぜ世界第2位の玩具メーカーに復活したのか?
- 2013.12.12:コトラーに教えらえた初心に戻る
- 2013.11.28:日本のモノづくりを復活させるには
- 2013.11.14:レッドブルが世界で52億本も売れた「何か」
- 2013.10.31:ヤフーはどこに行こうとしているのか?
- 2013.10.17:飛び火マーケティングの時代-GoPro
- 2013.10.03:アップルは普通の企業になってしまった
- 2013.09.19:7年後、日本は巨大な展示会場になる
- 2013.09.05:店舗系ビジネスの弱者の戦略
- 2013.08.22:私がイチローから学ぶ3つのこと
- 2013.08.08:脱・人脈の営業
- 2013.07.25:ソーシャル時代の「真実の瞬間」
- 2013.07.11:統計は最強の営業マネジメントツールである
- 2013.06.27:新興宗教のビジネスモデル
- 2013.06.13:進化する教育システムに乗り遅れるな
- 2013.05.30:お医者さんや弁護士さんの営業戦略
- 2013.05.16:できる営業は、負け方が違う
- 2013.05.02:宮崎駿とスタジオジブリについて
- 2013.04.18:差別化は、マイナスせよ
- 2013.04.04:JAL再生にみる企業変革の王道
- 2013.03.21:第3回WBC終戦記念 がんばれプロ野球
- 2013.03.07:マイケル・ポーターの戦略はもう通用しないのか?
- 2013.02.21:王将の餃子は大阪を跳び出すか?
- 2013.02.07:営業チームマネジメントの第一歩
- 2013.01.24:失速したマクドナルドの次の一手は?
- 2013.01.10:阪神タイガースは暗黒時代に戻っていくのか
- 2012.12.27:衰退市場でトップを張る宝島社の戦略
- 2012.12.13:目標は、顧客総取り!
- 2012.11.29:答えのない問題に取り組めるのか
- 2012.11.15:手っ取り早く実績を上げるには
- 2012.11.01:プロ野球は、名選手しか監督になれないのか?
- 2012.10.18:世界王者が世界に挑戦!
- 2012.10.04:新・携帯電話版三国志
- 2012.09.20:安売りせずに売る方法
- 2012.09.06:脳内のリミットを外せ
- 2012.08.23:儲ける方法をタネ明かしする
- 2012.08.09:もうかるビジネスにはタネがある
- 2012.07.26:ステーキを売るな、○○を売れ!
- 2012.07.12:一流の営業になるために絶対に避けられない道
- 2012.06.28:顧客を創造するということ
- 2012.06.14:ビジネスが成立するための3つの要素
- 2012.05.31:理屈で捉えきれない会社もある
- 2012.05.17:戦術は現状を効率的にする。戦略は現状を破壊する
- 2012.05.03:物語風ビジネス書を読んでみよう
- 2012.04.19:市場価値より企業内価値を高めよう
- 2012.04.05:3つの起業家タイプが注意すること
- 2012.03.22:ソニーはどこへ行った?
- 2012.03.08:利益を上げるための最もシンプルな方法
- 2012.02.23:ランチェスター戦略を営業に活かすたった3つのプロセス
- 2012.02.09:日本の電機メーカーはどうすれば生き残れるのか
- 2012.01.26:心理学はビジネスに生かせるのか
- 2012.01.12:水戸黄門の終焉と大阪都構想
- 2011.12.29:「坂の上の雲」を越えていこう
- 2011.12.15:強い現場を作る方法
- 2011.12.01:なぜ落合博満はブレないのか?
- 2011.11.17:小さなお菓子屋さんが描く大きなストーリー
- 2011.11.03:理屈でメシは食えん!でいいの?
- 2011.10.20:iPhone vs iPhone
- 2011.10.06:本質からはじめよ!
- 2011.09.22:アマゾンにチャレンジ!
- 2011.09.08:さらば、スティーブ・ジョブズ
- 2011.08.25:マフィアにビジネスの極意を聞く
- 2011.08.11:たまにはビジネス小説でも読みましょうか
- 2011.07.28:なぜ我々にはマーケティングが必要なのか?
- 2011.07.14:「いい商品」って何ですか?
- 2011.06.30:カリスマ営業を有難がっても意味ないでしょう
- 2011.06.16:ネスプレッソが売れている理由
- 2011.06.02:孫子、ポーター、ランチェスター
- 2011.05.19:足腰の弱い欧米企業、頭の弱い日本企業
- 2011.05.05:斎藤佑樹はプロ野球で通用するか?
- 2011.04.21:ランチェスター戦略って役に立つの?
- 2011.04.07:温泉旅館を蘇らせるには
- 2011.03.24:弱い人をより弱くするのが戦略なのか
- 2011.03.10:タスク管理と時間管理のツール紹介
- 2011.02.24:プレーヤーからマネージャーへ
- 2011.02.10:110兆円の市場に遅れた日本
- 2011.01.27:物語と希望の深い関係
- 2011.01.13:グーグルVSアップル
- 2010.12.30:面白い戦略ストーリーの作り方
- 2010.12.16:残念な人には戦略がない
- 2010.12.02:理屈のない実行はギャンブルですよ
- 2010.11.18:メイド・カフェの営業プロセス
- 2010.11.04:プロ野球球団運営を成功させるには
- 2010.10.21:勝ちパターンの作り方
- 2010.10.07:たまには「哲学」の話をしよう
- 2010.09.23:世紀末都市・アキバ
- 2010.09.09:コンビニ・オーナーというビジネス
- 2010.08.26:もし現場のオッチャンがポーターを学んだら
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- 2010.07.29:システム思考って何だろう
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- 2010.07.01:戦略はストーリーで語れ2
- 2010.06.17:戦略はストーリーで語れ
- 2010.06.03:アップルは本当に最強なのか?
- 2010.05.20:営業生産性を上げる構造とは
- 2010.05.06:女子高生と一緒にドラッカーを学ぼう
- 2010.04.22:勝海舟が坂本龍馬に伝えたもの
- 2010.04.08:人をやる気にさせるにはどうすればいいのか
- 2010.03.25:アップルとユニ・チャーム~変革企業の共通点
- 2010.03.11:無料のビジネスって何だ?
- 2010.02.25:営業に必要な戦略的思考
- 2010.02.11:狩猟民族の構想力に学ぼう
- 2010.01.28:農耕営業のススメ
- 2010.01.14:2010年は日本企業のアジア進出元年になる
- 2009.12.31:2009年の携帯とジーンズと餃子
- 2009.12.17:20歳の頃の自分に読ませたい本
- 2009.12.03:日本茶も海外進出している
- 2009.11.19:ダイソンはなぜ売れたのか?
- 2009.11.05:私の考える効率的な営業とは
- 2009.10.22:島田紳助の研究2
- 2009.10.08:フォロワー企業のゲーム
- 2009.09.24:地域密着企業の営業戦術
- 2009.09.10:地域密着企業の経営方法
- 2009.08.27:マクドナルド 一人勝ちの理由
- 2009.08.13:死せる孔明、生ける仲達を走らす
- 2009.07.30:農業は儲かるのか?
- 2009.07.16:キリン、サントリー、アサヒ、オリオン
- 2009.07.02:戦略2、戦術1の法則
- 2009.06.18:いい顧客、悪い顧客
- 2009.06.04:日本で一番大切にしたい会社の戦略
- 2009.05.21:それぞれの「1万時間」を過ごそう
- 2009.05.07:社会起業は一般の起業と何が違うのか?
- 2009.04.23:もし諸葛孔明が経営顧問だったら
- 2009.04.09:物語の力を知ろう
- 2009.03.26:祝!WBC日本代表優勝
- 2009.03.12:小さな池の大きな魚
- 2009.02.26:農業にチャンスあり
- 2009.02.12:機能と情緒--2つの差別化の方法
- 2009.01.29:営業は結果を追ってはいけない
- 2009.01.15:真似したくてもできない事情がある
- 2009.01.01:欲しいものを作ってくれるビジネス
- 2008.12.18:オール・ザット・競争戦略
- 2008.12.04:ゼロ距離を目指す
- 2008.11.20:10/13の市場でビジネスする
- 2008.11.06:ローカルヒーロー花盛り
- 2008.10.23:いい商品を、いい人から、安い値段で買いたい
- 2008.10.09:経営で必要な知恵はすべて三国志で学んだ
- 2008.09.25:HONDAが空を飛ぶ!
- 2008.09.11:緊急性にフォーカスせよ!
- 2008.08.28:楽天グループ迷走す
- 2008.08.14:エコカー開発競争
- 2008.07.31:儲けるための仕組みを作ろう
- 2008.07.17:「黒船」iPhoneの衝撃
- 2008.07.03:野球は言葉でするもんや
- 2008.06.19:大阪の小さなものづくり企業
- 2008.06.05:事業コンセプトにこだわる
- 2008.04.24:黒澤明はなぜ世界進出に失敗したのか?
- 2008.04.10:スタジオアリスに見る市場特化の行方
- 2008.03.13:山形の洋菓子店がフォーカスしたもの
- 2008.02.28:阪神タイガースは獣王無敵か?
- 2008.02.14:薄型テレビ市場2.0 競争の鍵はブランド力か
- 2008.01.31:アシックスの戦略、ナイキの戦略
- 2008.01.17:「日本一の村」改革に挑戦
- 2008.01.03:マネることは差別化の第一歩
- 2007.12.20:駄菓子屋さんの成功要因
- 2007.12.06:P&Gの戦略-強者はこれだけ有利だ
- 2007.11.22:浪速のグローバル企業
- 2007.11.08:良いモノを作りさえすれば売れるのか
- 2007.10.25:巨人軍の凋落は止められるか?
- 2007.10.11:"志"が歴史を変えた--三国志に寄せて
- 2007.09.27:縮小するアパレル市場で生き残るには
- 2007.09.13:ハンバーガー帝国興亡の行方は
- 2007.08.30:日本製航空機は羽ばたくか
- 2007.08.16:織田信長はなぜ徳川家康に正室と嫡男の処分を命じたのか
- 2007.08.02:中小企業にとって仕組みとは
- 2007.07.19:島田紳助の研究
- 2007.07.05:最強のビジネスモデルとは何か
- 2007.06.21:迷った時は最終ユーザーに聞け
- 2007.06.07:弱者には弱者の販売促進がある
- 2007.05.24:一発逆転を狙ってはいけない
- 2007.05.10:豆腐一丁からビジネスを考える
- 2007.04.26:戦略がなければ生き残れない
- 2007.04.12:飲料業界は激変の予感
- 2007.03.29:経営理念こそ究極の差別化
- 2007.03.27:ホッピーはなぜ復活したのか
- 2007.03.15:引越し業の差別化競争時代
- 2007.03.01:コンビニ 本格競争時代に突入
- 2007.02.15:一人勝ちのワナにはまった松下電器
- 2007.02.01:ワインブームのその後
- 2007.01.18:本業がなくなってしまったら
- 2007.01.04:すべてはデジタル化する
- 2006.12.21:携帯電話版三国志
- 2006.12.07:小さな旅行会社の成功法則
- 2006.11.23:織田信長の戦略
- 2006.11.09:小さな市場に焦点を絞る会社は強い
- 2006.10.26:弱者を貫いて強者となった企業
- 2006.10.12:市場シェアの獲り過ぎに注意
- 2006.09.28:小さな市場でヒットを飛ばす
- 2006.09.14:日本酒市場あれこれ
- 2006.08.31:小さな市場で戦え
- 2006.08.17:もう1つの成長産業
- 2006.08.03:ランチェスター戦略が示すこと
- 2006.07.20:チャンスがあることを皆が知っている市場
- 2006.07.06:商品の意味が変わる時
- 2006.06.22:サッカーW杯にみる「戦略とは」
- 2006.05.25:SMPを意識する
- 2006.05.11:"営業嫌い"は会社の責任だ
- 2006.04.27:営業の分かりやすいコトバとは
- 2006.04.13:残りの80%に富を再配分する
- 2006.03.30:とるに足りない80%
- 2006.03.16:狭く、深く掘り進めれば、視界は開ける
- 2006.03.02:日本の消費者は世界レベルに近づいている
- 2006.02.16:ノウハウを捨てよう!
- 2006.02.02:一番、損になることをしよう
- 2006.01.19:技術系小企業が生き残るには
- 2006.01.05:すでに起こった未来
- 2005.12.22:顧客接点がビジネスの命綱
- 2005.12.08:一点集中戦略の落とし穴
- 2005.11.24:松下電器の一点集中戦略
- 2005.10.27:2005年日本シリーズを斬る
- 2005.10.13:例外に注目せよ
- 2005.10.10:成長の壁を乗り越える
- 2005.09.29:常識を少しずらすとチャンスが生まれる
- 2005.09.15:見えない敵と戦うには
- 2005.09.01:最も怖いのは見えない敵だ
- 2005.08.18:不滅の営業手法
- 2005.07.22:いつまで川原で石を売るのですか?(3)
- 2005.07.07:いつまで川原で石を売るのですか?(2)
- 2005.06.23:いつまで川原で石を売るのですか?(1)
- 2005.06.09:年功序列の市場はもう無い
- 2005.05.26:バーガーキング復活
- 2005.03.03:オニツカ錐もみ商法とは(後編)
- 2005.02.17:オニツカ錐もみ商法とは(前編)
- 2005.02.03:売れないのではなく、売っていないんですよ
- 2005.01.20:中小企業が狙う中国市場とは
- 2005.01.05:常識にとらわれない戦略を戦う
- 2004.12.24:小さな企業は逆転の発想で戦え!
- 2004.12.09:ゲーム型競争時代は終わらない
- 2004.11.11:北欧企業にみるランチェスター戦略
- 2004.11.02:UTADA全米進出失敗を斬る
- 2004.08.22:韓国ドラマ、なぜ人気?
- 2002.09.07:戦略とは見えざるもの
- 2002.09.07:営業をシステムとして把握する
- 2002.09.07:組織営業を導入しよう
- 2002.09.07:SMPメソッドとは
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2019.07.16 2019年7月16日「はじめてのマネジメント入門」セミナー受講後アンケートの声です。※アンケート回収47名のうち、当セミナーの内容がビジネスに ①大いに役立つ15名、②役立つ31名、③あまり役に立たな...
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