
AIの時代に、どのような営業が生き残れるのか?
2017.12.28
夜の町のお姐さんを相手に営業させるので、イケメンでなければならないそうです。
まあ、都市伝説の類ですな。
しかし、妙にリアリティのある話なので、私なぞビビッてしまって、間違っても洋酒メーカーには近づかないでおこうと考えておりました。
だって嫌ですよね。採用されなかったら、おれは容姿が残念だったのか...と落ち込むし、採用されたらされたで何を評価されたのだろうと考え込んでしまう。
それ以上に、洋酒メーカーの営業って、どれだけえげつないことをさせるんだーって戦慄しました。
そこまで営業は安直な仕事ではない...のか?
そんなことはあり得ないんですけどね。
営業って、イケメンだからうまくいくなんて安直な仕事ではありませんし、逆にそんなことで優位になると考えるような会社など危険です。
ただ、そんな噂が流れる背景がわからないでもありません。
商品や販売チャネルや営業手法で差別化が効かず手詰まり感のある業界では、現場営業に頼りたくなってきます。
接触回数を増やせ。という会社の指示は間違っていませんが、前線にいてままならない顧客の相手をする営業からすれば「おれがもう少しイケメンだったら楽なのかなあ」という愚痴の一つも出てくるでしょうね。
私も同じでした。顧客を自在に操れる心理テクニックってないだろうか。とか、妄想したり、探したりしましたもの。
そんな他愛もない(?)冗談をOB社員から聞かされた就活生から広まった噂なんだろうなと想像します。
って言っておきながら、いまになって、そうだろうか?と思う部分もあります。
本当に営業って、そんなに複雑な仕事だろうか?
AIの進化は、知的労働をなくしてしまう
最近、10年後に消える仕事、残る仕事、なんて話題をよく見るようになりました。
背景には、自動化、省力化の技術が加速度的に進んでいる事実があります。
ロボット技術やAI技術が進めば、多くの仕事が失われてしまうと考えられています。
だとしたら残る仕事は、ロボットにできない創造性を発揮できる仕事か、対人接触を求められる仕事か。
その意味では、芸術家などとともに、営業はなくならない仕事だと評価する予測が多いようです。
なにしろ営業は、対人関係能力が求められる仕事ですからね。これはさすがにロボットやAIには置き換えられないでしょう...
しかし本当にそうだろうか?
上の本を読んでみると、むしろ知的労働は早晩AIに置き換えられてしまい、単純労働が残ると指摘されています。
なぜなら、ロボット技術の進化よりも、AI能力の進化の方がはるかに早いから。
細かな手作業ができるロボットを開発するよりも、絵を描いたり、小説を書いたりするAIの方が、実現が早いと考えられています。
AIの時代に営業は生き残れるのか?
では営業という仕事はどうか。
確かに営業は人と接する仕事です。
我々は、それなりに思い切りのいるものを買う時、信頼できる人から購入したいという気持ちがあります。
その信頼とは何か。
人柄がよさそう。熱心。情報が正確。嘘がない。失礼がない。しつこくない。気持ちを分かってくれる。こちらの立場で考えてくれる。的確なものを提案してくれる。買った後も同じように接してくれる。
といったことが、信頼感を育みます。
が、よく考えてみれば、これらの要素の殆どは、AIで代替できることばかり。というか、AIの方が得意なことばかりです。
情報が正確で嘘がないのはAIの真骨頂です。商品知識、技術知識などは、どんな人間よりも深く正確のはず。だから提案も的確ですし、買った後も変わらずフォローしてくれるでしょう。
気持ちを分かってくれるというのはいかにも人間的ですが、それは相当優秀な営業の話で、並みの営業に任すならばAIに分析してもらった方が、より的確なニーズを引き出してくれそうです。
結局、人間でないとダメなことは、人柄だとか笑顔だとか共感だとか、言葉にしずらいものです。
容姿端麗であれ。とは言いませんが、誠実そうで、朗らかで、清潔感があって、親切で、クセがない人でさえあれば、後の能力はAIが補完してくれそうですよ。
AIが人間のサポートをするのではなく、人間がAIの補完をする
さらに営業をプロセスに分解してみます。
営業の仕事は、リストアップ、アプローチ、ヒアリング、プレゼンテーション、クロージング、アフターフォローに分解できます。
リストアップとは、自分の扱う商品を必要とする顧客を見つけて、リスト化する作業です。いわば戦略の部分であり、こちらの市場リサーチと分析は、AIの得意分野です。
アプローチとは、リスト化した顧客に接触する計画を立てて、接触した上で信頼関係を作る作業です。効率のいい計画作成はAIの得意分野です。信頼関係づくりは、人間が工夫すべき分野になるかも知れません。
ヒアリングとは、接触した顧客からニーズを聞き出す作業です。本音で聞き出すのは、人間でないと難しい気がしますが、実際にはAIが導き出す質問項目や雑談記録などからニーズを分析する方が正確でしょう。
プレゼンテーションとは、ニーズに基づき的確なものを提案する作業です。迫真感をもってプレゼンするのは人間かも知れませんが、その中身はAIが作った方が的確のはずです。
クロージングは、購入の後押しをする作業です。こちらは人間が得意かも知れませんが、ここでもたもたするのは、そもそもプレゼンが失敗しているからだと考えられるので、押し売りになっては困るところです。
アフターフォローは、購入した後、顧客の不安や不満を聞きだし解消しさらなる信頼関係を作る作業です。成績に直結しない作業なので人間はやりたがりません。AIが示すタイミングや内容で取り組むのがいいでしょうね。
こうしてみると、AIが営業のサポートをするというよりも、人間がAIの補完をする感覚で臨んだ方がいいような内容です。
これからの営業は、ニコニコしてAIの命ずるままに動いていればいいやん。と言いたくなりますな。
AIがなければ営業が成立しない時代になる
少なくとも、これからの営業は、AIをうまく取り入れていかないと立ちいかなくなるでしょう。
AIの進化がどこまで早いかによりますが、近い将来、5年か10年の間には、必ずそうなります。
その時、自社だけ昔のままやっている。ということになれば、競争にもなりません。
その時には、AIを営業マネージャーにして、若い素直な人を営業担当にした方がいいですね。
冗談ではなく、本気でそう思います。
特に営業という仕事を経験でしか把握せず、AIをどう活用すればいいのか理解しようとしない人は、適応するのが難しい。むしろ軋轢ばかりで面倒くさい。
それなら、経験のない若い人にやってもらう方がいいというものです。
それでも営業が会社の強みになる
あるいは、営業部なんてなくしてしまって、AIで営業に代わる仕組みを作った方がいいという話にもなりそうです。
いま営業部のない小さな製造業などは、あるいはそうする方が賢明かも知れませんね。
もっとも、だからといって営業なんていらない。消えてしまう仕事だ。とは思いません。
すべてがAIになってしまうと、その能力は平均化されてしまいます。営業の部分で差別化できないというのは、武器が一つなくなってしまうことです。
それは避けた方がいいと思います。
そもそも企業競争において、多くの差別化策は模倣され無力化されてしまう運命にあります。
企業の努力とは、自社の強みを模倣から防御し、アップデートし続けることです。
ところがそのアップデートにも限界がある。企業とすれば、なるべく模倣されないような強みを持ちたい。
模倣されない強み。。。その最大のものは、人間です。
例えば、営業の能力が高い。やる気がある。行動力がある。ということが他社より優れている場合、ただちに模倣されることはありません。
なぜなら人間の能力は蓄積が必要で、一朝一夕に模倣されることはないからです。
その意味でも強い営業力は、企業にとって模倣されない強みの最たるものであると言えます。
AIの時代に、営業はどう振舞えばいいのか
これから数年、営業にAIを取り入れる企業が増えてくるでしょう。
過渡期です。だからこそ、うまく取り入れた企業が、営業を強みにすることができます。その強みは数年間のアドバンテージとなるはずです。
その場合、営業担当者側はどうすればいいのか。
(1)まずは、営業のプロセスを理解して、どの部分にAIを取り入れるのかを理解することです。
上に書いた営業プロセスをもう一度、見直してみてください。
AIが得意なこと。不得意なことがあったはずです。
もちろん業界、業種、企業によって少しずつ違うかも知れません。その時はカスタマイズしてください。
いきなり全部AIに置き換えるとはいかないでしょうから、優先順位も意識しなければなりません。
それも含めて、自社の営業プロセスを理解し、どの部分にAIを取り入れたのか、それこそが営業の強みとなります。
(2)次に、AIに置き換えられない部分を意識して鍛えることです。
いまだロボットやAIがインターフェイスを擬人化するのは、やはり人間は人間と接していたいという本質的な欲求があるからでしょう。
対面することで与えられる安心感、信頼感、臨場感、緊張感は、まだしばらくはAIやロボットに置き換えられないものだと考えます。
どうすれば、顧客に安心感を与えることができるのか。信頼関係を結ぶことができるのか。臨場感や緊張感を作ることができるのか。
今回は書きませんが、それぞれやりようがありますので、それを意識して鍛えることです。
営業は脱ブラックボックス化するが、格差も生まれる
気を付けなければならないのは、これから営業は、個人としての格差が付きやすくなると考えられることです。これは、AIを使う側と、使われる側に分かれていくというだけではありません。
たとえば上記の(1)は、AIを使って自社営業のルールや勝ちパターンを作る者に必要なスキルです。
それに対して(2)は、ルールができた後の枠内で努力する者のやるべきことです。
パソコンを動かすプログラムを組む仕事と、それを使って何かをする仕事。というぐらいのイメージですかね。
そのうちAIからは、新たな勝ちパターンが抽出できるようになるでしょうから、それをさらに取り入れていくのも(1)ができる者の仕事となります。
たとえばAIが「容姿端麗の方が成績がよい」というデータを抽出すれば、それを採用するマネージャーも出てくるでしょう。冒頭の冗談が本当になるってことですよ。
普通にいえば、営業マネージャーといわれる人が(1)の担い手となります。
ただし今のように歳をとれば皆マネージャーになるという話ではありません。AIを使えば、マネージできる人数も大幅に増えますから、そのポストも減ることになります。
人数が少ないということは、当然ながら報酬も高くなるということですね。
もうひとつ。(2)の側の中でも格差が生まれやすくなります。AIが戦略を立てるので、そこは条件がみな同じです。だとすれば、個人スキルの部分で成績の差が出ているということが明白になってしまいます。
個人スキルが成績の差となるなら、報酬にも差をつけなければなりません。世知辛い話ですが。
営業担当者にとってはしんどい時代になっていくと思われるかも知れませんね。
しかし私は各自努力の方向性が明確になるのだから、これからの若い営業担当者にとっては、やりがいのある仕事になっていくのだと考えています。
もう「わが社の営業はブラックボックスだ」っていう会社がなくなっていくことを願っています。
AIによって営業という仕事が健全化する。と前向きにとらえていきましょう。
夜の町のお姐さんを相手に営業させるので、イケメンでなければならないそうです。
まあ、都市伝説の類ですな。
しかし、妙にリアリティのある話なので、私なぞビビッてしまって、間違っても洋酒メーカーには近づかないでおこうと考えておりました。
だって嫌ですよね。採用されなかったら、おれは容姿が残念だったのか...と落ち込むし、採用されたらされたで何を評価されたのだろうと考え込んでしまう。
それ以上に、洋酒メーカーの営業って、どれだけえげつないことをさせるんだーって戦慄しました。
そこまで営業は安直な仕事ではない...のか?
そんなことはあり得ないんですけどね。
営業って、イケメンだからうまくいくなんて安直な仕事ではありませんし、逆にそんなことで優位になると考えるような会社など危険です。
ただ、そんな噂が流れる背景がわからないでもありません。
商品や販売チャネルや営業手法で差別化が効かず手詰まり感のある業界では、現場営業に頼りたくなってきます。
接触回数を増やせ。という会社の指示は間違っていませんが、前線にいてままならない顧客の相手をする営業からすれば「おれがもう少しイケメンだったら楽なのかなあ」という愚痴の一つも出てくるでしょうね。
私も同じでした。顧客を自在に操れる心理テクニックってないだろうか。とか、妄想したり、探したりしましたもの。
そんな他愛もない(?)冗談をOB社員から聞かされた就活生から広まった噂なんだろうなと想像します。
って言っておきながら、いまになって、そうだろうか?と思う部分もあります。
本当に営業って、そんなに複雑な仕事だろうか?
AIの進化は、知的労働をなくしてしまう
最近、10年後に消える仕事、残る仕事、なんて話題をよく見るようになりました。
背景には、自動化、省力化の技術が加速度的に進んでいる事実があります。
ロボット技術やAI技術が進めば、多くの仕事が失われてしまうと考えられています。
だとしたら残る仕事は、ロボットにできない創造性を発揮できる仕事か、対人接触を求められる仕事か。
その意味では、芸術家などとともに、営業はなくならない仕事だと評価する予測が多いようです。
なにしろ営業は、対人関係能力が求められる仕事ですからね。これはさすがにロボットやAIには置き換えられないでしょう...
しかし本当にそうだろうか?
上の本を読んでみると、むしろ知的労働は早晩AIに置き換えられてしまい、単純労働が残ると指摘されています。
なぜなら、ロボット技術の進化よりも、AI能力の進化の方がはるかに早いから。
細かな手作業ができるロボットを開発するよりも、絵を描いたり、小説を書いたりするAIの方が、実現が早いと考えられています。
AIの時代に営業は生き残れるのか?
では営業という仕事はどうか。
確かに営業は人と接する仕事です。
我々は、それなりに思い切りのいるものを買う時、信頼できる人から購入したいという気持ちがあります。
その信頼とは何か。
人柄がよさそう。熱心。情報が正確。嘘がない。失礼がない。しつこくない。気持ちを分かってくれる。こちらの立場で考えてくれる。的確なものを提案してくれる。買った後も同じように接してくれる。
といったことが、信頼感を育みます。
が、よく考えてみれば、これらの要素の殆どは、AIで代替できることばかり。というか、AIの方が得意なことばかりです。
情報が正確で嘘がないのはAIの真骨頂です。商品知識、技術知識などは、どんな人間よりも深く正確のはず。だから提案も的確ですし、買った後も変わらずフォローしてくれるでしょう。
気持ちを分かってくれるというのはいかにも人間的ですが、それは相当優秀な営業の話で、並みの営業に任すならばAIに分析してもらった方が、より的確なニーズを引き出してくれそうです。
結局、人間でないとダメなことは、人柄だとか笑顔だとか共感だとか、言葉にしずらいものです。
容姿端麗であれ。とは言いませんが、誠実そうで、朗らかで、清潔感があって、親切で、クセがない人でさえあれば、後の能力はAIが補完してくれそうですよ。
AIが人間のサポートをするのではなく、人間がAIの補完をする
さらに営業をプロセスに分解してみます。
営業の仕事は、リストアップ、アプローチ、ヒアリング、プレゼンテーション、クロージング、アフターフォローに分解できます。
リストアップとは、自分の扱う商品を必要とする顧客を見つけて、リスト化する作業です。いわば戦略の部分であり、こちらの市場リサーチと分析は、AIの得意分野です。
アプローチとは、リスト化した顧客に接触する計画を立てて、接触した上で信頼関係を作る作業です。効率のいい計画作成はAIの得意分野です。信頼関係づくりは、人間が工夫すべき分野になるかも知れません。
ヒアリングとは、接触した顧客からニーズを聞き出す作業です。本音で聞き出すのは、人間でないと難しい気がしますが、実際にはAIが導き出す質問項目や雑談記録などからニーズを分析する方が正確でしょう。
プレゼンテーションとは、ニーズに基づき的確なものを提案する作業です。迫真感をもってプレゼンするのは人間かも知れませんが、その中身はAIが作った方が的確のはずです。
クロージングは、購入の後押しをする作業です。こちらは人間が得意かも知れませんが、ここでもたもたするのは、そもそもプレゼンが失敗しているからだと考えられるので、押し売りになっては困るところです。
アフターフォローは、購入した後、顧客の不安や不満を聞きだし解消しさらなる信頼関係を作る作業です。成績に直結しない作業なので人間はやりたがりません。AIが示すタイミングや内容で取り組むのがいいでしょうね。
こうしてみると、AIが営業のサポートをするというよりも、人間がAIの補完をする感覚で臨んだ方がいいような内容です。
これからの営業は、ニコニコしてAIの命ずるままに動いていればいいやん。と言いたくなりますな。
AIがなければ営業が成立しない時代になる
少なくとも、これからの営業は、AIをうまく取り入れていかないと立ちいかなくなるでしょう。
AIの進化がどこまで早いかによりますが、近い将来、5年か10年の間には、必ずそうなります。
その時、自社だけ昔のままやっている。ということになれば、競争にもなりません。
その時には、AIを営業マネージャーにして、若い素直な人を営業担当にした方がいいですね。
冗談ではなく、本気でそう思います。
特に営業という仕事を経験でしか把握せず、AIをどう活用すればいいのか理解しようとしない人は、適応するのが難しい。むしろ軋轢ばかりで面倒くさい。
それなら、経験のない若い人にやってもらう方がいいというものです。
それでも営業が会社の強みになる
あるいは、営業部なんてなくしてしまって、AIで営業に代わる仕組みを作った方がいいという話にもなりそうです。
いま営業部のない小さな製造業などは、あるいはそうする方が賢明かも知れませんね。
もっとも、だからといって営業なんていらない。消えてしまう仕事だ。とは思いません。
すべてがAIになってしまうと、その能力は平均化されてしまいます。営業の部分で差別化できないというのは、武器が一つなくなってしまうことです。
それは避けた方がいいと思います。
そもそも企業競争において、多くの差別化策は模倣され無力化されてしまう運命にあります。
企業の努力とは、自社の強みを模倣から防御し、アップデートし続けることです。
ところがそのアップデートにも限界がある。企業とすれば、なるべく模倣されないような強みを持ちたい。
模倣されない強み。。。その最大のものは、人間です。
例えば、営業の能力が高い。やる気がある。行動力がある。ということが他社より優れている場合、ただちに模倣されることはありません。
なぜなら人間の能力は蓄積が必要で、一朝一夕に模倣されることはないからです。
その意味でも強い営業力は、企業にとって模倣されない強みの最たるものであると言えます。
AIの時代に、営業はどう振舞えばいいのか
これから数年、営業にAIを取り入れる企業が増えてくるでしょう。
過渡期です。だからこそ、うまく取り入れた企業が、営業を強みにすることができます。その強みは数年間のアドバンテージとなるはずです。
その場合、営業担当者側はどうすればいいのか。
(1)まずは、営業のプロセスを理解して、どの部分にAIを取り入れるのかを理解することです。
上に書いた営業プロセスをもう一度、見直してみてください。
AIが得意なこと。不得意なことがあったはずです。
もちろん業界、業種、企業によって少しずつ違うかも知れません。その時はカスタマイズしてください。
いきなり全部AIに置き換えるとはいかないでしょうから、優先順位も意識しなければなりません。
それも含めて、自社の営業プロセスを理解し、どの部分にAIを取り入れたのか、それこそが営業の強みとなります。
(2)次に、AIに置き換えられない部分を意識して鍛えることです。
いまだロボットやAIがインターフェイスを擬人化するのは、やはり人間は人間と接していたいという本質的な欲求があるからでしょう。
対面することで与えられる安心感、信頼感、臨場感、緊張感は、まだしばらくはAIやロボットに置き換えられないものだと考えます。
どうすれば、顧客に安心感を与えることができるのか。信頼関係を結ぶことができるのか。臨場感や緊張感を作ることができるのか。
今回は書きませんが、それぞれやりようがありますので、それを意識して鍛えることです。
営業は脱ブラックボックス化するが、格差も生まれる
気を付けなければならないのは、これから営業は、個人としての格差が付きやすくなると考えられることです。これは、AIを使う側と、使われる側に分かれていくというだけではありません。
たとえば上記の(1)は、AIを使って自社営業のルールや勝ちパターンを作る者に必要なスキルです。
それに対して(2)は、ルールができた後の枠内で努力する者のやるべきことです。
パソコンを動かすプログラムを組む仕事と、それを使って何かをする仕事。というぐらいのイメージですかね。
そのうちAIからは、新たな勝ちパターンが抽出できるようになるでしょうから、それをさらに取り入れていくのも(1)ができる者の仕事となります。
たとえばAIが「容姿端麗の方が成績がよい」というデータを抽出すれば、それを採用するマネージャーも出てくるでしょう。冒頭の冗談が本当になるってことですよ。
普通にいえば、営業マネージャーといわれる人が(1)の担い手となります。
ただし今のように歳をとれば皆マネージャーになるという話ではありません。AIを使えば、マネージできる人数も大幅に増えますから、そのポストも減ることになります。
人数が少ないということは、当然ながら報酬も高くなるということですね。
もうひとつ。(2)の側の中でも格差が生まれやすくなります。AIが戦略を立てるので、そこは条件がみな同じです。だとすれば、個人スキルの部分で成績の差が出ているということが明白になってしまいます。
個人スキルが成績の差となるなら、報酬にも差をつけなければなりません。世知辛い話ですが。
営業担当者にとってはしんどい時代になっていくと思われるかも知れませんね。
しかし私は各自努力の方向性が明確になるのだから、これからの若い営業担当者にとっては、やりがいのある仕事になっていくのだと考えています。
もう「わが社の営業はブラックボックスだ」っていう会社がなくなっていくことを願っています。
AIによって営業という仕事が健全化する。と前向きにとらえていきましょう。
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- 2016.12.15:セイコーマート・北の最強コンビニはどのようにできたのか
- 2016.12.01:クリスピー・クリーム・ドーナツの大量閉店は、前向きだったのですね
- 2016.11.17:ジーユーがユニクロを超える時、ファーストリテイリングは世界トップになる
- 2016.11.03:ピコ太郎はなぜ世界を席巻したのか?
- 2016.10.20:地域密着営業って何だろう?
- 2016.10.06:繁盛する居酒屋には、現場営業に必要なヒントが満載だ
- 2016.09.22:天下分け目といわれた関ヶ原の戦いはなぜ半日で決着がついたのか?
- 2016.09.08:「世界の山ちゃん」は世界に届くのか
- 2016.08.25:リオ五輪 男子柔道はなぜ躍進したのか?
- 2016.08.11:ポケモンGOは、何をGOしたのか?
- 2016.07.28:営業は純粋な「技術」であり、誰でも身に着けられるものである
- 2016.07.14:金本を信じよ!
- 2016.06.30:せっかく展示会出展しても成果の出ないやり方をしている企業が多すぎる
- 2016.06.16:小さな会社が生き残る秘訣は「ニッチであること」その他には...
- 2016.06.02:びっくりドンキーは弱者のエネルギーに満ちていた
- 2016.05.19:「同率勝算の規則」に則った唯一の成功法則
- 2016.05.05:レスターに学ぶ「奇跡のチーム」を作る3つの秘訣
- 2016.04.21:世紀のちゃぶ台返し!セブンに何があったのか
- 2016.04.07:新社会人に贈る あなたの人生を豊かにする秘訣
- 2016.03.24:コメダ珈琲店に人気があるのは理由がある
- 2016.03.10:小さくても生き残る「局所的な強者」の作り方
- 2016.02.25:「営業の仕組み」を身に着ければ、目標達成に苦しまなくなる
- 2016.02.11:子供に自慢できる人生を送りたいなら
- 2016.01.28:マクドナルドもスターバックスも日本市場をなめるな!
- 2016.01.14:「孫子の兵法」を企業経営に活かす方法
- 2015.12.31:結果を出す人は、手段を目的化している
- 2015.12.17:廃業寸前の負け犬集団が、常勝軍団に生まれ変わったわけ
- 2015.12.03:なぜ「世界トップ企業」を目指すのか?
- 2015.11.19:初めての著作は、なぜ「小説」になったのか?
- 2015.11.05:戦略は実行させなければ意味がない
- 2015.10.22:世界トップ企業への道は「差別化」が開く
- 2015.10.08:世界トップ企業になるために最初にしなければならないこと
- 2015.09.24:サーモス(THERMOS)はなぜ「廃業寸前」から世界トップ企業になったのか?
- 2015.09.10:営業には3つの役割がある
- 2015.08.27:楽天球団は、新しい野球を見せてくれ!
- 2015.08.13:ユニクロは、無印良品と提携せよ
- 2015.07.23:ノキアと日本電産 東西M&A巧者のやり方
- 2015.07.09:ワクワクする仕事しかやりません。
- 2015.06.25:ライザップはなぜ叩かれるのか?
- 2015.06.11:「けっこういい」よりも「並外れてダメ」がいい
- 2015.05.28:戦略には「感動」が必要だ
- 2015.05.14:「孔子」を学ぶ意味
- 2015.04.30:スカイマークはなぜ優遇されながら破綻したのか?
- 2015.04.16:セブンvsミスド 初戦の判定は
- 2015.04.02:任天堂はもう一度天下をとれるのか
- 2015.03.19:ファミマはセブンに勝てるのか?
- 2015.03.05:大塚家具の父と娘はどちらが正しいのか?
- 2015.02.19:成長しないビジネスのロールモデル
- 2015.02.05:100回勝負に持ち込めば絶対に勝てる
- 2015.01.22:キリンビバレッジは逆転できるのか?
- 2015.01.08:「孫子」を活用するための最大のキーワード
- 2014.12.31:「孫子の兵法」を学ぶ
- 2014.12.25:ハウステンボスはどのようにして再建されたのか?
- 2014.12.11:テラモーターズは、なぜオートバイ市場のトップ企業となったのか?
- 2014.11.27:人を動かすシンプルなメソッド
- 2014.11.13:嫌いな顧客を嫌いだと思わなくなる方法
- 2014.10.30:縄文時代が何年続いたか知ってます?
- 2014.10.02:阪神タイガースはなぜ優勝できないのか?
- 2014.09.18:創業塾でのQ&A
- 2014.08.21:コンビニのアイスクリームはどうなっているのか
- 2014.08.07:創業して10年続く人が持っている3つの資質
- 2014.07.24:私が「孫子」を使う理由
- 2014.07.10:「三国志」の戦いで勝敗が決する要因とは?
- 2014.06.26:「孫子の兵法」でみる2014年ワールドカップ日本代表の戦い
- 2014.06.12:マラドーナはなぜ三流監督で終わったのか?
- 2014.05.29:相性のいい顧客を探す方法
- 2014.05.15:営業が不得意な人は、営業なんてしない方が成果が上がる
- 2014.05.01:GoProは、強者になれるのか
- 2014.04.17:マクドナルドは、マイルドヤンキーを狙え!
- 2014.04.03:売れる仕組みが必要な理由
- 2014.03.20:営業プロセスがなければ組織は動かない
- 2014.03.06:ビジネスの設計図を作ろう
- 2014.02.20:彼を知り己を知れば...
- 2014.02.06:ビジョンは営業チームを一丸にする
- 2014.01.23:楽しくなければ営業じゃない!
- 2014.01.09:私がメルマガを書く「立ち位置」
- 2013.12.26:レゴは、なぜ世界第2位の玩具メーカーに復活したのか?
- 2013.12.12:コトラーに教えらえた初心に戻る
- 2013.11.28:日本のモノづくりを復活させるには
- 2013.11.14:レッドブルが世界で52億本も売れた「何か」
- 2013.10.31:ヤフーはどこに行こうとしているのか?
- 2013.10.17:飛び火マーケティングの時代-GoPro
- 2013.10.03:アップルは普通の企業になってしまった
- 2013.09.19:7年後、日本は巨大な展示会場になる
- 2013.09.05:店舗系ビジネスの弱者の戦略
- 2013.08.22:私がイチローから学ぶ3つのこと
- 2013.08.08:脱・人脈の営業
- 2013.07.25:ソーシャル時代の「真実の瞬間」
- 2013.07.11:統計は最強の営業マネジメントツールである
- 2013.06.27:新興宗教のビジネスモデル
- 2013.06.13:進化する教育システムに乗り遅れるな
- 2013.05.30:お医者さんや弁護士さんの営業戦略
- 2013.05.16:できる営業は、負け方が違う
- 2013.05.02:宮崎駿とスタジオジブリについて
- 2013.04.18:差別化は、マイナスせよ
- 2013.04.04:JAL再生にみる企業変革の王道
- 2013.03.21:第3回WBC終戦記念 がんばれプロ野球
- 2013.03.07:マイケル・ポーターの戦略はもう通用しないのか?
- 2013.02.21:王将の餃子は大阪を跳び出すか?
- 2013.02.07:営業チームマネジメントの第一歩
- 2013.01.24:失速したマクドナルドの次の一手は?
- 2013.01.10:阪神タイガースは暗黒時代に戻っていくのか
- 2012.12.27:衰退市場でトップを張る宝島社の戦略
- 2012.12.13:目標は、顧客総取り!
- 2012.11.29:答えのない問題に取り組めるのか
- 2012.11.15:手っ取り早く実績を上げるには
- 2012.11.01:プロ野球は、名選手しか監督になれないのか?
- 2012.10.18:世界王者が世界に挑戦!
- 2012.10.04:新・携帯電話版三国志
- 2012.09.20:安売りせずに売る方法
- 2012.09.06:脳内のリミットを外せ
- 2012.08.23:儲ける方法をタネ明かしする
- 2012.08.09:もうかるビジネスにはタネがある
- 2012.07.26:ステーキを売るな、○○を売れ!
- 2012.07.12:一流の営業になるために絶対に避けられない道
- 2012.06.28:顧客を創造するということ
- 2012.06.14:ビジネスが成立するための3つの要素
- 2012.05.31:理屈で捉えきれない会社もある
- 2012.05.17:戦術は現状を効率的にする。戦略は現状を破壊する
- 2012.05.03:物語風ビジネス書を読んでみよう
- 2012.04.19:市場価値より企業内価値を高めよう
- 2012.04.05:3つの起業家タイプが注意すること
- 2012.03.22:ソニーはどこへ行った?
- 2012.03.08:利益を上げるための最もシンプルな方法
- 2012.02.23:ランチェスター戦略を営業に活かすたった3つのプロセス
- 2012.02.09:日本の電機メーカーはどうすれば生き残れるのか
- 2012.01.26:心理学はビジネスに生かせるのか
- 2012.01.12:水戸黄門の終焉と大阪都構想
- 2011.12.29:「坂の上の雲」を越えていこう
- 2011.12.15:強い現場を作る方法
- 2011.12.01:なぜ落合博満はブレないのか?
- 2011.11.17:小さなお菓子屋さんが描く大きなストーリー
- 2011.11.03:理屈でメシは食えん!でいいの?
- 2011.10.20:iPhone vs iPhone
- 2011.10.06:本質からはじめよ!
- 2011.09.22:アマゾンにチャレンジ!
- 2011.09.08:さらば、スティーブ・ジョブズ
- 2011.08.25:マフィアにビジネスの極意を聞く
- 2011.08.11:たまにはビジネス小説でも読みましょうか
- 2011.07.28:なぜ我々にはマーケティングが必要なのか?
- 2011.07.14:「いい商品」って何ですか?
- 2011.06.30:カリスマ営業を有難がっても意味ないでしょう
- 2011.06.16:ネスプレッソが売れている理由
- 2011.06.02:孫子、ポーター、ランチェスター
- 2011.05.19:足腰の弱い欧米企業、頭の弱い日本企業
- 2011.05.05:斎藤佑樹はプロ野球で通用するか?
- 2011.04.21:ランチェスター戦略って役に立つの?
- 2011.04.07:温泉旅館を蘇らせるには
- 2011.03.24:弱い人をより弱くするのが戦略なのか
- 2011.03.10:タスク管理と時間管理のツール紹介
- 2011.02.24:プレーヤーからマネージャーへ
- 2011.02.10:110兆円の市場に遅れた日本
- 2011.01.27:物語と希望の深い関係
- 2011.01.13:グーグルVSアップル
- 2010.12.30:面白い戦略ストーリーの作り方
- 2010.12.16:残念な人には戦略がない
- 2010.12.02:理屈のない実行はギャンブルですよ
- 2010.11.18:メイド・カフェの営業プロセス
- 2010.11.04:プロ野球球団運営を成功させるには
- 2010.10.21:勝ちパターンの作り方
- 2010.10.07:たまには「哲学」の話をしよう
- 2010.09.23:世紀末都市・アキバ
- 2010.09.09:コンビニ・オーナーというビジネス
- 2010.08.26:もし現場のオッチャンがポーターを学んだら
- 2010.08.12:坂の上に雲は見えない?
- 2010.07.29:システム思考って何だろう
- 2010.07.15:営業は「点取り屋」ではない!
- 2010.07.01:戦略はストーリーで語れ2
- 2010.06.17:戦略はストーリーで語れ
- 2010.06.03:アップルは本当に最強なのか?
- 2010.05.20:営業生産性を上げる構造とは
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- 2010.04.22:勝海舟が坂本龍馬に伝えたもの
- 2010.04.08:人をやる気にさせるにはどうすればいいのか
- 2010.03.25:アップルとユニ・チャーム~変革企業の共通点
- 2010.03.11:無料のビジネスって何だ?
- 2010.02.25:営業に必要な戦略的思考
- 2010.02.11:狩猟民族の構想力に学ぼう
- 2010.01.28:農耕営業のススメ
- 2010.01.14:2010年は日本企業のアジア進出元年になる
- 2009.12.31:2009年の携帯とジーンズと餃子
- 2009.12.17:20歳の頃の自分に読ませたい本
- 2009.12.03:日本茶も海外進出している
- 2009.11.19:ダイソンはなぜ売れたのか?
- 2009.11.05:私の考える効率的な営業とは
- 2009.10.22:島田紳助の研究2
- 2009.10.08:フォロワー企業のゲーム
- 2009.09.24:地域密着企業の営業戦術
- 2009.09.10:地域密着企業の経営方法
- 2009.08.27:マクドナルド 一人勝ちの理由
- 2009.08.13:死せる孔明、生ける仲達を走らす
- 2009.07.30:農業は儲かるのか?
- 2009.07.16:キリン、サントリー、アサヒ、オリオン
- 2009.07.02:戦略2、戦術1の法則
- 2009.06.18:いい顧客、悪い顧客
- 2009.06.04:日本で一番大切にしたい会社の戦略
- 2009.05.21:それぞれの「1万時間」を過ごそう
- 2009.05.07:社会起業は一般の起業と何が違うのか?
- 2009.04.23:もし諸葛孔明が経営顧問だったら
- 2009.04.09:物語の力を知ろう
- 2009.03.26:祝!WBC日本代表優勝
- 2009.03.12:小さな池の大きな魚
- 2009.02.26:農業にチャンスあり
- 2009.02.12:機能と情緒--2つの差別化の方法
- 2009.01.29:営業は結果を追ってはいけない
- 2009.01.15:真似したくてもできない事情がある
- 2009.01.01:欲しいものを作ってくれるビジネス
- 2008.12.18:オール・ザット・競争戦略
- 2008.12.04:ゼロ距離を目指す
- 2008.11.20:10/13の市場でビジネスする
- 2008.11.06:ローカルヒーロー花盛り
- 2008.10.23:いい商品を、いい人から、安い値段で買いたい
- 2008.10.09:経営で必要な知恵はすべて三国志で学んだ
- 2008.09.25:HONDAが空を飛ぶ!
- 2008.09.11:緊急性にフォーカスせよ!
- 2008.08.28:楽天グループ迷走す
- 2008.08.14:エコカー開発競争
- 2008.07.31:儲けるための仕組みを作ろう
- 2008.07.17:「黒船」iPhoneの衝撃
- 2008.07.03:野球は言葉でするもんや
- 2008.06.19:大阪の小さなものづくり企業
- 2008.06.05:事業コンセプトにこだわる
- 2008.04.24:黒澤明はなぜ世界進出に失敗したのか?
- 2008.04.10:スタジオアリスに見る市場特化の行方
- 2008.03.13:山形の洋菓子店がフォーカスしたもの
- 2008.02.28:阪神タイガースは獣王無敵か?
- 2008.02.14:薄型テレビ市場2.0 競争の鍵はブランド力か
- 2008.01.31:アシックスの戦略、ナイキの戦略
- 2008.01.17:「日本一の村」改革に挑戦
- 2008.01.03:マネることは差別化の第一歩
- 2007.12.20:駄菓子屋さんの成功要因
- 2007.12.06:P&Gの戦略-強者はこれだけ有利だ
- 2007.11.22:浪速のグローバル企業
- 2007.11.08:良いモノを作りさえすれば売れるのか
- 2007.10.25:巨人軍の凋落は止められるか?
- 2007.10.11:"志"が歴史を変えた--三国志に寄せて
- 2007.09.27:縮小するアパレル市場で生き残るには
- 2007.09.13:ハンバーガー帝国興亡の行方は
- 2007.08.30:日本製航空機は羽ばたくか
- 2007.08.16:織田信長はなぜ徳川家康に正室と嫡男の処分を命じたのか
- 2007.08.02:中小企業にとって仕組みとは
- 2007.07.19:島田紳助の研究
- 2007.07.05:最強のビジネスモデルとは何か
- 2007.06.21:迷った時は最終ユーザーに聞け
- 2007.06.07:弱者には弱者の販売促進がある
- 2007.05.24:一発逆転を狙ってはいけない
- 2007.05.10:豆腐一丁からビジネスを考える
- 2007.04.26:戦略がなければ生き残れない
- 2007.04.12:飲料業界は激変の予感
- 2007.03.29:経営理念こそ究極の差別化
- 2007.03.27:ホッピーはなぜ復活したのか
- 2007.03.15:引越し業の差別化競争時代
- 2007.03.01:コンビニ 本格競争時代に突入
- 2007.02.15:一人勝ちのワナにはまった松下電器
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- 2006.11.23:織田信長の戦略
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- 2006.07.20:チャンスがあることを皆が知っている市場
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- 2006.06.22:サッカーW杯にみる「戦略とは」
- 2006.05.25:SMPを意識する
- 2006.05.11:"営業嫌い"は会社の責任だ
- 2006.04.27:営業の分かりやすいコトバとは
- 2006.04.13:残りの80%に富を再配分する
- 2006.03.30:とるに足りない80%
- 2006.03.16:狭く、深く掘り進めれば、視界は開ける
- 2006.03.02:日本の消費者は世界レベルに近づいている
- 2006.02.16:ノウハウを捨てよう!
- 2006.02.02:一番、損になることをしよう
- 2006.01.19:技術系小企業が生き残るには
- 2006.01.05:すでに起こった未来
- 2005.12.22:顧客接点がビジネスの命綱
- 2005.12.08:一点集中戦略の落とし穴
- 2005.11.24:松下電器の一点集中戦略
- 2005.10.27:2005年日本シリーズを斬る
- 2005.10.13:例外に注目せよ
- 2005.10.10:成長の壁を乗り越える
- 2005.09.29:常識を少しずらすとチャンスが生まれる
- 2005.09.15:見えない敵と戦うには
- 2005.09.01:最も怖いのは見えない敵だ
- 2005.08.18:不滅の営業手法
- 2005.07.22:いつまで川原で石を売るのですか?(3)
- 2005.07.07:いつまで川原で石を売るのですか?(2)
- 2005.06.23:いつまで川原で石を売るのですか?(1)
- 2005.06.09:年功序列の市場はもう無い
- 2005.05.26:バーガーキング復活
- 2005.03.03:オニツカ錐もみ商法とは(後編)
- 2005.02.17:オニツカ錐もみ商法とは(前編)
- 2005.02.03:売れないのではなく、売っていないんですよ
- 2005.01.20:中小企業が狙う中国市場とは
- 2005.01.05:常識にとらわれない戦略を戦う
- 2004.12.24:小さな企業は逆転の発想で戦え!
- 2004.12.09:ゲーム型競争時代は終わらない
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