
井上尚弥が導く異次元のボクシングビジネス
2019.05.30
実は、このメルマガではなにげにボクシングの話題をしています。
先日、「ワイドナショー」で松本人志が「凄さを世間がイマイチわかっていないのが悔しい」と発言していました。
井上尚弥選手のことです。
5月18日、WBSSの準決勝として行われたイギリスでの試合を受けての発言でした。
まったくもってその通り。
ほぼ全てのボクシング関係者が「日本史上最高」だと認める天才ボクサーの全盛期を目の当たりにしても、日本ではそれほど話題となっていません。
ボクシングもマイナーな競技になってしまったんだなあと寂しい気持ちになりますな。
そこで今回は、井上尚弥を通じて実現してほしいと思うビジネスの話を書かせていただきました。
どうか最後までお読みください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
いやぁ、驚きました。
「強い」なんてものじゃないですね。
5月18日イギリスのグラスゴーにおいて行われたWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)バンタム級準決勝において、井上尚弥が、エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を2ラウンドTKOに退けました。
その様子に世界のボクシングファンが衝撃を受けました。
世界に衝撃を与えた圧勝劇
WBSSとは、ボクシングの各団体のチャンピオン同士をトーナメントで戦わせて、真の世界一を決めようという趣旨のイベントです。
確かに今、ボクシングチャンピオンの認定団体が多すぎて、誰がいちばん強いのかわかりにくい。
バンタム級(53.524kg以下)だけでも4人の正規チャンピオンがいます。そこに暫定チャンピオンやスーパーチャンピオンなどが存在するために、わけがわかりません。
そんな事情ですから、チャンピオン同士戦わせて、誰がいちばん強いのか知りたいというのは、ファンの総意です。実にいいイベントではないですか。
もう一つ、今のボクシングビジネスをアメリカの一部の大物プロモーターが牛耳っているという事情もあります。
大物プロモーターは、人気ボクサーを抱えて離しませんから、その他のプロモーターは試合すら組みにくい。
そこで人気ボクサーのいない階級を選んで始められたのがWBSSです。いわば、人気ボクサーがいないのを逆手にとって、人気者を作ってしまおうという企画です。
WBSSはこれまで、クルーザー級(90.719kg以下)、スーパーミドル級(76.204kg以下)、スーパーライト級(63.503kg以下)、バンタム級(53.524kg以下)で開催されています。
目論見通り、クルーザー級を制したオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)は、世界的な知名度を得て、人気ボクサーとなりました。
そしてバンタム級の人気ボクサー候補として大いに期待されていたのが、日本ボクシングの最高傑作と称される井上尚弥でした。
井上尚弥は、既にライトフライ級(48.988kg以下)、スーパーフライ級(52.163kg以下)、バンタム級の3階級で世界チャンピオンとなった実力者です。
日本でその実力を疑う者は皆無ですが、世界的にはまだスーパースターとは言えません。YouTubeで試合動画を観たボクシングマニアに高く評価されていたぐらいです。
しかしバンタム級に上げてからの井上は、WBAチャンピオンのジェイミー・マクドネル(英)、元WBAスーパーチャンピオンのファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ)という強豪を二人とも1ラウンドでKOしてしまっていました。
好事魔多し。そんなうまい話がいつまでも続くわけがありません。今回の相手のエマヌエル・ロドリゲスは、世界的にも実力を評価されるボクサーでした。素人ファンは連続KOを期待するけれど「さすがに今回は苦戦するだろう」「実際の実力は五分五分」というのが業界の見解でした。
果たしてロドリゲスの実力は本物でした。1ラウンド、井上の強打を恐れず攻勢に出たロドリゲスは多彩なパンチで井上を下がらせました。ロドリゲスがKOするのではないかと思った人もいたはずです。
ところが井上は様子を見ていただけだったようです。2ラウンド、攻撃のスイッチを入れた井上に、ロドリゲスは為すすべもありませんでした。技術の粋を集めたような高度な左フックを顔の真ん中に浴びて1度目のダウン。足がふらつく中、左右のフックをボディに入れられて2度目のダウン。もうここで戦意喪失していたロドリゲスですが、悲しいかなボクサーの性で立ち上がってしまいます。すぐに左フックをボディに入れられ悶絶しながらダウン。ここで試合をストップされました。
2度目のダウンのあと、セコンドの方を向いて「むりむりむりむり」と半泣きで首を振るロドリゲスの顔アップが映った時には戦慄を覚えました。IBFチャンピオンにして井上尚弥の最大のライバルと言われた19戦無敗のボクサーが、恥もプライドも捨ててセコンドに試合を止めてくれと懇願したのです。
これを衝撃と言わずに何というのでしょう?
日曜日の「ワイドナショー」で松本人志が「この凄さを世間がイマイチわかってないのが悔しい」と発言していましたが、その通りです。
世界のボクシング関係者も同じ思いを持っているのではないでしょうか。
「井上が世界最高だとわからないのか?」マイク・コッピンガー(FOXスポーツ記者)
「井上の前にはまだまだ敗者が登場する」マイケル・ベンソン(英ラジオ局記者)
「すべてが信じられない」トム・グレイ(リング誌記者)
「本物のモンスターだ」フランク・ブリオーニ(元スーパーミドル級欧州チャンピオン)
「彼の一撃は食らいたくない」デーブ・アレン(英・ヘビー級ボクサー)
「全員逃げた方がいい」ビリー・デイブ(豪・元IBFフェザー級チャンピオン)
「もう誰も止められないでしょ」長谷川穂積(元バンタム級、スーパーバンタム級、フェザー級チャンピオン)
「攻略法がわからない」山中慎介(元バンタム級チャンピオン)
「井上に勝てるのは井上だけだ」イグナシオ・ベリスタイン(メキシコ・著名トレーナー)
大物プロモーターが接触
この活躍を受けて、大物プロモーターの一人ボブ・アラムが率いるトップランク社から契約のオファーがあったことが報道されています。
トップランク社とは、古くはモハメド・アリ、ジョージ・フォアマン、シュガー・レイ・レナード、マービン・ハグラー、ロベルト・デュラン、オスカー・デラ・ホーヤ、現在でも、テレンス・クロフォード、ワシル・ロマチェンコ、タイソン・フューリーなど錚々たるボクサーをプロモートしている会社です。米国のボクシングビジネスの中心を担っていると言っても過言ではありません。
それだけに、井上尚弥への契約オファーは異例です。米国では、軽量級選手は人気が出ないからです。
トップランク社がビジネスにならない行動をするはずがありません。つまり井上尚弥には、ビッグマネーが動く要素があるとみなされたのです。いかに井上尚弥が規格外の存在であるかを示しています。
ボクシング・ビジネスは、一部の人気ボクサーに大金が集中するシステムとなっています。
先ほども言ったように、世界チャンピオンというだけでは人気は出ません。本当に強くて、しかもキャラの立ったボクサーでないと人気も出ないし、報酬も上がらないのです。
その分「本当の人気ボクサー」の報酬は常軌を逸するレベルとなります。昨年大晦日、日本の那須川天心をKOしたフロイド・メイウェザーなど過去には1試合144億円なんて試合もありました。
(那須川との3ラウンドのエキシビジョン試合でも10億円稼いだそうですよ)
このように今のボクシングビジネスは、稼げる人気ボクサーを中心に組み立てられる傾向にあります。
キャラが濃くて実力もある人気ボクサーは、客を呼べるので、いつもメインで試合が組めます。
人気のないボクサーは、少しでも目立とうと、人気のあるボクサーの相手となるか、前座試合でインパクトのある勝ち方をしなければなりません。
勝つだけでは人気が出ません。より派手な勝ち方が必要です。(地味に勝つよりは派手に負ける方が人気がでるほどです)
ボクシングは興業ですから仕方ありません。お客様あってのビジネスですよ。
井上に足りない「キャラ」
その意味では、井上尚弥は、まだ世界の人気ボクサーといえるようなキャラ付けがありません。
井上尚弥のことをフィリピンの英雄マニー・パッキャオと比較する報道もありましたが、残念ながらその域には達していません。
いや、実力は充分です。軽量級サイズとしては、井上は過去最高のボクサーと言っていいでしょう。
しかし井上にはキャラを際立たせるようなストーリーがまだ足りないのです。
軽量級時代のパッキャオは、うだつの上がらない風采もあって軽んじられていました。「強いけど、ダサい奴」みたいな扱いです。
だからプロモーターも「かませ犬」としか見ていません。かませ犬とは、スター選手を引き立てる負け役です。
そんなわけで無理目の試合ばかり組まされていました。そらそうですな。かませ犬が勝ってしまったら、せっかく育てたスター選手がダメになってしまって大損ですから。
しかし空気を読まないパッキャオは、かませ犬のくせにスター選手をガンガン倒していきました。
「なんだこいつは?」と思われたのでしょう。ミドル級を含めて6階級を制覇したスーパースター、オスカー・デラ・ホーヤとの試合を組まされました。(ウェルター級(66.678kg以下)契約)
当日、二人の身体のサイズを観た観客は「さすがにこれは無謀だろー」と呆れました。パッキャオはふたまわりぐらい小さいのです。こうなるともう色物試合ですな。
ところが試合は逆に一方的になってしまいました。なんと小さなパッキャオが大きなデラ・ホーヤを滅多打ちにして試合放棄に追い込んだのです。
ここに来て、アメリカの観客は改めてマニー・パッキャオの底知れぬ実力を知ることになりました。
その後、パッキャオが世界から畏敬される偉大なボクサーとしての地位を確立したのは周知の通りです。
1試合10億円を超える!?
このようなストーリーが井上にはありません。これから作れるのか?というと難しいでしょう。トップランク社や井上サイドが、パッキャオに課したような潰されてもおかしくないような試合を組むとは考えにくいですから。
いや、何もパッキャオの進んだ道をなぞる必要などない。井上の実力からすれば小細工などしなくてもスーパースターに成り得る。という声もあるでしょう。そうかも知れません。
通常、軽量級のボクサーの報酬は、高くても2000万円程度だそうです。それでも井上は特別ですから1試合5000万円ほど。今回のWBSSにおける報酬は、1試合1億円に達するのではないかと言われています。
それがトップランク社のプロモートを受けるようになると、報酬はさらに跳ね上がるはずです。
何しろ井上の試合は派手です。グローブに爆弾が仕込んであると喩えられるほど相手をなぎ倒していくスタイルです。つまり素人にも分かりやすい。
まるでマイク・タイソンの再来です。派手なプロモーションで相手の実力を煽って煽って、試合になると派手に倒してしまう。そんな試合が続けば、1試合10億円に達するかも知れません。
これはもう破格を超えて、夢のようです。ボクシングを志す若者に大いなる希望を抱かせることでしょう。
だけど...と私は思うわけです。
井上がその程度で収まっていいのだろうか。
「金の亡者」が日本に興味を示す理由
PFP(パウンド・フォー・パウンド)とは体重差を超えた実力を測る概念です。「もし体重が同じだと仮定したら一番強いのは誰か?」という遊びの概念です。
このたびリング誌が認定するPFPランキングで、井上尚弥は4位にランクインしました。上位3名も錚々たるメンバーですが、井上はいつ1位になっても不思議ではない実力を持っています。
そのPFPランキングで引退まで永く1位を守り続けたのが、日本でもおなじみのフロイド・メイウェザーでした。
メイウェザーは、人気、実力ともにトップを維持し続けたボクサーです。
その実力は確かですが、守備的な戦い方をする人で派手さはありません。それなのに人気を維持し続けたのは、キャラ設定のうまさ、優れた自己演出のおかげです。
彼は意識的に「金の亡者」キャラを演じていました。試合相手や世間を挑発し、憎まれ役を務めました。
だから試合前には憎まれ度が最高潮に達し、ブーイングが起こる始末。それなのに試合では、判定狙いの馬鹿にしたような試合運びで勝ってしまいます。
「憎まれ役がまた勝った!」「次こそ負けろ!」と観客に思わせるのが、メイウェザーの演出意図でした。
これで人気を維持し続けるのだからすごいことですし、尊重すべきだと思います。しかも引退後も同じ演出方法で、総合格闘家やキックボクサーを翻弄し、稼ぎ続けているのだから大したものです。
そのメイウェザーが日本に並々ならぬ興味を持っていることをご存じでしょうか。
昔の名前を利用したエキジビジョン試合で数億円を稼ぐのが目的ではありません。本気で日本の格闘界やショービジネス界とのつながりを得ようとしています。
メイウェザーが見据えているのは、日本にできるカジノビジネスへの参入と、アジアマーケットを臨んだショービジネスを手掛けることだと考えられます。
おそらく大阪の万博会場あたりにカジノを含めた統合型リゾート施設ができるのでしょう。その際、ショービジネスの目玉の一つになるのが、ボクシングの試合です。
大阪にカジノができると、マカオ以上の賑わいができると期待できます。なにしろ関西には見るべきものが多い。大阪はアジアの中心といってもいい混沌さで何でもありますし、少し足を延ばせば京都もあります。兵庫県には、世界の聖地・阪神甲子園球場もあります。
世界中から、特に中国からさらに多くの人が訪れるようになるでしょう。そんな時、世界の一流ボクサーとアジア系ボクサーが戦う試合はどうしても欲しい。
やはりほしいのが、アジア系ボクサーのスター選手です。日本人と中国人のスターがいれば盛り上がります。
そこで井上尚弥の名前が真っ先に上がります。井上に任せれば間違いありません。世界の強豪といえども井上には歯が立ちません。アジアの観客を熱狂させる試合を必ずや実現してくれるはずです。
そうなるとアジアのショービジネス界も黙っていません。日本で成功するなら、東南アジアや中国でも成功させられるはずです。なにしろ人口が桁外れですから、途方もないマーケットが立ち上がります。
恐らくアジアのプロモーターが井上尚弥を欲しがるはずです。井上がいればイベントを派手に演出することができます。
つまりアジアの市場が大きくなればなるほど井上尚弥の価値も青天井に上がっていくわけです。
トップランク社のボブ・アラムが井上尚弥と契約しようとするのは、その近い将来を見据えているからなのではないかと思います。
日本やアジアのボクシング界に寄与
アジアの市場が立ち上がれば、井上側は何もアメリカまで遠征しなくても日本にいながらスーパースターの地位を築くことができます。
願ったりかなったりではないですか。
いやそんな小さなことはどうでもいい。
井上は、日本やアジアのボクシングビジネスの中心になれる存在です。そうならなければなりません。
最初はボブ・アラムの手駒でもいいじゃないですか。現役中は、誰よりも強いボクサーであることを証明するために、強いやつと闘って、1試合10億円、20億円をめざせばいいのです。
ただその中で、彼らのビジネスのやり方を換骨奪胎して、いずれは自分たちで主導権を握れるようにすればいい。
ゴールデンボーイと言われたオスカー・デラ・ホーヤが、現役中はトップランク社のプロモートを受けながら、引退後は自らプロモート会社(ゴールデンボーイ社)を立ち上げ、トップランク社のライバルになったように。
いずれは井上サイドも「モンスター社」を立ち上げるといいんですよ。
ひとりのスターが業界全体を変えてしまうことはよくあることです。
井上が活躍すれば、それを見ている若者が、井上を目指そうとします。
井上が出てくる前までは、世界中から期待され畏怖される日本人ボクサーが出てくるなんて誰も思っていませんでいた。が、今は違います。既に世界は身近です。井上に続いて世界で活躍したいという若者が、これから出てくるでしょう。
井上尚弥には「井上をきっかけに日本のボクシングは大きく変わった」と言われるような存在になってほしいし、なることができます。
現役のボクサーとしても、その後の人生においても、それだけのことができる存在だと私は思います。
実は、このメルマガではなにげにボクシングの話題をしています。
先日、「ワイドナショー」で松本人志が「凄さを世間がイマイチわかっていないのが悔しい」と発言していました。
井上尚弥選手のことです。
5月18日、WBSSの準決勝として行われたイギリスでの試合を受けての発言でした。
まったくもってその通り。
ほぼ全てのボクシング関係者が「日本史上最高」だと認める天才ボクサーの全盛期を目の当たりにしても、日本ではそれほど話題となっていません。
ボクシングもマイナーな競技になってしまったんだなあと寂しい気持ちになりますな。
そこで今回は、井上尚弥を通じて実現してほしいと思うビジネスの話を書かせていただきました。
どうか最後までお読みください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
いやぁ、驚きました。
「強い」なんてものじゃないですね。
5月18日イギリスのグラスゴーにおいて行われたWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)バンタム級準決勝において、井上尚弥が、エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を2ラウンドTKOに退けました。
その様子に世界のボクシングファンが衝撃を受けました。
世界に衝撃を与えた圧勝劇
WBSSとは、ボクシングの各団体のチャンピオン同士をトーナメントで戦わせて、真の世界一を決めようという趣旨のイベントです。
確かに今、ボクシングチャンピオンの認定団体が多すぎて、誰がいちばん強いのかわかりにくい。
バンタム級(53.524kg以下)だけでも4人の正規チャンピオンがいます。そこに暫定チャンピオンやスーパーチャンピオンなどが存在するために、わけがわかりません。
そんな事情ですから、チャンピオン同士戦わせて、誰がいちばん強いのか知りたいというのは、ファンの総意です。実にいいイベントではないですか。
もう一つ、今のボクシングビジネスをアメリカの一部の大物プロモーターが牛耳っているという事情もあります。
大物プロモーターは、人気ボクサーを抱えて離しませんから、その他のプロモーターは試合すら組みにくい。
そこで人気ボクサーのいない階級を選んで始められたのがWBSSです。いわば、人気ボクサーがいないのを逆手にとって、人気者を作ってしまおうという企画です。
WBSSはこれまで、クルーザー級(90.719kg以下)、スーパーミドル級(76.204kg以下)、スーパーライト級(63.503kg以下)、バンタム級(53.524kg以下)で開催されています。
目論見通り、クルーザー級を制したオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)は、世界的な知名度を得て、人気ボクサーとなりました。
そしてバンタム級の人気ボクサー候補として大いに期待されていたのが、日本ボクシングの最高傑作と称される井上尚弥でした。
井上尚弥は、既にライトフライ級(48.988kg以下)、スーパーフライ級(52.163kg以下)、バンタム級の3階級で世界チャンピオンとなった実力者です。
日本でその実力を疑う者は皆無ですが、世界的にはまだスーパースターとは言えません。YouTubeで試合動画を観たボクシングマニアに高く評価されていたぐらいです。
しかしバンタム級に上げてからの井上は、WBAチャンピオンのジェイミー・マクドネル(英)、元WBAスーパーチャンピオンのファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ)という強豪を二人とも1ラウンドでKOしてしまっていました。
好事魔多し。そんなうまい話がいつまでも続くわけがありません。今回の相手のエマヌエル・ロドリゲスは、世界的にも実力を評価されるボクサーでした。素人ファンは連続KOを期待するけれど「さすがに今回は苦戦するだろう」「実際の実力は五分五分」というのが業界の見解でした。
果たしてロドリゲスの実力は本物でした。1ラウンド、井上の強打を恐れず攻勢に出たロドリゲスは多彩なパンチで井上を下がらせました。ロドリゲスがKOするのではないかと思った人もいたはずです。
ところが井上は様子を見ていただけだったようです。2ラウンド、攻撃のスイッチを入れた井上に、ロドリゲスは為すすべもありませんでした。技術の粋を集めたような高度な左フックを顔の真ん中に浴びて1度目のダウン。足がふらつく中、左右のフックをボディに入れられて2度目のダウン。もうここで戦意喪失していたロドリゲスですが、悲しいかなボクサーの性で立ち上がってしまいます。すぐに左フックをボディに入れられ悶絶しながらダウン。ここで試合をストップされました。
2度目のダウンのあと、セコンドの方を向いて「むりむりむりむり」と半泣きで首を振るロドリゲスの顔アップが映った時には戦慄を覚えました。IBFチャンピオンにして井上尚弥の最大のライバルと言われた19戦無敗のボクサーが、恥もプライドも捨ててセコンドに試合を止めてくれと懇願したのです。
これを衝撃と言わずに何というのでしょう?
日曜日の「ワイドナショー」で松本人志が「この凄さを世間がイマイチわかってないのが悔しい」と発言していましたが、その通りです。
世界のボクシング関係者も同じ思いを持っているのではないでしょうか。
「井上が世界最高だとわからないのか?」マイク・コッピンガー(FOXスポーツ記者)
「井上の前にはまだまだ敗者が登場する」マイケル・ベンソン(英ラジオ局記者)
「すべてが信じられない」トム・グレイ(リング誌記者)
「本物のモンスターだ」フランク・ブリオーニ(元スーパーミドル級欧州チャンピオン)
「彼の一撃は食らいたくない」デーブ・アレン(英・ヘビー級ボクサー)
「全員逃げた方がいい」ビリー・デイブ(豪・元IBFフェザー級チャンピオン)
「もう誰も止められないでしょ」長谷川穂積(元バンタム級、スーパーバンタム級、フェザー級チャンピオン)
「攻略法がわからない」山中慎介(元バンタム級チャンピオン)
「井上に勝てるのは井上だけだ」イグナシオ・ベリスタイン(メキシコ・著名トレーナー)
大物プロモーターが接触
この活躍を受けて、大物プロモーターの一人ボブ・アラムが率いるトップランク社から契約のオファーがあったことが報道されています。
トップランク社とは、古くはモハメド・アリ、ジョージ・フォアマン、シュガー・レイ・レナード、マービン・ハグラー、ロベルト・デュラン、オスカー・デラ・ホーヤ、現在でも、テレンス・クロフォード、ワシル・ロマチェンコ、タイソン・フューリーなど錚々たるボクサーをプロモートしている会社です。米国のボクシングビジネスの中心を担っていると言っても過言ではありません。
それだけに、井上尚弥への契約オファーは異例です。米国では、軽量級選手は人気が出ないからです。
トップランク社がビジネスにならない行動をするはずがありません。つまり井上尚弥には、ビッグマネーが動く要素があるとみなされたのです。いかに井上尚弥が規格外の存在であるかを示しています。
ボクシング・ビジネスは、一部の人気ボクサーに大金が集中するシステムとなっています。
先ほども言ったように、世界チャンピオンというだけでは人気は出ません。本当に強くて、しかもキャラの立ったボクサーでないと人気も出ないし、報酬も上がらないのです。
その分「本当の人気ボクサー」の報酬は常軌を逸するレベルとなります。昨年大晦日、日本の那須川天心をKOしたフロイド・メイウェザーなど過去には1試合144億円なんて試合もありました。
(那須川との3ラウンドのエキシビジョン試合でも10億円稼いだそうですよ)
このように今のボクシングビジネスは、稼げる人気ボクサーを中心に組み立てられる傾向にあります。
キャラが濃くて実力もある人気ボクサーは、客を呼べるので、いつもメインで試合が組めます。
人気のないボクサーは、少しでも目立とうと、人気のあるボクサーの相手となるか、前座試合でインパクトのある勝ち方をしなければなりません。
勝つだけでは人気が出ません。より派手な勝ち方が必要です。(地味に勝つよりは派手に負ける方が人気がでるほどです)
ボクシングは興業ですから仕方ありません。お客様あってのビジネスですよ。
井上に足りない「キャラ」
その意味では、井上尚弥は、まだ世界の人気ボクサーといえるようなキャラ付けがありません。
井上尚弥のことをフィリピンの英雄マニー・パッキャオと比較する報道もありましたが、残念ながらその域には達していません。
いや、実力は充分です。軽量級サイズとしては、井上は過去最高のボクサーと言っていいでしょう。
しかし井上にはキャラを際立たせるようなストーリーがまだ足りないのです。
軽量級時代のパッキャオは、うだつの上がらない風采もあって軽んじられていました。「強いけど、ダサい奴」みたいな扱いです。
だからプロモーターも「かませ犬」としか見ていません。かませ犬とは、スター選手を引き立てる負け役です。
そんなわけで無理目の試合ばかり組まされていました。そらそうですな。かませ犬が勝ってしまったら、せっかく育てたスター選手がダメになってしまって大損ですから。
しかし空気を読まないパッキャオは、かませ犬のくせにスター選手をガンガン倒していきました。
「なんだこいつは?」と思われたのでしょう。ミドル級を含めて6階級を制覇したスーパースター、オスカー・デラ・ホーヤとの試合を組まされました。(ウェルター級(66.678kg以下)契約)
当日、二人の身体のサイズを観た観客は「さすがにこれは無謀だろー」と呆れました。パッキャオはふたまわりぐらい小さいのです。こうなるともう色物試合ですな。
ところが試合は逆に一方的になってしまいました。なんと小さなパッキャオが大きなデラ・ホーヤを滅多打ちにして試合放棄に追い込んだのです。
ここに来て、アメリカの観客は改めてマニー・パッキャオの底知れぬ実力を知ることになりました。
その後、パッキャオが世界から畏敬される偉大なボクサーとしての地位を確立したのは周知の通りです。
1試合10億円を超える!?
このようなストーリーが井上にはありません。これから作れるのか?というと難しいでしょう。トップランク社や井上サイドが、パッキャオに課したような潰されてもおかしくないような試合を組むとは考えにくいですから。
いや、何もパッキャオの進んだ道をなぞる必要などない。井上の実力からすれば小細工などしなくてもスーパースターに成り得る。という声もあるでしょう。そうかも知れません。
通常、軽量級のボクサーの報酬は、高くても2000万円程度だそうです。それでも井上は特別ですから1試合5000万円ほど。今回のWBSSにおける報酬は、1試合1億円に達するのではないかと言われています。
それがトップランク社のプロモートを受けるようになると、報酬はさらに跳ね上がるはずです。
何しろ井上の試合は派手です。グローブに爆弾が仕込んであると喩えられるほど相手をなぎ倒していくスタイルです。つまり素人にも分かりやすい。
まるでマイク・タイソンの再来です。派手なプロモーションで相手の実力を煽って煽って、試合になると派手に倒してしまう。そんな試合が続けば、1試合10億円に達するかも知れません。
これはもう破格を超えて、夢のようです。ボクシングを志す若者に大いなる希望を抱かせることでしょう。
だけど...と私は思うわけです。
井上がその程度で収まっていいのだろうか。
「金の亡者」が日本に興味を示す理由
PFP(パウンド・フォー・パウンド)とは体重差を超えた実力を測る概念です。「もし体重が同じだと仮定したら一番強いのは誰か?」という遊びの概念です。
このたびリング誌が認定するPFPランキングで、井上尚弥は4位にランクインしました。上位3名も錚々たるメンバーですが、井上はいつ1位になっても不思議ではない実力を持っています。
そのPFPランキングで引退まで永く1位を守り続けたのが、日本でもおなじみのフロイド・メイウェザーでした。
メイウェザーは、人気、実力ともにトップを維持し続けたボクサーです。
その実力は確かですが、守備的な戦い方をする人で派手さはありません。それなのに人気を維持し続けたのは、キャラ設定のうまさ、優れた自己演出のおかげです。
彼は意識的に「金の亡者」キャラを演じていました。試合相手や世間を挑発し、憎まれ役を務めました。
だから試合前には憎まれ度が最高潮に達し、ブーイングが起こる始末。それなのに試合では、判定狙いの馬鹿にしたような試合運びで勝ってしまいます。
「憎まれ役がまた勝った!」「次こそ負けろ!」と観客に思わせるのが、メイウェザーの演出意図でした。
これで人気を維持し続けるのだからすごいことですし、尊重すべきだと思います。しかも引退後も同じ演出方法で、総合格闘家やキックボクサーを翻弄し、稼ぎ続けているのだから大したものです。
そのメイウェザーが日本に並々ならぬ興味を持っていることをご存じでしょうか。
昔の名前を利用したエキジビジョン試合で数億円を稼ぐのが目的ではありません。本気で日本の格闘界やショービジネス界とのつながりを得ようとしています。
メイウェザーが見据えているのは、日本にできるカジノビジネスへの参入と、アジアマーケットを臨んだショービジネスを手掛けることだと考えられます。
おそらく大阪の万博会場あたりにカジノを含めた統合型リゾート施設ができるのでしょう。その際、ショービジネスの目玉の一つになるのが、ボクシングの試合です。
大阪にカジノができると、マカオ以上の賑わいができると期待できます。なにしろ関西には見るべきものが多い。大阪はアジアの中心といってもいい混沌さで何でもありますし、少し足を延ばせば京都もあります。兵庫県には、世界の聖地・阪神甲子園球場もあります。
世界中から、特に中国からさらに多くの人が訪れるようになるでしょう。そんな時、世界の一流ボクサーとアジア系ボクサーが戦う試合はどうしても欲しい。
やはりほしいのが、アジア系ボクサーのスター選手です。日本人と中国人のスターがいれば盛り上がります。
そこで井上尚弥の名前が真っ先に上がります。井上に任せれば間違いありません。世界の強豪といえども井上には歯が立ちません。アジアの観客を熱狂させる試合を必ずや実現してくれるはずです。
そうなるとアジアのショービジネス界も黙っていません。日本で成功するなら、東南アジアや中国でも成功させられるはずです。なにしろ人口が桁外れですから、途方もないマーケットが立ち上がります。
恐らくアジアのプロモーターが井上尚弥を欲しがるはずです。井上がいればイベントを派手に演出することができます。
つまりアジアの市場が大きくなればなるほど井上尚弥の価値も青天井に上がっていくわけです。
トップランク社のボブ・アラムが井上尚弥と契約しようとするのは、その近い将来を見据えているからなのではないかと思います。
日本やアジアのボクシング界に寄与
アジアの市場が立ち上がれば、井上側は何もアメリカまで遠征しなくても日本にいながらスーパースターの地位を築くことができます。
願ったりかなったりではないですか。
いやそんな小さなことはどうでもいい。
井上は、日本やアジアのボクシングビジネスの中心になれる存在です。そうならなければなりません。
最初はボブ・アラムの手駒でもいいじゃないですか。現役中は、誰よりも強いボクサーであることを証明するために、強いやつと闘って、1試合10億円、20億円をめざせばいいのです。
ただその中で、彼らのビジネスのやり方を換骨奪胎して、いずれは自分たちで主導権を握れるようにすればいい。
ゴールデンボーイと言われたオスカー・デラ・ホーヤが、現役中はトップランク社のプロモートを受けながら、引退後は自らプロモート会社(ゴールデンボーイ社)を立ち上げ、トップランク社のライバルになったように。
いずれは井上サイドも「モンスター社」を立ち上げるといいんですよ。
ひとりのスターが業界全体を変えてしまうことはよくあることです。
井上が活躍すれば、それを見ている若者が、井上を目指そうとします。
井上が出てくる前までは、世界中から期待され畏怖される日本人ボクサーが出てくるなんて誰も思っていませんでいた。が、今は違います。既に世界は身近です。井上に続いて世界で活躍したいという若者が、これから出てくるでしょう。
井上尚弥には「井上をきっかけに日本のボクシングは大きく変わった」と言われるような存在になってほしいし、なることができます。
現役のボクサーとしても、その後の人生においても、それだけのことができる存在だと私は思います。
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- 2020.07.09:孔子の教えは、なぜ簡単なのに伝えにくいのか?
- 2020.06.25:コロナでも生き残る小さな事業の秘訣
- 2020.06.11:経営者は「貞観政要」を読みなさい
- 2020.05.28:経営者は「君主論」を読みなさい
- 2020.05.14:クロージングがうまくいかない時にこそ、営業の真価が問われる
- 2020.04.30:営業として大成したければ、クロージングでは正攻法を貫け!
- 2020.04.16:営業は基本を学べ。正しい知識を持っていると、経験から正しく学べる。
- 2020.04.02:営業を知らない人ほど怪しげな営業をしてしまうのはなぜか?
- 2020.03.19:プレゼンテーションは、ワンパターンでいい。
- 2020.03.05:「深掘り質問」を制する者は営業を制す
- 2020.02.20:営業は顧客の課題を解決する仕事だ
- 2020.02.06:商談の第一声は営業から発する
- 2020.01.23:「テスト受注」は営業の醍醐味だ!
- 2020.01.09:営業成績が上がらないという人は、顧客訪問してませんね。
- 2019.12.26:とっても簡単な地域営業の始め方
- 2019.12.12:新人営業が自信を持つために最初にすること
- 2019.11.28:創業以来の危機に陥ったアシックスは復活できるのか?
- 2019.11.14:井上尚弥がはじめての苦戦から得たもの
- 2019.10.31:ユニクロ会長が怒る「失われた30年」から抜け出すことはできるのか?
- 2019.10.17:サマンサタバサはなぜ紳士服のコナカに買われたのか?
- 2019.10.03:中小零細企業の大半が不要だと言われてしまう理由
- 2019.09.19:ZOZO身売りに見た前澤氏の限界と可能性
- 2019.09.05:ビアードパパのすごい展開力
- 2019.08.22:マイクロソフトはなぜ比類なき復活を遂げたのか?
- 2019.08.08:空前絶後の幸運に見舞われながらも、それゆえに破滅した男の話。
- 2019.07.25:吉本が、これほどマネジメント能力がないとは驚いた
- 2019.07.11:ネットフリックスは、本気のディズニーに勝てるのか?
- 2019.06.27:ぺんてるとコクヨ またかよ!?と言いたくなるお家騒動がらみの揉め事
- 2019.06.13:驚異の高収益企業キーエンスの理由
- 2019.05.30:井上尚弥が導く異次元のボクシングビジネス
- 2019.05.16:WOWOWをV字回復させたサブスクビジネスの本質
- 2019.05.02:ランチェスター戦略で令和を生き抜く
- 2019.04.18:豊臣秀吉に学ぶ「人を動かす」秘訣
- 2019.04.04:令和のランチェスター戦略
- 2019.03.21:それでも生き残る!小さな会社の生き残り術
- 2019.03.07:少子高齢化と人口減少に直面する日本を破綻させなめに我々がすべきこと
- 2019.02.21:吉野家は過去の栄光を捨て去れるのか
- 2019.02.07:「サブスク」ビジネスの衝撃
- 2019.01.24:島田紳助や大前研一が提唱する成功理論・成功術
- 2019.01.10:平成が終わっても、人生は終わらない
- 2018.12.27:サーモス(THERMOS)V字回復の鍵は「接近戦」にあり
- 2018.12.13:カルロス・ゴーン事件が教える組織の腐り方
- 2018.11.29:RIZAPリバイバルプランは結果にコミットするか
- 2018.11.01:アマゾン・エフェクトに対抗する手段はあるのか
- 2018.10.04:ランチェスター戦略が示す3つのマジックナンバー
- 2018.09.20:ランチェスター戦略の中で、いちばん使えるところを教えます。
- 2018.09.06:ボクシング 井上尚弥にあって、山中慎介になかったもの
- 2018.08.23:川淵三郎はなぜ他のスポーツ団体関係者のようにダークサイドに堕ちないのか?
- 2018.08.09:半周遅れのヤフーによる起死回生の逆転戦略
- 2018.07.26:営業は「準備」が9割!
- 2018.07.12:サッカーW杯日本代表はなぜ躍進したのか?
- 2018.06.28:メルカリが破格の期待を集める5つの理由
- 2018.06.14:楽天が携帯電話事業にいまさら参入する理由
- 2018.05.31:スタジオアリスがさらに成長するための方法
- 2018.05.17:私が出会った優秀なコンサルタント
- 2018.05.03:サーモス(THERMOS)の奇跡はなぜ起きたのか?
- 2018.04.19:ワークマンは第二のユニクロになれるのか?
- 2018.04.05:これから営業職につく若い人に言いたいこと
- 2018.03.22:シリアルアントレプレナー「ブックオフ」「俺の」創業者の成功パターン
- 2018.03.08:サンマルクカフェにわざわざ行く理由があるのか?
- 2018.02.22:小さな事業者が新規開拓で成功する方法
- 2018.02.08:「なんでも酒やカクヤス」にみる局地戦の極意
- 2018.01.25:私が生き残っているのは「弱者の5大戦略」を実践してきたからです。
- 2018.01.11:2018年 君たちはどう生きるか(吉野源三郎や宮崎駿とは関係ありません)
- 2017.12.28:AIの時代に、どのような営業が生き残れるのか?
- 2017.12.14:ナイキもアシックスも「SHOE DOG」だ!
- 2017.11.30:TSUTAYAやDMMはしたたかに生き残っていくだろうが限界もある
- 2017.11.16:「シン・ゴジラ」って途中まで面白いけど、後半グダグダじゃないですか?
- 2017.11.02:織田信長が22年かけてできなかった天下統一を、豊臣秀吉がたった8年でできた理由
- 2017.10.19:電気自動車(EV)の時代に日本企業は生き残れるのか
- 2017.10.05:顧客満足度3年連続1位!ドトールコーヒーが最強か
- 2017.09.21:ヤマダ電機が生き残りを賭けて反攻開始!
- 2017.09.07:ドラッグストアが、コンビニを食い物にしている
- 2017.08.24:国内で敵なしのカルビーの将来が必ずしも明るくない理由
- 2017.08.10:君は内山高志を見たか
- 2017.07.27:金本知憲監督はすべての中間管理職の象徴だ
- 2017.07.13:自然界のランチェスター戦略
- 2017.06.29:回転寿司は群雄割拠の戦国時代に入った
- 2017.06.15:小さな会社のM&Aが日本を救う?
- 2017.06.01:AbemaTVは年間200億円の赤字から脱却できるのか?
- 2017.05.18:大阪・堺の超優良企業シマノは、これからも盤石なのか?
- 2017.05.04:知られざる成長産業 コインランドリー業界はどうなっているのか?
- 2017.04.20:新社会人に贈る「1万時間の法則」
- 2017.04.06:野村克也を超一流のプロ野球人にした3つの力
- 2017.03.23:風林火山を旗印に掲げた武田信玄は、戦略家ではなかったのか?
- 2017.03.09:ラスト・ワンマイルの表と裏をおさえよ
- 2017.02.23:鳥貴族の成長はこのまま∞に続くのか
- 2017.02.09:キングコング西野の絵本「えんとつ町のプペル」はなぜ炎上するほど売れているのか?
- 2017.01.26:アマゾンはどこから来てどこへ行くのか
- 2017.01.12:「孫子」を5つのポイントで整理した
- 2016.12.29:真田幸村はなぜ「日本一の兵」になったのか?
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- 2016.12.01:クリスピー・クリーム・ドーナツの大量閉店は、前向きだったのですね
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- 2016.11.03:ピコ太郎はなぜ世界を席巻したのか?
- 2016.10.20:地域密着営業って何だろう?
- 2016.10.06:繁盛する居酒屋には、現場営業に必要なヒントが満載だ
- 2016.09.22:天下分け目といわれた関ヶ原の戦いはなぜ半日で決着がついたのか?
- 2016.09.08:「世界の山ちゃん」は世界に届くのか
- 2016.08.25:リオ五輪 男子柔道はなぜ躍進したのか?
- 2016.08.11:ポケモンGOは、何をGOしたのか?
- 2016.07.28:営業は純粋な「技術」であり、誰でも身に着けられるものである
- 2016.07.14:金本を信じよ!
- 2016.06.30:せっかく展示会出展しても成果の出ないやり方をしている企業が多すぎる
- 2016.06.16:小さな会社が生き残る秘訣は「ニッチであること」その他には...
- 2016.06.02:びっくりドンキーは弱者のエネルギーに満ちていた
- 2016.05.19:「同率勝算の規則」に則った唯一の成功法則
- 2016.05.05:レスターに学ぶ「奇跡のチーム」を作る3つの秘訣
- 2016.04.21:世紀のちゃぶ台返し!セブンに何があったのか
- 2016.04.07:新社会人に贈る あなたの人生を豊かにする秘訣
- 2016.03.24:コメダ珈琲店に人気があるのは理由がある
- 2016.03.10:小さくても生き残る「局所的な強者」の作り方
- 2016.02.25:「営業の仕組み」を身に着ければ、目標達成に苦しまなくなる
- 2016.02.11:子供に自慢できる人生を送りたいなら
- 2016.01.28:マクドナルドもスターバックスも日本市場をなめるな!
- 2016.01.14:「孫子の兵法」を企業経営に活かす方法
- 2015.12.31:結果を出す人は、手段を目的化している
- 2015.12.17:廃業寸前の負け犬集団が、常勝軍団に生まれ変わったわけ
- 2015.12.03:なぜ「世界トップ企業」を目指すのか?
- 2015.11.19:初めての著作は、なぜ「小説」になったのか?
- 2015.11.05:戦略は実行させなければ意味がない
- 2015.10.22:世界トップ企業への道は「差別化」が開く
- 2015.10.08:世界トップ企業になるために最初にしなければならないこと
- 2015.09.24:サーモス(THERMOS)はなぜ「廃業寸前」から世界トップ企業になったのか?
- 2015.09.10:営業には3つの役割がある
- 2015.08.27:楽天球団は、新しい野球を見せてくれ!
- 2015.08.13:ユニクロは、無印良品と提携せよ
- 2015.07.23:ノキアと日本電産 東西M&A巧者のやり方
- 2015.07.09:ワクワクする仕事しかやりません。
- 2015.06.25:ライザップはなぜ叩かれるのか?
- 2015.06.11:「けっこういい」よりも「並外れてダメ」がいい
- 2015.05.28:戦略には「感動」が必要だ
- 2015.05.14:「孔子」を学ぶ意味
- 2015.04.30:スカイマークはなぜ優遇されながら破綻したのか?
- 2015.04.16:セブンvsミスド 初戦の判定は
- 2015.04.02:任天堂はもう一度天下をとれるのか
- 2015.03.19:ファミマはセブンに勝てるのか?
- 2015.03.05:大塚家具の父と娘はどちらが正しいのか?
- 2015.02.19:成長しないビジネスのロールモデル
- 2015.02.05:100回勝負に持ち込めば絶対に勝てる
- 2015.01.22:キリンビバレッジは逆転できるのか?
- 2015.01.08:「孫子」を活用するための最大のキーワード
- 2014.12.31:「孫子の兵法」を学ぶ
- 2014.12.25:ハウステンボスはどのようにして再建されたのか?
- 2014.12.11:テラモーターズは、なぜオートバイ市場のトップ企業となったのか?
- 2014.11.27:人を動かすシンプルなメソッド
- 2014.11.13:嫌いな顧客を嫌いだと思わなくなる方法
- 2014.10.30:縄文時代が何年続いたか知ってます?
- 2014.10.02:阪神タイガースはなぜ優勝できないのか?
- 2014.09.18:創業塾でのQ&A
- 2014.08.21:コンビニのアイスクリームはどうなっているのか
- 2014.08.07:創業して10年続く人が持っている3つの資質
- 2014.07.24:私が「孫子」を使う理由
- 2014.07.10:「三国志」の戦いで勝敗が決する要因とは?
- 2014.06.26:「孫子の兵法」でみる2014年ワールドカップ日本代表の戦い
- 2014.06.12:マラドーナはなぜ三流監督で終わったのか?
- 2014.05.29:相性のいい顧客を探す方法
- 2014.05.15:営業が不得意な人は、営業なんてしない方が成果が上がる
- 2014.05.01:GoProは、強者になれるのか
- 2014.04.17:マクドナルドは、マイルドヤンキーを狙え!
- 2014.04.03:売れる仕組みが必要な理由
- 2014.03.20:営業プロセスがなければ組織は動かない
- 2014.03.06:ビジネスの設計図を作ろう
- 2014.02.20:彼を知り己を知れば...
- 2014.02.06:ビジョンは営業チームを一丸にする
- 2014.01.23:楽しくなければ営業じゃない!
- 2014.01.09:私がメルマガを書く「立ち位置」
- 2013.12.26:レゴは、なぜ世界第2位の玩具メーカーに復活したのか?
- 2013.12.12:コトラーに教えらえた初心に戻る
- 2013.11.28:日本のモノづくりを復活させるには
- 2013.11.14:レッドブルが世界で52億本も売れた「何か」
- 2013.10.31:ヤフーはどこに行こうとしているのか?
- 2013.10.17:飛び火マーケティングの時代-GoPro
- 2013.10.03:アップルは普通の企業になってしまった
- 2013.09.19:7年後、日本は巨大な展示会場になる
- 2013.09.05:店舗系ビジネスの弱者の戦略
- 2013.08.22:私がイチローから学ぶ3つのこと
- 2013.08.08:脱・人脈の営業
- 2013.07.25:ソーシャル時代の「真実の瞬間」
- 2013.07.11:統計は最強の営業マネジメントツールである
- 2013.06.27:新興宗教のビジネスモデル
- 2013.06.13:進化する教育システムに乗り遅れるな
- 2013.05.30:お医者さんや弁護士さんの営業戦略
- 2013.05.16:できる営業は、負け方が違う
- 2013.05.02:宮崎駿とスタジオジブリについて
- 2013.04.18:差別化は、マイナスせよ
- 2013.04.04:JAL再生にみる企業変革の王道
- 2013.03.21:第3回WBC終戦記念 がんばれプロ野球
- 2013.03.07:マイケル・ポーターの戦略はもう通用しないのか?
- 2013.02.21:王将の餃子は大阪を跳び出すか?
- 2013.02.07:営業チームマネジメントの第一歩
- 2013.01.24:失速したマクドナルドの次の一手は?
- 2013.01.10:阪神タイガースは暗黒時代に戻っていくのか
- 2012.12.27:衰退市場でトップを張る宝島社の戦略
- 2012.12.13:目標は、顧客総取り!
- 2012.11.29:答えのない問題に取り組めるのか
- 2012.11.15:手っ取り早く実績を上げるには
- 2012.11.01:プロ野球は、名選手しか監督になれないのか?
- 2012.10.18:世界王者が世界に挑戦!
- 2012.10.04:新・携帯電話版三国志
- 2012.09.20:安売りせずに売る方法
- 2012.09.06:脳内のリミットを外せ
- 2012.08.23:儲ける方法をタネ明かしする
- 2012.08.09:もうかるビジネスにはタネがある
- 2012.07.26:ステーキを売るな、○○を売れ!
- 2012.07.12:一流の営業になるために絶対に避けられない道
- 2012.06.28:顧客を創造するということ
- 2012.06.14:ビジネスが成立するための3つの要素
- 2012.05.31:理屈で捉えきれない会社もある
- 2012.05.17:戦術は現状を効率的にする。戦略は現状を破壊する
- 2012.05.03:物語風ビジネス書を読んでみよう
- 2012.04.19:市場価値より企業内価値を高めよう
- 2012.04.05:3つの起業家タイプが注意すること
- 2012.03.22:ソニーはどこへ行った?
- 2012.03.08:利益を上げるための最もシンプルな方法
- 2012.02.23:ランチェスター戦略を営業に活かすたった3つのプロセス
- 2012.02.09:日本の電機メーカーはどうすれば生き残れるのか
- 2012.01.26:心理学はビジネスに生かせるのか
- 2012.01.12:水戸黄門の終焉と大阪都構想
- 2011.12.29:「坂の上の雲」を越えていこう
- 2011.12.15:強い現場を作る方法
- 2011.12.01:なぜ落合博満はブレないのか?
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- 2011.11.03:理屈でメシは食えん!でいいの?
- 2011.10.20:iPhone vs iPhone
- 2011.10.06:本質からはじめよ!
- 2011.09.22:アマゾンにチャレンジ!
- 2011.09.08:さらば、スティーブ・ジョブズ
- 2011.08.25:マフィアにビジネスの極意を聞く
- 2011.08.11:たまにはビジネス小説でも読みましょうか
- 2011.07.28:なぜ我々にはマーケティングが必要なのか?
- 2011.07.14:「いい商品」って何ですか?
- 2011.06.30:カリスマ営業を有難がっても意味ないでしょう
- 2011.06.16:ネスプレッソが売れている理由
- 2011.06.02:孫子、ポーター、ランチェスター
- 2011.05.19:足腰の弱い欧米企業、頭の弱い日本企業
- 2011.05.05:斎藤佑樹はプロ野球で通用するか?
- 2011.04.21:ランチェスター戦略って役に立つの?
- 2011.04.07:温泉旅館を蘇らせるには
- 2011.03.24:弱い人をより弱くするのが戦略なのか
- 2011.03.10:タスク管理と時間管理のツール紹介
- 2011.02.24:プレーヤーからマネージャーへ
- 2011.02.10:110兆円の市場に遅れた日本
- 2011.01.27:物語と希望の深い関係
- 2011.01.13:グーグルVSアップル
- 2010.12.30:面白い戦略ストーリーの作り方
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- 2010.12.02:理屈のない実行はギャンブルですよ
- 2010.11.18:メイド・カフェの営業プロセス
- 2010.11.04:プロ野球球団運営を成功させるには
- 2010.10.21:勝ちパターンの作り方
- 2010.10.07:たまには「哲学」の話をしよう
- 2010.09.23:世紀末都市・アキバ
- 2010.09.09:コンビニ・オーナーというビジネス
- 2010.08.26:もし現場のオッチャンがポーターを学んだら
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- 2010.07.29:システム思考って何だろう
- 2010.07.15:営業は「点取り屋」ではない!
- 2010.07.01:戦略はストーリーで語れ2
- 2010.06.17:戦略はストーリーで語れ
- 2010.06.03:アップルは本当に最強なのか?
- 2010.05.20:営業生産性を上げる構造とは
- 2010.05.06:女子高生と一緒にドラッカーを学ぼう
- 2010.04.22:勝海舟が坂本龍馬に伝えたもの
- 2010.04.08:人をやる気にさせるにはどうすればいいのか
- 2010.03.25:アップルとユニ・チャーム~変革企業の共通点
- 2010.03.11:無料のビジネスって何だ?
- 2010.02.25:営業に必要な戦略的思考
- 2010.02.11:狩猟民族の構想力に学ぼう
- 2010.01.28:農耕営業のススメ
- 2010.01.14:2010年は日本企業のアジア進出元年になる
- 2009.12.31:2009年の携帯とジーンズと餃子
- 2009.12.17:20歳の頃の自分に読ませたい本
- 2009.12.03:日本茶も海外進出している
- 2009.11.19:ダイソンはなぜ売れたのか?
- 2009.11.05:私の考える効率的な営業とは
- 2009.10.22:島田紳助の研究2
- 2009.10.08:フォロワー企業のゲーム
- 2009.09.24:地域密着企業の営業戦術
- 2009.09.10:地域密着企業の経営方法
- 2009.08.27:マクドナルド 一人勝ちの理由
- 2009.08.13:死せる孔明、生ける仲達を走らす
- 2009.07.30:農業は儲かるのか?
- 2009.07.16:キリン、サントリー、アサヒ、オリオン
- 2009.07.02:戦略2、戦術1の法則
- 2009.06.18:いい顧客、悪い顧客
- 2009.06.04:日本で一番大切にしたい会社の戦略
- 2009.05.21:それぞれの「1万時間」を過ごそう
- 2009.05.07:社会起業は一般の起業と何が違うのか?
- 2009.04.23:もし諸葛孔明が経営顧問だったら
- 2009.04.09:物語の力を知ろう
- 2009.03.26:祝!WBC日本代表優勝
- 2009.03.12:小さな池の大きな魚
- 2009.02.26:農業にチャンスあり
- 2009.02.12:機能と情緒--2つの差別化の方法
- 2009.01.29:営業は結果を追ってはいけない
- 2009.01.15:真似したくてもできない事情がある
- 2009.01.01:欲しいものを作ってくれるビジネス
- 2008.12.18:オール・ザット・競争戦略
- 2008.12.04:ゼロ距離を目指す
- 2008.11.20:10/13の市場でビジネスする
- 2008.11.06:ローカルヒーロー花盛り
- 2008.10.23:いい商品を、いい人から、安い値段で買いたい
- 2008.10.09:経営で必要な知恵はすべて三国志で学んだ
- 2008.09.25:HONDAが空を飛ぶ!
- 2008.09.11:緊急性にフォーカスせよ!
- 2008.08.28:楽天グループ迷走す
- 2008.08.14:エコカー開発競争
- 2008.07.31:儲けるための仕組みを作ろう
- 2008.07.17:「黒船」iPhoneの衝撃
- 2008.07.03:野球は言葉でするもんや
- 2008.06.19:大阪の小さなものづくり企業
- 2008.06.05:事業コンセプトにこだわる
- 2008.04.24:黒澤明はなぜ世界進出に失敗したのか?
- 2008.04.10:スタジオアリスに見る市場特化の行方
- 2008.03.13:山形の洋菓子店がフォーカスしたもの
- 2008.02.28:阪神タイガースは獣王無敵か?
- 2008.02.14:薄型テレビ市場2.0 競争の鍵はブランド力か
- 2008.01.31:アシックスの戦略、ナイキの戦略
- 2008.01.17:「日本一の村」改革に挑戦
- 2008.01.03:マネることは差別化の第一歩
- 2007.12.20:駄菓子屋さんの成功要因
- 2007.12.06:P&Gの戦略-強者はこれだけ有利だ
- 2007.11.22:浪速のグローバル企業
- 2007.11.08:良いモノを作りさえすれば売れるのか
- 2007.10.25:巨人軍の凋落は止められるか?
- 2007.10.11:"志"が歴史を変えた--三国志に寄せて
- 2007.09.27:縮小するアパレル市場で生き残るには
- 2007.09.13:ハンバーガー帝国興亡の行方は
- 2007.08.30:日本製航空機は羽ばたくか
- 2007.08.16:織田信長はなぜ徳川家康に正室と嫡男の処分を命じたのか
- 2007.08.02:中小企業にとって仕組みとは
- 2007.07.19:島田紳助の研究
- 2007.07.05:最強のビジネスモデルとは何か
- 2007.06.21:迷った時は最終ユーザーに聞け
- 2007.06.07:弱者には弱者の販売促進がある
- 2007.05.24:一発逆転を狙ってはいけない
- 2007.05.10:豆腐一丁からビジネスを考える
- 2007.04.26:戦略がなければ生き残れない
- 2007.04.12:飲料業界は激変の予感
- 2007.03.29:経営理念こそ究極の差別化
- 2007.03.27:ホッピーはなぜ復活したのか
- 2007.03.15:引越し業の差別化競争時代
- 2007.03.01:コンビニ 本格競争時代に突入
- 2007.02.15:一人勝ちのワナにはまった松下電器
- 2007.02.01:ワインブームのその後
- 2007.01.18:本業がなくなってしまったら
- 2007.01.04:すべてはデジタル化する
- 2006.12.21:携帯電話版三国志
- 2006.12.07:小さな旅行会社の成功法則
- 2006.11.23:織田信長の戦略
- 2006.11.09:小さな市場に焦点を絞る会社は強い
- 2006.10.26:弱者を貫いて強者となった企業
- 2006.10.12:市場シェアの獲り過ぎに注意
- 2006.09.28:小さな市場でヒットを飛ばす
- 2006.09.14:日本酒市場あれこれ
- 2006.08.31:小さな市場で戦え
- 2006.08.17:もう1つの成長産業
- 2006.08.03:ランチェスター戦略が示すこと
- 2006.07.20:チャンスがあることを皆が知っている市場
- 2006.07.06:商品の意味が変わる時
- 2006.06.22:サッカーW杯にみる「戦略とは」
- 2006.05.25:SMPを意識する
- 2006.05.11:"営業嫌い"は会社の責任だ
- 2006.04.27:営業の分かりやすいコトバとは
- 2006.04.13:残りの80%に富を再配分する
- 2006.03.30:とるに足りない80%
- 2006.03.16:狭く、深く掘り進めれば、視界は開ける
- 2006.03.02:日本の消費者は世界レベルに近づいている
- 2006.02.16:ノウハウを捨てよう!
- 2006.02.02:一番、損になることをしよう
- 2006.01.19:技術系小企業が生き残るには
- 2006.01.05:すでに起こった未来
- 2005.12.22:顧客接点がビジネスの命綱
- 2005.12.08:一点集中戦略の落とし穴
- 2005.11.24:松下電器の一点集中戦略
- 2005.10.27:2005年日本シリーズを斬る
- 2005.10.13:例外に注目せよ
- 2005.10.10:成長の壁を乗り越える
- 2005.09.29:常識を少しずらすとチャンスが生まれる
- 2005.09.15:見えない敵と戦うには
- 2005.09.01:最も怖いのは見えない敵だ
- 2005.08.18:不滅の営業手法
- 2005.07.22:いつまで川原で石を売るのですか?(3)
- 2005.07.07:いつまで川原で石を売るのですか?(2)
- 2005.06.23:いつまで川原で石を売るのですか?(1)
- 2005.06.09:年功序列の市場はもう無い
- 2005.05.26:バーガーキング復活
- 2005.03.03:オニツカ錐もみ商法とは(後編)
- 2005.02.17:オニツカ錐もみ商法とは(前編)
- 2005.02.03:売れないのではなく、売っていないんですよ
- 2005.01.20:中小企業が狙う中国市場とは
- 2005.01.05:常識にとらわれない戦略を戦う
- 2004.12.24:小さな企業は逆転の発想で戦え!
- 2004.12.09:ゲーム型競争時代は終わらない
- 2004.11.11:北欧企業にみるランチェスター戦略
- 2004.11.02:UTADA全米進出失敗を斬る
- 2004.08.22:韓国ドラマ、なぜ人気?
- 2002.09.07:戦略とは見えざるもの
- 2002.09.07:営業をシステムとして把握する
- 2002.09.07:組織営業を導入しよう
- 2002.09.07:SMPメソッドとは
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2019.07.16 2019年7月16日「はじめてのマネジメント入門」セミナー受講後アンケートの声です。※アンケート回収47名のうち、当セミナーの内容がビジネスに ①大いに役立つ15名、②役立つ31名、③あまり役に立たな...
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