縄文時代が何年続いたか知ってます?

2014.10.30

(2014年10月30日メルマガより)


■小学生の子供の社会の教科書をみる機会がありました。


社会の中でも歴史。日本の歴史の教科書です。

それをみて驚いたことがあります。

50歳を過ぎて、小学校の日本史の教科書をみて驚くことがあろうとは、まさか思いませんでしたが。

■日本の古代が、縄文時代、弥生時代、古墳時代を経て、飛鳥時代へ続いていくことは、ご存じですよね。

それは私も何となく知っておりました。

飛鳥時代に、聖徳太子が現れて、大化の改新があって、奈良時代に入ります。

平安時代で貴族が全盛となり、その後武士が台頭して、鎌倉時代に入ります。

さらに、室町時代、戦国時代、安土・桃山時代、江戸時代を経て、明治に至ります。

誰でも知ってますよね。

■日本にヒトが住みはじめたのは、今から1万年前のことです。

では、最初の縄文時代とはいつからいつまでを指すのか。ご存知ですか?

実のところ、正確なことは分かっておりません。

何しろ、文字がない。記録がない。遺跡などから推察するしかないのですが、だいたいのところはわかります。

弥生時代の前が、縄文時代ということですが、それは何年間続いたのか。

ご存じですか?

なんと、縄文時代は、8千年続いたのです。

■最近「孫子の兵法セミナー」をよくやるのですが、孫子の兵法が書かれたのが、今から2500年前です。

それは縄文時代の後期から弥生時代前期の頃です。

日本に卑弥呼が現れたのは、今から1800年前。

弥生時代と古墳時代の境界ははっきりしないのですが、どうも弥生時代は約500年程しか続いていません。

卑弥呼が現れてから、一気に貴族の時代、武士の時代、近代に続いていくことになります。

■なんとなく縄文時代と弥生時代は、同じぐらいの長さであったように感じていた私としては、驚くの驚かないの。

縄文時代が約8千年。その後が約2千年。

後世からみると、我々の時代は、弥生時代の一部に数えられるかも知れませんな^^;

■それはともかく、縄文時代というのは、身分差や貧富の差がない平等で平和な時代だったそうです。

その頃、人は狩猟を生活の糧としていました。

基本的に動物の肉は保存がききませんから、収穫物は皆で分けてしまいます。

安定性はないかも知れませんが、実に公平な世界です。

■ところが、弥生時代になると様相が一変します。

大陸からやってきた弥生人は、米作りを日本列島に持ち込みました。

米は保存がききますから、生活は安定するはずです。

するとどうなるか。

遺跡からわかるのは、身分の差や貧富の差、部族間の争いが増えてきたことです。

■なんということでしょうか。

人間って、生活に余裕ができれば、階層を作って、争いを始めるのですね(ーー;

その弥生人たちが、縄文人たちを北方や南方に追いやってしまいました。といえば、人間存在の悲しさを示す事例のように思えますな。

しかし視点を変えれば、8千年の間、殆ど変化がなかった社会が、2千年の間に怒涛の変化を遂げたのです。

つまり、弥生時代から続いた約2千年の歴史は、組織を拡大し、高度化することで、大きな発展を遂げてきた歴史だとみることができます。

■人間は組織を作ることで、大きくなってきたのです。

そもそも人間一個の存在は、弱者です。

とても他の大きな獣に敵うものではありません。

ところがその人間が、地球上にこれだけ繁栄したのは、弱肉強食の原則に反するものです。

それは、人間が他のいかなる生物よりもより高度に組織化していったからだとみることができます。

■縄文人は、チームを組むことで、巨大な獣を食肉にすることに成功してきました。

チームを組む力がなければ、人間は1万年前に途絶えていたはずです。

ところがその縄文人を弥生人たちが追いやってしまいました。

稲作をしていた弥生人が、狩猟生活を送っていた縄文人を追いやったのは、弥生人が個体として優れていたからではありません。

弥生人が、より高度なチーム作りをしたからです。

縄文人のチームは動物を狩ることを目的としていました。

それに対して弥生人のチームは他部族から備蓄米を奪うことを目的としていました。

どちらが高度なのかは、明白です。目的の是非はともかくとして。

■壮大な話になりましたね。

何でこんなことをいうのかというと、私に依頼のある企業の営業組織をみていると、未だに組織化が十分ではないと思えるところが多いからです。

製造部門に関しては、ほとんどの会社が、高度なプロセスを設計して、組織としての力を発揮しているはずです。

製造の効率化や品質の追求に関する執念には感服いたします。

ところが営業組織となるや、効率化の枠外に置かれ、治外法権のような有様です。

まるで、現代の会社組織の中に、縄文人のチームが取り残されているかのようです。

■厳しい言い方ですが、そう言わざるを得ないような営業チームのなんと多いことか。

そもそもチームとは、1+1=2ではなく、1+1=3や4や5にするためのものです。

それなのに、個人の経験やセンス頼みの営業組織では、縄文人のチームにも劣るかも知れません。

営業チームのマネジメントは、個人のスキル×チームのフォーメーション×個人の成長・育成で成り立っています。

それが、個人のスキル+個人の自助努力による成長頼みでは、営業として高度化しようがありません。

■そんな牧歌的な組織でもやっていけるのは、業界全体がのんびりしているからでしょうね。

私のみるところ、弥生時代どころか、縄文時代の営業チームで十分勝っていける業界はまだまだあるようです。

今の組織にほんの少しフォーメーションを工夫するだけで、勝てる営業チームになれます。

まずは、最低限のフォーメーションを組んで、チームとしての動きをすること。

つまり縄文人に追いつくことです。

そこから徐々に、チームを高度化させていけばいいのです。

■思えば、私が以前所属していた会社の営業組織も、縄文時代どころか、類人猿の時代のような個人営業の組織でした。

それが、営業戦略に目覚め、その戦略を実行するための組織作りに取り組むことにより、徐々にチーム営業を作っていきました。

最初は徐々に。慣れてくると加速度的にチームは高度になっていきます。

その結果が、ステンレス魔法瓶で世界トップ企業になるという結果になりました

だから最初は、ほんの少しでいいのです。

ほんの少しのチーム化が、最初の第一歩となります。

そこに気づいていただきたいと思います。

■それにしても、縄文時代が8千年も続いたということには感じ入るものがありました。

縄文時代のチームは、自分の狩り場で自分の獲物を追っているだけで生活が成り立ちました。

狩りのスキルは上がるかも知れませんが、それでは8千年、同じことを繰り返すことになったのです。

ところが弥生人は、他の部族を滅ぼし、彼らの収穫物を奪おうとしました。

その繰り返しが、巨大文明につながっていったのです。

つまり競争は、組織を大きく発展させます。

やはりその倫理的な是非は置いておきましょう。

我々は、競争の時代に生きているということです。



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http://goo.gl/ka0BBL

(2014年10月30日メルマガより)


■小学生の子供の社会の教科書をみる機会がありました。


社会の中でも歴史。日本の歴史の教科書です。

それをみて驚いたことがあります。

50歳を過ぎて、小学校の日本史の教科書をみて驚くことがあろうとは、まさか思いませんでしたが。

■日本の古代が、縄文時代、弥生時代、古墳時代を経て、飛鳥時代へ続いていくことは、ご存じですよね。

それは私も何となく知っておりました。

飛鳥時代に、聖徳太子が現れて、大化の改新があって、奈良時代に入ります。

平安時代で貴族が全盛となり、その後武士が台頭して、鎌倉時代に入ります。

さらに、室町時代、戦国時代、安土・桃山時代、江戸時代を経て、明治に至ります。

誰でも知ってますよね。

■日本にヒトが住みはじめたのは、今から1万年前のことです。

では、最初の縄文時代とはいつからいつまでを指すのか。ご存知ですか?

実のところ、正確なことは分かっておりません。

何しろ、文字がない。記録がない。遺跡などから推察するしかないのですが、だいたいのところはわかります。

弥生時代の前が、縄文時代ということですが、それは何年間続いたのか。

ご存じですか?

なんと、縄文時代は、8千年続いたのです。

■最近「孫子の兵法セミナー」をよくやるのですが、孫子の兵法が書かれたのが、今から2500年前です。

それは縄文時代の後期から弥生時代前期の頃です。

日本に卑弥呼が現れたのは、今から1800年前。

弥生時代と古墳時代の境界ははっきりしないのですが、どうも弥生時代は約500年程しか続いていません。

卑弥呼が現れてから、一気に貴族の時代、武士の時代、近代に続いていくことになります。

■なんとなく縄文時代と弥生時代は、同じぐらいの長さであったように感じていた私としては、驚くの驚かないの。

縄文時代が約8千年。その後が約2千年。

後世からみると、我々の時代は、弥生時代の一部に数えられるかも知れませんな^^;

■それはともかく、縄文時代というのは、身分差や貧富の差がない平等で平和な時代だったそうです。

その頃、人は狩猟を生活の糧としていました。

基本的に動物の肉は保存がききませんから、収穫物は皆で分けてしまいます。

安定性はないかも知れませんが、実に公平な世界です。

■ところが、弥生時代になると様相が一変します。

大陸からやってきた弥生人は、米作りを日本列島に持ち込みました。

米は保存がききますから、生活は安定するはずです。

するとどうなるか。

遺跡からわかるのは、身分の差や貧富の差、部族間の争いが増えてきたことです。

■なんということでしょうか。

人間って、生活に余裕ができれば、階層を作って、争いを始めるのですね(ーー;

その弥生人たちが、縄文人たちを北方や南方に追いやってしまいました。といえば、人間存在の悲しさを示す事例のように思えますな。

しかし視点を変えれば、8千年の間、殆ど変化がなかった社会が、2千年の間に怒涛の変化を遂げたのです。

つまり、弥生時代から続いた約2千年の歴史は、組織を拡大し、高度化することで、大きな発展を遂げてきた歴史だとみることができます。

■人間は組織を作ることで、大きくなってきたのです。

そもそも人間一個の存在は、弱者です。

とても他の大きな獣に敵うものではありません。

ところがその人間が、地球上にこれだけ繁栄したのは、弱肉強食の原則に反するものです。

それは、人間が他のいかなる生物よりもより高度に組織化していったからだとみることができます。

■縄文人は、チームを組むことで、巨大な獣を食肉にすることに成功してきました。

チームを組む力がなければ、人間は1万年前に途絶えていたはずです。

ところがその縄文人を弥生人たちが追いやってしまいました。

稲作をしていた弥生人が、狩猟生活を送っていた縄文人を追いやったのは、弥生人が個体として優れていたからではありません。

弥生人が、より高度なチーム作りをしたからです。

縄文人のチームは動物を狩ることを目的としていました。

それに対して弥生人のチームは他部族から備蓄米を奪うことを目的としていました。

どちらが高度なのかは、明白です。目的の是非はともかくとして。

■壮大な話になりましたね。

何でこんなことをいうのかというと、私に依頼のある企業の営業組織をみていると、未だに組織化が十分ではないと思えるところが多いからです。

製造部門に関しては、ほとんどの会社が、高度なプロセスを設計して、組織としての力を発揮しているはずです。

製造の効率化や品質の追求に関する執念には感服いたします。

ところが営業組織となるや、効率化の枠外に置かれ、治外法権のような有様です。

まるで、現代の会社組織の中に、縄文人のチームが取り残されているかのようです。

■厳しい言い方ですが、そう言わざるを得ないような営業チームのなんと多いことか。

そもそもチームとは、1+1=2ではなく、1+1=3や4や5にするためのものです。

それなのに、個人の経験やセンス頼みの営業組織では、縄文人のチームにも劣るかも知れません。

営業チームのマネジメントは、個人のスキル×チームのフォーメーション×個人の成長・育成で成り立っています。

それが、個人のスキル+個人の自助努力による成長頼みでは、営業として高度化しようがありません。

■そんな牧歌的な組織でもやっていけるのは、業界全体がのんびりしているからでしょうね。

私のみるところ、弥生時代どころか、縄文時代の営業チームで十分勝っていける業界はまだまだあるようです。

今の組織にほんの少しフォーメーションを工夫するだけで、勝てる営業チームになれます。

まずは、最低限のフォーメーションを組んで、チームとしての動きをすること。

つまり縄文人に追いつくことです。

そこから徐々に、チームを高度化させていけばいいのです。

■思えば、私が以前所属していた会社の営業組織も、縄文時代どころか、類人猿の時代のような個人営業の組織でした。

それが、営業戦略に目覚め、その戦略を実行するための組織作りに取り組むことにより、徐々にチーム営業を作っていきました。

最初は徐々に。慣れてくると加速度的にチームは高度になっていきます。

その結果が、ステンレス魔法瓶で世界トップ企業になるという結果になりました

だから最初は、ほんの少しでいいのです。

ほんの少しのチーム化が、最初の第一歩となります。

そこに気づいていただきたいと思います。

■それにしても、縄文時代が8千年も続いたということには感じ入るものがありました。

縄文時代のチームは、自分の狩り場で自分の獲物を追っているだけで生活が成り立ちました。

狩りのスキルは上がるかも知れませんが、それでは8千年、同じことを繰り返すことになったのです。

ところが弥生人は、他の部族を滅ぼし、彼らの収穫物を奪おうとしました。

その繰り返しが、巨大文明につながっていったのです。

つまり競争は、組織を大きく発展させます。

やはりその倫理的な是非は置いておきましょう。

我々は、競争の時代に生きているということです。



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