
サッカーW杯日本代表はなぜ躍進したのか?
2018.07.12
(2018年7月12日メルマガより)
メルマガ登録はこちら
メルマガ登録はこちら
サッカーワールドカップロシア大会は、いよいよ佳境を迎えています。
すでに準決勝まで終わって、あとは15日の決勝、フランス対クロアチア戦、14日の3位決定戦、ベルギー対イングランド戦を待つばかりです。
これはちょっと意外でしたね。
てっきり、ベルギー対イングランドが決勝戦をするものと思っていました。
フランスも優勝候補の一つでしたが、王国ブラジルを破り、勢いに乗るベルギーこそ優勝候補筆頭だと思い込んでいました。
それ以上に意外だったのが、人口440万人の小国クロアチアの決勝進出ですよ。
グループリーグを3戦全勝で突破し、ノックアウトステージ(決勝ステージ)ではなんと2試合連続PK戦で勝ち上がると、準決勝のイングランド戦では延長戦の末、撃破しました。
3戦連続延長戦をフルに戦っているわけです。
どんな体力と精神力をしているのでしょうか?
さすがに決勝では、体力的に余裕のあるフランスに分があると思いますが、それでも何が起きるかか分からないのが今大会ですからね。
楽しみにしています。
「おっさんジャパン」はなぜ躍進したのか?
さて日本代表チームは、グループステージを2位で通過し、ノックアウトステージ(決勝ステージ)では、優勝候補といわれていたベルギーと対戦しました。
これは実に凄まじい試合でしたね。
一時は、2-0のリードを得て、ベルギーを「敗退も覚悟した」と言わせるほどでした。
惜しくも後半、3点を返されて、敗退してしまいましたが、そのアグレッシブなサッカースタイルは、世界中のファンを驚かせました。
まさかあの日本代表が?!
と思ったのは、ほかならぬ日本人ファンでしょう。
なにしろ、今大会が始まる前は「おっさんジャパン」と揶揄され、期待感低レベルのチームでしたから。
私も3戦全敗を予想していましたから、グループステージ突破じたいが奇跡のような思いでした。
その上、優勝候補だったベルギーを相手にあれほどの戦いをするとは。
いったいどうなってしまったというのでしょうか。
8年前の南アフリカ大会との共通点
日本代表チームは、1998年のフランス大会からワールドカップに出場しており、ノックアウトステージに進出したのは、2002年の日韓大会、2010年の南アフリカ大会です。
8年ごとに、ノックアウトステージ進出を果たしていることになり、今年は8年ぶりに進出する番だと冗談まじりに言われておりました。
しかも今回、前任のヴァヒド・ハリルホジッチ監督解任を受けて、緊急登板した西野朗監督が率いる日本代表の状況は、8年前に似ていると言えなくもありません。
というのは、8年前も、前任のイビチャ・オシム監督の病気による退任を受けての岡田武史監督が率いる日本代表だったからです。
代表として期待感が低かったのも同じです。
もっとも8年前は、約1年の準備期間がありましたが、今回はたった2か月の準備期間です。
なんだか貧乏くじをつかまされたような西野朗監督が気の毒になるほどで、さすがに今回は期待できないだろうと思うのが普通の考えだったはずです。
しかし、日本代表は躍進しました。8年前と同じです。
ハリルホジッチ前監督の功績
8年前、日本代表は、守備的なサッカーを基本として、グループステージ突破を果たしました。
そこには日本代表そのままの力では、世界の強豪国に太刀打ちできないという現実を冷静に判断した岡田武史監督の決断がありました。
ところが、守備的なだけでは、ノックアウトステージを勝ち切ることはできないことを痛感させられたのも事実でした。
そこで「自分たちのサッカーをする」と言って攻撃的に臨んだ2014年ブラジル大会(アルベルト・ザッケローニ監督)ですが、こちらは1分2敗でグループステージ敗退。
やはりまだ日本代表には、まともに戦って世界に伍していく力はないのだと思わせる結果となりました。
これらの反省を踏まえた今大会、日本代表は、守備と攻撃の切り替えを早くする「守備的でありながら攻撃的な」サッカーで臨みました。
ガチガチに守っていたら攻撃できないので、前線からプレスをかけて、ボールを奪うとすぐに攻撃に移るというカウンターを武器とするサッカーです。
いわば、世界のサッカー中堅国が基本戦術とするサッカーです。今回、日本も世界の流れに倣って採用し、実際に機能しました。
この戦術をものにするために、前任者のハリルホジッチ監督が日本代表に課したのが、一対一のデュエル(決闘)に強い個人技と、縦に早いパスを入れるチームの連携です。
やはりハリルホジッチ前監督の功績なくして、今大会の結果は生まれなかったと認めなければなりません。
サッカー弱小国でも戦う方法があることが見えた
今大会、世界の強豪と堂々渡り合う日本代表をみてわかったことがあります。
まず一つ。日本のトップ選手は、世界レベルでみても、遜色のないテクニックと強さを持っているということ。
いまや日本代表選手のほとんどはヨーロッパで鎬を削り、活躍しています。海外選手の強さを体感しながらテクニックを磨いている選手たちであり、ワールドカップの舞台でも、その実力を発揮していました。
海外移籍を奨励するサッカー協会の方針が効果を上げているということです。
さらに下の世代も育ってきており、将来楽しみになってきます。
もう一つは、海外の強豪といえども弱点を持っているということ。
超人のような海外のスター選手をみているととても対応できないように思えますが、どんなチームにでも穴があります。
ベルギーでさえ、左サイドの守備に弱点を持っており、日本代表はそこを突いて2点を奪いました。
それだけではありません。最大の脅威と目されたルカクなどの超人選手も、その攻撃力をほとんど封じ込みました。
どんな相手でも同じ人間です。戦いようがあることを見事に示してくれました。
もう一つ。組織的に動くチームは強いということ。
日本代表には、突出したスター選手はいませんが、それだけにマークする相手がひとりではありません。組織で連動して動くので、対戦相手は対応に困っていました。
逆に、アルゼンチンやポルトガルなど、個人の能力を全面に押し出して戦うチームは思ったほどの活躍を見せることはできませんでした。
もはやワールドカップは、スター選手の活躍を見せるだけの花試合大会ではなく、戦術を駆使した虚々実々の駆け引きで勝ちにいく場所になりました。
強者として堂々と戦ったブラジルが、ベルギーの戦術に屈したのがいい例です。
思えば、日本代表も、2点リードした時点で、戦術を変えてきたベルギーに対応できなかったことが大きな敗因でした。
この結果を踏まえて、日本代表にはより多彩な戦術を駆使できるチーム作りが求められますし、同時に世界の各国も、クラブチームなみの洗練された戦術オプションを持つことが命題となってくるでしょう。
西野朗監督の手腕
このたび、ハリルホジッチ前監督が「私が監督なら、ベルギーに逆転されなかった」との発言をしたという報道がありました。
そうかも知れません。老練なヨーロッパの監督なら、2-0になった時点で、逃げ切るための戦い方をオプションとして持っていたことでしょう。
ただ、ハリルホジッチ監督のままなら、そもそもグループリーグを突破できずに、ベルギー戦も実現しなかったのではないかと多くの人が思っているはずです。
今回、多くの報道から、西野監督になってからの日本代表チームの一体感が確かなものであったと聞こえてきました。
大迫勇也、乾貴士、柴崎岳といった新戦力に加えて、本田圭佑、香川真司、長友佑都、岡崎慎司といったベテラン勢が、それぞれの持ち場で、生き生きと活躍したことからも伺い知れます。
約2か月の準備期間しかなかったにも関わらず、不協和音が聞こえていた代表チームをまとめあげた西野監督の手腕は、称賛して余りあるものだといえるでしょう。
いったいどのようにして、日本代表のようなプロ集団をひとつにまとめていったのでしょうか。
選手間に浸透していた西野監督のビジョン
さいわいワールドカップに関する記事や報道は多く、西野監督のマネジメントについても、様々な情報が伝わってきます。
そんな諸々の報道をみていて、西野監督がチームを一体にした要因として、私があげたいのは、下記の3つです。
(1)まず一つ目。目標を明確にしたこと。
具体的には「8強進出」を目標とし、そのためにはすべてを犠牲にするという覚悟をチームに示しました。
リーダーの仕事の最大のものはビジョンを示すことです。スポーツチームは最初から目標達成型の集団ですが、それでも目標がぶれることがあります。
前大会の「日本らしいサッカーをする」というビジョンじたいが、自己満足したいのか、勝ちたいのか、矛盾を含んでいます。
ところが今回は「8強進出」のために、ポーランド戦で1点差負けを受け入れるという非常に難しい決断をしました。
(勝ち点差で並んでいるセネガルがコロンビアに負けていたため、警告数の差で2位通過ができると目されていた)
要するに、1点差負けなら、グループステージ突破が可能になるという状況です。
ポーランド戦では、控え組を中心に戦ったのですが、パフォーマンスが低調で、点をとれるような気配がありませんでした。
それなら、コロンビアがセネガルにこのまま勝ち切る方に賭けようという西野監督の勝負士らしい冷徹な判断です。
ここで「お客さんに変な試合を見せられない」「攻め切るのが日本らしいサッカーだ」などと余計なことを考えると目標と矛盾してしまいます。
「いや、そもそもポーランド戦で勝つためには、主力組を大量に休ませるなど無謀ではなかったのか?」という批判もありました。
が、これも「8強進出」のためです。単にグループステージ突破のためだけなら、主力組で戦えばよかったのです。
しかしノックアウトステージを勝ち上がるためには、主力組を休ませる必要がありました。この措置が、ベルギー戦でのハイパフォーマンスにつながったのだから間違ってはいません。(逆に、ポーランド戦にフル出場した柴崎は、ベルギー戦の後半疲弊して交替を余儀なくされました)
ポーランド戦後、日本国内からもその戦術に賛否巻き起こりましたが、選手からはチーム戦術を批判する声は聞こえてきませんでした。
これは、西野監督のビジョンや目標が、選手間に共有されていたという証拠だと思います。
爆発的だったコミュニケーション解禁
(2)コミュニケーションを重視したこと。
上の「8強進出」という目標は、前大会からの日本代表の命題であり、ハリルホジッチ監督にも課せられていたものでした。
しかし、前監督になかったのは、日本人選手との充分なコミュニケーションでした。
この点、西野監督になってから、爆発的とでもいいたくなるような、チーム内でのコミュニケーションがとられたことが、様々な報道から伺い知れます。
西野監督じたい、選手一人一人と対話することを重視したようですし、選手間同士のミーティングも積極的に奨励したようです。
この点、ハリルホジッチ前監督は、ヨーロッパ人らしい厳格なリーダーシップを志向し、選手間同士のミーティングは禁止していたそうです。
余計なことは考えなくていい。方針はすべておれが決めるというスタイルですね。
ところが西野監督は、自身とぼけたおやじを演じ(天然だったという話も)委縮した選手たちをほぐしました。
ハリルホジッチ時代に冷遇されていた本田圭佑選手の変心も重要です。
大会前、NHKの番組で「プロフェッショナルとは...(長い沈黙の後)...ケイスケ・ホンダ」と発言して、日本中にイタい奴認定されてしまった本田選手ですが、今大会においては、自らイタい奴キャラを認め、若い選手からいじられまくっていたそうです。
ベテランである本田選手が道化役を買ってまでチームのコミュニケーションを活性化させた効果は非常に大きかったと言えるでしょう。
日本の強みは、ベテラン選手のアドリブから生まれた
(3)選手に任せたこと。
西野監督に与えられた準備期間は約2カ月でした。その期間でできることはあまりありません。
そこで西野監督は「お前はどうしたい」「どうすればいいと思う?」と選手に聞いて回ったと言われています。
ハリルホジッチ前監督ならありえなかったことでしょう。
もともとハリルホジッチ前監督に鍛えられた基本戦術があり、そこに選手が自主的にアレンジする権利が与えられたわけです。
何が起こるかわからない本番に対応するためには、現場で臨機応変に動くことが求められます。
特に今大会のように準備期間が短い場合、現場対応の力が必要不可欠です。
ことに今の日本代表は、世界で戦っている選手たちであり、自分独自のサッカー観や戦術眼を持っているはずです。
そんな選手たちですから、ヨーロッパの有名監督であるといえ、箍(たが)をはめられるのは、欲求不満のたまることだったと思います。
そんな箍が外れて、一気に爆発した。その勢いが、今大会の日本代表の躍進の原動力になった側面は大きかったと思います。
逆にいうと、今大会の日本代表は、ベテラン勢の現場におけるアドリブに頼ったチームです。
そのために、選手たちが気持ちよくプレーできる状況を作る。これが西野監督の基本プランだったということです。
準備期間2カ月の中で、割り切って、できることをやりきった見事なマネジメントであったと評価したいと思います。
西野朗監督の失策
しかし、2点リードしたベルギー戦で、逆転を許してしまったのは、準備期間が短すぎて、「守りきる」というオプションを用意できなかったということでもあります。
ベルギーは、2点リードされた時点で、戦術を変更し、高さと強度で圧倒するパワープレイに出ました。
これに対抗する術は今の日本代表にはありません。
いや、今回の敗戦だけではありません。ベルギー戦の後半3失点は、日本攻略法を世界に晒してしまったといえるでしょう。
特に最後の1点。終了間際のカウンターによる1点は、西野監督の失策だといわれても仕方ありません。
守ってもパワープレイは防ぎようがない。だから攻める。という姿勢はわかりますが、終了間際のカウンターによる失点はさすがに防がなければいけません。
ここは「8強進出」という目標にとっても間違った指示であったと思います。
ワールドカップそのものの方向性が決まった
それにしても今大会、クロアチアだけではなく、ロシア、スウェーデン、メキシコといった中堅国の健闘が目立ちました。
弱者は弱者なりに、強豪国を分析して、強みを消し、弱点を突く戦術が相当以上に機能することを示してくれました。
そればかりか、ベルギーのような強国でも、戦術変更を駆使して、局面を打開するオプションを持っていることを示しました。
今大会を受けて、各国は、戦術オプションを複数持ち、状況に応じて使い分ける柔軟性を持つことをスタンダードにしてくるでしょう。
日本代表も、今大会で戦い方や強化の方向性がはっきりしたはずです。
私のようなにわかファンでもそれなりに、戦術というものを意識してみるようになったわけで、4年後にむけたプロセスを、厳しく評価され続けることを覚悟してもらわなければなりません。
ともあれ、今大会は面白かった。(まだ終わっていませんが)
新たな局面に入るワールドカップに向けて、期待していきたいと思います。
(2018年7月12日メルマガより)
メルマガ登録はこちら
メルマガ登録はこちら
サッカーワールドカップロシア大会は、いよいよ佳境を迎えています。
すでに準決勝まで終わって、あとは15日の決勝、フランス対クロアチア戦、14日の3位決定戦、ベルギー対イングランド戦を待つばかりです。
これはちょっと意外でしたね。
てっきり、ベルギー対イングランドが決勝戦をするものと思っていました。
フランスも優勝候補の一つでしたが、王国ブラジルを破り、勢いに乗るベルギーこそ優勝候補筆頭だと思い込んでいました。
それ以上に意外だったのが、人口440万人の小国クロアチアの決勝進出ですよ。
グループリーグを3戦全勝で突破し、ノックアウトステージ(決勝ステージ)ではなんと2試合連続PK戦で勝ち上がると、準決勝のイングランド戦では延長戦の末、撃破しました。
3戦連続延長戦をフルに戦っているわけです。
どんな体力と精神力をしているのでしょうか?
さすがに決勝では、体力的に余裕のあるフランスに分があると思いますが、それでも何が起きるかか分からないのが今大会ですからね。
楽しみにしています。
「おっさんジャパン」はなぜ躍進したのか?
さて日本代表チームは、グループステージを2位で通過し、ノックアウトステージ(決勝ステージ)では、優勝候補といわれていたベルギーと対戦しました。
これは実に凄まじい試合でしたね。
一時は、2-0のリードを得て、ベルギーを「敗退も覚悟した」と言わせるほどでした。
惜しくも後半、3点を返されて、敗退してしまいましたが、そのアグレッシブなサッカースタイルは、世界中のファンを驚かせました。
まさかあの日本代表が?!
と思ったのは、ほかならぬ日本人ファンでしょう。
なにしろ、今大会が始まる前は「おっさんジャパン」と揶揄され、期待感低レベルのチームでしたから。
私も3戦全敗を予想していましたから、グループステージ突破じたいが奇跡のような思いでした。
その上、優勝候補だったベルギーを相手にあれほどの戦いをするとは。
いったいどうなってしまったというのでしょうか。
8年前の南アフリカ大会との共通点
日本代表チームは、1998年のフランス大会からワールドカップに出場しており、ノックアウトステージに進出したのは、2002年の日韓大会、2010年の南アフリカ大会です。
8年ごとに、ノックアウトステージ進出を果たしていることになり、今年は8年ぶりに進出する番だと冗談まじりに言われておりました。
しかも今回、前任のヴァヒド・ハリルホジッチ監督解任を受けて、緊急登板した西野朗監督が率いる日本代表の状況は、8年前に似ていると言えなくもありません。
というのは、8年前も、前任のイビチャ・オシム監督の病気による退任を受けての岡田武史監督が率いる日本代表だったからです。
代表として期待感が低かったのも同じです。
もっとも8年前は、約1年の準備期間がありましたが、今回はたった2か月の準備期間です。
なんだか貧乏くじをつかまされたような西野朗監督が気の毒になるほどで、さすがに今回は期待できないだろうと思うのが普通の考えだったはずです。
しかし、日本代表は躍進しました。8年前と同じです。
ハリルホジッチ前監督の功績
8年前、日本代表は、守備的なサッカーを基本として、グループステージ突破を果たしました。
そこには日本代表そのままの力では、世界の強豪国に太刀打ちできないという現実を冷静に判断した岡田武史監督の決断がありました。
ところが、守備的なだけでは、ノックアウトステージを勝ち切ることはできないことを痛感させられたのも事実でした。
そこで「自分たちのサッカーをする」と言って攻撃的に臨んだ2014年ブラジル大会(アルベルト・ザッケローニ監督)ですが、こちらは1分2敗でグループステージ敗退。
やはりまだ日本代表には、まともに戦って世界に伍していく力はないのだと思わせる結果となりました。
これらの反省を踏まえた今大会、日本代表は、守備と攻撃の切り替えを早くする「守備的でありながら攻撃的な」サッカーで臨みました。
ガチガチに守っていたら攻撃できないので、前線からプレスをかけて、ボールを奪うとすぐに攻撃に移るというカウンターを武器とするサッカーです。
いわば、世界のサッカー中堅国が基本戦術とするサッカーです。今回、日本も世界の流れに倣って採用し、実際に機能しました。
この戦術をものにするために、前任者のハリルホジッチ監督が日本代表に課したのが、一対一のデュエル(決闘)に強い個人技と、縦に早いパスを入れるチームの連携です。
やはりハリルホジッチ前監督の功績なくして、今大会の結果は生まれなかったと認めなければなりません。
サッカー弱小国でも戦う方法があることが見えた
今大会、世界の強豪と堂々渡り合う日本代表をみてわかったことがあります。
まず一つ。日本のトップ選手は、世界レベルでみても、遜色のないテクニックと強さを持っているということ。
いまや日本代表選手のほとんどはヨーロッパで鎬を削り、活躍しています。海外選手の強さを体感しながらテクニックを磨いている選手たちであり、ワールドカップの舞台でも、その実力を発揮していました。
海外移籍を奨励するサッカー協会の方針が効果を上げているということです。
さらに下の世代も育ってきており、将来楽しみになってきます。
もう一つは、海外の強豪といえども弱点を持っているということ。
超人のような海外のスター選手をみているととても対応できないように思えますが、どんなチームにでも穴があります。
ベルギーでさえ、左サイドの守備に弱点を持っており、日本代表はそこを突いて2点を奪いました。
それだけではありません。最大の脅威と目されたルカクなどの超人選手も、その攻撃力をほとんど封じ込みました。
どんな相手でも同じ人間です。戦いようがあることを見事に示してくれました。
もう一つ。組織的に動くチームは強いということ。
日本代表には、突出したスター選手はいませんが、それだけにマークする相手がひとりではありません。組織で連動して動くので、対戦相手は対応に困っていました。
逆に、アルゼンチンやポルトガルなど、個人の能力を全面に押し出して戦うチームは思ったほどの活躍を見せることはできませんでした。
もはやワールドカップは、スター選手の活躍を見せるだけの花試合大会ではなく、戦術を駆使した虚々実々の駆け引きで勝ちにいく場所になりました。
強者として堂々と戦ったブラジルが、ベルギーの戦術に屈したのがいい例です。
思えば、日本代表も、2点リードした時点で、戦術を変えてきたベルギーに対応できなかったことが大きな敗因でした。
この結果を踏まえて、日本代表にはより多彩な戦術を駆使できるチーム作りが求められますし、同時に世界の各国も、クラブチームなみの洗練された戦術オプションを持つことが命題となってくるでしょう。
西野朗監督の手腕
このたび、ハリルホジッチ前監督が「私が監督なら、ベルギーに逆転されなかった」との発言をしたという報道がありました。
そうかも知れません。老練なヨーロッパの監督なら、2-0になった時点で、逃げ切るための戦い方をオプションとして持っていたことでしょう。
ただ、ハリルホジッチ監督のままなら、そもそもグループリーグを突破できずに、ベルギー戦も実現しなかったのではないかと多くの人が思っているはずです。
今回、多くの報道から、西野監督になってからの日本代表チームの一体感が確かなものであったと聞こえてきました。
大迫勇也、乾貴士、柴崎岳といった新戦力に加えて、本田圭佑、香川真司、長友佑都、岡崎慎司といったベテラン勢が、それぞれの持ち場で、生き生きと活躍したことからも伺い知れます。
約2か月の準備期間しかなかったにも関わらず、不協和音が聞こえていた代表チームをまとめあげた西野監督の手腕は、称賛して余りあるものだといえるでしょう。
いったいどのようにして、日本代表のようなプロ集団をひとつにまとめていったのでしょうか。
選手間に浸透していた西野監督のビジョン
さいわいワールドカップに関する記事や報道は多く、西野監督のマネジメントについても、様々な情報が伝わってきます。
そんな諸々の報道をみていて、西野監督がチームを一体にした要因として、私があげたいのは、下記の3つです。
(1)まず一つ目。目標を明確にしたこと。
具体的には「8強進出」を目標とし、そのためにはすべてを犠牲にするという覚悟をチームに示しました。
リーダーの仕事の最大のものはビジョンを示すことです。スポーツチームは最初から目標達成型の集団ですが、それでも目標がぶれることがあります。
前大会の「日本らしいサッカーをする」というビジョンじたいが、自己満足したいのか、勝ちたいのか、矛盾を含んでいます。
ところが今回は「8強進出」のために、ポーランド戦で1点差負けを受け入れるという非常に難しい決断をしました。
(勝ち点差で並んでいるセネガルがコロンビアに負けていたため、警告数の差で2位通過ができると目されていた)
要するに、1点差負けなら、グループステージ突破が可能になるという状況です。
ポーランド戦では、控え組を中心に戦ったのですが、パフォーマンスが低調で、点をとれるような気配がありませんでした。
それなら、コロンビアがセネガルにこのまま勝ち切る方に賭けようという西野監督の勝負士らしい冷徹な判断です。
ここで「お客さんに変な試合を見せられない」「攻め切るのが日本らしいサッカーだ」などと余計なことを考えると目標と矛盾してしまいます。
「いや、そもそもポーランド戦で勝つためには、主力組を大量に休ませるなど無謀ではなかったのか?」という批判もありました。
が、これも「8強進出」のためです。単にグループステージ突破のためだけなら、主力組で戦えばよかったのです。
しかしノックアウトステージを勝ち上がるためには、主力組を休ませる必要がありました。この措置が、ベルギー戦でのハイパフォーマンスにつながったのだから間違ってはいません。(逆に、ポーランド戦にフル出場した柴崎は、ベルギー戦の後半疲弊して交替を余儀なくされました)
ポーランド戦後、日本国内からもその戦術に賛否巻き起こりましたが、選手からはチーム戦術を批判する声は聞こえてきませんでした。
これは、西野監督のビジョンや目標が、選手間に共有されていたという証拠だと思います。
爆発的だったコミュニケーション解禁
(2)コミュニケーションを重視したこと。
上の「8強進出」という目標は、前大会からの日本代表の命題であり、ハリルホジッチ監督にも課せられていたものでした。
しかし、前監督になかったのは、日本人選手との充分なコミュニケーションでした。
この点、西野監督になってから、爆発的とでもいいたくなるような、チーム内でのコミュニケーションがとられたことが、様々な報道から伺い知れます。
西野監督じたい、選手一人一人と対話することを重視したようですし、選手間同士のミーティングも積極的に奨励したようです。
この点、ハリルホジッチ前監督は、ヨーロッパ人らしい厳格なリーダーシップを志向し、選手間同士のミーティングは禁止していたそうです。
余計なことは考えなくていい。方針はすべておれが決めるというスタイルですね。
ところが西野監督は、自身とぼけたおやじを演じ(天然だったという話も)委縮した選手たちをほぐしました。
ハリルホジッチ時代に冷遇されていた本田圭佑選手の変心も重要です。
大会前、NHKの番組で「プロフェッショナルとは...(長い沈黙の後)...ケイスケ・ホンダ」と発言して、日本中にイタい奴認定されてしまった本田選手ですが、今大会においては、自らイタい奴キャラを認め、若い選手からいじられまくっていたそうです。
ベテランである本田選手が道化役を買ってまでチームのコミュニケーションを活性化させた効果は非常に大きかったと言えるでしょう。
日本の強みは、ベテラン選手のアドリブから生まれた
(3)選手に任せたこと。
西野監督に与えられた準備期間は約2カ月でした。その期間でできることはあまりありません。
そこで西野監督は「お前はどうしたい」「どうすればいいと思う?」と選手に聞いて回ったと言われています。
ハリルホジッチ前監督ならありえなかったことでしょう。
もともとハリルホジッチ前監督に鍛えられた基本戦術があり、そこに選手が自主的にアレンジする権利が与えられたわけです。
何が起こるかわからない本番に対応するためには、現場で臨機応変に動くことが求められます。
特に今大会のように準備期間が短い場合、現場対応の力が必要不可欠です。
ことに今の日本代表は、世界で戦っている選手たちであり、自分独自のサッカー観や戦術眼を持っているはずです。
そんな選手たちですから、ヨーロッパの有名監督であるといえ、箍(たが)をはめられるのは、欲求不満のたまることだったと思います。
そんな箍が外れて、一気に爆発した。その勢いが、今大会の日本代表の躍進の原動力になった側面は大きかったと思います。
逆にいうと、今大会の日本代表は、ベテラン勢の現場におけるアドリブに頼ったチームです。
そのために、選手たちが気持ちよくプレーできる状況を作る。これが西野監督の基本プランだったということです。
準備期間2カ月の中で、割り切って、できることをやりきった見事なマネジメントであったと評価したいと思います。
西野朗監督の失策
しかし、2点リードしたベルギー戦で、逆転を許してしまったのは、準備期間が短すぎて、「守りきる」というオプションを用意できなかったということでもあります。
ベルギーは、2点リードされた時点で、戦術を変更し、高さと強度で圧倒するパワープレイに出ました。
これに対抗する術は今の日本代表にはありません。
いや、今回の敗戦だけではありません。ベルギー戦の後半3失点は、日本攻略法を世界に晒してしまったといえるでしょう。
特に最後の1点。終了間際のカウンターによる1点は、西野監督の失策だといわれても仕方ありません。
守ってもパワープレイは防ぎようがない。だから攻める。という姿勢はわかりますが、終了間際のカウンターによる失点はさすがに防がなければいけません。
ここは「8強進出」という目標にとっても間違った指示であったと思います。
ワールドカップそのものの方向性が決まった
それにしても今大会、クロアチアだけではなく、ロシア、スウェーデン、メキシコといった中堅国の健闘が目立ちました。
弱者は弱者なりに、強豪国を分析して、強みを消し、弱点を突く戦術が相当以上に機能することを示してくれました。
そればかりか、ベルギーのような強国でも、戦術変更を駆使して、局面を打開するオプションを持っていることを示しました。
今大会を受けて、各国は、戦術オプションを複数持ち、状況に応じて使い分ける柔軟性を持つことをスタンダードにしてくるでしょう。
日本代表も、今大会で戦い方や強化の方向性がはっきりしたはずです。
私のようなにわかファンでもそれなりに、戦術というものを意識してみるようになったわけで、4年後にむけたプロセスを、厳しく評価され続けることを覚悟してもらわなければなりません。
ともあれ、今大会は面白かった。(まだ終わっていませんが)
新たな局面に入るワールドカップに向けて、期待していきたいと思います。
コラム
- 2021.01.07:「鬼滅の刃」大ヒットで復活するソニー「全集中の戦略」
- 2020.12.24:生き残りをかけてもがく家電メーカーたち
- 2020.12.10:ヤマダ電機は、大塚家具の救済よりも、家電産業の復活に取り組め
- 2020.11.26:雑草のようにしたたかなワタミの生き残り戦略
- 2020.11.12:井上尚弥はボクシングの未来を拓くか
- 2020.10.29:出前館vsウーバーイーツ
- 2020.10.15:阪神タイガースはいつまでダメ虎なのか
- 2020.10.01:こんな創業は失敗する
- 2020.09.17:リアル「半沢直樹」 JAL再生は、ドラマよりも奇跡だった
- 2020.09.03:「存在意義」を深く考えない創業は頓挫する
- 2020.08.20:創業の成功確率を上げる5つの要件
- 2020.08.06:米国子会社の破綻は、無印良品の終わりの始まりか?
- 2020.07.23:「論語」は最高の自己啓発書であり、最強の実用書だ
- 2020.07.09:孔子の教えは、なぜ簡単なのに伝えにくいのか?
- 2020.06.25:コロナでも生き残る小さな事業の秘訣
- 2020.06.11:経営者は「貞観政要」を読みなさい
- 2020.05.28:経営者は「君主論」を読みなさい
- 2020.05.14:クロージングがうまくいかない時にこそ、営業の真価が問われる
- 2020.04.30:営業として大成したければ、クロージングでは正攻法を貫け!
- 2020.04.16:営業は基本を学べ。正しい知識を持っていると、経験から正しく学べる。
- 2020.04.02:営業を知らない人ほど怪しげな営業をしてしまうのはなぜか?
- 2020.03.19:プレゼンテーションは、ワンパターンでいい。
- 2020.03.05:「深掘り質問」を制する者は営業を制す
- 2020.02.20:営業は顧客の課題を解決する仕事だ
- 2020.02.06:商談の第一声は営業から発する
- 2020.01.23:「テスト受注」は営業の醍醐味だ!
- 2020.01.09:営業成績が上がらないという人は、顧客訪問してませんね。
- 2019.12.26:とっても簡単な地域営業の始め方
- 2019.12.12:新人営業が自信を持つために最初にすること
- 2019.11.28:創業以来の危機に陥ったアシックスは復活できるのか?
- 2019.11.14:井上尚弥がはじめての苦戦から得たもの
- 2019.10.31:ユニクロ会長が怒る「失われた30年」から抜け出すことはできるのか?
- 2019.10.17:サマンサタバサはなぜ紳士服のコナカに買われたのか?
- 2019.10.03:中小零細企業の大半が不要だと言われてしまう理由
- 2019.09.19:ZOZO身売りに見た前澤氏の限界と可能性
- 2019.09.05:ビアードパパのすごい展開力
- 2019.08.22:マイクロソフトはなぜ比類なき復活を遂げたのか?
- 2019.08.08:空前絶後の幸運に見舞われながらも、それゆえに破滅した男の話。
- 2019.07.25:吉本が、これほどマネジメント能力がないとは驚いた
- 2019.07.11:ネットフリックスは、本気のディズニーに勝てるのか?
- 2019.06.27:ぺんてるとコクヨ またかよ!?と言いたくなるお家騒動がらみの揉め事
- 2019.06.13:驚異の高収益企業キーエンスの理由
- 2019.05.30:井上尚弥が導く異次元のボクシングビジネス
- 2019.05.16:WOWOWをV字回復させたサブスクビジネスの本質
- 2019.05.02:ランチェスター戦略で令和を生き抜く
- 2019.04.18:豊臣秀吉に学ぶ「人を動かす」秘訣
- 2019.04.04:令和のランチェスター戦略
- 2019.03.21:それでも生き残る!小さな会社の生き残り術
- 2019.03.07:少子高齢化と人口減少に直面する日本を破綻させなめに我々がすべきこと
- 2019.02.21:吉野家は過去の栄光を捨て去れるのか
- 2019.02.07:「サブスク」ビジネスの衝撃
- 2019.01.24:島田紳助や大前研一が提唱する成功理論・成功術
- 2019.01.10:平成が終わっても、人生は終わらない
- 2018.12.27:サーモス(THERMOS)V字回復の鍵は「接近戦」にあり
- 2018.12.13:カルロス・ゴーン事件が教える組織の腐り方
- 2018.11.29:RIZAPリバイバルプランは結果にコミットするか
- 2018.11.01:アマゾン・エフェクトに対抗する手段はあるのか
- 2018.10.04:ランチェスター戦略が示す3つのマジックナンバー
- 2018.09.20:ランチェスター戦略の中で、いちばん使えるところを教えます。
- 2018.09.06:ボクシング 井上尚弥にあって、山中慎介になかったもの
- 2018.08.23:川淵三郎はなぜ他のスポーツ団体関係者のようにダークサイドに堕ちないのか?
- 2018.08.09:半周遅れのヤフーによる起死回生の逆転戦略
- 2018.07.26:営業は「準備」が9割!
- 2018.07.12:サッカーW杯日本代表はなぜ躍進したのか?
- 2018.06.28:メルカリが破格の期待を集める5つの理由
- 2018.06.14:楽天が携帯電話事業にいまさら参入する理由
- 2018.05.31:スタジオアリスがさらに成長するための方法
- 2018.05.17:私が出会った優秀なコンサルタント
- 2018.05.03:サーモス(THERMOS)の奇跡はなぜ起きたのか?
- 2018.04.19:ワークマンは第二のユニクロになれるのか?
- 2018.04.05:これから営業職につく若い人に言いたいこと
- 2018.03.22:シリアルアントレプレナー「ブックオフ」「俺の」創業者の成功パターン
- 2018.03.08:サンマルクカフェにわざわざ行く理由があるのか?
- 2018.02.22:小さな事業者が新規開拓で成功する方法
- 2018.02.08:「なんでも酒やカクヤス」にみる局地戦の極意
- 2018.01.25:私が生き残っているのは「弱者の5大戦略」を実践してきたからです。
- 2018.01.11:2018年 君たちはどう生きるか(吉野源三郎や宮崎駿とは関係ありません)
- 2017.12.28:AIの時代に、どのような営業が生き残れるのか?
- 2017.12.14:ナイキもアシックスも「SHOE DOG」だ!
- 2017.11.30:TSUTAYAやDMMはしたたかに生き残っていくだろうが限界もある
- 2017.11.16:「シン・ゴジラ」って途中まで面白いけど、後半グダグダじゃないですか?
- 2017.11.02:織田信長が22年かけてできなかった天下統一を、豊臣秀吉がたった8年でできた理由
- 2017.10.19:電気自動車(EV)の時代に日本企業は生き残れるのか
- 2017.10.05:顧客満足度3年連続1位!ドトールコーヒーが最強か
- 2017.09.21:ヤマダ電機が生き残りを賭けて反攻開始!
- 2017.09.07:ドラッグストアが、コンビニを食い物にしている
- 2017.08.24:国内で敵なしのカルビーの将来が必ずしも明るくない理由
- 2017.08.10:君は内山高志を見たか
- 2017.07.27:金本知憲監督はすべての中間管理職の象徴だ
- 2017.07.13:自然界のランチェスター戦略
- 2017.06.29:回転寿司は群雄割拠の戦国時代に入った
- 2017.06.15:小さな会社のM&Aが日本を救う?
- 2017.06.01:AbemaTVは年間200億円の赤字から脱却できるのか?
- 2017.05.18:大阪・堺の超優良企業シマノは、これからも盤石なのか?
- 2017.05.04:知られざる成長産業 コインランドリー業界はどうなっているのか?
- 2017.04.20:新社会人に贈る「1万時間の法則」
- 2017.04.06:野村克也を超一流のプロ野球人にした3つの力
- 2017.03.23:風林火山を旗印に掲げた武田信玄は、戦略家ではなかったのか?
- 2017.03.09:ラスト・ワンマイルの表と裏をおさえよ
- 2017.02.23:鳥貴族の成長はこのまま∞に続くのか
- 2017.02.09:キングコング西野の絵本「えんとつ町のプペル」はなぜ炎上するほど売れているのか?
- 2017.01.26:アマゾンはどこから来てどこへ行くのか
- 2017.01.12:「孫子」を5つのポイントで整理した
- 2016.12.29:真田幸村はなぜ「日本一の兵」になったのか?
- 2016.12.15:セイコーマート・北の最強コンビニはどのようにできたのか
- 2016.12.01:クリスピー・クリーム・ドーナツの大量閉店は、前向きだったのですね
- 2016.11.17:ジーユーがユニクロを超える時、ファーストリテイリングは世界トップになる
- 2016.11.03:ピコ太郎はなぜ世界を席巻したのか?
- 2016.10.20:地域密着営業って何だろう?
- 2016.10.06:繁盛する居酒屋には、現場営業に必要なヒントが満載だ
- 2016.09.22:天下分け目といわれた関ヶ原の戦いはなぜ半日で決着がついたのか?
- 2016.09.08:「世界の山ちゃん」は世界に届くのか
- 2016.08.25:リオ五輪 男子柔道はなぜ躍進したのか?
- 2016.08.11:ポケモンGOは、何をGOしたのか?
- 2016.07.28:営業は純粋な「技術」であり、誰でも身に着けられるものである
- 2016.07.14:金本を信じよ!
- 2016.06.30:せっかく展示会出展しても成果の出ないやり方をしている企業が多すぎる
- 2016.06.16:小さな会社が生き残る秘訣は「ニッチであること」その他には...
- 2016.06.02:びっくりドンキーは弱者のエネルギーに満ちていた
- 2016.05.19:「同率勝算の規則」に則った唯一の成功法則
- 2016.05.05:レスターに学ぶ「奇跡のチーム」を作る3つの秘訣
- 2016.04.21:世紀のちゃぶ台返し!セブンに何があったのか
- 2016.04.07:新社会人に贈る あなたの人生を豊かにする秘訣
- 2016.03.24:コメダ珈琲店に人気があるのは理由がある
- 2016.03.10:小さくても生き残る「局所的な強者」の作り方
- 2016.02.25:「営業の仕組み」を身に着ければ、目標達成に苦しまなくなる
- 2016.02.11:子供に自慢できる人生を送りたいなら
- 2016.01.28:マクドナルドもスターバックスも日本市場をなめるな!
- 2016.01.14:「孫子の兵法」を企業経営に活かす方法
- 2015.12.31:結果を出す人は、手段を目的化している
- 2015.12.17:廃業寸前の負け犬集団が、常勝軍団に生まれ変わったわけ
- 2015.12.03:なぜ「世界トップ企業」を目指すのか?
- 2015.11.19:初めての著作は、なぜ「小説」になったのか?
- 2015.11.05:戦略は実行させなければ意味がない
- 2015.10.22:世界トップ企業への道は「差別化」が開く
- 2015.10.08:世界トップ企業になるために最初にしなければならないこと
- 2015.09.24:サーモス(THERMOS)はなぜ「廃業寸前」から世界トップ企業になったのか?
- 2015.09.10:営業には3つの役割がある
- 2015.08.27:楽天球団は、新しい野球を見せてくれ!
- 2015.08.13:ユニクロは、無印良品と提携せよ
- 2015.07.23:ノキアと日本電産 東西M&A巧者のやり方
- 2015.07.09:ワクワクする仕事しかやりません。
- 2015.06.25:ライザップはなぜ叩かれるのか?
- 2015.06.11:「けっこういい」よりも「並外れてダメ」がいい
- 2015.05.28:戦略には「感動」が必要だ
- 2015.05.14:「孔子」を学ぶ意味
- 2015.04.30:スカイマークはなぜ優遇されながら破綻したのか?
- 2015.04.16:セブンvsミスド 初戦の判定は
- 2015.04.02:任天堂はもう一度天下をとれるのか
- 2015.03.19:ファミマはセブンに勝てるのか?
- 2015.03.05:大塚家具の父と娘はどちらが正しいのか?
- 2015.02.19:成長しないビジネスのロールモデル
- 2015.02.05:100回勝負に持ち込めば絶対に勝てる
- 2015.01.22:キリンビバレッジは逆転できるのか?
- 2015.01.08:「孫子」を活用するための最大のキーワード
- 2014.12.31:「孫子の兵法」を学ぶ
- 2014.12.25:ハウステンボスはどのようにして再建されたのか?
- 2014.12.11:テラモーターズは、なぜオートバイ市場のトップ企業となったのか?
- 2014.11.27:人を動かすシンプルなメソッド
- 2014.11.13:嫌いな顧客を嫌いだと思わなくなる方法
- 2014.10.30:縄文時代が何年続いたか知ってます?
- 2014.10.02:阪神タイガースはなぜ優勝できないのか?
- 2014.09.18:創業塾でのQ&A
- 2014.08.21:コンビニのアイスクリームはどうなっているのか
- 2014.08.07:創業して10年続く人が持っている3つの資質
- 2014.07.24:私が「孫子」を使う理由
- 2014.07.10:「三国志」の戦いで勝敗が決する要因とは?
- 2014.06.26:「孫子の兵法」でみる2014年ワールドカップ日本代表の戦い
- 2014.06.12:マラドーナはなぜ三流監督で終わったのか?
- 2014.05.29:相性のいい顧客を探す方法
- 2014.05.15:営業が不得意な人は、営業なんてしない方が成果が上がる
- 2014.05.01:GoProは、強者になれるのか
- 2014.04.17:マクドナルドは、マイルドヤンキーを狙え!
- 2014.04.03:売れる仕組みが必要な理由
- 2014.03.20:営業プロセスがなければ組織は動かない
- 2014.03.06:ビジネスの設計図を作ろう
- 2014.02.20:彼を知り己を知れば...
- 2014.02.06:ビジョンは営業チームを一丸にする
- 2014.01.23:楽しくなければ営業じゃない!
- 2014.01.09:私がメルマガを書く「立ち位置」
- 2013.12.26:レゴは、なぜ世界第2位の玩具メーカーに復活したのか?
- 2013.12.12:コトラーに教えらえた初心に戻る
- 2013.11.28:日本のモノづくりを復活させるには
- 2013.11.14:レッドブルが世界で52億本も売れた「何か」
- 2013.10.31:ヤフーはどこに行こうとしているのか?
- 2013.10.17:飛び火マーケティングの時代-GoPro
- 2013.10.03:アップルは普通の企業になってしまった
- 2013.09.19:7年後、日本は巨大な展示会場になる
- 2013.09.05:店舗系ビジネスの弱者の戦略
- 2013.08.22:私がイチローから学ぶ3つのこと
- 2013.08.08:脱・人脈の営業
- 2013.07.25:ソーシャル時代の「真実の瞬間」
- 2013.07.11:統計は最強の営業マネジメントツールである
- 2013.06.27:新興宗教のビジネスモデル
- 2013.06.13:進化する教育システムに乗り遅れるな
- 2013.05.30:お医者さんや弁護士さんの営業戦略
- 2013.05.16:できる営業は、負け方が違う
- 2013.05.02:宮崎駿とスタジオジブリについて
- 2013.04.18:差別化は、マイナスせよ
- 2013.04.04:JAL再生にみる企業変革の王道
- 2013.03.21:第3回WBC終戦記念 がんばれプロ野球
- 2013.03.07:マイケル・ポーターの戦略はもう通用しないのか?
- 2013.02.21:王将の餃子は大阪を跳び出すか?
- 2013.02.07:営業チームマネジメントの第一歩
- 2013.01.24:失速したマクドナルドの次の一手は?
- 2013.01.10:阪神タイガースは暗黒時代に戻っていくのか
- 2012.12.27:衰退市場でトップを張る宝島社の戦略
- 2012.12.13:目標は、顧客総取り!
- 2012.11.29:答えのない問題に取り組めるのか
- 2012.11.15:手っ取り早く実績を上げるには
- 2012.11.01:プロ野球は、名選手しか監督になれないのか?
- 2012.10.18:世界王者が世界に挑戦!
- 2012.10.04:新・携帯電話版三国志
- 2012.09.20:安売りせずに売る方法
- 2012.09.06:脳内のリミットを外せ
- 2012.08.23:儲ける方法をタネ明かしする
- 2012.08.09:もうかるビジネスにはタネがある
- 2012.07.26:ステーキを売るな、○○を売れ!
- 2012.07.12:一流の営業になるために絶対に避けられない道
- 2012.06.28:顧客を創造するということ
- 2012.06.14:ビジネスが成立するための3つの要素
- 2012.05.31:理屈で捉えきれない会社もある
- 2012.05.17:戦術は現状を効率的にする。戦略は現状を破壊する
- 2012.05.03:物語風ビジネス書を読んでみよう
- 2012.04.19:市場価値より企業内価値を高めよう
- 2012.04.05:3つの起業家タイプが注意すること
- 2012.03.22:ソニーはどこへ行った?
- 2012.03.08:利益を上げるための最もシンプルな方法
- 2012.02.23:ランチェスター戦略を営業に活かすたった3つのプロセス
- 2012.02.09:日本の電機メーカーはどうすれば生き残れるのか
- 2012.01.26:心理学はビジネスに生かせるのか
- 2012.01.12:水戸黄門の終焉と大阪都構想
- 2011.12.29:「坂の上の雲」を越えていこう
- 2011.12.15:強い現場を作る方法
- 2011.12.01:なぜ落合博満はブレないのか?
- 2011.11.17:小さなお菓子屋さんが描く大きなストーリー
- 2011.11.03:理屈でメシは食えん!でいいの?
- 2011.10.20:iPhone vs iPhone
- 2011.10.06:本質からはじめよ!
- 2011.09.22:アマゾンにチャレンジ!
- 2011.09.08:さらば、スティーブ・ジョブズ
- 2011.08.25:マフィアにビジネスの極意を聞く
- 2011.08.11:たまにはビジネス小説でも読みましょうか
- 2011.07.28:なぜ我々にはマーケティングが必要なのか?
- 2011.07.14:「いい商品」って何ですか?
- 2011.06.30:カリスマ営業を有難がっても意味ないでしょう
- 2011.06.16:ネスプレッソが売れている理由
- 2011.06.02:孫子、ポーター、ランチェスター
- 2011.05.19:足腰の弱い欧米企業、頭の弱い日本企業
- 2011.05.05:斎藤佑樹はプロ野球で通用するか?
- 2011.04.21:ランチェスター戦略って役に立つの?
- 2011.04.07:温泉旅館を蘇らせるには
- 2011.03.24:弱い人をより弱くするのが戦略なのか
- 2011.03.10:タスク管理と時間管理のツール紹介
- 2011.02.24:プレーヤーからマネージャーへ
- 2011.02.10:110兆円の市場に遅れた日本
- 2011.01.27:物語と希望の深い関係
- 2011.01.13:グーグルVSアップル
- 2010.12.30:面白い戦略ストーリーの作り方
- 2010.12.16:残念な人には戦略がない
- 2010.12.02:理屈のない実行はギャンブルですよ
- 2010.11.18:メイド・カフェの営業プロセス
- 2010.11.04:プロ野球球団運営を成功させるには
- 2010.10.21:勝ちパターンの作り方
- 2010.10.07:たまには「哲学」の話をしよう
- 2010.09.23:世紀末都市・アキバ
- 2010.09.09:コンビニ・オーナーというビジネス
- 2010.08.26:もし現場のオッチャンがポーターを学んだら
- 2010.08.12:坂の上に雲は見えない?
- 2010.07.29:システム思考って何だろう
- 2010.07.15:営業は「点取り屋」ではない!
- 2010.07.01:戦略はストーリーで語れ2
- 2010.06.17:戦略はストーリーで語れ
- 2010.06.03:アップルは本当に最強なのか?
- 2010.05.20:営業生産性を上げる構造とは
- 2010.05.06:女子高生と一緒にドラッカーを学ぼう
- 2010.04.22:勝海舟が坂本龍馬に伝えたもの
- 2010.04.08:人をやる気にさせるにはどうすればいいのか
- 2010.03.25:アップルとユニ・チャーム~変革企業の共通点
- 2010.03.11:無料のビジネスって何だ?
- 2010.02.25:営業に必要な戦略的思考
- 2010.02.11:狩猟民族の構想力に学ぼう
- 2010.01.28:農耕営業のススメ
- 2010.01.14:2010年は日本企業のアジア進出元年になる
- 2009.12.31:2009年の携帯とジーンズと餃子
- 2009.12.17:20歳の頃の自分に読ませたい本
- 2009.12.03:日本茶も海外進出している
- 2009.11.19:ダイソンはなぜ売れたのか?
- 2009.11.05:私の考える効率的な営業とは
- 2009.10.22:島田紳助の研究2
- 2009.10.08:フォロワー企業のゲーム
- 2009.09.24:地域密着企業の営業戦術
- 2009.09.10:地域密着企業の経営方法
- 2009.08.27:マクドナルド 一人勝ちの理由
- 2009.08.13:死せる孔明、生ける仲達を走らす
- 2009.07.30:農業は儲かるのか?
- 2009.07.16:キリン、サントリー、アサヒ、オリオン
- 2009.07.02:戦略2、戦術1の法則
- 2009.06.18:いい顧客、悪い顧客
- 2009.06.04:日本で一番大切にしたい会社の戦略
- 2009.05.21:それぞれの「1万時間」を過ごそう
- 2009.05.07:社会起業は一般の起業と何が違うのか?
- 2009.04.23:もし諸葛孔明が経営顧問だったら
- 2009.04.09:物語の力を知ろう
- 2009.03.26:祝!WBC日本代表優勝
- 2009.03.12:小さな池の大きな魚
- 2009.02.26:農業にチャンスあり
- 2009.02.12:機能と情緒--2つの差別化の方法
- 2009.01.29:営業は結果を追ってはいけない
- 2009.01.15:真似したくてもできない事情がある
- 2009.01.01:欲しいものを作ってくれるビジネス
- 2008.12.18:オール・ザット・競争戦略
- 2008.12.04:ゼロ距離を目指す
- 2008.11.20:10/13の市場でビジネスする
- 2008.11.06:ローカルヒーロー花盛り
- 2008.10.23:いい商品を、いい人から、安い値段で買いたい
- 2008.10.09:経営で必要な知恵はすべて三国志で学んだ
- 2008.09.25:HONDAが空を飛ぶ!
- 2008.09.11:緊急性にフォーカスせよ!
- 2008.08.28:楽天グループ迷走す
- 2008.08.14:エコカー開発競争
- 2008.07.31:儲けるための仕組みを作ろう
- 2008.07.17:「黒船」iPhoneの衝撃
- 2008.07.03:野球は言葉でするもんや
- 2008.06.19:大阪の小さなものづくり企業
- 2008.06.05:事業コンセプトにこだわる
- 2008.04.24:黒澤明はなぜ世界進出に失敗したのか?
- 2008.04.10:スタジオアリスに見る市場特化の行方
- 2008.03.13:山形の洋菓子店がフォーカスしたもの
- 2008.02.28:阪神タイガースは獣王無敵か?
- 2008.02.14:薄型テレビ市場2.0 競争の鍵はブランド力か
- 2008.01.31:アシックスの戦略、ナイキの戦略
- 2008.01.17:「日本一の村」改革に挑戦
- 2008.01.03:マネることは差別化の第一歩
- 2007.12.20:駄菓子屋さんの成功要因
- 2007.12.06:P&Gの戦略-強者はこれだけ有利だ
- 2007.11.22:浪速のグローバル企業
- 2007.11.08:良いモノを作りさえすれば売れるのか
- 2007.10.25:巨人軍の凋落は止められるか?
- 2007.10.11:"志"が歴史を変えた--三国志に寄せて
- 2007.09.27:縮小するアパレル市場で生き残るには
- 2007.09.13:ハンバーガー帝国興亡の行方は
- 2007.08.30:日本製航空機は羽ばたくか
- 2007.08.16:織田信長はなぜ徳川家康に正室と嫡男の処分を命じたのか
- 2007.08.02:中小企業にとって仕組みとは
- 2007.07.19:島田紳助の研究
- 2007.07.05:最強のビジネスモデルとは何か
- 2007.06.21:迷った時は最終ユーザーに聞け
- 2007.06.07:弱者には弱者の販売促進がある
- 2007.05.24:一発逆転を狙ってはいけない
- 2007.05.10:豆腐一丁からビジネスを考える
- 2007.04.26:戦略がなければ生き残れない
- 2007.04.12:飲料業界は激変の予感
- 2007.03.29:経営理念こそ究極の差別化
- 2007.03.27:ホッピーはなぜ復活したのか
- 2007.03.15:引越し業の差別化競争時代
- 2007.03.01:コンビニ 本格競争時代に突入
- 2007.02.15:一人勝ちのワナにはまった松下電器
- 2007.02.01:ワインブームのその後
- 2007.01.18:本業がなくなってしまったら
- 2007.01.04:すべてはデジタル化する
- 2006.12.21:携帯電話版三国志
- 2006.12.07:小さな旅行会社の成功法則
- 2006.11.23:織田信長の戦略
- 2006.11.09:小さな市場に焦点を絞る会社は強い
- 2006.10.26:弱者を貫いて強者となった企業
- 2006.10.12:市場シェアの獲り過ぎに注意
- 2006.09.28:小さな市場でヒットを飛ばす
- 2006.09.14:日本酒市場あれこれ
- 2006.08.31:小さな市場で戦え
- 2006.08.17:もう1つの成長産業
- 2006.08.03:ランチェスター戦略が示すこと
- 2006.07.20:チャンスがあることを皆が知っている市場
- 2006.07.06:商品の意味が変わる時
- 2006.06.22:サッカーW杯にみる「戦略とは」
- 2006.05.25:SMPを意識する
- 2006.05.11:"営業嫌い"は会社の責任だ
- 2006.04.27:営業の分かりやすいコトバとは
- 2006.04.13:残りの80%に富を再配分する
- 2006.03.30:とるに足りない80%
- 2006.03.16:狭く、深く掘り進めれば、視界は開ける
- 2006.03.02:日本の消費者は世界レベルに近づいている
- 2006.02.16:ノウハウを捨てよう!
- 2006.02.02:一番、損になることをしよう
- 2006.01.19:技術系小企業が生き残るには
- 2006.01.05:すでに起こった未来
- 2005.12.22:顧客接点がビジネスの命綱
- 2005.12.08:一点集中戦略の落とし穴
- 2005.11.24:松下電器の一点集中戦略
- 2005.10.27:2005年日本シリーズを斬る
- 2005.10.13:例外に注目せよ
- 2005.10.10:成長の壁を乗り越える
- 2005.09.29:常識を少しずらすとチャンスが生まれる
- 2005.09.15:見えない敵と戦うには
- 2005.09.01:最も怖いのは見えない敵だ
- 2005.08.18:不滅の営業手法
- 2005.07.22:いつまで川原で石を売るのですか?(3)
- 2005.07.07:いつまで川原で石を売るのですか?(2)
- 2005.06.23:いつまで川原で石を売るのですか?(1)
- 2005.06.09:年功序列の市場はもう無い
- 2005.05.26:バーガーキング復活
- 2005.03.03:オニツカ錐もみ商法とは(後編)
- 2005.02.17:オニツカ錐もみ商法とは(前編)
- 2005.02.03:売れないのではなく、売っていないんですよ
- 2005.01.20:中小企業が狙う中国市場とは
- 2005.01.05:常識にとらわれない戦略を戦う
- 2004.12.24:小さな企業は逆転の発想で戦え!
- 2004.12.09:ゲーム型競争時代は終わらない
- 2004.11.11:北欧企業にみるランチェスター戦略
- 2004.11.02:UTADA全米進出失敗を斬る
- 2004.08.22:韓国ドラマ、なぜ人気?
- 2002.09.07:戦略とは見えざるもの
- 2002.09.07:営業をシステムとして把握する
- 2002.09.07:組織営業を導入しよう
- 2002.09.07:SMPメソッドとは
- お客様の声:はじめてのマネジメント入門
2019.07.16 2019年7月16日「はじめてのマネジメント入門」セミナー受講後アンケートの声です。※アンケート回収47名のうち、当セミナーの内容がビジネスに ①大いに役立つ15名、②役立つ31名、③あまり役に立たな...
- ランチェスター戦略入門セミナー
- はじめてのランチェスター戦略入門セミナー
- はじめてのマネジメント入門
- ランチェスター戦略入門セミナー