
世界王者が世界に挑戦!
2012.10.18
(2012年10月18日メルマガより)
■先週の日曜日、「日本ボクシング史上、最高のビッグマッチ」と称される試合が行われ
ました。
場所は、アメリカのカリフォルニア。
世界ボクシング評議会(WBC)世界スーパーバンタム級名誉王者の西岡利晃と世界ボク
シング機構(WBO)同級王座のノニト・ドネア(フィリピン)による王座統一戦です。
世界チャンピオンvs世界チャンピオン。
これが盛り上がらなくてどうするというのでしょうか。
■もっともこの試合が日本で注目されていたのは、王者同士の戦いという図式で捉えられ
たからではありません。
ひとえに、日本最強のボクサーである西岡利晃が、世界のスーパースターであるノニト・
ドネアにどこまで通用するのか、という興味と期待からでした。
結果はご存じの通り、西岡の9回TKO負け。
残念ながら、日本最強の王者は、世界的強豪には敵いませんでした。
■それにしても、衝撃でした。
西岡は知名度では劣るものの実力は高い王者です。少なくとも、そう私は感じていました。
その西岡が、ドネアには、まるで歯が立たなかったのです。
9回TKOという結果は仕方ないとしても、そのプロセスにおいて、西岡は一度も見せ場
を作れず、手も足も出ないという状況でした。
まさかこれほどの実力差があろうとは。
世界トップレベルの実力をまざまざと見せつけられた試合でした。
■西岡利晃(36歳)は、兵庫県出身。サウスポー。通称は「スピードキング」です。
若い頃から豊かな才能を期待されていたものの当時バンタム級には名王者ウィラポン・ナ
コンルアンプロモーション(タイ)が君臨しており、4度挑戦するも失敗。
その後、スーパーバンタム級に階級を上げた5度目の挑戦で、世界王者となります。
チャンピオンになってからの活躍が華々しく、特にメキシコに乗り込んで行った2度目の
防衛戦では、同地の英雄ジョニー・ゴンザレスを左ストレート一発でKOし、現地ファン
の度胆を抜きました。現地アナウンサーは、この強烈な一撃を「モンスターレフト」と呼
んでいます。
7度目の防衛戦は、ボクシングの聖地ともいえるラスベガスで行い、2階級制覇の強豪ラ
ファエル・マルケス(メキシコ)を判定で下します。
この試合の後、WBCから名誉王者に認定されます。これは、高い実績を残した特別なボ
クサーに与えられる終身タイトルであり、文字通り大変な名誉です。日本人として初めて
の認定でした。
西岡の特徴は、積極的に海外に出向いて試合を行ったことです。このため世界的な知名度
が高まります。今回、ノニト・ドネアとの対戦が実現したのは、その知名度の賜物でした。
■ノニト・ドネア(29歳)は、フライ級からスーパーバンタム級まで4階級を制した軽
量級最強のボクサーです。通称「フィリピーノ・フラッシュ」。同じフィリピンの怪物
マニー・パッキャオ(6階級制覇)の後継者だと目されています。
代役でつかんだ王座挑戦をモノにしたのが24歳の時。フライ級最強といわれたビック・
ダルチニアン(オーストラリア)をあっさりとKOし、世界に衝撃を与えます。
その後、マヌエル・バルガス(メキシコ)やウラジミール・シドレンコ(ウクライナ)、
オマール・ナルバエス(アルゼンチン)といった世界的強豪を次々と撃破し、スーパース
ターとなっていきます。
印象的なのは、長谷川穂積を倒したことで日本でも有名なフェルナンド・モンティエル
(メキシコ)の持つバンタム級王座に挑戦した試合です。試合巧者モンティエルの技巧を
ものともせず、強烈な左フックをカウンターで決めてKO。倒れたモンティエルの両足が
痙攣するという凄まじい一撃でした。
ドネアは早くからアメリカで活躍するボクサーであり、実力も知名度も一級品です。ビッ
グマネーを稼ぐスーパースターですから、対戦相手にも、それなりの知名度を求めます。
いくら実力があるボクサーでも、客を呼べない相手とは試合できないので、彼と対戦でき
るのは、日本では西岡ぐらいのものだったのです。
■それにしても、認定団体が違えども、同じ世界チャンピオンだというのに、これほど実
力差があったのは何故なのでしょうか。
これには恐らく、過去に比べて、階級が細分化されている上に、認定団体も多く、世界
チャンピオンの人数が多くなっているという事情もあるでしょう。
「あしたのジョー」の時代は、フライ級、バンタム級、フェザー級、ライト級、ウェルター級、
ミドル級、ライトヘビー級、ヘビー級の8階級、1団体でした。
世界チャンピオンは、世界に8名しかいなかったのです。
ところが現在は、17階級に細分化され、認定団体もメジャーなもので4団体あります。
(日本は2団体しか認めていませんが)
単純に考えて、今、世界チャンピオンと呼べる者は、68名いることになります。その上、
暫定王者とか入れると、さらに増えてしまいます。
つまり、1970年代の基準で考えると、ランキングの1位~8位までが全て世界チャン
ピオンに認定されているような状況なのです。
これでは、王者同士の実力に差があっても仕様がありません。
■チャンピオンベルトの価値が相対的に下がっているので、今は、2階級、3階級に渡っ
て制覇しなければ本当に強い王者とは認められない風潮さえあります。
その典型が、フィリピン生まれの怪物マニー・パッキャオでしょう。
彼は、フライ級制覇を皮切りに、スーパーバンタム級、スーパーフェザー級、ライト級、
ウェルター級、スーパーウェルター級の世界チャンピオンとなりました。
一回りも二回りも大きな相手に対して臆することなく、ぐいぐい踏み込んで打ち合う好戦
的なスタイルで、実にスリリングな試合を演出します。
ただしパッキャオは、必ずしもベルト獲得にこだわっていません。
ビッグマネーを稼げる相手を選んで試合をしていった結果として、6階級制覇に至ったと
いうのが実情です。
まさに真の実力者のみに出来るキャリアプランです。
もし彼がベルトを狙いにいっていたならば11階級制覇していたといわれている、もはや
伝説的な存在です。
■そのパッキャオの後継者と目されているのが、ノニト・ドネアです。
ドネアは、パッキャオほど好戦的なファイトスタイルではないものの、攻守のバランスが
よく、手堅い試合運びをしながら相手を仕留める実力を持っています。
ドネアは、相手の攻撃を無難にかわしながら徐々に体力を奪っていき最後にとどめを刺す
というまるで闘牛士のような試合運びをします。
ここ最近は、派手なKOを意識して大振りが目立つ雑な試合が続いたものの、西岡との一
戦では、相手に付け入る隙を与えない完璧な試合をしました。
ドネアが真剣に戦えば、西岡ほどの者でも、手も足も出ないのだということを見せつけら
れた一戦でした。
■データが手元にあるわけではありませんが、フィリピンやメキシコは、競技人口の多い
ボクシング大国と言われています。
競技人口が多い場所から強い選手が現われるのは自明のことですから、同国から世界的な
強豪選手が出てくるのは理に適っています。
しかも、パッキャオは、1試合に20億円ほどのファイトマネーを得ていると言われてい
ます。
この金額を見せられたら、腕に覚えのあるフィリピンの若者が、ボクサーを目指したくな
るのもうなづけます。
日本では、国内チャンピオンクラスでも、バイトを辞められないといいますし、世界チャ
ンピオンになったとしても、「億」を稼ぐ人は滅多にいません。
日本には他に稼げるスポーツがいっぱいあるわけですから、ボクシングという命をすり減
らすような危険な競技に身を投じることは、あまりにも経済合理性を欠いた行為であると
言わなければなりませんね。
■なぜパッキャオが1試合20億円稼げて、日本のチャンピオンがバイトを辞められない
のか。
それは、パッキャオが、フィリピン国内ではなく、アメリカで活躍しているからです。
要するに、日本とアメリカのボクシングビジネスの仕組みの違いがあります。
日本の場合、ボクシング興行収入の主なものは、ライブの入場料、ライブにおける広告料、
後はテレビの放映権料です。
この放映権料が大きかったわけですが、視聴率が稼げなければ、放映権料も低くなってし
まいます。
最近では、世界戦でさえ地上波放送がない場合もあるのですから、高い興行収入も望めず、
したがってファイトマネーも高くはなりえません。
これに対して、アメリカの興行収入は、ペイパービューに頼っています。これは、無料の
地上波放送ではなく、1試合3千円とか5千円でチケットを買って観る有料放送です。
どうやら、1980年代、マイク・タイソンやシュガー・レイ・レナードなどの人気ボク
サーが活躍していた頃に広まったシステムのようです。
これなら興行収入とボクサーの人気との因果関係が分かりやすいわけですから、人気ボク
サーが高いファイトマネーを得る理由となります。
実をいうと、アメリカでも、ボクシング人気の低迷が問題となっているらしい。必ずしも、
アメリカのボクサーすべてが高いファイトマネーを得ているわけではありません。
ところが、パッキャオやメイウェザーといった一部の人気ボクサーは、ペイパービューを
稼げるので、ファイトマネーも高騰します。
プロモーターも稼ぐためには、観客受けする選手を確保して、面白くなりそうな試合を組
むことに注力します。
■観客(消費者)が求めるものに価値がある。
なんとも合理的なシステムではないですか。
私はアメリカのビジネスの強さは、このシンプルさにあると見ています。
ハリウッド映画しかり、メジャーリーグしかり、スーパーボウルしかり。
作り手や仲介者など関係者の思惑よりも、観客が何を求めているかをシンプルに追及する
ことが優先され、それが結局はコンテンツの強さになっていっているわけです。
時に行き過ぎた大衆化がコンテンツを幼稚化させることもあるでしょうが、それを差し
引いても、合理的な仕組みだと考えています。
■だからアメリカで人気ボクサーになるためには、分かりやすいファイトスタイルと技術
と知名度が必要になります。
弱いのは問題外ですが、強いだけでも稼げません。強くかつ(観客にとって)分かりやす
いことが必要なのす。
逆に言えば、人気さえあれば、アメリカ人であろうと、フィリピン人であろうと、ロシア
人であろうと関係ありません。
稼げる者は偉いというシステムですから。
■日本でそのシステムが作れないものか。
きっと作ることは可能でしょう。ユーザーに直結する優れた仕組みがあれば、日本のボク
シングビジネスも変わっていくことでしょう。
ペイパービューという視聴形態はまだ日本には馴染みませんが、ニコニコ動画やユースト
リームなどのインターネット動画配信システムは、テスト的にその方式を採用しています。
それが一般的になれば、テレビという仲介者の思惑に振り回されることなく、ニーズを読
み取り、プロモーションを組み立てることが可能になり、マーケティングの考え方に忠実
な方策をとることができます。
もし、ペイパービューがこれ以上普及しなかったとしても、ユーザーを起点に売り方を考
える原則は変えてはなりません。
すなわち、顧客はあくまで最終視聴者です。テレビ局は利害関係者の1つに過ぎません。
テレビ局の意向に振り回されないようにするためには、視聴者に支持されるコンテンツを
持つことが最も大事です。
どうもテレビ局側はこのあたりの事情を甘く見ているのではないか?ボクシング中継にお
ける派手なプロモーション映像や煽り演出、過剰なキャラクター表現などを見ていると、
アメリカの表面的な部分だけを真似しているように思えます。
まさか「ガチンコ・ファイトクラブ」の手法を世界戦クラスでもやろうとしたわけではな
いでしょうが、中身の伴わないコンテンツをいくら派手に装飾しても、見透かされてしま
います。
十分に分かっていることでしょうが、ボクシング業界は、テレビ依存のビジネスから脱却
することが、急務となっています。
新しいシステムは、ユーザー直結のものであるべきで、それを確立することを急がなけれ
ばなりません。
■その前に、アメリカのシステムに乗っかることはできないか。
これもきっとできると思います。こちらの方は、システムを作るよりもよほどハードルは
低くなります。
ただし、日本人ボクサーがこのシステムに乗り遅れているのは、日本にある程度の需要が
あるからです。
世界チャンピオンになればまあまあ食える。指導者への道がある。タレントもできるかも。
これが、世界へ出ていくチャレンジへの足かせとなっているのではないか。
ということは、ボクシングだけではなく、日本のあらゆるビジネスが抱える問題と似通っ
ていることがわかります。
成長期から成熟期にかけて成り立っていた多くのビジネスが、衰退期に入ろうとする市場
の中で、モデルチェンジを迫られているのが、今の日本です。
縮小する市場の中で、耐え忍んでいるうちに、グローバル市場をいち早く押さえる機会を
逃してしまったのではないか。
テレビしかり。携帯電話しかり。音楽プレーヤーしかり。
あらゆる業界で疑ってみるべき課題ですね。
■だから日本人ボクサーおよび、日本のボクシング業界は、積極的に海外に進出すべきです。
傲慢に聞こえるでしょうが、私たちが見たいのは、本物の世界レベルのボクシングです。
白井義男やファイティング原田の時代と違って、今の日本人世界チャンピオンが、実は
日本国内での世界チャンピオンであることは、皆が薄々気づいていることなのです。
パッキャオやメイウェザーと戦える日本人が現れてはじめて、ボクシングは昔日の栄光を
取り戻すはずです。
今、サッカー日本代表がブラジル代表に勝てなくても、誰も文句は言いません。むしろ
立ち位置を明確にしてくれた方が、感情移入できます。
本田圭祐や香川真司や長友祐都の活躍が輝くのは、我々が、世界と日本の実力差を知って
いるからです。
日本のボクシング業界は、歴史もあり、選手育成のシステムやアマチュアとの連携、引退
後の受け皿など組織を維持するシステムはあるわけすから、あとはそれを拡大する方法に
注力できます。
業界の慣習や利権構造があってややこしい話なのでしょうが、まずは海外進出を活発化さ
せることが、日本ボクシングビジネス発展の鍵になると考えます。
■海外市場へは行ってみなければわからないことがたくさんあるはずです。
だから行ってみなければはじまりません。
今回、西岡の試合プランを見ていて思ったのは、彼は勝つことを最大目標にしていたとい
うことです。
西岡は、最初から防御を意識したスタイルでした。消極的になりすぎて、ブーイングを浴
びたほどです。
もしそれで勝つことが出来たとしても、ペイパービューで観ていたユーザーたちが、次回
も西岡の試合にお金を払おうとするだろうか?
つまり西岡は、チャンピオンベルトを獲得する、防御することが最大の目標である日本ス
タイルをそのまま貫いたわけです。
この試合で引退するといわれていた西岡なら関係ないでしょうが、これからアメリカで成
功しようという者は、目標設定を変えなければなりません。
対して、アメリカで揉まれているドネアは、本来ガチガチの防御スタイルは得意とすると
ころでしょうが、それは志向していません。彼なりの、防御しながらKOするという
「魅せる」スタイルを作り上げています。
ドネアにとってもはやチャンピオンベルトを獲得することは副次的な要素に過ぎず、ユー
ザーの人気を獲得することを最大目標にしているからです。
このように、志向するファイトスタイル一つとっても、世界と日本は異質であったという
ことですから、海外には行ってみなければならない所以です。
■試合後、西岡の挑戦を意義あるものとして讃える論調の記事が目立ちました。
それは確かにその通りだと思います。
西岡の挑戦がなければ、わからなかったことがいっぱいありましたから。
世界トップクラスの実力がいかほどのものだったか。また彼らはどういう考え方で試合に
臨んでいるのか。
それがわかっただけでも意義あるものだったと思います。
今の日本人選手に足りないものが、実力だけではないことが明確になったでしょうから。
ただし、今回の内容では、しばらく日本人にチャンスは来ないかも知れませんが...
今回の試合を観て「おれならドネアを倒せる」と思った日本人はどれほどいたのでしょうか。
ぜひ現われてほしいものですね。
そうじゃないと、西岡の挑戦が本当に意味あるものだったというこにはなりませんから。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■男には、直接殴りあって、どちらが強いか確かめたいという原初的な欲求があるようです。
だから、ボクシングをはじめとする格闘技には、興味が尽きませんし、その道の強者には
尊敬の念を隠すことができません。
たとえお金にならなくても、拳闘は、男のロマンなんですね。
だからこそ、もっと興隆してほしいものだと思います。
今回の西岡の挑戦が、10年後、20年後の未来につながりますように。
(2012年10月18日メルマガより)
■先週の日曜日、「日本ボクシング史上、最高のビッグマッチ」と称される試合が行われ
ました。
場所は、アメリカのカリフォルニア。
世界ボクシング評議会(WBC)世界スーパーバンタム級名誉王者の西岡利晃と世界ボク
シング機構(WBO)同級王座のノニト・ドネア(フィリピン)による王座統一戦です。
世界チャンピオンvs世界チャンピオン。
これが盛り上がらなくてどうするというのでしょうか。
■もっともこの試合が日本で注目されていたのは、王者同士の戦いという図式で捉えられ
たからではありません。
ひとえに、日本最強のボクサーである西岡利晃が、世界のスーパースターであるノニト・
ドネアにどこまで通用するのか、という興味と期待からでした。
結果はご存じの通り、西岡の9回TKO負け。
残念ながら、日本最強の王者は、世界的強豪には敵いませんでした。
■それにしても、衝撃でした。
西岡は知名度では劣るものの実力は高い王者です。少なくとも、そう私は感じていました。
その西岡が、ドネアには、まるで歯が立たなかったのです。
9回TKOという結果は仕方ないとしても、そのプロセスにおいて、西岡は一度も見せ場
を作れず、手も足も出ないという状況でした。
まさかこれほどの実力差があろうとは。
世界トップレベルの実力をまざまざと見せつけられた試合でした。
■西岡利晃(36歳)は、兵庫県出身。サウスポー。通称は「スピードキング」です。
若い頃から豊かな才能を期待されていたものの当時バンタム級には名王者ウィラポン・ナ
コンルアンプロモーション(タイ)が君臨しており、4度挑戦するも失敗。
その後、スーパーバンタム級に階級を上げた5度目の挑戦で、世界王者となります。
チャンピオンになってからの活躍が華々しく、特にメキシコに乗り込んで行った2度目の
防衛戦では、同地の英雄ジョニー・ゴンザレスを左ストレート一発でKOし、現地ファン
の度胆を抜きました。現地アナウンサーは、この強烈な一撃を「モンスターレフト」と呼
んでいます。
7度目の防衛戦は、ボクシングの聖地ともいえるラスベガスで行い、2階級制覇の強豪ラ
ファエル・マルケス(メキシコ)を判定で下します。
この試合の後、WBCから名誉王者に認定されます。これは、高い実績を残した特別なボ
クサーに与えられる終身タイトルであり、文字通り大変な名誉です。日本人として初めて
の認定でした。
西岡の特徴は、積極的に海外に出向いて試合を行ったことです。このため世界的な知名度
が高まります。今回、ノニト・ドネアとの対戦が実現したのは、その知名度の賜物でした。
■ノニト・ドネア(29歳)は、フライ級からスーパーバンタム級まで4階級を制した軽
量級最強のボクサーです。通称「フィリピーノ・フラッシュ」。同じフィリピンの怪物
マニー・パッキャオ(6階級制覇)の後継者だと目されています。
代役でつかんだ王座挑戦をモノにしたのが24歳の時。フライ級最強といわれたビック・
ダルチニアン(オーストラリア)をあっさりとKOし、世界に衝撃を与えます。
その後、マヌエル・バルガス(メキシコ)やウラジミール・シドレンコ(ウクライナ)、
オマール・ナルバエス(アルゼンチン)といった世界的強豪を次々と撃破し、スーパース
ターとなっていきます。
印象的なのは、長谷川穂積を倒したことで日本でも有名なフェルナンド・モンティエル
(メキシコ)の持つバンタム級王座に挑戦した試合です。試合巧者モンティエルの技巧を
ものともせず、強烈な左フックをカウンターで決めてKO。倒れたモンティエルの両足が
痙攣するという凄まじい一撃でした。
ドネアは早くからアメリカで活躍するボクサーであり、実力も知名度も一級品です。ビッ
グマネーを稼ぐスーパースターですから、対戦相手にも、それなりの知名度を求めます。
いくら実力があるボクサーでも、客を呼べない相手とは試合できないので、彼と対戦でき
るのは、日本では西岡ぐらいのものだったのです。
■それにしても、認定団体が違えども、同じ世界チャンピオンだというのに、これほど実
力差があったのは何故なのでしょうか。
これには恐らく、過去に比べて、階級が細分化されている上に、認定団体も多く、世界
チャンピオンの人数が多くなっているという事情もあるでしょう。
「あしたのジョー」の時代は、フライ級、バンタム級、フェザー級、ライト級、ウェルター級、
ミドル級、ライトヘビー級、ヘビー級の8階級、1団体でした。
世界チャンピオンは、世界に8名しかいなかったのです。
ところが現在は、17階級に細分化され、認定団体もメジャーなもので4団体あります。
(日本は2団体しか認めていませんが)
単純に考えて、今、世界チャンピオンと呼べる者は、68名いることになります。その上、
暫定王者とか入れると、さらに増えてしまいます。
つまり、1970年代の基準で考えると、ランキングの1位~8位までが全て世界チャン
ピオンに認定されているような状況なのです。
これでは、王者同士の実力に差があっても仕様がありません。
■チャンピオンベルトの価値が相対的に下がっているので、今は、2階級、3階級に渡っ
て制覇しなければ本当に強い王者とは認められない風潮さえあります。
その典型が、フィリピン生まれの怪物マニー・パッキャオでしょう。
彼は、フライ級制覇を皮切りに、スーパーバンタム級、スーパーフェザー級、ライト級、
ウェルター級、スーパーウェルター級の世界チャンピオンとなりました。
一回りも二回りも大きな相手に対して臆することなく、ぐいぐい踏み込んで打ち合う好戦
的なスタイルで、実にスリリングな試合を演出します。
ただしパッキャオは、必ずしもベルト獲得にこだわっていません。
ビッグマネーを稼げる相手を選んで試合をしていった結果として、6階級制覇に至ったと
いうのが実情です。
まさに真の実力者のみに出来るキャリアプランです。
もし彼がベルトを狙いにいっていたならば11階級制覇していたといわれている、もはや
伝説的な存在です。
■そのパッキャオの後継者と目されているのが、ノニト・ドネアです。
ドネアは、パッキャオほど好戦的なファイトスタイルではないものの、攻守のバランスが
よく、手堅い試合運びをしながら相手を仕留める実力を持っています。
ドネアは、相手の攻撃を無難にかわしながら徐々に体力を奪っていき最後にとどめを刺す
というまるで闘牛士のような試合運びをします。
ここ最近は、派手なKOを意識して大振りが目立つ雑な試合が続いたものの、西岡との一
戦では、相手に付け入る隙を与えない完璧な試合をしました。
ドネアが真剣に戦えば、西岡ほどの者でも、手も足も出ないのだということを見せつけら
れた一戦でした。
■データが手元にあるわけではありませんが、フィリピンやメキシコは、競技人口の多い
ボクシング大国と言われています。
競技人口が多い場所から強い選手が現われるのは自明のことですから、同国から世界的な
強豪選手が出てくるのは理に適っています。
しかも、パッキャオは、1試合に20億円ほどのファイトマネーを得ていると言われてい
ます。
この金額を見せられたら、腕に覚えのあるフィリピンの若者が、ボクサーを目指したくな
るのもうなづけます。
日本では、国内チャンピオンクラスでも、バイトを辞められないといいますし、世界チャ
ンピオンになったとしても、「億」を稼ぐ人は滅多にいません。
日本には他に稼げるスポーツがいっぱいあるわけですから、ボクシングという命をすり減
らすような危険な競技に身を投じることは、あまりにも経済合理性を欠いた行為であると
言わなければなりませんね。
■なぜパッキャオが1試合20億円稼げて、日本のチャンピオンがバイトを辞められない
のか。
それは、パッキャオが、フィリピン国内ではなく、アメリカで活躍しているからです。
要するに、日本とアメリカのボクシングビジネスの仕組みの違いがあります。
日本の場合、ボクシング興行収入の主なものは、ライブの入場料、ライブにおける広告料、
後はテレビの放映権料です。
この放映権料が大きかったわけですが、視聴率が稼げなければ、放映権料も低くなってし
まいます。
最近では、世界戦でさえ地上波放送がない場合もあるのですから、高い興行収入も望めず、
したがってファイトマネーも高くはなりえません。
これに対して、アメリカの興行収入は、ペイパービューに頼っています。これは、無料の
地上波放送ではなく、1試合3千円とか5千円でチケットを買って観る有料放送です。
どうやら、1980年代、マイク・タイソンやシュガー・レイ・レナードなどの人気ボク
サーが活躍していた頃に広まったシステムのようです。
これなら興行収入とボクサーの人気との因果関係が分かりやすいわけですから、人気ボク
サーが高いファイトマネーを得る理由となります。
実をいうと、アメリカでも、ボクシング人気の低迷が問題となっているらしい。必ずしも、
アメリカのボクサーすべてが高いファイトマネーを得ているわけではありません。
ところが、パッキャオやメイウェザーといった一部の人気ボクサーは、ペイパービューを
稼げるので、ファイトマネーも高騰します。
プロモーターも稼ぐためには、観客受けする選手を確保して、面白くなりそうな試合を組
むことに注力します。
■観客(消費者)が求めるものに価値がある。
なんとも合理的なシステムではないですか。
私はアメリカのビジネスの強さは、このシンプルさにあると見ています。
ハリウッド映画しかり、メジャーリーグしかり、スーパーボウルしかり。
作り手や仲介者など関係者の思惑よりも、観客が何を求めているかをシンプルに追及する
ことが優先され、それが結局はコンテンツの強さになっていっているわけです。
時に行き過ぎた大衆化がコンテンツを幼稚化させることもあるでしょうが、それを差し
引いても、合理的な仕組みだと考えています。
■だからアメリカで人気ボクサーになるためには、分かりやすいファイトスタイルと技術
と知名度が必要になります。
弱いのは問題外ですが、強いだけでも稼げません。強くかつ(観客にとって)分かりやす
いことが必要なのす。
逆に言えば、人気さえあれば、アメリカ人であろうと、フィリピン人であろうと、ロシア
人であろうと関係ありません。
稼げる者は偉いというシステムですから。
■日本でそのシステムが作れないものか。
きっと作ることは可能でしょう。ユーザーに直結する優れた仕組みがあれば、日本のボク
シングビジネスも変わっていくことでしょう。
ペイパービューという視聴形態はまだ日本には馴染みませんが、ニコニコ動画やユースト
リームなどのインターネット動画配信システムは、テスト的にその方式を採用しています。
それが一般的になれば、テレビという仲介者の思惑に振り回されることなく、ニーズを読
み取り、プロモーションを組み立てることが可能になり、マーケティングの考え方に忠実
な方策をとることができます。
もし、ペイパービューがこれ以上普及しなかったとしても、ユーザーを起点に売り方を考
える原則は変えてはなりません。
すなわち、顧客はあくまで最終視聴者です。テレビ局は利害関係者の1つに過ぎません。
テレビ局の意向に振り回されないようにするためには、視聴者に支持されるコンテンツを
持つことが最も大事です。
どうもテレビ局側はこのあたりの事情を甘く見ているのではないか?ボクシング中継にお
ける派手なプロモーション映像や煽り演出、過剰なキャラクター表現などを見ていると、
アメリカの表面的な部分だけを真似しているように思えます。
まさか「ガチンコ・ファイトクラブ」の手法を世界戦クラスでもやろうとしたわけではな
いでしょうが、中身の伴わないコンテンツをいくら派手に装飾しても、見透かされてしま
います。
十分に分かっていることでしょうが、ボクシング業界は、テレビ依存のビジネスから脱却
することが、急務となっています。
新しいシステムは、ユーザー直結のものであるべきで、それを確立することを急がなけれ
ばなりません。
■その前に、アメリカのシステムに乗っかることはできないか。
これもきっとできると思います。こちらの方は、システムを作るよりもよほどハードルは
低くなります。
ただし、日本人ボクサーがこのシステムに乗り遅れているのは、日本にある程度の需要が
あるからです。
世界チャンピオンになればまあまあ食える。指導者への道がある。タレントもできるかも。
これが、世界へ出ていくチャレンジへの足かせとなっているのではないか。
ということは、ボクシングだけではなく、日本のあらゆるビジネスが抱える問題と似通っ
ていることがわかります。
成長期から成熟期にかけて成り立っていた多くのビジネスが、衰退期に入ろうとする市場
の中で、モデルチェンジを迫られているのが、今の日本です。
縮小する市場の中で、耐え忍んでいるうちに、グローバル市場をいち早く押さえる機会を
逃してしまったのではないか。
テレビしかり。携帯電話しかり。音楽プレーヤーしかり。
あらゆる業界で疑ってみるべき課題ですね。
■だから日本人ボクサーおよび、日本のボクシング業界は、積極的に海外に進出すべきです。
傲慢に聞こえるでしょうが、私たちが見たいのは、本物の世界レベルのボクシングです。
白井義男やファイティング原田の時代と違って、今の日本人世界チャンピオンが、実は
日本国内での世界チャンピオンであることは、皆が薄々気づいていることなのです。
パッキャオやメイウェザーと戦える日本人が現れてはじめて、ボクシングは昔日の栄光を
取り戻すはずです。
今、サッカー日本代表がブラジル代表に勝てなくても、誰も文句は言いません。むしろ
立ち位置を明確にしてくれた方が、感情移入できます。
本田圭祐や香川真司や長友祐都の活躍が輝くのは、我々が、世界と日本の実力差を知って
いるからです。
日本のボクシング業界は、歴史もあり、選手育成のシステムやアマチュアとの連携、引退
後の受け皿など組織を維持するシステムはあるわけすから、あとはそれを拡大する方法に
注力できます。
業界の慣習や利権構造があってややこしい話なのでしょうが、まずは海外進出を活発化さ
せることが、日本ボクシングビジネス発展の鍵になると考えます。
■海外市場へは行ってみなければわからないことがたくさんあるはずです。
だから行ってみなければはじまりません。
今回、西岡の試合プランを見ていて思ったのは、彼は勝つことを最大目標にしていたとい
うことです。
西岡は、最初から防御を意識したスタイルでした。消極的になりすぎて、ブーイングを浴
びたほどです。
もしそれで勝つことが出来たとしても、ペイパービューで観ていたユーザーたちが、次回
も西岡の試合にお金を払おうとするだろうか?
つまり西岡は、チャンピオンベルトを獲得する、防御することが最大の目標である日本ス
タイルをそのまま貫いたわけです。
この試合で引退するといわれていた西岡なら関係ないでしょうが、これからアメリカで成
功しようという者は、目標設定を変えなければなりません。
対して、アメリカで揉まれているドネアは、本来ガチガチの防御スタイルは得意とすると
ころでしょうが、それは志向していません。彼なりの、防御しながらKOするという
「魅せる」スタイルを作り上げています。
ドネアにとってもはやチャンピオンベルトを獲得することは副次的な要素に過ぎず、ユー
ザーの人気を獲得することを最大目標にしているからです。
このように、志向するファイトスタイル一つとっても、世界と日本は異質であったという
ことですから、海外には行ってみなければならない所以です。
■試合後、西岡の挑戦を意義あるものとして讃える論調の記事が目立ちました。
それは確かにその通りだと思います。
西岡の挑戦がなければ、わからなかったことがいっぱいありましたから。
世界トップクラスの実力がいかほどのものだったか。また彼らはどういう考え方で試合に
臨んでいるのか。
それがわかっただけでも意義あるものだったと思います。
今の日本人選手に足りないものが、実力だけではないことが明確になったでしょうから。
ただし、今回の内容では、しばらく日本人にチャンスは来ないかも知れませんが...
今回の試合を観て「おれならドネアを倒せる」と思った日本人はどれほどいたのでしょうか。
ぜひ現われてほしいものですね。
そうじゃないと、西岡の挑戦が本当に意味あるものだったというこにはなりませんから。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■男には、直接殴りあって、どちらが強いか確かめたいという原初的な欲求があるようです。
だから、ボクシングをはじめとする格闘技には、興味が尽きませんし、その道の強者には
尊敬の念を隠すことができません。
たとえお金にならなくても、拳闘は、男のロマンなんですね。
だからこそ、もっと興隆してほしいものだと思います。
今回の西岡の挑戦が、10年後、20年後の未来につながりますように。
コラム
- 2021.01.07:「鬼滅の刃」大ヒットで復活するソニー「全集中の戦略」
- 2020.12.24:生き残りをかけてもがく家電メーカーたち
- 2020.12.10:ヤマダ電機は、大塚家具の救済よりも、家電産業の復活に取り組め
- 2020.11.26:雑草のようにしたたかなワタミの生き残り戦略
- 2020.11.12:井上尚弥はボクシングの未来を拓くか
- 2020.10.29:出前館vsウーバーイーツ
- 2020.10.15:阪神タイガースはいつまでダメ虎なのか
- 2020.10.01:こんな創業は失敗する
- 2020.09.17:リアル「半沢直樹」 JAL再生は、ドラマよりも奇跡だった
- 2020.09.03:「存在意義」を深く考えない創業は頓挫する
- 2020.08.20:創業の成功確率を上げる5つの要件
- 2020.08.06:米国子会社の破綻は、無印良品の終わりの始まりか?
- 2020.07.23:「論語」は最高の自己啓発書であり、最強の実用書だ
- 2020.07.09:孔子の教えは、なぜ簡単なのに伝えにくいのか?
- 2020.06.25:コロナでも生き残る小さな事業の秘訣
- 2020.06.11:経営者は「貞観政要」を読みなさい
- 2020.05.28:経営者は「君主論」を読みなさい
- 2020.05.14:クロージングがうまくいかない時にこそ、営業の真価が問われる
- 2020.04.30:営業として大成したければ、クロージングでは正攻法を貫け!
- 2020.04.16:営業は基本を学べ。正しい知識を持っていると、経験から正しく学べる。
- 2020.04.02:営業を知らない人ほど怪しげな営業をしてしまうのはなぜか?
- 2020.03.19:プレゼンテーションは、ワンパターンでいい。
- 2020.03.05:「深掘り質問」を制する者は営業を制す
- 2020.02.20:営業は顧客の課題を解決する仕事だ
- 2020.02.06:商談の第一声は営業から発する
- 2020.01.23:「テスト受注」は営業の醍醐味だ!
- 2020.01.09:営業成績が上がらないという人は、顧客訪問してませんね。
- 2019.12.26:とっても簡単な地域営業の始め方
- 2019.12.12:新人営業が自信を持つために最初にすること
- 2019.11.28:創業以来の危機に陥ったアシックスは復活できるのか?
- 2019.11.14:井上尚弥がはじめての苦戦から得たもの
- 2019.10.31:ユニクロ会長が怒る「失われた30年」から抜け出すことはできるのか?
- 2019.10.17:サマンサタバサはなぜ紳士服のコナカに買われたのか?
- 2019.10.03:中小零細企業の大半が不要だと言われてしまう理由
- 2019.09.19:ZOZO身売りに見た前澤氏の限界と可能性
- 2019.09.05:ビアードパパのすごい展開力
- 2019.08.22:マイクロソフトはなぜ比類なき復活を遂げたのか?
- 2019.08.08:空前絶後の幸運に見舞われながらも、それゆえに破滅した男の話。
- 2019.07.25:吉本が、これほどマネジメント能力がないとは驚いた
- 2019.07.11:ネットフリックスは、本気のディズニーに勝てるのか?
- 2019.06.27:ぺんてるとコクヨ またかよ!?と言いたくなるお家騒動がらみの揉め事
- 2019.06.13:驚異の高収益企業キーエンスの理由
- 2019.05.30:井上尚弥が導く異次元のボクシングビジネス
- 2019.05.16:WOWOWをV字回復させたサブスクビジネスの本質
- 2019.05.02:ランチェスター戦略で令和を生き抜く
- 2019.04.18:豊臣秀吉に学ぶ「人を動かす」秘訣
- 2019.04.04:令和のランチェスター戦略
- 2019.03.21:それでも生き残る!小さな会社の生き残り術
- 2019.03.07:少子高齢化と人口減少に直面する日本を破綻させなめに我々がすべきこと
- 2019.02.21:吉野家は過去の栄光を捨て去れるのか
- 2019.02.07:「サブスク」ビジネスの衝撃
- 2019.01.24:島田紳助や大前研一が提唱する成功理論・成功術
- 2019.01.10:平成が終わっても、人生は終わらない
- 2018.12.27:サーモス(THERMOS)V字回復の鍵は「接近戦」にあり
- 2018.12.13:カルロス・ゴーン事件が教える組織の腐り方
- 2018.11.29:RIZAPリバイバルプランは結果にコミットするか
- 2018.11.01:アマゾン・エフェクトに対抗する手段はあるのか
- 2018.10.04:ランチェスター戦略が示す3つのマジックナンバー
- 2018.09.20:ランチェスター戦略の中で、いちばん使えるところを教えます。
- 2018.09.06:ボクシング 井上尚弥にあって、山中慎介になかったもの
- 2018.08.23:川淵三郎はなぜ他のスポーツ団体関係者のようにダークサイドに堕ちないのか?
- 2018.08.09:半周遅れのヤフーによる起死回生の逆転戦略
- 2018.07.26:営業は「準備」が9割!
- 2018.07.12:サッカーW杯日本代表はなぜ躍進したのか?
- 2018.06.28:メルカリが破格の期待を集める5つの理由
- 2018.06.14:楽天が携帯電話事業にいまさら参入する理由
- 2018.05.31:スタジオアリスがさらに成長するための方法
- 2018.05.17:私が出会った優秀なコンサルタント
- 2018.05.03:サーモス(THERMOS)の奇跡はなぜ起きたのか?
- 2018.04.19:ワークマンは第二のユニクロになれるのか?
- 2018.04.05:これから営業職につく若い人に言いたいこと
- 2018.03.22:シリアルアントレプレナー「ブックオフ」「俺の」創業者の成功パターン
- 2018.03.08:サンマルクカフェにわざわざ行く理由があるのか?
- 2018.02.22:小さな事業者が新規開拓で成功する方法
- 2018.02.08:「なんでも酒やカクヤス」にみる局地戦の極意
- 2018.01.25:私が生き残っているのは「弱者の5大戦略」を実践してきたからです。
- 2018.01.11:2018年 君たちはどう生きるか(吉野源三郎や宮崎駿とは関係ありません)
- 2017.12.28:AIの時代に、どのような営業が生き残れるのか?
- 2017.12.14:ナイキもアシックスも「SHOE DOG」だ!
- 2017.11.30:TSUTAYAやDMMはしたたかに生き残っていくだろうが限界もある
- 2017.11.16:「シン・ゴジラ」って途中まで面白いけど、後半グダグダじゃないですか?
- 2017.11.02:織田信長が22年かけてできなかった天下統一を、豊臣秀吉がたった8年でできた理由
- 2017.10.19:電気自動車(EV)の時代に日本企業は生き残れるのか
- 2017.10.05:顧客満足度3年連続1位!ドトールコーヒーが最強か
- 2017.09.21:ヤマダ電機が生き残りを賭けて反攻開始!
- 2017.09.07:ドラッグストアが、コンビニを食い物にしている
- 2017.08.24:国内で敵なしのカルビーの将来が必ずしも明るくない理由
- 2017.08.10:君は内山高志を見たか
- 2017.07.27:金本知憲監督はすべての中間管理職の象徴だ
- 2017.07.13:自然界のランチェスター戦略
- 2017.06.29:回転寿司は群雄割拠の戦国時代に入った
- 2017.06.15:小さな会社のM&Aが日本を救う?
- 2017.06.01:AbemaTVは年間200億円の赤字から脱却できるのか?
- 2017.05.18:大阪・堺の超優良企業シマノは、これからも盤石なのか?
- 2017.05.04:知られざる成長産業 コインランドリー業界はどうなっているのか?
- 2017.04.20:新社会人に贈る「1万時間の法則」
- 2017.04.06:野村克也を超一流のプロ野球人にした3つの力
- 2017.03.23:風林火山を旗印に掲げた武田信玄は、戦略家ではなかったのか?
- 2017.03.09:ラスト・ワンマイルの表と裏をおさえよ
- 2017.02.23:鳥貴族の成長はこのまま∞に続くのか
- 2017.02.09:キングコング西野の絵本「えんとつ町のプペル」はなぜ炎上するほど売れているのか?
- 2017.01.26:アマゾンはどこから来てどこへ行くのか
- 2017.01.12:「孫子」を5つのポイントで整理した
- 2016.12.29:真田幸村はなぜ「日本一の兵」になったのか?
- 2016.12.15:セイコーマート・北の最強コンビニはどのようにできたのか
- 2016.12.01:クリスピー・クリーム・ドーナツの大量閉店は、前向きだったのですね
- 2016.11.17:ジーユーがユニクロを超える時、ファーストリテイリングは世界トップになる
- 2016.11.03:ピコ太郎はなぜ世界を席巻したのか?
- 2016.10.20:地域密着営業って何だろう?
- 2016.10.06:繁盛する居酒屋には、現場営業に必要なヒントが満載だ
- 2016.09.22:天下分け目といわれた関ヶ原の戦いはなぜ半日で決着がついたのか?
- 2016.09.08:「世界の山ちゃん」は世界に届くのか
- 2016.08.25:リオ五輪 男子柔道はなぜ躍進したのか?
- 2016.08.11:ポケモンGOは、何をGOしたのか?
- 2016.07.28:営業は純粋な「技術」であり、誰でも身に着けられるものである
- 2016.07.14:金本を信じよ!
- 2016.06.30:せっかく展示会出展しても成果の出ないやり方をしている企業が多すぎる
- 2016.06.16:小さな会社が生き残る秘訣は「ニッチであること」その他には...
- 2016.06.02:びっくりドンキーは弱者のエネルギーに満ちていた
- 2016.05.19:「同率勝算の規則」に則った唯一の成功法則
- 2016.05.05:レスターに学ぶ「奇跡のチーム」を作る3つの秘訣
- 2016.04.21:世紀のちゃぶ台返し!セブンに何があったのか
- 2016.04.07:新社会人に贈る あなたの人生を豊かにする秘訣
- 2016.03.24:コメダ珈琲店に人気があるのは理由がある
- 2016.03.10:小さくても生き残る「局所的な強者」の作り方
- 2016.02.25:「営業の仕組み」を身に着ければ、目標達成に苦しまなくなる
- 2016.02.11:子供に自慢できる人生を送りたいなら
- 2016.01.28:マクドナルドもスターバックスも日本市場をなめるな!
- 2016.01.14:「孫子の兵法」を企業経営に活かす方法
- 2015.12.31:結果を出す人は、手段を目的化している
- 2015.12.17:廃業寸前の負け犬集団が、常勝軍団に生まれ変わったわけ
- 2015.12.03:なぜ「世界トップ企業」を目指すのか?
- 2015.11.19:初めての著作は、なぜ「小説」になったのか?
- 2015.11.05:戦略は実行させなければ意味がない
- 2015.10.22:世界トップ企業への道は「差別化」が開く
- 2015.10.08:世界トップ企業になるために最初にしなければならないこと
- 2015.09.24:サーモス(THERMOS)はなぜ「廃業寸前」から世界トップ企業になったのか?
- 2015.09.10:営業には3つの役割がある
- 2015.08.27:楽天球団は、新しい野球を見せてくれ!
- 2015.08.13:ユニクロは、無印良品と提携せよ
- 2015.07.23:ノキアと日本電産 東西M&A巧者のやり方
- 2015.07.09:ワクワクする仕事しかやりません。
- 2015.06.25:ライザップはなぜ叩かれるのか?
- 2015.06.11:「けっこういい」よりも「並外れてダメ」がいい
- 2015.05.28:戦略には「感動」が必要だ
- 2015.05.14:「孔子」を学ぶ意味
- 2015.04.30:スカイマークはなぜ優遇されながら破綻したのか?
- 2015.04.16:セブンvsミスド 初戦の判定は
- 2015.04.02:任天堂はもう一度天下をとれるのか
- 2015.03.19:ファミマはセブンに勝てるのか?
- 2015.03.05:大塚家具の父と娘はどちらが正しいのか?
- 2015.02.19:成長しないビジネスのロールモデル
- 2015.02.05:100回勝負に持ち込めば絶対に勝てる
- 2015.01.22:キリンビバレッジは逆転できるのか?
- 2015.01.08:「孫子」を活用するための最大のキーワード
- 2014.12.31:「孫子の兵法」を学ぶ
- 2014.12.25:ハウステンボスはどのようにして再建されたのか?
- 2014.12.11:テラモーターズは、なぜオートバイ市場のトップ企業となったのか?
- 2014.11.27:人を動かすシンプルなメソッド
- 2014.11.13:嫌いな顧客を嫌いだと思わなくなる方法
- 2014.10.30:縄文時代が何年続いたか知ってます?
- 2014.10.02:阪神タイガースはなぜ優勝できないのか?
- 2014.09.18:創業塾でのQ&A
- 2014.08.21:コンビニのアイスクリームはどうなっているのか
- 2014.08.07:創業して10年続く人が持っている3つの資質
- 2014.07.24:私が「孫子」を使う理由
- 2014.07.10:「三国志」の戦いで勝敗が決する要因とは?
- 2014.06.26:「孫子の兵法」でみる2014年ワールドカップ日本代表の戦い
- 2014.06.12:マラドーナはなぜ三流監督で終わったのか?
- 2014.05.29:相性のいい顧客を探す方法
- 2014.05.15:営業が不得意な人は、営業なんてしない方が成果が上がる
- 2014.05.01:GoProは、強者になれるのか
- 2014.04.17:マクドナルドは、マイルドヤンキーを狙え!
- 2014.04.03:売れる仕組みが必要な理由
- 2014.03.20:営業プロセスがなければ組織は動かない
- 2014.03.06:ビジネスの設計図を作ろう
- 2014.02.20:彼を知り己を知れば...
- 2014.02.06:ビジョンは営業チームを一丸にする
- 2014.01.23:楽しくなければ営業じゃない!
- 2014.01.09:私がメルマガを書く「立ち位置」
- 2013.12.26:レゴは、なぜ世界第2位の玩具メーカーに復活したのか?
- 2013.12.12:コトラーに教えらえた初心に戻る
- 2013.11.28:日本のモノづくりを復活させるには
- 2013.11.14:レッドブルが世界で52億本も売れた「何か」
- 2013.10.31:ヤフーはどこに行こうとしているのか?
- 2013.10.17:飛び火マーケティングの時代-GoPro
- 2013.10.03:アップルは普通の企業になってしまった
- 2013.09.19:7年後、日本は巨大な展示会場になる
- 2013.09.05:店舗系ビジネスの弱者の戦略
- 2013.08.22:私がイチローから学ぶ3つのこと
- 2013.08.08:脱・人脈の営業
- 2013.07.25:ソーシャル時代の「真実の瞬間」
- 2013.07.11:統計は最強の営業マネジメントツールである
- 2013.06.27:新興宗教のビジネスモデル
- 2013.06.13:進化する教育システムに乗り遅れるな
- 2013.05.30:お医者さんや弁護士さんの営業戦略
- 2013.05.16:できる営業は、負け方が違う
- 2013.05.02:宮崎駿とスタジオジブリについて
- 2013.04.18:差別化は、マイナスせよ
- 2013.04.04:JAL再生にみる企業変革の王道
- 2013.03.21:第3回WBC終戦記念 がんばれプロ野球
- 2013.03.07:マイケル・ポーターの戦略はもう通用しないのか?
- 2013.02.21:王将の餃子は大阪を跳び出すか?
- 2013.02.07:営業チームマネジメントの第一歩
- 2013.01.24:失速したマクドナルドの次の一手は?
- 2013.01.10:阪神タイガースは暗黒時代に戻っていくのか
- 2012.12.27:衰退市場でトップを張る宝島社の戦略
- 2012.12.13:目標は、顧客総取り!
- 2012.11.29:答えのない問題に取り組めるのか
- 2012.11.15:手っ取り早く実績を上げるには
- 2012.11.01:プロ野球は、名選手しか監督になれないのか?
- 2012.10.18:世界王者が世界に挑戦!
- 2012.10.04:新・携帯電話版三国志
- 2012.09.20:安売りせずに売る方法
- 2012.09.06:脳内のリミットを外せ
- 2012.08.23:儲ける方法をタネ明かしする
- 2012.08.09:もうかるビジネスにはタネがある
- 2012.07.26:ステーキを売るな、○○を売れ!
- 2012.07.12:一流の営業になるために絶対に避けられない道
- 2012.06.28:顧客を創造するということ
- 2012.06.14:ビジネスが成立するための3つの要素
- 2012.05.31:理屈で捉えきれない会社もある
- 2012.05.17:戦術は現状を効率的にする。戦略は現状を破壊する
- 2012.05.03:物語風ビジネス書を読んでみよう
- 2012.04.19:市場価値より企業内価値を高めよう
- 2012.04.05:3つの起業家タイプが注意すること
- 2012.03.22:ソニーはどこへ行った?
- 2012.03.08:利益を上げるための最もシンプルな方法
- 2012.02.23:ランチェスター戦略を営業に活かすたった3つのプロセス
- 2012.02.09:日本の電機メーカーはどうすれば生き残れるのか
- 2012.01.26:心理学はビジネスに生かせるのか
- 2012.01.12:水戸黄門の終焉と大阪都構想
- 2011.12.29:「坂の上の雲」を越えていこう
- 2011.12.15:強い現場を作る方法
- 2011.12.01:なぜ落合博満はブレないのか?
- 2011.11.17:小さなお菓子屋さんが描く大きなストーリー
- 2011.11.03:理屈でメシは食えん!でいいの?
- 2011.10.20:iPhone vs iPhone
- 2011.10.06:本質からはじめよ!
- 2011.09.22:アマゾンにチャレンジ!
- 2011.09.08:さらば、スティーブ・ジョブズ
- 2011.08.25:マフィアにビジネスの極意を聞く
- 2011.08.11:たまにはビジネス小説でも読みましょうか
- 2011.07.28:なぜ我々にはマーケティングが必要なのか?
- 2011.07.14:「いい商品」って何ですか?
- 2011.06.30:カリスマ営業を有難がっても意味ないでしょう
- 2011.06.16:ネスプレッソが売れている理由
- 2011.06.02:孫子、ポーター、ランチェスター
- 2011.05.19:足腰の弱い欧米企業、頭の弱い日本企業
- 2011.05.05:斎藤佑樹はプロ野球で通用するか?
- 2011.04.21:ランチェスター戦略って役に立つの?
- 2011.04.07:温泉旅館を蘇らせるには
- 2011.03.24:弱い人をより弱くするのが戦略なのか
- 2011.03.10:タスク管理と時間管理のツール紹介
- 2011.02.24:プレーヤーからマネージャーへ
- 2011.02.10:110兆円の市場に遅れた日本
- 2011.01.27:物語と希望の深い関係
- 2011.01.13:グーグルVSアップル
- 2010.12.30:面白い戦略ストーリーの作り方
- 2010.12.16:残念な人には戦略がない
- 2010.12.02:理屈のない実行はギャンブルですよ
- 2010.11.18:メイド・カフェの営業プロセス
- 2010.11.04:プロ野球球団運営を成功させるには
- 2010.10.21:勝ちパターンの作り方
- 2010.10.07:たまには「哲学」の話をしよう
- 2010.09.23:世紀末都市・アキバ
- 2010.09.09:コンビニ・オーナーというビジネス
- 2010.08.26:もし現場のオッチャンがポーターを学んだら
- 2010.08.12:坂の上に雲は見えない?
- 2010.07.29:システム思考って何だろう
- 2010.07.15:営業は「点取り屋」ではない!
- 2010.07.01:戦略はストーリーで語れ2
- 2010.06.17:戦略はストーリーで語れ
- 2010.06.03:アップルは本当に最強なのか?
- 2010.05.20:営業生産性を上げる構造とは
- 2010.05.06:女子高生と一緒にドラッカーを学ぼう
- 2010.04.22:勝海舟が坂本龍馬に伝えたもの
- 2010.04.08:人をやる気にさせるにはどうすればいいのか
- 2010.03.25:アップルとユニ・チャーム~変革企業の共通点
- 2010.03.11:無料のビジネスって何だ?
- 2010.02.25:営業に必要な戦略的思考
- 2010.02.11:狩猟民族の構想力に学ぼう
- 2010.01.28:農耕営業のススメ
- 2010.01.14:2010年は日本企業のアジア進出元年になる
- 2009.12.31:2009年の携帯とジーンズと餃子
- 2009.12.17:20歳の頃の自分に読ませたい本
- 2009.12.03:日本茶も海外進出している
- 2009.11.19:ダイソンはなぜ売れたのか?
- 2009.11.05:私の考える効率的な営業とは
- 2009.10.22:島田紳助の研究2
- 2009.10.08:フォロワー企業のゲーム
- 2009.09.24:地域密着企業の営業戦術
- 2009.09.10:地域密着企業の経営方法
- 2009.08.27:マクドナルド 一人勝ちの理由
- 2009.08.13:死せる孔明、生ける仲達を走らす
- 2009.07.30:農業は儲かるのか?
- 2009.07.16:キリン、サントリー、アサヒ、オリオン
- 2009.07.02:戦略2、戦術1の法則
- 2009.06.18:いい顧客、悪い顧客
- 2009.06.04:日本で一番大切にしたい会社の戦略
- 2009.05.21:それぞれの「1万時間」を過ごそう
- 2009.05.07:社会起業は一般の起業と何が違うのか?
- 2009.04.23:もし諸葛孔明が経営顧問だったら
- 2009.04.09:物語の力を知ろう
- 2009.03.26:祝!WBC日本代表優勝
- 2009.03.12:小さな池の大きな魚
- 2009.02.26:農業にチャンスあり
- 2009.02.12:機能と情緒--2つの差別化の方法
- 2009.01.29:営業は結果を追ってはいけない
- 2009.01.15:真似したくてもできない事情がある
- 2009.01.01:欲しいものを作ってくれるビジネス
- 2008.12.18:オール・ザット・競争戦略
- 2008.12.04:ゼロ距離を目指す
- 2008.11.20:10/13の市場でビジネスする
- 2008.11.06:ローカルヒーロー花盛り
- 2008.10.23:いい商品を、いい人から、安い値段で買いたい
- 2008.10.09:経営で必要な知恵はすべて三国志で学んだ
- 2008.09.25:HONDAが空を飛ぶ!
- 2008.09.11:緊急性にフォーカスせよ!
- 2008.08.28:楽天グループ迷走す
- 2008.08.14:エコカー開発競争
- 2008.07.31:儲けるための仕組みを作ろう
- 2008.07.17:「黒船」iPhoneの衝撃
- 2008.07.03:野球は言葉でするもんや
- 2008.06.19:大阪の小さなものづくり企業
- 2008.06.05:事業コンセプトにこだわる
- 2008.04.24:黒澤明はなぜ世界進出に失敗したのか?
- 2008.04.10:スタジオアリスに見る市場特化の行方
- 2008.03.13:山形の洋菓子店がフォーカスしたもの
- 2008.02.28:阪神タイガースは獣王無敵か?
- 2008.02.14:薄型テレビ市場2.0 競争の鍵はブランド力か
- 2008.01.31:アシックスの戦略、ナイキの戦略
- 2008.01.17:「日本一の村」改革に挑戦
- 2008.01.03:マネることは差別化の第一歩
- 2007.12.20:駄菓子屋さんの成功要因
- 2007.12.06:P&Gの戦略-強者はこれだけ有利だ
- 2007.11.22:浪速のグローバル企業
- 2007.11.08:良いモノを作りさえすれば売れるのか
- 2007.10.25:巨人軍の凋落は止められるか?
- 2007.10.11:"志"が歴史を変えた--三国志に寄せて
- 2007.09.27:縮小するアパレル市場で生き残るには
- 2007.09.13:ハンバーガー帝国興亡の行方は
- 2007.08.30:日本製航空機は羽ばたくか
- 2007.08.16:織田信長はなぜ徳川家康に正室と嫡男の処分を命じたのか
- 2007.08.02:中小企業にとって仕組みとは
- 2007.07.19:島田紳助の研究
- 2007.07.05:最強のビジネスモデルとは何か
- 2007.06.21:迷った時は最終ユーザーに聞け
- 2007.06.07:弱者には弱者の販売促進がある
- 2007.05.24:一発逆転を狙ってはいけない
- 2007.05.10:豆腐一丁からビジネスを考える
- 2007.04.26:戦略がなければ生き残れない
- 2007.04.12:飲料業界は激変の予感
- 2007.03.29:経営理念こそ究極の差別化
- 2007.03.27:ホッピーはなぜ復活したのか
- 2007.03.15:引越し業の差別化競争時代
- 2007.03.01:コンビニ 本格競争時代に突入
- 2007.02.15:一人勝ちのワナにはまった松下電器
- 2007.02.01:ワインブームのその後
- 2007.01.18:本業がなくなってしまったら
- 2007.01.04:すべてはデジタル化する
- 2006.12.21:携帯電話版三国志
- 2006.12.07:小さな旅行会社の成功法則
- 2006.11.23:織田信長の戦略
- 2006.11.09:小さな市場に焦点を絞る会社は強い
- 2006.10.26:弱者を貫いて強者となった企業
- 2006.10.12:市場シェアの獲り過ぎに注意
- 2006.09.28:小さな市場でヒットを飛ばす
- 2006.09.14:日本酒市場あれこれ
- 2006.08.31:小さな市場で戦え
- 2006.08.17:もう1つの成長産業
- 2006.08.03:ランチェスター戦略が示すこと
- 2006.07.20:チャンスがあることを皆が知っている市場
- 2006.07.06:商品の意味が変わる時
- 2006.06.22:サッカーW杯にみる「戦略とは」
- 2006.05.25:SMPを意識する
- 2006.05.11:"営業嫌い"は会社の責任だ
- 2006.04.27:営業の分かりやすいコトバとは
- 2006.04.13:残りの80%に富を再配分する
- 2006.03.30:とるに足りない80%
- 2006.03.16:狭く、深く掘り進めれば、視界は開ける
- 2006.03.02:日本の消費者は世界レベルに近づいている
- 2006.02.16:ノウハウを捨てよう!
- 2006.02.02:一番、損になることをしよう
- 2006.01.19:技術系小企業が生き残るには
- 2006.01.05:すでに起こった未来
- 2005.12.22:顧客接点がビジネスの命綱
- 2005.12.08:一点集中戦略の落とし穴
- 2005.11.24:松下電器の一点集中戦略
- 2005.10.27:2005年日本シリーズを斬る
- 2005.10.13:例外に注目せよ
- 2005.10.10:成長の壁を乗り越える
- 2005.09.29:常識を少しずらすとチャンスが生まれる
- 2005.09.15:見えない敵と戦うには
- 2005.09.01:最も怖いのは見えない敵だ
- 2005.08.18:不滅の営業手法
- 2005.07.22:いつまで川原で石を売るのですか?(3)
- 2005.07.07:いつまで川原で石を売るのですか?(2)
- 2005.06.23:いつまで川原で石を売るのですか?(1)
- 2005.06.09:年功序列の市場はもう無い
- 2005.05.26:バーガーキング復活
- 2005.03.03:オニツカ錐もみ商法とは(後編)
- 2005.02.17:オニツカ錐もみ商法とは(前編)
- 2005.02.03:売れないのではなく、売っていないんですよ
- 2005.01.20:中小企業が狙う中国市場とは
- 2005.01.05:常識にとらわれない戦略を戦う
- 2004.12.24:小さな企業は逆転の発想で戦え!
- 2004.12.09:ゲーム型競争時代は終わらない
- 2004.11.11:北欧企業にみるランチェスター戦略
- 2004.11.02:UTADA全米進出失敗を斬る
- 2004.08.22:韓国ドラマ、なぜ人気?
- 2002.09.07:戦略とは見えざるもの
- 2002.09.07:営業をシステムとして把握する
- 2002.09.07:組織営業を導入しよう
- 2002.09.07:SMPメソッドとは
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2019.07.16 2019年7月16日「はじめてのマネジメント入門」セミナー受講後アンケートの声です。※アンケート回収47名のうち、当セミナーの内容がビジネスに ①大いに役立つ15名、②役立つ31名、③あまり役に立たな...
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