
戦略はストーリーで語れ
(2010年6月17日メルマガより)
■今日は紹介したい本があります。
楠木建氏の「ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件」
恐らく私がここ数年に読んだ本の中で、最も重要なものの1つです。
楠木建氏は、競争戦略論を専門とする一橋大学の教授です。楠木氏が、自分
自身の理論と経験の集大成と位置づけるこの本ですが、その触れ込みに恥じ
ぬ充実ぶりです。
文章が平易。切り口が明快。論理展開が鮮やかで分かりやすい。事例が適切。
実感がこもっている。
それになにより、楠木氏の披露する競争戦略の論理体系が、明快で、納得で
きる。
大げさではなく、今までの企業戦略論に覚えていた"違和感"をこの本が払
拭してくれました。
■楠木氏は経営学者ですが、学者らしい悩みを最初に吐露しております。
経営というものは、論理だけで割り切れるものではなく、実践の要素が高い。
だから実務家からは、論理なんて役に立たないといわれることもしばしばで
ある。自分の存在価値は本当にあるんだろうか...という悩みです。
私と比較するのもなんですが、私は経営コンサルタントですから、実務家を
自認しておりますが、それでも「コンサルなんて認めない」という経営者は
おられます。
「あんたのアドバイスが正しいなら自分でやればいいじゃないか。自分でで
きないというのは、あんたのアドバイスは信用できないということだ」と面
と向かって言われたこともあります^^;
■もっとも多くの優秀な経営者は、実務家であると同時に、論理的です。そ
れが経験で得たものか、既存の経営理論から得たものかはともかくとして、
自分独自の経営理論体系を持っています。
楠木氏は、経営実務の20%しか理論化できないとしても、残りの80%が
理論外であるとはっきりするだけでも大きな意味があると書いています。
経営の現場において「さあ、あとは気合の勝負だ!」と言う場面はあります
が、最初から気合で押すわけではありません。理論で組み立てて、お膳立て
をして、後は気合に切り替えるわけです。前の20%を把握しているいない
では、全く違う経営スタイルとなってしまいます。
確かに、現場では不確定要素が多く、理論通りに進まないこともしばしばで
す。だからといって、無勝手流を貫いていると、知らず知らずのうちに経験
による体系を持ってしまいます。「前はうまくいった。今度もうまくいくだ
ろう」というわけです。
経験による体系は、理論ではなく、ジンクスのようなものです。
自分の経験したことを論理的に組み立て直すことで、それは修正が効き、応
用が効き、普遍的な原理原則に高めることができます。
原理原則にまで高めることができると、それは今後の自分の行動の指針にな
るだけではなく、他人と共有することができるようになります。
優秀なプレーヤーが、優秀なマネージャーになるための鍵は、自分の知見を
理論にできているかどうかにかかっているといってもいいでしょう。
■ただし「理論なんて役に立たない」と言いたくなる実務家の気持ちがわか
らなくもありません。
これは理論を組み立て、提供する学者やコンサルタントの側にも責任があり
ます。
楠木氏は、世の中に日々生まれる経営理論の多くは「無意味」か「嘘」だと
断じています。
例えば「成熟市場では競争が激しいのでブランド力が大切になる」という論
旨の本があったとします。学者のアプローチは、現在がいかに成熟市場であ
るか、競争が10年前と比べて激化しているかを示し、それでもうまくいっ
ている企業はブランド力が評価されている状況を提示します。
確かにその通りには違いないのですが、だからどうするの?ということがあ
まりにも薄っぺらい。うまくいっている企業の事例を数例載せている程度で
あり、その前の現状分析に比べてつけたしのような印象を与えます。これは
理論にもなっていない「無意味」の例ですね。
これに対して「この方法を適用すれば全てうまくいく」という万能の手法を
喧伝するコンサルタントもいます。
これは「嘘」です。
経営実務家の優れた著作は、「自分の場合、これでうまくいった」というこ
とが誠実に書かれています。
このように、経営の手法は、本来「ある一定の条件下で」という但し書きが
つくはずです。だから、我々はどう応用するかを考えるわけです。
一部のコンサルタントが「万能の手法」を主張するのは、インパクトを強く
して顧客を釣ろうという自分の商売上の理由です。
入り口だけ「万能の手法」で釣っておいて、中に入れば、きちんと対応して
くれるならまだマシですが、釣るだけ釣っておいて、中身は何もないという
コンサルもどきに当たった時は悲惨です。釣られた方は「理論など役に立た
ない」という固い信念を持ってしまうでしょう。
■私はコンサルタントですから、自分で自分の道具(武器)を持っています。
その一つがランチェスター戦略であるわけですね。
ただしそれはあくまで仕様説明書がついた道具であることを忘れてはなりま
せん。
私が「ランチェスター戦略で、経営も人生も全部うまくいく」などと言い出
したら、商売のために嘘を言い出したなと思ってくださいね^^;
ここだけの話。我々の業界では、日々、新しい手法(理論まがい?)が開発
されています。
多くは、海外で実証された理論とかいう触れ込みで入ってきて、東京などで
華々しく研修やセミナーとしてデビューします。
その中には、なるほどーーと納得させるロジックを持つものも少なくない。
いや、ロジックがなければ、そもそも成り立ちませんので、それなりに一貫
性を持っている。
しかし、大半、というかほぼ全てが1、2年で消えてしまいます。
他の新しい手法に代替されてしまうわけです。
そういう代替可能な手法を万能の法則のように考えてしまう我々にも問題が
あります。
手法はあくまで手法。道具であるという意識を持っていなければなりません。
私が企業経営理論に持つ"違和感"は、私の「一つの手法ですべて対応した
い」という甘い気持ちに起因するものだったのですね。
■意味のある経営理論とは、無意味と嘘の間にある、と楠木氏は言っていま
す。
悪意ある嘘かどうかはともかくとして、多くの経営手法が、ある一定の条件
下でしか機能しないのは事実でしょう。
それを万能の法則だと考えてはならない。万能の法則という「魔法の道具」
を求めてしまう気持ちをまず切り替えなければいけない。
やはり、理論を組み立て、実践・検証を重ねるという作業が、持続する成功
への道なのだと私も思います。
すなわち、誠実なコンサルタントとは、派手なインパクトに頼るのではなく、
その人の状況に合わせた理論の組み立てを地道に支援する者だと私は考えま
す。
■誠実な理論家である楠木氏は、第2章で、自分の理論体系を明らかにして
います。
決して奇を衒うものではなく、ごく普通の理論体系なのですが、私はこの体
系に全くもって納得し、いたく感銘を受けました。
今まで自分が考えていたことを明確な体系にしてくれたという意味です。
私は、理論の大きな効用は、個々の手法を整理しまとめることだと考えてい
ますので、楠木氏の仕事には感謝しております。自分がこれまで持っていた
体系を楠木氏のものに置き換えようと思った次第です。
理論家を目指す自分が恥ずかしくなるほどですね。
■なるべく簡単に説明してみます。
事業の目的が最終的な利益を出すことだとしましょう。
利益を出すには、およそ3つのパターンがあります。
1.全体に成長している社会で事業する。
当たり前の話ですが、成熟市場である日本を見切って、アジアで事業展開し
ようという考えがここになります。
2.利益率の高い業界で事業をする。
これも当たり前ですね。金儲けの神様と言われる邱永漢氏は、金儲けの秘訣
は儲かる仕事を見つけてすることと言っています。当たり前すぎて禅問答の
ようですが、真実を突いています。成熟社会であっても、儲かっている業界
は存在するのですから、そこを目指すというわけです。(もっとも儲かって
いる業界には、参入障壁が高い、そもそも規制があって新規参入できないな
どの理由があることが殆どですが...)
3.競争戦略を展開する。
1でも2でもないとすれば、違う方法をとらなければなりません。どんな成
熟市場にあっても高い利益を上げている事業はあるのですから、何かやり方
があるはずです。
社会全体が沈んでいるのに、その事業だけが儲かっているのは、「他と違う
ことをしている」ということです。
すなわち、競争戦略の要諦は、差別化をする、ということになります。
■ここで、ランチェスター戦略とクロスしましたね。
ランチェスター戦略では、市場シェアによって、事業を「強者」と「弱者」
に分けて、それぞれ異なった戦略をとることを推進しています。
「強者」は、ミート(まね)すること。「弱者」は、差別化することです。
■これに対して、楠木氏は、差別化には2つの方法があると説いています。
1つは、程度の差別化。同じことをするにしても、もっと多くする。長くす
る。回数を増やす。効果的にするなど。
1つは、種類の差別化。同じことをしない。商品を変える。販売ルートを変
える。営業方法を変えるなど。
楠木氏のこの分類は、「強者の戦略」と「弱者の戦略」に見えませんか?
ちなみに、楠木氏の分類では、程度の差別化のことを「組織能力」の差別化、
種類の差別化のことを「ポジショニング戦略」の差別化と呼んでいます。
■ただし、楠木氏は、特に強者と弱者に分けようとはしていません。
というか、この2つの差別化は独立するものではなく、相互に効果を発揮す
るものだと捉えています。
一般に、日本企業は「組織能力」で差別化を志向することが多く、欧米企業
は「ポジショニング戦略」をとることが多いようです。
例えば、日本企業は自分が始めた事業を粘り強く続けることで、いつの間に
か得意分野にしてしまいます。
これに対して欧米企業は、儲からないなら止めて別の事業を探すという意思
決定が早いといわれます。
欧米の大企業が日本の中小企業の技術力の高さに驚くことが多いというのも、
日本の「組織能力」志向の高さを示すものでしょう。
ただし、市場の変化が早い現在においては、儲からないと止めるという決断
が効果を上げますから、欧米企業の好調さが目立つことになります。
春が来るのをじっと待つ日本企業ですが、そもそも、両方の考え方をバラン
スよく持てばいいんじゃないかというのが楠木氏の主張です。
■戦略的なポジション取りをしながら、組織能力を高めることは可能なのか。
戦略とは、大胆な絞込みを伴うものですから、組織のメンバーの思いを分断
してしまうかも知れません。
メンバーがやる気にならなければ、戦略は画に描いた餅となってしまいます。
ここでは、戦略ポジションの明確化と組織能力の向上はトレードオフの関係
になってしまっています。
それを払拭する方法はないものか。
そこで、楠木氏が用意した答えが、戦略を「誰かに話したくなるようなスト
ーリー」として組立てる、ということです。
これが「ストーリーとしての競争戦略」の意味となります。
■実は私が頭を悩ませていることも、楠木氏の問題提起に重なることです。
水も漏らさぬような完璧な戦略を作ったとしても、それが実行されないなら
何の価値も生みません。
ある意味、戦略を作ることは簡単、それを実行してもらうことは困難です。
実行は人間が行うことですから、強制させるわけにはいきません。より複雑
で難しい作業となってしまいます。
だから、せっかく作った戦略をどのように浸透させて、人を動かせばいいの
か、という問題は私のテーマでした。
私だけではありません。多くの経営マネージャーが、テーマにしているはず
です。
■楠木氏の提案は、まさに目から鱗です。
楠木氏は、戦略を立てた後、組織をどう動かそうか考えているようでは、ト
レードオフの関係から脱することができない。戦略と組織の問題は同時に考
えるべきだと主張しています。
「人に話したくなるような活き活きした戦略ストーリー」を作って、人々を
巻き込もうというわけです。
■私も馬鹿ではありませんから^^;戦略を実行してもらう工夫をしていま
す。
例えば、戦略作成する際には、実行者になるべく参加を促し当事者意識を持
ってもらうという仕掛けを作っていますが、その場合でも、当事者自身が戦
略を作る際と実行する際には、気持ちが別人になってしまうことがしばしば
起こります。
楠木氏のいうストーリーとは、戦略の最初からゴールまでをつなげて説明す
ることですから、確かに分かりやすく、当事者意識を持ちやすい。活き活き
したストーリーは、作った本人をやる気にさせます。
しかも人に話したくなるような面白さのストーリーは、伝播していきますか
ら、多くの人を巻き込んでいきます。
戦略を浸透させる上で、魅力的なストーリーにすることほど相応しいものは
ありません。
■楠木氏のいう活き活きとしたストーリーとはどういうものか。
詳しくは、著作を読んでいただきたいと思います。相当充実しておりますの
で、私の下手な解説よりも余程いいはずです。
まあ、そうは言いながら、私なりに噛み砕いてまとめると、
1.事業の目的がはっきりしていて、納得できるので、参加したくなる。
2.ラストシーン(事業のゴール)が明確で、魅力的である。
3.打ち手(どうやって競争に勝つのか)が、明確である。
4.複数の打ち手が、バラバラではなく、つながっている。
5.一見して意外な打ち手がある。
というのが、いい戦略ストーリーです。
氏はこれを「戦略ストーリーの5つの要素」と呼んでいます。
■この中でユニークなのが、5の「意外な打ち手」です。
楠木氏によると、優れたストーリーには「意外性」があるといいます。
この本の中で挙げられているのが、マブチモーターの「小型モーターの標準
化」、スターバックスの「直営店展開」、ガリバーの「小売をしない決断」、
サウスウエスト航空の「ハブ空港の回避」などです。
いずれも、その当時の常識からすれば「それはないだろ」ということばかり
です。
例えば、マブチモーターは、顧客が求める「オーダーメイド式のモーター」
ではなく、標準化された既成品にシフトしました。顧客であるメーカーとす
れば、「なんでモーターごときのために、自社のデザインが制限されなけれ
ばならないんだ」と言いたくなるような決断ですから、ライバルである他モ
ーター製造メーカーは、誰も追随しませんでした。しかし、結果として、モ
ーターの低コスト化が進んで、顧客はマブチモーターの既成品を使うように
なりました。
スターバックスは、落ち着いた空間を演出することで付加価値の高いサービ
スを提供することに成功しましたが、追随する他社が真似しなかったことが
コストのかかる「直営店方式」です。しかし、これこそがスターバックスの
クオリティを維持する源泉となっていたのです。
ガリバーは利益率の高い「小売を捨て」て、買取専門に特化し、オークショ
ンでさばく事業としました。出口がはっきりして安定しているので、在庫の
いらない回転率の高い事業を行うことができるのですが、既存事業者は小売
の魅力を捨てることができないために、追随できませんでした。
このように、一見非常識で非合理な打ち手が、実は、競争力の源泉になって
いるというのが、ここでいう「意外性」です。
意外なので、ライバルが真似しないので、追随されることがありません。む
しろ形だけ真似してうまくいかないことが多いということになります。
■いかがでしょうか。
自ら冒険に旅立ち、集まった仲間と共に工夫して闘い、意外な展開を経て、
大団円を迎える。
まさにいい戦略が、いいストーリーになっていると、のめりこんでしまいま
す。
何を隠そう、私は文学青年崩れですから、ストーリーを経営に活かす試みに
は前から注目していました。
この手法が優れているのは、一つのロジックに縛られない綜合的な組み合わ
せ手法だという点です。
応用が効きますので、これからいくらでも使い方を考えることができそうで
すね。
(2010年6月17日メルマガより)
■今日は紹介したい本があります。
楠木建氏の「ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件」
恐らく私がここ数年に読んだ本の中で、最も重要なものの1つです。
楠木建氏は、競争戦略論を専門とする一橋大学の教授です。楠木氏が、自分
自身の理論と経験の集大成と位置づけるこの本ですが、その触れ込みに恥じ
ぬ充実ぶりです。
文章が平易。切り口が明快。論理展開が鮮やかで分かりやすい。事例が適切。
実感がこもっている。
それになにより、楠木氏の披露する競争戦略の論理体系が、明快で、納得で
きる。
大げさではなく、今までの企業戦略論に覚えていた"違和感"をこの本が払
拭してくれました。
■楠木氏は経営学者ですが、学者らしい悩みを最初に吐露しております。
経営というものは、論理だけで割り切れるものではなく、実践の要素が高い。
だから実務家からは、論理なんて役に立たないといわれることもしばしばで
ある。自分の存在価値は本当にあるんだろうか...という悩みです。
私と比較するのもなんですが、私は経営コンサルタントですから、実務家を
自認しておりますが、それでも「コンサルなんて認めない」という経営者は
おられます。
「あんたのアドバイスが正しいなら自分でやればいいじゃないか。自分でで
きないというのは、あんたのアドバイスは信用できないということだ」と面
と向かって言われたこともあります^^;
■もっとも多くの優秀な経営者は、実務家であると同時に、論理的です。そ
れが経験で得たものか、既存の経営理論から得たものかはともかくとして、
自分独自の経営理論体系を持っています。
楠木氏は、経営実務の20%しか理論化できないとしても、残りの80%が
理論外であるとはっきりするだけでも大きな意味があると書いています。
経営の現場において「さあ、あとは気合の勝負だ!」と言う場面はあります
が、最初から気合で押すわけではありません。理論で組み立てて、お膳立て
をして、後は気合に切り替えるわけです。前の20%を把握しているいない
では、全く違う経営スタイルとなってしまいます。
確かに、現場では不確定要素が多く、理論通りに進まないこともしばしばで
す。だからといって、無勝手流を貫いていると、知らず知らずのうちに経験
による体系を持ってしまいます。「前はうまくいった。今度もうまくいくだ
ろう」というわけです。
経験による体系は、理論ではなく、ジンクスのようなものです。
自分の経験したことを論理的に組み立て直すことで、それは修正が効き、応
用が効き、普遍的な原理原則に高めることができます。
原理原則にまで高めることができると、それは今後の自分の行動の指針にな
るだけではなく、他人と共有することができるようになります。
優秀なプレーヤーが、優秀なマネージャーになるための鍵は、自分の知見を
理論にできているかどうかにかかっているといってもいいでしょう。
■ただし「理論なんて役に立たない」と言いたくなる実務家の気持ちがわか
らなくもありません。
これは理論を組み立て、提供する学者やコンサルタントの側にも責任があり
ます。
楠木氏は、世の中に日々生まれる経営理論の多くは「無意味」か「嘘」だと
断じています。
例えば「成熟市場では競争が激しいのでブランド力が大切になる」という論
旨の本があったとします。学者のアプローチは、現在がいかに成熟市場であ
るか、競争が10年前と比べて激化しているかを示し、それでもうまくいっ
ている企業はブランド力が評価されている状況を提示します。
確かにその通りには違いないのですが、だからどうするの?ということがあ
まりにも薄っぺらい。うまくいっている企業の事例を数例載せている程度で
あり、その前の現状分析に比べてつけたしのような印象を与えます。これは
理論にもなっていない「無意味」の例ですね。
これに対して「この方法を適用すれば全てうまくいく」という万能の手法を
喧伝するコンサルタントもいます。
これは「嘘」です。
経営実務家の優れた著作は、「自分の場合、これでうまくいった」というこ
とが誠実に書かれています。
このように、経営の手法は、本来「ある一定の条件下で」という但し書きが
つくはずです。だから、我々はどう応用するかを考えるわけです。
一部のコンサルタントが「万能の手法」を主張するのは、インパクトを強く
して顧客を釣ろうという自分の商売上の理由です。
入り口だけ「万能の手法」で釣っておいて、中に入れば、きちんと対応して
くれるならまだマシですが、釣るだけ釣っておいて、中身は何もないという
コンサルもどきに当たった時は悲惨です。釣られた方は「理論など役に立た
ない」という固い信念を持ってしまうでしょう。
■私はコンサルタントですから、自分で自分の道具(武器)を持っています。
その一つがランチェスター戦略であるわけですね。
ただしそれはあくまで仕様説明書がついた道具であることを忘れてはなりま
せん。
私が「ランチェスター戦略で、経営も人生も全部うまくいく」などと言い出
したら、商売のために嘘を言い出したなと思ってくださいね^^;
ここだけの話。我々の業界では、日々、新しい手法(理論まがい?)が開発
されています。
多くは、海外で実証された理論とかいう触れ込みで入ってきて、東京などで
華々しく研修やセミナーとしてデビューします。
その中には、なるほどーーと納得させるロジックを持つものも少なくない。
いや、ロジックがなければ、そもそも成り立ちませんので、それなりに一貫
性を持っている。
しかし、大半、というかほぼ全てが1、2年で消えてしまいます。
他の新しい手法に代替されてしまうわけです。
そういう代替可能な手法を万能の法則のように考えてしまう我々にも問題が
あります。
手法はあくまで手法。道具であるという意識を持っていなければなりません。
私が企業経営理論に持つ"違和感"は、私の「一つの手法ですべて対応した
い」という甘い気持ちに起因するものだったのですね。
■意味のある経営理論とは、無意味と嘘の間にある、と楠木氏は言っていま
す。
悪意ある嘘かどうかはともかくとして、多くの経営手法が、ある一定の条件
下でしか機能しないのは事実でしょう。
それを万能の法則だと考えてはならない。万能の法則という「魔法の道具」
を求めてしまう気持ちをまず切り替えなければいけない。
やはり、理論を組み立て、実践・検証を重ねるという作業が、持続する成功
への道なのだと私も思います。
すなわち、誠実なコンサルタントとは、派手なインパクトに頼るのではなく、
その人の状況に合わせた理論の組み立てを地道に支援する者だと私は考えま
す。
■誠実な理論家である楠木氏は、第2章で、自分の理論体系を明らかにして
います。
決して奇を衒うものではなく、ごく普通の理論体系なのですが、私はこの体
系に全くもって納得し、いたく感銘を受けました。
今まで自分が考えていたことを明確な体系にしてくれたという意味です。
私は、理論の大きな効用は、個々の手法を整理しまとめることだと考えてい
ますので、楠木氏の仕事には感謝しております。自分がこれまで持っていた
体系を楠木氏のものに置き換えようと思った次第です。
理論家を目指す自分が恥ずかしくなるほどですね。
■なるべく簡単に説明してみます。
事業の目的が最終的な利益を出すことだとしましょう。
利益を出すには、およそ3つのパターンがあります。
1.全体に成長している社会で事業する。
当たり前の話ですが、成熟市場である日本を見切って、アジアで事業展開し
ようという考えがここになります。
2.利益率の高い業界で事業をする。
これも当たり前ですね。金儲けの神様と言われる邱永漢氏は、金儲けの秘訣
は儲かる仕事を見つけてすることと言っています。当たり前すぎて禅問答の
ようですが、真実を突いています。成熟社会であっても、儲かっている業界
は存在するのですから、そこを目指すというわけです。(もっとも儲かって
いる業界には、参入障壁が高い、そもそも規制があって新規参入できないな
どの理由があることが殆どですが...)
3.競争戦略を展開する。
1でも2でもないとすれば、違う方法をとらなければなりません。どんな成
熟市場にあっても高い利益を上げている事業はあるのですから、何かやり方
があるはずです。
社会全体が沈んでいるのに、その事業だけが儲かっているのは、「他と違う
ことをしている」ということです。
すなわち、競争戦略の要諦は、差別化をする、ということになります。
■ここで、ランチェスター戦略とクロスしましたね。
ランチェスター戦略では、市場シェアによって、事業を「強者」と「弱者」
に分けて、それぞれ異なった戦略をとることを推進しています。
「強者」は、ミート(まね)すること。「弱者」は、差別化することです。
■これに対して、楠木氏は、差別化には2つの方法があると説いています。
1つは、程度の差別化。同じことをするにしても、もっと多くする。長くす
る。回数を増やす。効果的にするなど。
1つは、種類の差別化。同じことをしない。商品を変える。販売ルートを変
える。営業方法を変えるなど。
楠木氏のこの分類は、「強者の戦略」と「弱者の戦略」に見えませんか?
ちなみに、楠木氏の分類では、程度の差別化のことを「組織能力」の差別化、
種類の差別化のことを「ポジショニング戦略」の差別化と呼んでいます。
■ただし、楠木氏は、特に強者と弱者に分けようとはしていません。
というか、この2つの差別化は独立するものではなく、相互に効果を発揮す
るものだと捉えています。
一般に、日本企業は「組織能力」で差別化を志向することが多く、欧米企業
は「ポジショニング戦略」をとることが多いようです。
例えば、日本企業は自分が始めた事業を粘り強く続けることで、いつの間に
か得意分野にしてしまいます。
これに対して欧米企業は、儲からないなら止めて別の事業を探すという意思
決定が早いといわれます。
欧米の大企業が日本の中小企業の技術力の高さに驚くことが多いというのも、
日本の「組織能力」志向の高さを示すものでしょう。
ただし、市場の変化が早い現在においては、儲からないと止めるという決断
が効果を上げますから、欧米企業の好調さが目立つことになります。
春が来るのをじっと待つ日本企業ですが、そもそも、両方の考え方をバラン
スよく持てばいいんじゃないかというのが楠木氏の主張です。
■戦略的なポジション取りをしながら、組織能力を高めることは可能なのか。
戦略とは、大胆な絞込みを伴うものですから、組織のメンバーの思いを分断
してしまうかも知れません。
メンバーがやる気にならなければ、戦略は画に描いた餅となってしまいます。
ここでは、戦略ポジションの明確化と組織能力の向上はトレードオフの関係
になってしまっています。
それを払拭する方法はないものか。
そこで、楠木氏が用意した答えが、戦略を「誰かに話したくなるようなスト
ーリー」として組立てる、ということです。
これが「ストーリーとしての競争戦略」の意味となります。
■実は私が頭を悩ませていることも、楠木氏の問題提起に重なることです。
水も漏らさぬような完璧な戦略を作ったとしても、それが実行されないなら
何の価値も生みません。
ある意味、戦略を作ることは簡単、それを実行してもらうことは困難です。
実行は人間が行うことですから、強制させるわけにはいきません。より複雑
で難しい作業となってしまいます。
だから、せっかく作った戦略をどのように浸透させて、人を動かせばいいの
か、という問題は私のテーマでした。
私だけではありません。多くの経営マネージャーが、テーマにしているはず
です。
■楠木氏の提案は、まさに目から鱗です。
楠木氏は、戦略を立てた後、組織をどう動かそうか考えているようでは、ト
レードオフの関係から脱することができない。戦略と組織の問題は同時に考
えるべきだと主張しています。
「人に話したくなるような活き活きした戦略ストーリー」を作って、人々を
巻き込もうというわけです。
■私も馬鹿ではありませんから^^;戦略を実行してもらう工夫をしていま
す。
例えば、戦略作成する際には、実行者になるべく参加を促し当事者意識を持
ってもらうという仕掛けを作っていますが、その場合でも、当事者自身が戦
略を作る際と実行する際には、気持ちが別人になってしまうことがしばしば
起こります。
楠木氏のいうストーリーとは、戦略の最初からゴールまでをつなげて説明す
ることですから、確かに分かりやすく、当事者意識を持ちやすい。活き活き
したストーリーは、作った本人をやる気にさせます。
しかも人に話したくなるような面白さのストーリーは、伝播していきますか
ら、多くの人を巻き込んでいきます。
戦略を浸透させる上で、魅力的なストーリーにすることほど相応しいものは
ありません。
■楠木氏のいう活き活きとしたストーリーとはどういうものか。
詳しくは、著作を読んでいただきたいと思います。相当充実しておりますの
で、私の下手な解説よりも余程いいはずです。
まあ、そうは言いながら、私なりに噛み砕いてまとめると、
1.事業の目的がはっきりしていて、納得できるので、参加したくなる。
2.ラストシーン(事業のゴール)が明確で、魅力的である。
3.打ち手(どうやって競争に勝つのか)が、明確である。
4.複数の打ち手が、バラバラではなく、つながっている。
5.一見して意外な打ち手がある。
というのが、いい戦略ストーリーです。
氏はこれを「戦略ストーリーの5つの要素」と呼んでいます。
■この中でユニークなのが、5の「意外な打ち手」です。
楠木氏によると、優れたストーリーには「意外性」があるといいます。
この本の中で挙げられているのが、マブチモーターの「小型モーターの標準
化」、スターバックスの「直営店展開」、ガリバーの「小売をしない決断」、
サウスウエスト航空の「ハブ空港の回避」などです。
いずれも、その当時の常識からすれば「それはないだろ」ということばかり
です。
例えば、マブチモーターは、顧客が求める「オーダーメイド式のモーター」
ではなく、標準化された既成品にシフトしました。顧客であるメーカーとす
れば、「なんでモーターごときのために、自社のデザインが制限されなけれ
ばならないんだ」と言いたくなるような決断ですから、ライバルである他モ
ーター製造メーカーは、誰も追随しませんでした。しかし、結果として、モ
ーターの低コスト化が進んで、顧客はマブチモーターの既成品を使うように
なりました。
スターバックスは、落ち着いた空間を演出することで付加価値の高いサービ
スを提供することに成功しましたが、追随する他社が真似しなかったことが
コストのかかる「直営店方式」です。しかし、これこそがスターバックスの
クオリティを維持する源泉となっていたのです。
ガリバーは利益率の高い「小売を捨て」て、買取専門に特化し、オークショ
ンでさばく事業としました。出口がはっきりして安定しているので、在庫の
いらない回転率の高い事業を行うことができるのですが、既存事業者は小売
の魅力を捨てることができないために、追随できませんでした。
このように、一見非常識で非合理な打ち手が、実は、競争力の源泉になって
いるというのが、ここでいう「意外性」です。
意外なので、ライバルが真似しないので、追随されることがありません。む
しろ形だけ真似してうまくいかないことが多いということになります。
■いかがでしょうか。
自ら冒険に旅立ち、集まった仲間と共に工夫して闘い、意外な展開を経て、
大団円を迎える。
まさにいい戦略が、いいストーリーになっていると、のめりこんでしまいま
す。
何を隠そう、私は文学青年崩れですから、ストーリーを経営に活かす試みに
は前から注目していました。
この手法が優れているのは、一つのロジックに縛られない綜合的な組み合わ
せ手法だという点です。
応用が効きますので、これからいくらでも使い方を考えることができそうで
すね。
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- 2020.12.10:ヤマダ電機は、大塚家具の救済よりも、家電産業の復活に取り組め
- 2020.11.26:雑草のようにしたたかなワタミの生き残り戦略
- 2020.11.12:井上尚弥はボクシングの未来を拓くか
- 2020.10.29:出前館vsウーバーイーツ
- 2020.10.15:阪神タイガースはいつまでダメ虎なのか
- 2020.10.01:こんな創業は失敗する
- 2020.09.17:リアル「半沢直樹」 JAL再生は、ドラマよりも奇跡だった
- 2020.09.03:「存在意義」を深く考えない創業は頓挫する
- 2020.08.20:創業の成功確率を上げる5つの要件
- 2020.08.06:米国子会社の破綻は、無印良品の終わりの始まりか?
- 2020.07.23:「論語」は最高の自己啓発書であり、最強の実用書だ
- 2020.07.09:孔子の教えは、なぜ簡単なのに伝えにくいのか?
- 2020.06.25:コロナでも生き残る小さな事業の秘訣
- 2020.06.11:経営者は「貞観政要」を読みなさい
- 2020.05.28:経営者は「君主論」を読みなさい
- 2020.05.14:クロージングがうまくいかない時にこそ、営業の真価が問われる
- 2020.04.30:営業として大成したければ、クロージングでは正攻法を貫け!
- 2020.04.16:営業は基本を学べ。正しい知識を持っていると、経験から正しく学べる。
- 2020.04.02:営業を知らない人ほど怪しげな営業をしてしまうのはなぜか?
- 2020.03.19:プレゼンテーションは、ワンパターンでいい。
- 2020.03.05:「深掘り質問」を制する者は営業を制す
- 2020.02.20:営業は顧客の課題を解決する仕事だ
- 2020.02.06:商談の第一声は営業から発する
- 2020.01.23:「テスト受注」は営業の醍醐味だ!
- 2020.01.09:営業成績が上がらないという人は、顧客訪問してませんね。
- 2019.12.26:とっても簡単な地域営業の始め方
- 2019.12.12:新人営業が自信を持つために最初にすること
- 2019.11.28:創業以来の危機に陥ったアシックスは復活できるのか?
- 2019.11.14:井上尚弥がはじめての苦戦から得たもの
- 2019.10.31:ユニクロ会長が怒る「失われた30年」から抜け出すことはできるのか?
- 2019.10.17:サマンサタバサはなぜ紳士服のコナカに買われたのか?
- 2019.10.03:中小零細企業の大半が不要だと言われてしまう理由
- 2019.09.19:ZOZO身売りに見た前澤氏の限界と可能性
- 2019.09.05:ビアードパパのすごい展開力
- 2019.08.22:マイクロソフトはなぜ比類なき復活を遂げたのか?
- 2019.08.08:空前絶後の幸運に見舞われながらも、それゆえに破滅した男の話。
- 2019.07.25:吉本が、これほどマネジメント能力がないとは驚いた
- 2019.07.11:ネットフリックスは、本気のディズニーに勝てるのか?
- 2019.06.27:ぺんてるとコクヨ またかよ!?と言いたくなるお家騒動がらみの揉め事
- 2019.06.13:驚異の高収益企業キーエンスの理由
- 2019.05.30:井上尚弥が導く異次元のボクシングビジネス
- 2019.05.16:WOWOWをV字回復させたサブスクビジネスの本質
- 2019.05.02:ランチェスター戦略で令和を生き抜く
- 2019.04.18:豊臣秀吉に学ぶ「人を動かす」秘訣
- 2019.04.04:令和のランチェスター戦略
- 2019.03.21:それでも生き残る!小さな会社の生き残り術
- 2019.03.07:少子高齢化と人口減少に直面する日本を破綻させなめに我々がすべきこと
- 2019.02.21:吉野家は過去の栄光を捨て去れるのか
- 2019.02.07:「サブスク」ビジネスの衝撃
- 2019.01.24:島田紳助や大前研一が提唱する成功理論・成功術
- 2019.01.10:平成が終わっても、人生は終わらない
- 2018.12.27:サーモス(THERMOS)V字回復の鍵は「接近戦」にあり
- 2018.12.13:カルロス・ゴーン事件が教える組織の腐り方
- 2018.11.29:RIZAPリバイバルプランは結果にコミットするか
- 2018.11.01:アマゾン・エフェクトに対抗する手段はあるのか
- 2018.10.04:ランチェスター戦略が示す3つのマジックナンバー
- 2018.09.20:ランチェスター戦略の中で、いちばん使えるところを教えます。
- 2018.09.06:ボクシング 井上尚弥にあって、山中慎介になかったもの
- 2018.08.23:川淵三郎はなぜ他のスポーツ団体関係者のようにダークサイドに堕ちないのか?
- 2018.08.09:半周遅れのヤフーによる起死回生の逆転戦略
- 2018.07.26:営業は「準備」が9割!
- 2018.07.12:サッカーW杯日本代表はなぜ躍進したのか?
- 2018.06.28:メルカリが破格の期待を集める5つの理由
- 2018.06.14:楽天が携帯電話事業にいまさら参入する理由
- 2018.05.31:スタジオアリスがさらに成長するための方法
- 2018.05.17:私が出会った優秀なコンサルタント
- 2018.05.03:サーモス(THERMOS)の奇跡はなぜ起きたのか?
- 2018.04.19:ワークマンは第二のユニクロになれるのか?
- 2018.04.05:これから営業職につく若い人に言いたいこと
- 2018.03.22:シリアルアントレプレナー「ブックオフ」「俺の」創業者の成功パターン
- 2018.03.08:サンマルクカフェにわざわざ行く理由があるのか?
- 2018.02.22:小さな事業者が新規開拓で成功する方法
- 2018.02.08:「なんでも酒やカクヤス」にみる局地戦の極意
- 2018.01.25:私が生き残っているのは「弱者の5大戦略」を実践してきたからです。
- 2018.01.11:2018年 君たちはどう生きるか(吉野源三郎や宮崎駿とは関係ありません)
- 2017.12.28:AIの時代に、どのような営業が生き残れるのか?
- 2017.12.14:ナイキもアシックスも「SHOE DOG」だ!
- 2017.11.30:TSUTAYAやDMMはしたたかに生き残っていくだろうが限界もある
- 2017.11.16:「シン・ゴジラ」って途中まで面白いけど、後半グダグダじゃないですか?
- 2017.11.02:織田信長が22年かけてできなかった天下統一を、豊臣秀吉がたった8年でできた理由
- 2017.10.19:電気自動車(EV)の時代に日本企業は生き残れるのか
- 2017.10.05:顧客満足度3年連続1位!ドトールコーヒーが最強か
- 2017.09.21:ヤマダ電機が生き残りを賭けて反攻開始!
- 2017.09.07:ドラッグストアが、コンビニを食い物にしている
- 2017.08.24:国内で敵なしのカルビーの将来が必ずしも明るくない理由
- 2017.08.10:君は内山高志を見たか
- 2017.07.27:金本知憲監督はすべての中間管理職の象徴だ
- 2017.07.13:自然界のランチェスター戦略
- 2017.06.29:回転寿司は群雄割拠の戦国時代に入った
- 2017.06.15:小さな会社のM&Aが日本を救う?
- 2017.06.01:AbemaTVは年間200億円の赤字から脱却できるのか?
- 2017.05.18:大阪・堺の超優良企業シマノは、これからも盤石なのか?
- 2017.05.04:知られざる成長産業 コインランドリー業界はどうなっているのか?
- 2017.04.20:新社会人に贈る「1万時間の法則」
- 2017.04.06:野村克也を超一流のプロ野球人にした3つの力
- 2017.03.23:風林火山を旗印に掲げた武田信玄は、戦略家ではなかったのか?
- 2017.03.09:ラスト・ワンマイルの表と裏をおさえよ
- 2017.02.23:鳥貴族の成長はこのまま∞に続くのか
- 2017.02.09:キングコング西野の絵本「えんとつ町のプペル」はなぜ炎上するほど売れているのか?
- 2017.01.26:アマゾンはどこから来てどこへ行くのか
- 2017.01.12:「孫子」を5つのポイントで整理した
- 2016.12.29:真田幸村はなぜ「日本一の兵」になったのか?
- 2016.12.15:セイコーマート・北の最強コンビニはどのようにできたのか
- 2016.12.01:クリスピー・クリーム・ドーナツの大量閉店は、前向きだったのですね
- 2016.11.17:ジーユーがユニクロを超える時、ファーストリテイリングは世界トップになる
- 2016.11.03:ピコ太郎はなぜ世界を席巻したのか?
- 2016.10.20:地域密着営業って何だろう?
- 2016.10.06:繁盛する居酒屋には、現場営業に必要なヒントが満載だ
- 2016.09.22:天下分け目といわれた関ヶ原の戦いはなぜ半日で決着がついたのか?
- 2016.09.08:「世界の山ちゃん」は世界に届くのか
- 2016.08.25:リオ五輪 男子柔道はなぜ躍進したのか?
- 2016.08.11:ポケモンGOは、何をGOしたのか?
- 2016.07.28:営業は純粋な「技術」であり、誰でも身に着けられるものである
- 2016.07.14:金本を信じよ!
- 2016.06.30:せっかく展示会出展しても成果の出ないやり方をしている企業が多すぎる
- 2016.06.16:小さな会社が生き残る秘訣は「ニッチであること」その他には...
- 2016.06.02:びっくりドンキーは弱者のエネルギーに満ちていた
- 2016.05.19:「同率勝算の規則」に則った唯一の成功法則
- 2016.05.05:レスターに学ぶ「奇跡のチーム」を作る3つの秘訣
- 2016.04.21:世紀のちゃぶ台返し!セブンに何があったのか
- 2016.04.07:新社会人に贈る あなたの人生を豊かにする秘訣
- 2016.03.24:コメダ珈琲店に人気があるのは理由がある
- 2016.03.10:小さくても生き残る「局所的な強者」の作り方
- 2016.02.25:「営業の仕組み」を身に着ければ、目標達成に苦しまなくなる
- 2016.02.11:子供に自慢できる人生を送りたいなら
- 2016.01.28:マクドナルドもスターバックスも日本市場をなめるな!
- 2016.01.14:「孫子の兵法」を企業経営に活かす方法
- 2015.12.31:結果を出す人は、手段を目的化している
- 2015.12.17:廃業寸前の負け犬集団が、常勝軍団に生まれ変わったわけ
- 2015.12.03:なぜ「世界トップ企業」を目指すのか?
- 2015.11.19:初めての著作は、なぜ「小説」になったのか?
- 2015.11.05:戦略は実行させなければ意味がない
- 2015.10.22:世界トップ企業への道は「差別化」が開く
- 2015.10.08:世界トップ企業になるために最初にしなければならないこと
- 2015.09.24:サーモス(THERMOS)はなぜ「廃業寸前」から世界トップ企業になったのか?
- 2015.09.10:営業には3つの役割がある
- 2015.08.27:楽天球団は、新しい野球を見せてくれ!
- 2015.08.13:ユニクロは、無印良品と提携せよ
- 2015.07.23:ノキアと日本電産 東西M&A巧者のやり方
- 2015.07.09:ワクワクする仕事しかやりません。
- 2015.06.25:ライザップはなぜ叩かれるのか?
- 2015.06.11:「けっこういい」よりも「並外れてダメ」がいい
- 2015.05.28:戦略には「感動」が必要だ
- 2015.05.14:「孔子」を学ぶ意味
- 2015.04.30:スカイマークはなぜ優遇されながら破綻したのか?
- 2015.04.16:セブンvsミスド 初戦の判定は
- 2015.04.02:任天堂はもう一度天下をとれるのか
- 2015.03.19:ファミマはセブンに勝てるのか?
- 2015.03.05:大塚家具の父と娘はどちらが正しいのか?
- 2015.02.19:成長しないビジネスのロールモデル
- 2015.02.05:100回勝負に持ち込めば絶対に勝てる
- 2015.01.22:キリンビバレッジは逆転できるのか?
- 2015.01.08:「孫子」を活用するための最大のキーワード
- 2014.12.31:「孫子の兵法」を学ぶ
- 2014.12.25:ハウステンボスはどのようにして再建されたのか?
- 2014.12.11:テラモーターズは、なぜオートバイ市場のトップ企業となったのか?
- 2014.11.27:人を動かすシンプルなメソッド
- 2014.11.13:嫌いな顧客を嫌いだと思わなくなる方法
- 2014.10.30:縄文時代が何年続いたか知ってます?
- 2014.10.02:阪神タイガースはなぜ優勝できないのか?
- 2014.09.18:創業塾でのQ&A
- 2014.08.21:コンビニのアイスクリームはどうなっているのか
- 2014.08.07:創業して10年続く人が持っている3つの資質
- 2014.07.24:私が「孫子」を使う理由
- 2014.07.10:「三国志」の戦いで勝敗が決する要因とは?
- 2014.06.26:「孫子の兵法」でみる2014年ワールドカップ日本代表の戦い
- 2014.06.12:マラドーナはなぜ三流監督で終わったのか?
- 2014.05.29:相性のいい顧客を探す方法
- 2014.05.15:営業が不得意な人は、営業なんてしない方が成果が上がる
- 2014.05.01:GoProは、強者になれるのか
- 2014.04.17:マクドナルドは、マイルドヤンキーを狙え!
- 2014.04.03:売れる仕組みが必要な理由
- 2014.03.20:営業プロセスがなければ組織は動かない
- 2014.03.06:ビジネスの設計図を作ろう
- 2014.02.20:彼を知り己を知れば...
- 2014.02.06:ビジョンは営業チームを一丸にする
- 2014.01.23:楽しくなければ営業じゃない!
- 2014.01.09:私がメルマガを書く「立ち位置」
- 2013.12.26:レゴは、なぜ世界第2位の玩具メーカーに復活したのか?
- 2013.12.12:コトラーに教えらえた初心に戻る
- 2013.11.28:日本のモノづくりを復活させるには
- 2013.11.14:レッドブルが世界で52億本も売れた「何か」
- 2013.10.31:ヤフーはどこに行こうとしているのか?
- 2013.10.17:飛び火マーケティングの時代-GoPro
- 2013.10.03:アップルは普通の企業になってしまった
- 2013.09.19:7年後、日本は巨大な展示会場になる
- 2013.09.05:店舗系ビジネスの弱者の戦略
- 2013.08.22:私がイチローから学ぶ3つのこと
- 2013.08.08:脱・人脈の営業
- 2013.07.25:ソーシャル時代の「真実の瞬間」
- 2013.07.11:統計は最強の営業マネジメントツールである
- 2013.06.27:新興宗教のビジネスモデル
- 2013.06.13:進化する教育システムに乗り遅れるな
- 2013.05.30:お医者さんや弁護士さんの営業戦略
- 2013.05.16:できる営業は、負け方が違う
- 2013.05.02:宮崎駿とスタジオジブリについて
- 2013.04.18:差別化は、マイナスせよ
- 2013.04.04:JAL再生にみる企業変革の王道
- 2013.03.21:第3回WBC終戦記念 がんばれプロ野球
- 2013.03.07:マイケル・ポーターの戦略はもう通用しないのか?
- 2013.02.21:王将の餃子は大阪を跳び出すか?
- 2013.02.07:営業チームマネジメントの第一歩
- 2013.01.24:失速したマクドナルドの次の一手は?
- 2013.01.10:阪神タイガースは暗黒時代に戻っていくのか
- 2012.12.27:衰退市場でトップを張る宝島社の戦略
- 2012.12.13:目標は、顧客総取り!
- 2012.11.29:答えのない問題に取り組めるのか
- 2012.11.15:手っ取り早く実績を上げるには
- 2012.11.01:プロ野球は、名選手しか監督になれないのか?
- 2012.10.18:世界王者が世界に挑戦!
- 2012.10.04:新・携帯電話版三国志
- 2012.09.20:安売りせずに売る方法
- 2012.09.06:脳内のリミットを外せ
- 2012.08.23:儲ける方法をタネ明かしする
- 2012.08.09:もうかるビジネスにはタネがある
- 2012.07.26:ステーキを売るな、○○を売れ!
- 2012.07.12:一流の営業になるために絶対に避けられない道
- 2012.06.28:顧客を創造するということ
- 2012.06.14:ビジネスが成立するための3つの要素
- 2012.05.31:理屈で捉えきれない会社もある
- 2012.05.17:戦術は現状を効率的にする。戦略は現状を破壊する
- 2012.05.03:物語風ビジネス書を読んでみよう
- 2012.04.19:市場価値より企業内価値を高めよう
- 2012.04.05:3つの起業家タイプが注意すること
- 2012.03.22:ソニーはどこへ行った?
- 2012.03.08:利益を上げるための最もシンプルな方法
- 2012.02.23:ランチェスター戦略を営業に活かすたった3つのプロセス
- 2012.02.09:日本の電機メーカーはどうすれば生き残れるのか
- 2012.01.26:心理学はビジネスに生かせるのか
- 2012.01.12:水戸黄門の終焉と大阪都構想
- 2011.12.29:「坂の上の雲」を越えていこう
- 2011.12.15:強い現場を作る方法
- 2011.12.01:なぜ落合博満はブレないのか?
- 2011.11.17:小さなお菓子屋さんが描く大きなストーリー
- 2011.11.03:理屈でメシは食えん!でいいの?
- 2011.10.20:iPhone vs iPhone
- 2011.10.06:本質からはじめよ!
- 2011.09.22:アマゾンにチャレンジ!
- 2011.09.08:さらば、スティーブ・ジョブズ
- 2011.08.25:マフィアにビジネスの極意を聞く
- 2011.08.11:たまにはビジネス小説でも読みましょうか
- 2011.07.28:なぜ我々にはマーケティングが必要なのか?
- 2011.07.14:「いい商品」って何ですか?
- 2011.06.30:カリスマ営業を有難がっても意味ないでしょう
- 2011.06.16:ネスプレッソが売れている理由
- 2011.06.02:孫子、ポーター、ランチェスター
- 2011.05.19:足腰の弱い欧米企業、頭の弱い日本企業
- 2011.05.05:斎藤佑樹はプロ野球で通用するか?
- 2011.04.21:ランチェスター戦略って役に立つの?
- 2011.04.07:温泉旅館を蘇らせるには
- 2011.03.24:弱い人をより弱くするのが戦略なのか
- 2011.03.10:タスク管理と時間管理のツール紹介
- 2011.02.24:プレーヤーからマネージャーへ
- 2011.02.10:110兆円の市場に遅れた日本
- 2011.01.27:物語と希望の深い関係
- 2011.01.13:グーグルVSアップル
- 2010.12.30:面白い戦略ストーリーの作り方
- 2010.12.16:残念な人には戦略がない
- 2010.12.02:理屈のない実行はギャンブルですよ
- 2010.11.18:メイド・カフェの営業プロセス
- 2010.11.04:プロ野球球団運営を成功させるには
- 2010.10.21:勝ちパターンの作り方
- 2010.10.07:たまには「哲学」の話をしよう
- 2010.09.23:世紀末都市・アキバ
- 2010.09.09:コンビニ・オーナーというビジネス
- 2010.08.26:もし現場のオッチャンがポーターを学んだら
- 2010.08.12:坂の上に雲は見えない?
- 2010.07.29:システム思考って何だろう
- 2010.07.15:営業は「点取り屋」ではない!
- 2010.07.01:戦略はストーリーで語れ2
- 2010.06.17:戦略はストーリーで語れ
- 2010.06.03:アップルは本当に最強なのか?
- 2010.05.20:営業生産性を上げる構造とは
- 2010.05.06:女子高生と一緒にドラッカーを学ぼう
- 2010.04.22:勝海舟が坂本龍馬に伝えたもの
- 2010.04.08:人をやる気にさせるにはどうすればいいのか
- 2010.03.25:アップルとユニ・チャーム~変革企業の共通点
- 2010.03.11:無料のビジネスって何だ?
- 2010.02.25:営業に必要な戦略的思考
- 2010.02.11:狩猟民族の構想力に学ぼう
- 2010.01.28:農耕営業のススメ
- 2010.01.14:2010年は日本企業のアジア進出元年になる
- 2009.12.31:2009年の携帯とジーンズと餃子
- 2009.12.17:20歳の頃の自分に読ませたい本
- 2009.12.03:日本茶も海外進出している
- 2009.11.19:ダイソンはなぜ売れたのか?
- 2009.11.05:私の考える効率的な営業とは
- 2009.10.22:島田紳助の研究2
- 2009.10.08:フォロワー企業のゲーム
- 2009.09.24:地域密着企業の営業戦術
- 2009.09.10:地域密着企業の経営方法
- 2009.08.27:マクドナルド 一人勝ちの理由
- 2009.08.13:死せる孔明、生ける仲達を走らす
- 2009.07.30:農業は儲かるのか?
- 2009.07.16:キリン、サントリー、アサヒ、オリオン
- 2009.07.02:戦略2、戦術1の法則
- 2009.06.18:いい顧客、悪い顧客
- 2009.06.04:日本で一番大切にしたい会社の戦略
- 2009.05.21:それぞれの「1万時間」を過ごそう
- 2009.05.07:社会起業は一般の起業と何が違うのか?
- 2009.04.23:もし諸葛孔明が経営顧問だったら
- 2009.04.09:物語の力を知ろう
- 2009.03.26:祝!WBC日本代表優勝
- 2009.03.12:小さな池の大きな魚
- 2009.02.26:農業にチャンスあり
- 2009.02.12:機能と情緒--2つの差別化の方法
- 2009.01.29:営業は結果を追ってはいけない
- 2009.01.15:真似したくてもできない事情がある
- 2009.01.01:欲しいものを作ってくれるビジネス
- 2008.12.18:オール・ザット・競争戦略
- 2008.12.04:ゼロ距離を目指す
- 2008.11.20:10/13の市場でビジネスする
- 2008.11.06:ローカルヒーロー花盛り
- 2008.10.23:いい商品を、いい人から、安い値段で買いたい
- 2008.10.09:経営で必要な知恵はすべて三国志で学んだ
- 2008.09.25:HONDAが空を飛ぶ!
- 2008.09.11:緊急性にフォーカスせよ!
- 2008.08.28:楽天グループ迷走す
- 2008.08.14:エコカー開発競争
- 2008.07.31:儲けるための仕組みを作ろう
- 2008.07.17:「黒船」iPhoneの衝撃
- 2008.07.03:野球は言葉でするもんや
- 2008.06.19:大阪の小さなものづくり企業
- 2008.06.05:事業コンセプトにこだわる
- 2008.04.24:黒澤明はなぜ世界進出に失敗したのか?
- 2008.04.10:スタジオアリスに見る市場特化の行方
- 2008.03.13:山形の洋菓子店がフォーカスしたもの
- 2008.02.28:阪神タイガースは獣王無敵か?
- 2008.02.14:薄型テレビ市場2.0 競争の鍵はブランド力か
- 2008.01.31:アシックスの戦略、ナイキの戦略
- 2008.01.17:「日本一の村」改革に挑戦
- 2008.01.03:マネることは差別化の第一歩
- 2007.12.20:駄菓子屋さんの成功要因
- 2007.12.06:P&Gの戦略-強者はこれだけ有利だ
- 2007.11.22:浪速のグローバル企業
- 2007.11.08:良いモノを作りさえすれば売れるのか
- 2007.10.25:巨人軍の凋落は止められるか?
- 2007.10.11:"志"が歴史を変えた--三国志に寄せて
- 2007.09.27:縮小するアパレル市場で生き残るには
- 2007.09.13:ハンバーガー帝国興亡の行方は
- 2007.08.30:日本製航空機は羽ばたくか
- 2007.08.16:織田信長はなぜ徳川家康に正室と嫡男の処分を命じたのか
- 2007.08.02:中小企業にとって仕組みとは
- 2007.07.19:島田紳助の研究
- 2007.07.05:最強のビジネスモデルとは何か
- 2007.06.21:迷った時は最終ユーザーに聞け
- 2007.06.07:弱者には弱者の販売促進がある
- 2007.05.24:一発逆転を狙ってはいけない
- 2007.05.10:豆腐一丁からビジネスを考える
- 2007.04.26:戦略がなければ生き残れない
- 2007.04.12:飲料業界は激変の予感
- 2007.03.29:経営理念こそ究極の差別化
- 2007.03.27:ホッピーはなぜ復活したのか
- 2007.03.15:引越し業の差別化競争時代
- 2007.03.01:コンビニ 本格競争時代に突入
- 2007.02.15:一人勝ちのワナにはまった松下電器
- 2007.02.01:ワインブームのその後
- 2007.01.18:本業がなくなってしまったら
- 2007.01.04:すべてはデジタル化する
- 2006.12.21:携帯電話版三国志
- 2006.12.07:小さな旅行会社の成功法則
- 2006.11.23:織田信長の戦略
- 2006.11.09:小さな市場に焦点を絞る会社は強い
- 2006.10.26:弱者を貫いて強者となった企業
- 2006.10.12:市場シェアの獲り過ぎに注意
- 2006.09.28:小さな市場でヒットを飛ばす
- 2006.09.14:日本酒市場あれこれ
- 2006.08.31:小さな市場で戦え
- 2006.08.17:もう1つの成長産業
- 2006.08.03:ランチェスター戦略が示すこと
- 2006.07.20:チャンスがあることを皆が知っている市場
- 2006.07.06:商品の意味が変わる時
- 2006.06.22:サッカーW杯にみる「戦略とは」
- 2006.05.25:SMPを意識する
- 2006.05.11:"営業嫌い"は会社の責任だ
- 2006.04.27:営業の分かりやすいコトバとは
- 2006.04.13:残りの80%に富を再配分する
- 2006.03.30:とるに足りない80%
- 2006.03.16:狭く、深く掘り進めれば、視界は開ける
- 2006.03.02:日本の消費者は世界レベルに近づいている
- 2006.02.16:ノウハウを捨てよう!
- 2006.02.02:一番、損になることをしよう
- 2006.01.19:技術系小企業が生き残るには
- 2006.01.05:すでに起こった未来
- 2005.12.22:顧客接点がビジネスの命綱
- 2005.12.08:一点集中戦略の落とし穴
- 2005.11.24:松下電器の一点集中戦略
- 2005.10.27:2005年日本シリーズを斬る
- 2005.10.13:例外に注目せよ
- 2005.10.10:成長の壁を乗り越える
- 2005.09.29:常識を少しずらすとチャンスが生まれる
- 2005.09.15:見えない敵と戦うには
- 2005.09.01:最も怖いのは見えない敵だ
- 2005.08.18:不滅の営業手法
- 2005.07.22:いつまで川原で石を売るのですか?(3)
- 2005.07.07:いつまで川原で石を売るのですか?(2)
- 2005.06.23:いつまで川原で石を売るのですか?(1)
- 2005.06.09:年功序列の市場はもう無い
- 2005.05.26:バーガーキング復活
- 2005.03.03:オニツカ錐もみ商法とは(後編)
- 2005.02.17:オニツカ錐もみ商法とは(前編)
- 2005.02.03:売れないのではなく、売っていないんですよ
- 2005.01.20:中小企業が狙う中国市場とは
- 2005.01.05:常識にとらわれない戦略を戦う
- 2004.12.24:小さな企業は逆転の発想で戦え!
- 2004.12.09:ゲーム型競争時代は終わらない
- 2004.11.11:北欧企業にみるランチェスター戦略
- 2004.11.02:UTADA全米進出失敗を斬る
- 2004.08.22:韓国ドラマ、なぜ人気?
- 2002.09.07:戦略とは見えざるもの
- 2002.09.07:営業をシステムとして把握する
- 2002.09.07:組織営業を導入しよう
- 2002.09.07:SMPメソッドとは
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2019.07.16 2019年7月16日「はじめてのマネジメント入門」セミナー受講後アンケートの声です。※アンケート回収47名のうち、当セミナーの内容がビジネスに ①大いに役立つ15名、②役立つ31名、③あまり役に立たな...
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