弱い人をより弱くするのが戦略なのか
2011.03.24
(2011年3月24日メルマガより)
■3月11日の東北地方を襲った大地震と津波の被害に合われた方には、心
からお見舞いを申し上げます。
前回のメルマガ発行が、3月10日です。その次の日に、地震が発生しました。
私は、関西にいて無事だったものの、東北地方や、関東にも仕事関連の友人
知人がいますので、決して他人事ではありません。
■最初は呆然としていたコンサルタント仲間からも、しばらく経つと「自分
たちのできることをやっていこう」「こんな時こそ、明るい話題を提供しよ
う」「西日本が頑張って、東日本の経済を支えよう」という声が聞こえてき
ました。
私もその通りだと思い、自分のブログに書いたりもしました。
つい先日も、茫然自失している企業のメンバーに「今、できることは何かを
考えよう!」と励ましてきたところです。
■ただ、正直にいって、今回の地震の被害を報道で見ると、心の内では、と
ても前向きな気分にはなれませんでした。
阪神淡路大震災の時は、地理的に近いこと、親族が被害に合うなど当事者感
が強かったこともあってか、落ち込むような気持ちはありませんでした。む
しろ、平然としていた気がします。
ところが今回はきついものがありました。
地震や津波被害の酷さもそうですし、福島の原子力発電所事故の危機的な状
況にも参りました。
今は徐々に落ち着いてきているようですが、一時期は、もうダメじゃないか
と思えてきたものです。
不謹慎だと思う方もおられるかも知れませんが、フリップ・K・ディックの
核戦争に関する小説や、イングマル・ベルイマンの「冬の光」という映画を
思い浮かべて陰鬱となっていました。
それは、我々が安全だと信じ込んできた日常が、実は破滅と紙一重の状況に
過ぎなかったという不安感からきたものだと思います。
■そんな時、あるテレビ番組の生放送でビートたけしが、生々しい感情を吐
露しているのを観て、私はどういうわけかほっとしました。
http://topics.jp.msn.com/wadai/j-cast/article.aspx?articleid=537652
たけしは、いつものふざけた調子ではなく、被災地での火事場泥棒や、政治
家のパフォーマンスに直截的な怒りを表していました。
しかし、私がほっとしたのは、たけしが「下痢が酷い」と発言していたこと
です。
彼は、悲惨な状況を見すぎて、体調を崩していたそうです。
もともとたけしはナイーブな人物なのでしょう。その人が正直に自分の弱さ
を表したことに、私は共感し、ほっとしてしまったのです。
要するに、この状況に前向きになれずに弱っているのは、自分だけではない
という連帯感に安心したのです。
こういう気持ちにさせてくれるということ自体が、たけしが現代のカリスマ
である所以なんでしょうね。
■内省的になってしまって恐縮ですが、このことによって、私は2つのこと
を感じました。
一つは、自分の精神の脆さです。
私はある程度のショックにも平然としていられる人間だと思っていましたが、
そうではありませんでした。
もう一つは、たけしとの連帯感を通してしか、自分の不安を認められなかっ
た弱さです。
結局、私は脆くて弱い人間でした。
それを肝に銘じて、これから過ごしていきたいと思います。
今回のテーマも、この私の気分を反映したものとなっています。
からお見舞いを申し上げます。
前回のメルマガ発行が、3月10日です。その次の日に、
私は、関西にいて無事だったものの、東北地方や、
知人がいますので、決して他人事ではありません。
■最初は呆然としていたコンサルタント仲間からも、
たちのできることをやっていこう」「こんな時こそ、
う」「西日本が頑張って、東日本の経済を支えよう」
ました。
私もその通りだと思い、自分のブログに書いたりもしました。
つい先日も、茫然自失している企業のメンバーに「今、
考えよう!」と励ましてきたところです。
■ただ、正直にいって、今回の地震の被害を報道で見ると、
ても前向きな気分にはなれませんでした。
阪神淡路大震災の時は、地理的に近いこと、
が強かったこともあってか、
しろ、平然としていた気がします。
ところが今回はきついものがありました。
地震や津波被害の酷さもそうですし、
況にも参りました。
今は徐々に落ち着いてきているようですが、一時期は、
と思えてきたものです。
不謹慎だと思う方もおられるかも知れませんが、フリップ・K・
核戦争に関する小説や、イングマル・ベルイマンの「冬の光」
思い浮かべて陰鬱となっていました。
それは、我々が安全だと信じ込んできた日常が、
過ぎなかったという不安感からきたものだと思います。
■そんな時、あるテレビ番組の生放送でビートたけしが、
露しているのを観て、私はどういうわけかほっとしました。
http://topics.jp.msn.com/
たけしは、いつものふざけた調子ではなく、
家のパフォーマンスに直截的な怒りを表していました。
しかし、私がほっとしたのは、たけしが「下痢が酷い」
です。
彼は、悲惨な状況を見すぎて、体調を崩していたそうです。
もともとたけしはナイーブな人物なのでしょう。
を表したことに、私は共感し、ほっとしてしまったのです。
要するに、この状況に前向きになれずに弱っているのは、
という連帯感に安心したのです。
こういう気持ちにさせてくれるということ自体が、
である所以なんでしょうね。
■内省的になってしまって恐縮ですが、このことによって、
を感じました。
一つは、自分の精神の脆さです。
私はある程度のショックにも平然としていられる人間だと思ってい
そうではありませんでした。
もう一つは、たけしとの連帯感を通してしか、
た弱さです。
結局、私は脆くて弱い人間でした。
それを肝に銘じて、これから過ごしていきたいと思います。
今回のテーマも、この私の気分を反映したものとなっています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■坂口孝則氏の「思考停止ビジネス」という本は、いろいろな意味で考えさ
せられます。
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4198631360/lanchesterkan-22/ref=nosim
「売りたかったら客に考えさせるな」なんて副題がついており、このご時勢
に不謹慎な本を紹介するな!と怒られそうですね。
でも、よくある実践ノウハウ本ではありません。むしろ、ノウハウ本に対す
るアンチテーゼを志向した本です。
■この本の最初の方に、坂口氏の衝撃の体験が書かれています。
昔、坂口氏は、各界の成功者といわれる人たちに、講演を依頼してまわって
いたことがあったそうです。
その過程で大勢の成功者と会ったわけですが、そのうち一人がこう言ったそ
うです。
「(儲けるには)弱い人たちからもっとお金をひっぱることが一番だ。弱い
人たちをより弱くすることにコツがある」
身も蓋もない。でも、これは成功者の姿勢の一面の真実をついていると実感
します。かつて私が知り合った成功者(らしき人)にも、こういう考えを持
ちながら、表面では誠意が大切だとか平気でいう人が"いっぱい"いました。
■結局、今の日本は、弱い人たちが、それを食い物にする人たちによって、
カモにされているのが真実ではないのか。
この本を読んでいて、あらためてそう思いました。
坂口氏のいう弱い人の特徴は
(1)自分は幸せではないと感じている。
(2)だけど、自分は特別な存在だとどこかで思っている。
(3)でも、自分からは何も決められない。
ということです。
思い当たるふしはありませんか?
私はあります。
■ちなみに、坂口氏は、多くの成功者の講演を聞いた要諦を次の3つにまと
めています。
(1)朝早く起きて仕事をすること
(2)学び続けること
(3)人にはできるだけ優しく接すること
朝から仕事をして、学ぶことを忘れず、周囲に優しく接していれば、それは
成功もするでしょうね。
だけど、こうした地味な努力は、成功する一部の「強い人」にのみできるこ
とです。
■弱い人は、こんな面倒なことを続けることはできません。
弱い人たちは、
(1)自分より不幸な人の話を聞いて自分を慰め、小さな幸せを探して納得し、
(2)まだ見ぬ本当の自分になれるような体験や変身、自己啓発を求め、
(結局は、変革できず)
(3)自分の代わりに方向を示してくれるリーダーを求め、単純で分りやす
い解決策に飛びつきます。
弱い人たちをより弱くするとは、こうした性向をより助長させるようなビジ
ネスを展開するに他なりません。
■特に(3)は仕事柄、実感する部分です。
私は自分のコンサルティングの目標を「自律的に営業力向上できるようにな
ること」としています。
そのために、考え方や、考えるためのツール、その使い方を時間をかけて伝
えようとしています。
もちろん、なるべく具体的に伝えようとしますが、その具体性は、考え方の
全体を理解してもらうための事例です。
あくまで全体を理解していただき、自ら動いてもらうようにします。
が、企業側からは「手っ取り早くやり方を教えろ」という声をよく聞きます。
(企業というより現場の人たちですね)
なぜなら「やり方」ならば、これまでの経験で培った考え方をそれほど変え
なくても、取り入れることができる。要するに、今さら、頭を働かさなくて
も解決策に到達できる。
コンサルタントによっては、そんな心情に迎合して、シンプルな「やり方」
を提示しただけで終わる人もいます。
もちろん、そんなことで、長期的な営業力がアップするわけではありません。
短期的によくなった気がしても、すぐに元の木阿弥に戻ります。少しでも考
えられる人ならそれは分るはず。
ただ、後者のようなコンサルにも一定の需要があるので、なくなることはあ
りません。
■ランチェスター戦略勉強会に来られる方の中にも「解決策」を求める方が
おられます。
そういう方は、長続きしません。戦略とは、解決策そのものではなく、解決
を導くための考え方であり、ツールだからです。
そういう方は、たぶん、いろんな会を回っているんだろうなーと思います。
いつか、幸運な偶然により、自分にぴったりとくる解決策が見つかることを
祈ります。
■「いやー。そういう人たちを相手に商売すればいいんだよ」とアドバイス
されることもあります。
適当な解決策をでっち上げて「解決できないのは、あなたの真摯さが足りな
いからだ」と繰り返していればいいんだよ、と。
ある人は「皆、意味のないことにお金を払いたがっているんだから、変なこ
とに使われるぐらいなら、自分が貰っちゃえばいいんだよ」とうそぶいてい
ました。
そういう人が「強い人」なんでしょうね。
■坂口氏の著作の前半は、「弱い人たちをより弱くする」ための心理的テク
ニックやからくりが書かれています。
まあ、このあたりは、ゲーム型交渉術本などに書かれている内容と同じです。
私が面白いと思ったのは、この本の後半、いささか文学的に「騙す方が悪い、
騙される方が悪いという問題ではなく、現代の人びとがそれを求めているの
ではないか」という意味のことが書かれているくだりです。
というのも、現代は、×nのネットワーク社会であり、ものを買うことと、
社会に参加している、承認されているという欲求を満たすことは分離されて
いる。
ものを所有することが一定のステイタスであり、集団の中で認められるため
の方法であった時代は、消費することが社会から承認されるために必要不可
欠の条件だったが、現代は最低限の消費で事足りる。
ところが、消費を控えすぎると、経済が回らずに、自分自身の労働報酬が縮
小してしまう。
だから人びとは、わざと思考停止になって一定の消費をするようになる。
これが坂口氏のロジックのようです。
弱い人たちは、自らを思考停止状態に追い込んでいる。思考停止なので騙さ
れているという意識もない。お金に対する執着がないので、弱いとか強いと
かいう価値観そのものに馴染みません。そんなにお金に執着して可哀そうだ
ね、というぐらいの気持ちです。
強い人たちは、その気持ちに乗っかって、お金を自分に引っ張ってくるとい
う図式です。
■興味深い推論ですね。
真偽はともかく、世の中全体が消費に関して思考停止状態になっているとい
うのは、私も実感することです。
怪しげな情報商材だけではありません。食品も日用雑貨も家電製品も、陳列
やパッケージやブランドやまといつく様々な物語によって購入されます。
特に売り方の巧拙を意識しながら購入するわけではありませんから、心理テ
クニックに乗せられて購入しているかも知れない。でも、乗せられたからと
いって、何が悪い?どうでもいいじゃないか、と思っています。
怪しげな自己啓発セミナーやカルト宗教に全財産を使ってしまうのは問題だ
としても、一定の消費限度内なら、怪しげな情報商材を買ったとしても、本
人の気持ちの持ちようだけなので、他の消費と程度の違いこそあれ、本質的
には変わらない話なのではないでしょうか。
■マズローの5段階欲求説によれば、人間は、衣食住が満たされ、当面の生
活苦から解放されると、社会に参加し、そこで承認され、尊敬されることを
欲するようになります。
マズローのいう3段階目が「社会的欲求」、4段階目が「自尊の欲求」です。
×nのネットワーク社会とは「社会的欲求」「自尊欲求」を最も重視する社
会です。
いわゆる評価経済社会ですね。
別の角度から見れば、評価経済社会の底辺を支えるのは、皆が目をつぶって
消費する資金そのものです。それがなければ、資本経済は回りませんから。
だから、そのからくりを知る者たちによって、思考停止した人たちから搾取
するという図式が生まれる。
坂口氏は、弱い人たちと見なされて搾取され続けるのは嫌だから、そんな思
考停止の状態から脱して本当の自由を手に入れようぜということを著作の結
論としています。(マズローのいう第5段階である「自己実現の欲求」に目
覚めようということです)
もっとも正直にいいまして、坂口氏がそれまで提示してきた社会を見るユニ
ークな切り口に比べて、この結論はずいぶん凡庸な気がします。
付け足したような結論ですね。
■この本のロジックに従うと、マーケティング戦略は、思考停止状態の人た
ちからお金をせしめるための表層的なテクニックに思えてきます。
私が信じ、一生を賭けてもいいと思ったマーケティング戦略は、よりよい社
会を実現するための方法でした。
ところが、上記の世界観によれば、あたかも水槽の中に入れられた我々弱い
人たちに適当な喜びを与えてその生態を見て喜んでいる強い人たちの姿が浮
かび上がってきます。
ここでマーケティング戦略は、弱い人たちを幻惑し、現実を直視させないた
めのテクニックであるかのようです。
まるで「GANTZ」のような世界です。あまりにも悲観的に過ぎますか?
■いや、そもそも、我々は弱い人でもないし、搾取されているとも思ってい
ない、という意見もあります。
搾取されているとか、弱い人・強い人、という切り分け自体が、拝金主義の
考え方に囚われているだけだ。
拝金主義者たちは、勝手に自分のゲームを楽しんでいたらいいじゃないか。
そんなことに自分は構いたくない。
我々は、自分たちで新しい価値観を創ってやっていく。評価経済だかなんだ
か知らないが、ポスト資本主義社会は我々が作っていく。
今は過渡期だから、目をつぶって消費してやっているだけだ。そのうち、我
々が新しい社会の仕組みを作ってやる。
まるで神に見放されたサルトルが「仕方ないから、人間だけで、新しい価値
を創ろうぜ」と言っているのに似ている気がしますが。
でも、こちらの方が、私は可能性を感じます。
■マーケティング戦略は、よりよい社会を創ることを目標としています。
我々は、自分に割り当てられた仕事を通して「より良い社会を実現」する作
業に取り組んでいるのです。
それがマーケティングの根本的な概念です。
弱い人をより弱くなどしてはいけない。自分の仕事に真摯に取り組むことが、
社会の利益につながり、私や私の家族や周囲の人たちを幸せにすることにつ
ながっているのだという感覚があるからこそ、つらい時でも頑張れるはず。
我々は、そういう仕組みを作っていかなければならない。
こういう話をすると「あほちゃうかこいつ」という目で見てくる自称成功予
備軍も多いのは事実です。
「あほはお前じゃ」と心の中で言い返してきた自分でしたが、それは価値観
や思考回路そのものの違いを表していたのでしょうね。
■だからこそ、コトラーはじめ、マーケティングの理論家たちは「理念」と
いうものを重視してきました。
戦略というものは思考の道具です。これをマスターすることができれば、必
ず自分の目指す目標に近づくことができます。
ただし、その目標設定そのものが間違っていたなら、その道具は凶器となっ
てしまう。
戦略とはそういう性質のものなのです。
だから、自分が何を目指すか。どういう価値観を持ち、どういうビジョンを
持つのか。
戦略を身に着けようとする人間は、特に、これらの前提を重視しなければな
らないわけです。
我々が目指す「よりよい社会」とは何か?
マイケル・サンデル教授のいうように、いまこそ我々にとっての正義を模索
すべき時にきているのですね。
もしかすると、今の価値観でいう成功者が、小馬鹿にされ、蔑まされるよう
な社会が来るのかも知れません。
まさに革命ですね。
■この本と同時に購入したのが、リンクアンドモチベーションというコンサ
ルティング会社代表の小笹芳央氏の書いた「変化を生み出すモチベーション・
マネジメント」です。
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4569795595/lanchesterkan-22/ref=nosim
仕事に役立つだろうかという思いで購入しました。
ここに書かれているのは、組織の変革を行うための手法と手順です。
簡単にいうと
(1)アンフリーズ(相対化する)それまでの習慣や価値観を揺るがせ、新
たな価値観を受け入れる素地を作る。
(2)チェンジ(方向づける)新たな価値観を注入し、方向性を構築する。
(3)リフリーズ(定着させる)新たな習慣として定着させる。
という手順で行います。
私も、営業組織を変革させるべく日々努力しておりますので、このメソッド
は参考になります。
■ただ、先ほどの「思考停止ビジネス」を読めば、カルト宗教の洗脳方法と
して、
(1)破壊
(2)注入
(3)凍結
という手順が紹介されています。
組織変革のメソッドと、同じなんですね。
■これらの著作を読んだ人が、どう考え、どう行動するかは勝手なんですが、
やはり手法やノウハウというものは、使う人の考え方次第なんだなーーと思
います。
いろいろ考えさせられるというのは、坂口氏が提示する社会の切り取り方の
面白さや多様性が、実に深刻な問題を含んでいるからです。
ノウハウ本では味わえない様々な考えるヒントをもらえる本でした。
せられます。
http://amazon.co.jp/o/ASIN/
「売りたかったら客に考えさせるな」なんて副題がついており、
に不謹慎な本を紹介するな!と怒られそうですね。
でも、よくある実践ノウハウ本ではありません。むしろ、
るアンチテーゼを志向した本です。
■この本の最初の方に、坂口氏の衝撃の体験が書かれています。
昔、坂口氏は、各界の成功者といわれる人たちに、
いたことがあったそうです。
その過程で大勢の成功者と会ったわけですが、
うです。
「(儲けるには)
人たちをより弱くすることにコツがある」
身も蓋もない。でも、
します。かつて私が知り合った成功者(らしき人)にも、
ちながら、表面では誠意が大切だとか平気でいう人が"いっぱい"
■結局、今の日本は、弱い人たちが、
カモにされているのが真実ではないのか。
この本を読んでいて、あらためてそう思いました。
坂口氏のいう弱い人の特徴は
(1)自分は幸せではないと感じている。
(2)だけど、自分は特別な存在だとどこかで思っている。
(3)でも、自分からは何も決められない。
ということです。
思い当たるふしはありませんか?
私はあります。
■ちなみに、坂口氏は、
めています。
(1)朝早く起きて仕事をすること
(2)学び続けること
(3)人にはできるだけ優しく接すること
朝から仕事をして、学ぶことを忘れず、
成功もするでしょうね。
だけど、こうした地味な努力は、成功する一部の「強い人」
とです。
■弱い人は、こんな面倒なことを続けることはできません。
弱い人たちは、
(1)自分より不幸な人の話を聞いて自分を慰め、
(2)まだ見ぬ本当の自分になれるような体験や変身、
(結局は、変革できず)
(3)自分の代わりに方向を示してくれるリーダーを求め、
い解決策に飛びつきます。
弱い人たちをより弱くするとは、
ネスを展開するに他なりません。
■特に(3)は仕事柄、実感する部分です。
私は自分のコンサルティングの目標を「
ること」としています。
そのために、考え方や、考えるためのツール、
えようとしています。
もちろん、なるべく具体的に伝えようとしますが、その具体性は、
全体を理解してもらうための事例です。
あくまで全体を理解していただき、
が、企業側からは「手っ取り早くやり方を教えろ」
(企業というより現場の人たちですね)
なぜなら「やり方」ならば、
なくても、取り入れることができる。要するに、今さら、
も解決策に到達できる。
コンサルタントによっては、そんな心情に迎合して、シンプルな「
を提示しただけで終わる人もいます。
もちろん、そんなことで、
短期的によくなった気がしても、すぐに元の木阿弥に戻ります。
えられる人ならそれは分るはず。
ただ、後者のようなコンサルにも一定の需要があるので、
りません。
■ランチェスター戦略勉強会に来られる方の中にも「解決策」
おられます。
そういう方は、長続きしません。戦略とは、
を導くための考え方であり、ツールだからです。
そういう方は、たぶん、
いつか、幸運な偶然により、
祈ります。
■「いやー。そういう人たちを相手に商売すればいいんだよ」
されることもあります。
適当な解決策をでっち上げて「解決できないのは、
いからだ」と繰り返していればいいんだよ、と。
ある人は「皆、
とに使われるぐらいなら、自分が貰っちゃえばいいんだよ」
ました。
そういう人が「強い人」なんでしょうね。
■坂口氏の著作の前半は、「弱い人たちをより弱くする」
ニックやからくりが書かれています。
まあ、このあたりは、
私が面白いと思ったのは、この本の後半、いささか文学的に「
騙される方が悪いという問題ではなく、
ではないか」という意味のことが書かれているくだりです。
というのも、現代は、×nのネットワーク社会であり、
社会に参加している、
いる。
ものを所有することが一定のステイタスであり、
の方法であった時代は、
欠の条件だったが、現代は最低限の消費で事足りる。
ところが、消費を控えすぎると、経済が回らずに、
小してしまう。
だから人びとは、
これが坂口氏のロジックのようです。
弱い人たちは、自らを思考停止状態に追い込んでいる。
れているという意識もない。お金に対する執着がないので、
かいう価値観そのものに馴染みません。
ね、というぐらいの気持ちです。
強い人たちは、その気持ちに乗っかって、
う図式です。
■興味深い推論ですね。
真偽はともかく、
うのは、私も実感することです。
怪しげな情報商材だけではありません。
やパッケージやブランドやまといつく様々な物語によって購入され
特に売り方の巧拙を意識しながら購入するわけではありませんから
クニックに乗せられて購入しているかも知れない。でも、
いって、何が悪い?どうでもいいじゃないか、と思っています。
怪しげな自己啓発セミナーやカルト宗教に全財産を使ってしまうの
としても、一定の消費限度内なら、
人の気持ちの持ちようだけなので、
には変わらない話なのではないでしょうか。
■マズローの5段階欲求説によれば、人間は、衣食住が満たされ、
活苦から解放されると、社会に参加し、そこで承認され、
欲するようになります。
マズローのいう3段階目が「社会的欲求」、4段階目が「
×nのネットワーク社会とは「社会的欲求」「自尊欲求」
会です。
いわゆる評価経済社会ですね。
別の角度から見れば、評価経済社会の底辺を支えるのは、
消費する資金そのものです。それがなければ、
だから、そのからくりを知る者たちによって、
するという図式が生まれる。
坂口氏は、弱い人たちと見なされて搾取され続けるのは嫌だから、
考停止の状態から脱して本当の自由を手に入れようぜということを
論としています。(マズローのいう第5段階である「
覚めようということです)
もっとも正直にいいまして、
ークな切り口に比べて、この結論はずいぶん凡庸な気がします。
付け足したような結論ですね。
■この本のロジックに従うと、マーケティング戦略は、
ちからお金をせしめるための表層的なテクニックに思えてきます。
私が信じ、一生を賭けてもいいと思ったマーケティング戦略は、
会を実現するための方法でした。
ところが、上記の世界観によれば、
人たちに適当な喜びを与えてその生態を見て喜んでいる強い人たち
かび上がってきます。
ここでマーケティング戦略は、弱い人たちを幻惑し、
めのテクニックであるかのようです。
まるで「GANTZ」のような世界です。
■いや、そもそも、我々は弱い人でもないし、
ない、という意見もあります。
搾取されているとか、弱い人・強い人、という切り分け自体が、
考え方に囚われているだけだ。
拝金主義者たちは、
そんなことに自分は構いたくない。
我々は、自分たちで新しい価値観を創ってやっていく。
か知らないが、ポスト資本主義社会は我々が作っていく。
今は過渡期だから、目をつぶって消費してやっているだけだ。
々が新しい社会の仕組みを作ってやる。
まるで神に見放されたサルトルが「仕方ないから、人間だけで、
を創ろうぜ」と言っているのに似ている気がしますが。
でも、こちらの方が、私は可能性を感じます。
■マーケティング戦略は、
我々は、自分に割り当てられた仕事を通して「
業に取り組んでいるのです。
それがマーケティングの根本的な概念です。
弱い人をより弱くなどしてはいけない。
社会の利益につながり、
ながっているのだという感覚があるからこそ、
我々は、そういう仕組みを作っていかなければならない。
こういう話をすると「あほちゃうかこいつ」
備軍も多いのは事実です。
「あほはお前じゃ」と心の中で言い返してきた自分でしたが、
や思考回路そのものの違いを表していたのでしょうね。
■だからこそ、コトラーはじめ、マーケティングの理論家たちは「
いうものを重視してきました。
戦略というものは思考の道具です。
ず自分の目指す目標に近づくことができます。
ただし、その目標設定そのものが間違っていたなら、
てしまう。
戦略とはそういう性質のものなのです。
だから、自分が何を目指すか。どういう価値観を持ち、
持つのか。
戦略を身に着けようとする人間は、特に、
らないわけです。
我々が目指す「よりよい社会」とは何か?
マイケル・サンデル教授のいうように、
すべき時にきているのですね。
もしかすると、今の価値観でいう成功者が、小馬鹿にされ、
な社会が来るのかも知れません。
まさに革命ですね。
■この本と同時に購入したのが、
ルティング会社代表の小笹芳央氏の書いた「
マネジメント」です。
http://amazon.co.jp/o/ASIN/
仕事に役立つだろうかという思いで購入しました。
ここに書かれているのは、
簡単にいうと
(1)アンフリーズ(相対化する)
たな価値観を受け入れる素地を作る。
(2)チェンジ(方向づける)新たな価値観を注入し、
(3)リフリーズ(定着させる)新たな習慣として定着させる。
という手順で行います。
私も、営業組織を変革させるべく日々努力しておりますので、
は参考になります。
■ただ、先ほどの「思考停止ビジネス」を読めば、
して、
(1)破壊
(2)注入
(3)凍結
という手順が紹介されています。
組織変革のメソッドと、同じなんですね。
■これらの著作を読んだ人が、どう考え、
やはり手法やノウハウというものは、
います。
いろいろ考えさせられるというのは、
面白さや多様性が、実に深刻な問題を含んでいるからです。
ノウハウ本では味わえない様々な考えるヒントをもらえる本でした
(2011年3月24日メルマガより)
■3月11日の東北地方を襲った大地震と津波の被害に合われた方には、心
からお見舞いを申し上げます。
前回のメルマガ発行が、3月10日です。その次の日に、地震が発生しました。
私は、関西にいて無事だったものの、東北地方や、関東にも仕事関連の友人
知人がいますので、決して他人事ではありません。
■最初は呆然としていたコンサルタント仲間からも、しばらく経つと「自分
たちのできることをやっていこう」「こんな時こそ、明るい話題を提供しよ
う」「西日本が頑張って、東日本の経済を支えよう」という声が聞こえてき
ました。
私もその通りだと思い、自分のブログに書いたりもしました。
つい先日も、茫然自失している企業のメンバーに「今、できることは何かを
考えよう!」と励ましてきたところです。
■ただ、正直にいって、今回の地震の被害を報道で見ると、心の内では、と
ても前向きな気分にはなれませんでした。
阪神淡路大震災の時は、地理的に近いこと、親族が被害に合うなど当事者感
が強かったこともあってか、落ち込むような気持ちはありませんでした。む
しろ、平然としていた気がします。
ところが今回はきついものがありました。
地震や津波被害の酷さもそうですし、福島の原子力発電所事故の危機的な状
況にも参りました。
今は徐々に落ち着いてきているようですが、一時期は、もうダメじゃないか
と思えてきたものです。
不謹慎だと思う方もおられるかも知れませんが、フリップ・K・ディックの
核戦争に関する小説や、イングマル・ベルイマンの「冬の光」という映画を
思い浮かべて陰鬱となっていました。
それは、我々が安全だと信じ込んできた日常が、実は破滅と紙一重の状況に
過ぎなかったという不安感からきたものだと思います。
■そんな時、あるテレビ番組の生放送でビートたけしが、生々しい感情を吐
露しているのを観て、私はどういうわけかほっとしました。
http://topics.jp.msn.com/wadai/j-cast/article.aspx?articleid=537652
たけしは、いつものふざけた調子ではなく、被災地での火事場泥棒や、政治
家のパフォーマンスに直截的な怒りを表していました。
しかし、私がほっとしたのは、たけしが「下痢が酷い」と発言していたこと
です。
彼は、悲惨な状況を見すぎて、体調を崩していたそうです。
もともとたけしはナイーブな人物なのでしょう。その人が正直に自分の弱さ
を表したことに、私は共感し、ほっとしてしまったのです。
要するに、この状況に前向きになれずに弱っているのは、自分だけではない
という連帯感に安心したのです。
こういう気持ちにさせてくれるということ自体が、たけしが現代のカリスマ
である所以なんでしょうね。
■内省的になってしまって恐縮ですが、このことによって、私は2つのこと
を感じました。
一つは、自分の精神の脆さです。
私はある程度のショックにも平然としていられる人間だと思っていましたが、
そうではありませんでした。
もう一つは、たけしとの連帯感を通してしか、自分の不安を認められなかっ
た弱さです。
結局、私は脆くて弱い人間でした。
それを肝に銘じて、これから過ごしていきたいと思います。
今回のテーマも、この私の気分を反映したものとなっています。
からお見舞いを申し上げます。
前回のメルマガ発行が、3月10日です。その次の日に、
私は、関西にいて無事だったものの、東北地方や、
知人がいますので、決して他人事ではありません。
■最初は呆然としていたコンサルタント仲間からも、
たちのできることをやっていこう」「こんな時こそ、
う」「西日本が頑張って、東日本の経済を支えよう」
ました。
私もその通りだと思い、自分のブログに書いたりもしました。
つい先日も、茫然自失している企業のメンバーに「今、
考えよう!」と励ましてきたところです。
■ただ、正直にいって、今回の地震の被害を報道で見ると、
ても前向きな気分にはなれませんでした。
阪神淡路大震災の時は、地理的に近いこと、
が強かったこともあってか、
しろ、平然としていた気がします。
ところが今回はきついものがありました。
地震や津波被害の酷さもそうですし、
況にも参りました。
今は徐々に落ち着いてきているようですが、一時期は、
と思えてきたものです。
不謹慎だと思う方もおられるかも知れませんが、フリップ・K・
核戦争に関する小説や、イングマル・ベルイマンの「冬の光」
思い浮かべて陰鬱となっていました。
それは、我々が安全だと信じ込んできた日常が、
過ぎなかったという不安感からきたものだと思います。
■そんな時、あるテレビ番組の生放送でビートたけしが、
露しているのを観て、私はどういうわけかほっとしました。
http://topics.jp.msn.com/
たけしは、いつものふざけた調子ではなく、
家のパフォーマンスに直截的な怒りを表していました。
しかし、私がほっとしたのは、たけしが「下痢が酷い」
です。
彼は、悲惨な状況を見すぎて、体調を崩していたそうです。
もともとたけしはナイーブな人物なのでしょう。
を表したことに、私は共感し、ほっとしてしまったのです。
要するに、この状況に前向きになれずに弱っているのは、
という連帯感に安心したのです。
こういう気持ちにさせてくれるということ自体が、
である所以なんでしょうね。
■内省的になってしまって恐縮ですが、このことによって、
を感じました。
一つは、自分の精神の脆さです。
私はある程度のショックにも平然としていられる人間だと思ってい
そうではありませんでした。
もう一つは、たけしとの連帯感を通してしか、
た弱さです。
結局、私は脆くて弱い人間でした。
それを肝に銘じて、これから過ごしていきたいと思います。
今回のテーマも、この私の気分を反映したものとなっています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■坂口孝則氏の「思考停止ビジネス」という本は、いろいろな意味で考えさ
せられます。
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4198631360/lanchesterkan-22/ref=nosim
「売りたかったら客に考えさせるな」なんて副題がついており、このご時勢
に不謹慎な本を紹介するな!と怒られそうですね。
でも、よくある実践ノウハウ本ではありません。むしろ、ノウハウ本に対す
るアンチテーゼを志向した本です。
■この本の最初の方に、坂口氏の衝撃の体験が書かれています。
昔、坂口氏は、各界の成功者といわれる人たちに、講演を依頼してまわって
いたことがあったそうです。
その過程で大勢の成功者と会ったわけですが、そのうち一人がこう言ったそ
うです。
「(儲けるには)弱い人たちからもっとお金をひっぱることが一番だ。弱い
人たちをより弱くすることにコツがある」
身も蓋もない。でも、これは成功者の姿勢の一面の真実をついていると実感
します。かつて私が知り合った成功者(らしき人)にも、こういう考えを持
ちながら、表面では誠意が大切だとか平気でいう人が"いっぱい"いました。
■結局、今の日本は、弱い人たちが、それを食い物にする人たちによって、
カモにされているのが真実ではないのか。
この本を読んでいて、あらためてそう思いました。
坂口氏のいう弱い人の特徴は
(1)自分は幸せではないと感じている。
(2)だけど、自分は特別な存在だとどこかで思っている。
(3)でも、自分からは何も決められない。
ということです。
思い当たるふしはありませんか?
私はあります。
■ちなみに、坂口氏は、多くの成功者の講演を聞いた要諦を次の3つにまと
めています。
(1)朝早く起きて仕事をすること
(2)学び続けること
(3)人にはできるだけ優しく接すること
朝から仕事をして、学ぶことを忘れず、周囲に優しく接していれば、それは
成功もするでしょうね。
だけど、こうした地味な努力は、成功する一部の「強い人」にのみできるこ
とです。
■弱い人は、こんな面倒なことを続けることはできません。
弱い人たちは、
(1)自分より不幸な人の話を聞いて自分を慰め、小さな幸せを探して納得し、
(2)まだ見ぬ本当の自分になれるような体験や変身、自己啓発を求め、
(結局は、変革できず)
(3)自分の代わりに方向を示してくれるリーダーを求め、単純で分りやす
い解決策に飛びつきます。
弱い人たちをより弱くするとは、こうした性向をより助長させるようなビジ
ネスを展開するに他なりません。
■特に(3)は仕事柄、実感する部分です。
私は自分のコンサルティングの目標を「自律的に営業力向上できるようにな
ること」としています。
そのために、考え方や、考えるためのツール、その使い方を時間をかけて伝
えようとしています。
もちろん、なるべく具体的に伝えようとしますが、その具体性は、考え方の
全体を理解してもらうための事例です。
あくまで全体を理解していただき、自ら動いてもらうようにします。
が、企業側からは「手っ取り早くやり方を教えろ」という声をよく聞きます。
(企業というより現場の人たちですね)
なぜなら「やり方」ならば、これまでの経験で培った考え方をそれほど変え
なくても、取り入れることができる。要するに、今さら、頭を働かさなくて
も解決策に到達できる。
コンサルタントによっては、そんな心情に迎合して、シンプルな「やり方」
を提示しただけで終わる人もいます。
もちろん、そんなことで、長期的な営業力がアップするわけではありません。
短期的によくなった気がしても、すぐに元の木阿弥に戻ります。少しでも考
えられる人ならそれは分るはず。
ただ、後者のようなコンサルにも一定の需要があるので、なくなることはあ
りません。
■ランチェスター戦略勉強会に来られる方の中にも「解決策」を求める方が
おられます。
そういう方は、長続きしません。戦略とは、解決策そのものではなく、解決
を導くための考え方であり、ツールだからです。
そういう方は、たぶん、いろんな会を回っているんだろうなーと思います。
いつか、幸運な偶然により、自分にぴったりとくる解決策が見つかることを
祈ります。
■「いやー。そういう人たちを相手に商売すればいいんだよ」とアドバイス
されることもあります。
適当な解決策をでっち上げて「解決できないのは、あなたの真摯さが足りな
いからだ」と繰り返していればいいんだよ、と。
ある人は「皆、意味のないことにお金を払いたがっているんだから、変なこ
とに使われるぐらいなら、自分が貰っちゃえばいいんだよ」とうそぶいてい
ました。
そういう人が「強い人」なんでしょうね。
■坂口氏の著作の前半は、「弱い人たちをより弱くする」ための心理的テク
ニックやからくりが書かれています。
まあ、このあたりは、ゲーム型交渉術本などに書かれている内容と同じです。
私が面白いと思ったのは、この本の後半、いささか文学的に「騙す方が悪い、
騙される方が悪いという問題ではなく、現代の人びとがそれを求めているの
ではないか」という意味のことが書かれているくだりです。
というのも、現代は、×nのネットワーク社会であり、ものを買うことと、
社会に参加している、承認されているという欲求を満たすことは分離されて
いる。
ものを所有することが一定のステイタスであり、集団の中で認められるため
の方法であった時代は、消費することが社会から承認されるために必要不可
欠の条件だったが、現代は最低限の消費で事足りる。
ところが、消費を控えすぎると、経済が回らずに、自分自身の労働報酬が縮
小してしまう。
だから人びとは、わざと思考停止になって一定の消費をするようになる。
これが坂口氏のロジックのようです。
弱い人たちは、自らを思考停止状態に追い込んでいる。思考停止なので騙さ
れているという意識もない。お金に対する執着がないので、弱いとか強いと
かいう価値観そのものに馴染みません。そんなにお金に執着して可哀そうだ
ね、というぐらいの気持ちです。
強い人たちは、その気持ちに乗っかって、お金を自分に引っ張ってくるとい
う図式です。
■興味深い推論ですね。
真偽はともかく、世の中全体が消費に関して思考停止状態になっているとい
うのは、私も実感することです。
怪しげな情報商材だけではありません。食品も日用雑貨も家電製品も、陳列
やパッケージやブランドやまといつく様々な物語によって購入されます。
特に売り方の巧拙を意識しながら購入するわけではありませんから、心理テ
クニックに乗せられて購入しているかも知れない。でも、乗せられたからと
いって、何が悪い?どうでもいいじゃないか、と思っています。
怪しげな自己啓発セミナーやカルト宗教に全財産を使ってしまうのは問題だ
としても、一定の消費限度内なら、怪しげな情報商材を買ったとしても、本
人の気持ちの持ちようだけなので、他の消費と程度の違いこそあれ、本質的
には変わらない話なのではないでしょうか。
■マズローの5段階欲求説によれば、人間は、衣食住が満たされ、当面の生
活苦から解放されると、社会に参加し、そこで承認され、尊敬されることを
欲するようになります。
マズローのいう3段階目が「社会的欲求」、4段階目が「自尊の欲求」です。
×nのネットワーク社会とは「社会的欲求」「自尊欲求」を最も重視する社
会です。
いわゆる評価経済社会ですね。
別の角度から見れば、評価経済社会の底辺を支えるのは、皆が目をつぶって
消費する資金そのものです。それがなければ、資本経済は回りませんから。
だから、そのからくりを知る者たちによって、思考停止した人たちから搾取
するという図式が生まれる。
坂口氏は、弱い人たちと見なされて搾取され続けるのは嫌だから、そんな思
考停止の状態から脱して本当の自由を手に入れようぜということを著作の結
論としています。(マズローのいう第5段階である「自己実現の欲求」に目
覚めようということです)
もっとも正直にいいまして、坂口氏がそれまで提示してきた社会を見るユニ
ークな切り口に比べて、この結論はずいぶん凡庸な気がします。
付け足したような結論ですね。
■この本のロジックに従うと、マーケティング戦略は、思考停止状態の人た
ちからお金をせしめるための表層的なテクニックに思えてきます。
私が信じ、一生を賭けてもいいと思ったマーケティング戦略は、よりよい社
会を実現するための方法でした。
ところが、上記の世界観によれば、あたかも水槽の中に入れられた我々弱い
人たちに適当な喜びを与えてその生態を見て喜んでいる強い人たちの姿が浮
かび上がってきます。
ここでマーケティング戦略は、弱い人たちを幻惑し、現実を直視させないた
めのテクニックであるかのようです。
まるで「GANTZ」のような世界です。あまりにも悲観的に過ぎますか?
■いや、そもそも、我々は弱い人でもないし、搾取されているとも思ってい
ない、という意見もあります。
搾取されているとか、弱い人・強い人、という切り分け自体が、拝金主義の
考え方に囚われているだけだ。
拝金主義者たちは、勝手に自分のゲームを楽しんでいたらいいじゃないか。
そんなことに自分は構いたくない。
我々は、自分たちで新しい価値観を創ってやっていく。評価経済だかなんだ
か知らないが、ポスト資本主義社会は我々が作っていく。
今は過渡期だから、目をつぶって消費してやっているだけだ。そのうち、我
々が新しい社会の仕組みを作ってやる。
まるで神に見放されたサルトルが「仕方ないから、人間だけで、新しい価値
を創ろうぜ」と言っているのに似ている気がしますが。
でも、こちらの方が、私は可能性を感じます。
■マーケティング戦略は、よりよい社会を創ることを目標としています。
我々は、自分に割り当てられた仕事を通して「より良い社会を実現」する作
業に取り組んでいるのです。
それがマーケティングの根本的な概念です。
弱い人をより弱くなどしてはいけない。自分の仕事に真摯に取り組むことが、
社会の利益につながり、私や私の家族や周囲の人たちを幸せにすることにつ
ながっているのだという感覚があるからこそ、つらい時でも頑張れるはず。
我々は、そういう仕組みを作っていかなければならない。
こういう話をすると「あほちゃうかこいつ」という目で見てくる自称成功予
備軍も多いのは事実です。
「あほはお前じゃ」と心の中で言い返してきた自分でしたが、それは価値観
や思考回路そのものの違いを表していたのでしょうね。
■だからこそ、コトラーはじめ、マーケティングの理論家たちは「理念」と
いうものを重視してきました。
戦略というものは思考の道具です。これをマスターすることができれば、必
ず自分の目指す目標に近づくことができます。
ただし、その目標設定そのものが間違っていたなら、その道具は凶器となっ
てしまう。
戦略とはそういう性質のものなのです。
だから、自分が何を目指すか。どういう価値観を持ち、どういうビジョンを
持つのか。
戦略を身に着けようとする人間は、特に、これらの前提を重視しなければな
らないわけです。
我々が目指す「よりよい社会」とは何か?
マイケル・サンデル教授のいうように、いまこそ我々にとっての正義を模索
すべき時にきているのですね。
もしかすると、今の価値観でいう成功者が、小馬鹿にされ、蔑まされるよう
な社会が来るのかも知れません。
まさに革命ですね。
■この本と同時に購入したのが、リンクアンドモチベーションというコンサ
ルティング会社代表の小笹芳央氏の書いた「変化を生み出すモチベーション・
マネジメント」です。
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4569795595/lanchesterkan-22/ref=nosim
仕事に役立つだろうかという思いで購入しました。
ここに書かれているのは、組織の変革を行うための手法と手順です。
簡単にいうと
(1)アンフリーズ(相対化する)それまでの習慣や価値観を揺るがせ、新
たな価値観を受け入れる素地を作る。
(2)チェンジ(方向づける)新たな価値観を注入し、方向性を構築する。
(3)リフリーズ(定着させる)新たな習慣として定着させる。
という手順で行います。
私も、営業組織を変革させるべく日々努力しておりますので、このメソッド
は参考になります。
■ただ、先ほどの「思考停止ビジネス」を読めば、カルト宗教の洗脳方法と
して、
(1)破壊
(2)注入
(3)凍結
という手順が紹介されています。
組織変革のメソッドと、同じなんですね。
■これらの著作を読んだ人が、どう考え、どう行動するかは勝手なんですが、
やはり手法やノウハウというものは、使う人の考え方次第なんだなーーと思
います。
いろいろ考えさせられるというのは、坂口氏が提示する社会の切り取り方の
面白さや多様性が、実に深刻な問題を含んでいるからです。
ノウハウ本では味わえない様々な考えるヒントをもらえる本でした。
せられます。
http://amazon.co.jp/o/ASIN/
「売りたかったら客に考えさせるな」なんて副題がついており、
に不謹慎な本を紹介するな!と怒られそうですね。
でも、よくある実践ノウハウ本ではありません。むしろ、
るアンチテーゼを志向した本です。
■この本の最初の方に、坂口氏の衝撃の体験が書かれています。
昔、坂口氏は、各界の成功者といわれる人たちに、
いたことがあったそうです。
その過程で大勢の成功者と会ったわけですが、
うです。
「(儲けるには)
人たちをより弱くすることにコツがある」
身も蓋もない。でも、
します。かつて私が知り合った成功者(らしき人)にも、
ちながら、表面では誠意が大切だとか平気でいう人が"いっぱい"
■結局、今の日本は、弱い人たちが、
カモにされているのが真実ではないのか。
この本を読んでいて、あらためてそう思いました。
坂口氏のいう弱い人の特徴は
(1)自分は幸せではないと感じている。
(2)だけど、自分は特別な存在だとどこかで思っている。
(3)でも、自分からは何も決められない。
ということです。
思い当たるふしはありませんか?
私はあります。
■ちなみに、坂口氏は、
めています。
(1)朝早く起きて仕事をすること
(2)学び続けること
(3)人にはできるだけ優しく接すること
朝から仕事をして、学ぶことを忘れず、
成功もするでしょうね。
だけど、こうした地味な努力は、成功する一部の「強い人」
とです。
■弱い人は、こんな面倒なことを続けることはできません。
弱い人たちは、
(1)自分より不幸な人の話を聞いて自分を慰め、
(2)まだ見ぬ本当の自分になれるような体験や変身、
(結局は、変革できず)
(3)自分の代わりに方向を示してくれるリーダーを求め、
い解決策に飛びつきます。
弱い人たちをより弱くするとは、
ネスを展開するに他なりません。
■特に(3)は仕事柄、実感する部分です。
私は自分のコンサルティングの目標を「
ること」としています。
そのために、考え方や、考えるためのツール、
えようとしています。
もちろん、なるべく具体的に伝えようとしますが、その具体性は、
全体を理解してもらうための事例です。
あくまで全体を理解していただき、
が、企業側からは「手っ取り早くやり方を教えろ」
(企業というより現場の人たちですね)
なぜなら「やり方」ならば、
なくても、取り入れることができる。要するに、今さら、
も解決策に到達できる。
コンサルタントによっては、そんな心情に迎合して、シンプルな「
を提示しただけで終わる人もいます。
もちろん、そんなことで、
短期的によくなった気がしても、すぐに元の木阿弥に戻ります。
えられる人ならそれは分るはず。
ただ、後者のようなコンサルにも一定の需要があるので、
りません。
■ランチェスター戦略勉強会に来られる方の中にも「解決策」
おられます。
そういう方は、長続きしません。戦略とは、
を導くための考え方であり、ツールだからです。
そういう方は、たぶん、
いつか、幸運な偶然により、
祈ります。
■「いやー。そういう人たちを相手に商売すればいいんだよ」
されることもあります。
適当な解決策をでっち上げて「解決できないのは、
いからだ」と繰り返していればいいんだよ、と。
ある人は「皆、
とに使われるぐらいなら、自分が貰っちゃえばいいんだよ」
ました。
そういう人が「強い人」なんでしょうね。
■坂口氏の著作の前半は、「弱い人たちをより弱くする」
ニックやからくりが書かれています。
まあ、このあたりは、
私が面白いと思ったのは、この本の後半、いささか文学的に「
騙される方が悪いという問題ではなく、
ではないか」という意味のことが書かれているくだりです。
というのも、現代は、×nのネットワーク社会であり、
社会に参加している、
いる。
ものを所有することが一定のステイタスであり、
の方法であった時代は、
欠の条件だったが、現代は最低限の消費で事足りる。
ところが、消費を控えすぎると、経済が回らずに、
小してしまう。
だから人びとは、
これが坂口氏のロジックのようです。
弱い人たちは、自らを思考停止状態に追い込んでいる。
れているという意識もない。お金に対する執着がないので、
かいう価値観そのものに馴染みません。
ね、というぐらいの気持ちです。
強い人たちは、その気持ちに乗っかって、
う図式です。
■興味深い推論ですね。
真偽はともかく、
うのは、私も実感することです。
怪しげな情報商材だけではありません。
やパッケージやブランドやまといつく様々な物語によって購入され
特に売り方の巧拙を意識しながら購入するわけではありませんから
クニックに乗せられて購入しているかも知れない。でも、
いって、何が悪い?どうでもいいじゃないか、と思っています。
怪しげな自己啓発セミナーやカルト宗教に全財産を使ってしまうの
としても、一定の消費限度内なら、
人の気持ちの持ちようだけなので、
には変わらない話なのではないでしょうか。
■マズローの5段階欲求説によれば、人間は、衣食住が満たされ、
活苦から解放されると、社会に参加し、そこで承認され、
欲するようになります。
マズローのいう3段階目が「社会的欲求」、4段階目が「
×nのネットワーク社会とは「社会的欲求」「自尊欲求」
会です。
いわゆる評価経済社会ですね。
別の角度から見れば、評価経済社会の底辺を支えるのは、
消費する資金そのものです。それがなければ、
だから、そのからくりを知る者たちによって、
するという図式が生まれる。
坂口氏は、弱い人たちと見なされて搾取され続けるのは嫌だから、
考停止の状態から脱して本当の自由を手に入れようぜということを
論としています。(マズローのいう第5段階である「
覚めようということです)
もっとも正直にいいまして、
ークな切り口に比べて、この結論はずいぶん凡庸な気がします。
付け足したような結論ですね。
■この本のロジックに従うと、マーケティング戦略は、
ちからお金をせしめるための表層的なテクニックに思えてきます。
私が信じ、一生を賭けてもいいと思ったマーケティング戦略は、
会を実現するための方法でした。
ところが、上記の世界観によれば、
人たちに適当な喜びを与えてその生態を見て喜んでいる強い人たち
かび上がってきます。
ここでマーケティング戦略は、弱い人たちを幻惑し、
めのテクニックであるかのようです。
まるで「GANTZ」のような世界です。
■いや、そもそも、我々は弱い人でもないし、
ない、という意見もあります。
搾取されているとか、弱い人・強い人、という切り分け自体が、
考え方に囚われているだけだ。
拝金主義者たちは、
そんなことに自分は構いたくない。
我々は、自分たちで新しい価値観を創ってやっていく。
か知らないが、ポスト資本主義社会は我々が作っていく。
今は過渡期だから、目をつぶって消費してやっているだけだ。
々が新しい社会の仕組みを作ってやる。
まるで神に見放されたサルトルが「仕方ないから、人間だけで、
を創ろうぜ」と言っているのに似ている気がしますが。
でも、こちらの方が、私は可能性を感じます。
■マーケティング戦略は、
我々は、自分に割り当てられた仕事を通して「
業に取り組んでいるのです。
それがマーケティングの根本的な概念です。
弱い人をより弱くなどしてはいけない。
社会の利益につながり、
ながっているのだという感覚があるからこそ、
我々は、そういう仕組みを作っていかなければならない。
こういう話をすると「あほちゃうかこいつ」
備軍も多いのは事実です。
「あほはお前じゃ」と心の中で言い返してきた自分でしたが、
や思考回路そのものの違いを表していたのでしょうね。
■だからこそ、コトラーはじめ、マーケティングの理論家たちは「
いうものを重視してきました。
戦略というものは思考の道具です。
ず自分の目指す目標に近づくことができます。
ただし、その目標設定そのものが間違っていたなら、
てしまう。
戦略とはそういう性質のものなのです。
だから、自分が何を目指すか。どういう価値観を持ち、
持つのか。
戦略を身に着けようとする人間は、特に、
らないわけです。
我々が目指す「よりよい社会」とは何か?
マイケル・サンデル教授のいうように、
すべき時にきているのですね。
もしかすると、今の価値観でいう成功者が、小馬鹿にされ、
な社会が来るのかも知れません。
まさに革命ですね。
■この本と同時に購入したのが、
ルティング会社代表の小笹芳央氏の書いた「
マネジメント」です。
http://amazon.co.jp/o/ASIN/
仕事に役立つだろうかという思いで購入しました。
ここに書かれているのは、
簡単にいうと
(1)アンフリーズ(相対化する)
たな価値観を受け入れる素地を作る。
(2)チェンジ(方向づける)新たな価値観を注入し、
(3)リフリーズ(定着させる)新たな習慣として定着させる。
という手順で行います。
私も、営業組織を変革させるべく日々努力しておりますので、
は参考になります。
■ただ、先ほどの「思考停止ビジネス」を読めば、
して、
(1)破壊
(2)注入
(3)凍結
という手順が紹介されています。
組織変革のメソッドと、同じなんですね。
■これらの著作を読んだ人が、どう考え、
やはり手法やノウハウというものは、
います。
いろいろ考えさせられるというのは、
面白さや多様性が、実に深刻な問題を含んでいるからです。
ノウハウ本では味わえない様々な考えるヒントをもらえる本でした
コラム
- 2021.01.07:「鬼滅の刃」大ヒットで復活するソニー「全集中の戦略」
- 2020.12.24:生き残りをかけてもがく家電メーカーたち
- 2020.12.10:ヤマダ電機は、大塚家具の救済よりも、家電産業の復活に取り組め
- 2020.11.26:雑草のようにしたたかなワタミの生き残り戦略
- 2020.11.12:井上尚弥はボクシングの未来を拓くか
- 2020.10.29:出前館vsウーバーイーツ
- 2020.10.15:阪神タイガースはいつまでダメ虎なのか
- 2020.10.01:こんな創業は失敗する
- 2020.09.17:リアル「半沢直樹」 JAL再生は、ドラマよりも奇跡だった
- 2020.09.03:「存在意義」を深く考えない創業は頓挫する
- 2020.08.20:創業の成功確率を上げる5つの要件
- 2020.08.06:米国子会社の破綻は、無印良品の終わりの始まりか?
- 2020.07.23:「論語」は最高の自己啓発書であり、最強の実用書だ
- 2020.07.09:孔子の教えは、なぜ簡単なのに伝えにくいのか?
- 2020.06.25:コロナでも生き残る小さな事業の秘訣
- 2020.06.11:経営者は「貞観政要」を読みなさい
- 2020.05.28:経営者は「君主論」を読みなさい
- 2020.05.14:クロージングがうまくいかない時にこそ、営業の真価が問われる
- 2020.04.30:営業として大成したければ、クロージングでは正攻法を貫け!
- 2020.04.16:営業は基本を学べ。正しい知識を持っていると、経験から正しく学べる。
- 2020.04.02:営業を知らない人ほど怪しげな営業をしてしまうのはなぜか?
- 2020.03.19:プレゼンテーションは、ワンパターンでいい。
- 2020.03.05:「深掘り質問」を制する者は営業を制す
- 2020.02.20:営業は顧客の課題を解決する仕事だ
- 2020.02.06:商談の第一声は営業から発する
- 2020.01.23:「テスト受注」は営業の醍醐味だ!
- 2020.01.09:営業成績が上がらないという人は、顧客訪問してませんね。
- 2019.12.26:とっても簡単な地域営業の始め方
- 2019.12.12:新人営業が自信を持つために最初にすること
- 2019.11.28:創業以来の危機に陥ったアシックスは復活できるのか?
- 2019.11.14:井上尚弥がはじめての苦戦から得たもの
- 2019.10.31:ユニクロ会長が怒る「失われた30年」から抜け出すことはできるのか?
- 2019.10.17:サマンサタバサはなぜ紳士服のコナカに買われたのか?
- 2019.10.03:中小零細企業の大半が不要だと言われてしまう理由
- 2019.09.19:ZOZO身売りに見た前澤氏の限界と可能性
- 2019.09.05:ビアードパパのすごい展開力
- 2019.08.22:マイクロソフトはなぜ比類なき復活を遂げたのか?
- 2019.08.08:空前絶後の幸運に見舞われながらも、それゆえに破滅した男の話。
- 2019.07.25:吉本が、これほどマネジメント能力がないとは驚いた
- 2019.07.11:ネットフリックスは、本気のディズニーに勝てるのか?
- 2019.06.27:ぺんてるとコクヨ またかよ!?と言いたくなるお家騒動がらみの揉め事
- 2019.06.13:驚異の高収益企業キーエンスの理由
- 2019.05.30:井上尚弥が導く異次元のボクシングビジネス
- 2019.05.16:WOWOWをV字回復させたサブスクビジネスの本質
- 2019.05.02:ランチェスター戦略で令和を生き抜く
- 2019.04.18:豊臣秀吉に学ぶ「人を動かす」秘訣
- 2019.04.04:令和のランチェスター戦略
- 2019.03.21:それでも生き残る!小さな会社の生き残り術
- 2019.03.07:少子高齢化と人口減少に直面する日本を破綻させなめに我々がすべきこと
- 2019.02.21:吉野家は過去の栄光を捨て去れるのか
- 2019.02.07:「サブスク」ビジネスの衝撃
- 2019.01.24:島田紳助や大前研一が提唱する成功理論・成功術
- 2019.01.10:平成が終わっても、人生は終わらない
- 2018.12.27:サーモス(THERMOS)V字回復の鍵は「接近戦」にあり
- 2018.12.13:カルロス・ゴーン事件が教える組織の腐り方
- 2018.11.29:RIZAPリバイバルプランは結果にコミットするか
- 2018.11.01:アマゾン・エフェクトに対抗する手段はあるのか
- 2018.10.04:ランチェスター戦略が示す3つのマジックナンバー
- 2018.09.20:ランチェスター戦略の中で、いちばん使えるところを教えます。
- 2018.09.06:ボクシング 井上尚弥にあって、山中慎介になかったもの
- 2018.08.23:川淵三郎はなぜ他のスポーツ団体関係者のようにダークサイドに堕ちないのか?
- 2018.08.09:半周遅れのヤフーによる起死回生の逆転戦略
- 2018.07.26:営業は「準備」が9割!
- 2018.07.12:サッカーW杯日本代表はなぜ躍進したのか?
- 2018.06.28:メルカリが破格の期待を集める5つの理由
- 2018.06.14:楽天が携帯電話事業にいまさら参入する理由
- 2018.05.31:スタジオアリスがさらに成長するための方法
- 2018.05.17:私が出会った優秀なコンサルタント
- 2018.05.03:サーモス(THERMOS)の奇跡はなぜ起きたのか?
- 2018.04.19:ワークマンは第二のユニクロになれるのか?
- 2018.04.05:これから営業職につく若い人に言いたいこと
- 2018.03.22:シリアルアントレプレナー「ブックオフ」「俺の」創業者の成功パターン
- 2018.03.08:サンマルクカフェにわざわざ行く理由があるのか?
- 2018.02.22:小さな事業者が新規開拓で成功する方法
- 2018.02.08:「なんでも酒やカクヤス」にみる局地戦の極意
- 2018.01.25:私が生き残っているのは「弱者の5大戦略」を実践してきたからです。
- 2018.01.11:2018年 君たちはどう生きるか(吉野源三郎や宮崎駿とは関係ありません)
- 2017.12.28:AIの時代に、どのような営業が生き残れるのか?
- 2017.12.14:ナイキもアシックスも「SHOE DOG」だ!
- 2017.11.30:TSUTAYAやDMMはしたたかに生き残っていくだろうが限界もある
- 2017.11.16:「シン・ゴジラ」って途中まで面白いけど、後半グダグダじゃないですか?
- 2017.11.02:織田信長が22年かけてできなかった天下統一を、豊臣秀吉がたった8年でできた理由
- 2017.10.19:電気自動車(EV)の時代に日本企業は生き残れるのか
- 2017.10.05:顧客満足度3年連続1位!ドトールコーヒーが最強か
- 2017.09.21:ヤマダ電機が生き残りを賭けて反攻開始!
- 2017.09.07:ドラッグストアが、コンビニを食い物にしている
- 2017.08.24:国内で敵なしのカルビーの将来が必ずしも明るくない理由
- 2017.08.10:君は内山高志を見たか
- 2017.07.27:金本知憲監督はすべての中間管理職の象徴だ
- 2017.07.13:自然界のランチェスター戦略
- 2017.06.29:回転寿司は群雄割拠の戦国時代に入った
- 2017.06.15:小さな会社のM&Aが日本を救う?
- 2017.06.01:AbemaTVは年間200億円の赤字から脱却できるのか?
- 2017.05.18:大阪・堺の超優良企業シマノは、これからも盤石なのか?
- 2017.05.04:知られざる成長産業 コインランドリー業界はどうなっているのか?
- 2017.04.20:新社会人に贈る「1万時間の法則」
- 2017.04.06:野村克也を超一流のプロ野球人にした3つの力
- 2017.03.23:風林火山を旗印に掲げた武田信玄は、戦略家ではなかったのか?
- 2017.03.09:ラスト・ワンマイルの表と裏をおさえよ
- 2017.02.23:鳥貴族の成長はこのまま∞に続くのか
- 2017.02.09:キングコング西野の絵本「えんとつ町のプペル」はなぜ炎上するほど売れているのか?
- 2017.01.26:アマゾンはどこから来てどこへ行くのか
- 2017.01.12:「孫子」を5つのポイントで整理した
- 2016.12.29:真田幸村はなぜ「日本一の兵」になったのか?
- 2016.12.15:セイコーマート・北の最強コンビニはどのようにできたのか
- 2016.12.01:クリスピー・クリーム・ドーナツの大量閉店は、前向きだったのですね
- 2016.11.17:ジーユーがユニクロを超える時、ファーストリテイリングは世界トップになる
- 2016.11.03:ピコ太郎はなぜ世界を席巻したのか?
- 2016.10.20:地域密着営業って何だろう?
- 2016.10.06:繁盛する居酒屋には、現場営業に必要なヒントが満載だ
- 2016.09.22:天下分け目といわれた関ヶ原の戦いはなぜ半日で決着がついたのか?
- 2016.09.08:「世界の山ちゃん」は世界に届くのか
- 2016.08.25:リオ五輪 男子柔道はなぜ躍進したのか?
- 2016.08.11:ポケモンGOは、何をGOしたのか?
- 2016.07.28:営業は純粋な「技術」であり、誰でも身に着けられるものである
- 2016.07.14:金本を信じよ!
- 2016.06.30:せっかく展示会出展しても成果の出ないやり方をしている企業が多すぎる
- 2016.06.16:小さな会社が生き残る秘訣は「ニッチであること」その他には...
- 2016.06.02:びっくりドンキーは弱者のエネルギーに満ちていた
- 2016.05.19:「同率勝算の規則」に則った唯一の成功法則
- 2016.05.05:レスターに学ぶ「奇跡のチーム」を作る3つの秘訣
- 2016.04.21:世紀のちゃぶ台返し!セブンに何があったのか
- 2016.04.07:新社会人に贈る あなたの人生を豊かにする秘訣
- 2016.03.24:コメダ珈琲店に人気があるのは理由がある
- 2016.03.10:小さくても生き残る「局所的な強者」の作り方
- 2016.02.25:「営業の仕組み」を身に着ければ、目標達成に苦しまなくなる
- 2016.02.11:子供に自慢できる人生を送りたいなら
- 2016.01.28:マクドナルドもスターバックスも日本市場をなめるな!
- 2016.01.14:「孫子の兵法」を企業経営に活かす方法
- 2015.12.31:結果を出す人は、手段を目的化している
- 2015.12.17:廃業寸前の負け犬集団が、常勝軍団に生まれ変わったわけ
- 2015.12.03:なぜ「世界トップ企業」を目指すのか?
- 2015.11.19:初めての著作は、なぜ「小説」になったのか?
- 2015.11.05:戦略は実行させなければ意味がない
- 2015.10.22:世界トップ企業への道は「差別化」が開く
- 2015.10.08:世界トップ企業になるために最初にしなければならないこと
- 2015.09.24:サーモス(THERMOS)はなぜ「廃業寸前」から世界トップ企業になったのか?
- 2015.09.10:営業には3つの役割がある
- 2015.08.27:楽天球団は、新しい野球を見せてくれ!
- 2015.08.13:ユニクロは、無印良品と提携せよ
- 2015.07.23:ノキアと日本電産 東西M&A巧者のやり方
- 2015.07.09:ワクワクする仕事しかやりません。
- 2015.06.25:ライザップはなぜ叩かれるのか?
- 2015.06.11:「けっこういい」よりも「並外れてダメ」がいい
- 2015.05.28:戦略には「感動」が必要だ
- 2015.05.14:「孔子」を学ぶ意味
- 2015.04.30:スカイマークはなぜ優遇されながら破綻したのか?
- 2015.04.16:セブンvsミスド 初戦の判定は
- 2015.04.02:任天堂はもう一度天下をとれるのか
- 2015.03.19:ファミマはセブンに勝てるのか?
- 2015.03.05:大塚家具の父と娘はどちらが正しいのか?
- 2015.02.19:成長しないビジネスのロールモデル
- 2015.02.05:100回勝負に持ち込めば絶対に勝てる
- 2015.01.22:キリンビバレッジは逆転できるのか?
- 2015.01.08:「孫子」を活用するための最大のキーワード
- 2014.12.31:「孫子の兵法」を学ぶ
- 2014.12.25:ハウステンボスはどのようにして再建されたのか?
- 2014.12.11:テラモーターズは、なぜオートバイ市場のトップ企業となったのか?
- 2014.11.27:人を動かすシンプルなメソッド
- 2014.11.13:嫌いな顧客を嫌いだと思わなくなる方法
- 2014.10.30:縄文時代が何年続いたか知ってます?
- 2014.10.02:阪神タイガースはなぜ優勝できないのか?
- 2014.09.18:創業塾でのQ&A
- 2014.08.21:コンビニのアイスクリームはどうなっているのか
- 2014.08.07:創業して10年続く人が持っている3つの資質
- 2014.07.24:私が「孫子」を使う理由
- 2014.07.10:「三国志」の戦いで勝敗が決する要因とは?
- 2014.06.26:「孫子の兵法」でみる2014年ワールドカップ日本代表の戦い
- 2014.06.12:マラドーナはなぜ三流監督で終わったのか?
- 2014.05.29:相性のいい顧客を探す方法
- 2014.05.15:営業が不得意な人は、営業なんてしない方が成果が上がる
- 2014.05.01:GoProは、強者になれるのか
- 2014.04.17:マクドナルドは、マイルドヤンキーを狙え!
- 2014.04.03:売れる仕組みが必要な理由
- 2014.03.20:営業プロセスがなければ組織は動かない
- 2014.03.06:ビジネスの設計図を作ろう
- 2014.02.20:彼を知り己を知れば...
- 2014.02.06:ビジョンは営業チームを一丸にする
- 2014.01.23:楽しくなければ営業じゃない!
- 2014.01.09:私がメルマガを書く「立ち位置」
- 2013.12.26:レゴは、なぜ世界第2位の玩具メーカーに復活したのか?
- 2013.12.12:コトラーに教えらえた初心に戻る
- 2013.11.28:日本のモノづくりを復活させるには
- 2013.11.14:レッドブルが世界で52億本も売れた「何か」
- 2013.10.31:ヤフーはどこに行こうとしているのか?
- 2013.10.17:飛び火マーケティングの時代-GoPro
- 2013.10.03:アップルは普通の企業になってしまった
- 2013.09.19:7年後、日本は巨大な展示会場になる
- 2013.09.05:店舗系ビジネスの弱者の戦略
- 2013.08.22:私がイチローから学ぶ3つのこと
- 2013.08.08:脱・人脈の営業
- 2013.07.25:ソーシャル時代の「真実の瞬間」
- 2013.07.11:統計は最強の営業マネジメントツールである
- 2013.06.27:新興宗教のビジネスモデル
- 2013.06.13:進化する教育システムに乗り遅れるな
- 2013.05.30:お医者さんや弁護士さんの営業戦略
- 2013.05.16:できる営業は、負け方が違う
- 2013.05.02:宮崎駿とスタジオジブリについて
- 2013.04.18:差別化は、マイナスせよ
- 2013.04.04:JAL再生にみる企業変革の王道
- 2013.03.21:第3回WBC終戦記念 がんばれプロ野球
- 2013.03.07:マイケル・ポーターの戦略はもう通用しないのか?
- 2013.02.21:王将の餃子は大阪を跳び出すか?
- 2013.02.07:営業チームマネジメントの第一歩
- 2013.01.24:失速したマクドナルドの次の一手は?
- 2013.01.10:阪神タイガースは暗黒時代に戻っていくのか
- 2012.12.27:衰退市場でトップを張る宝島社の戦略
- 2012.12.13:目標は、顧客総取り!
- 2012.11.29:答えのない問題に取り組めるのか
- 2012.11.15:手っ取り早く実績を上げるには
- 2012.11.01:プロ野球は、名選手しか監督になれないのか?
- 2012.10.18:世界王者が世界に挑戦!
- 2012.10.04:新・携帯電話版三国志
- 2012.09.20:安売りせずに売る方法
- 2012.09.06:脳内のリミットを外せ
- 2012.08.23:儲ける方法をタネ明かしする
- 2012.08.09:もうかるビジネスにはタネがある
- 2012.07.26:ステーキを売るな、○○を売れ!
- 2012.07.12:一流の営業になるために絶対に避けられない道
- 2012.06.28:顧客を創造するということ
- 2012.06.14:ビジネスが成立するための3つの要素
- 2012.05.31:理屈で捉えきれない会社もある
- 2012.05.17:戦術は現状を効率的にする。戦略は現状を破壊する
- 2012.05.03:物語風ビジネス書を読んでみよう
- 2012.04.19:市場価値より企業内価値を高めよう
- 2012.04.05:3つの起業家タイプが注意すること
- 2012.03.22:ソニーはどこへ行った?
- 2012.03.08:利益を上げるための最もシンプルな方法
- 2012.02.23:ランチェスター戦略を営業に活かすたった3つのプロセス
- 2012.02.09:日本の電機メーカーはどうすれば生き残れるのか
- 2012.01.26:心理学はビジネスに生かせるのか
- 2012.01.12:水戸黄門の終焉と大阪都構想
- 2011.12.29:「坂の上の雲」を越えていこう
- 2011.12.15:強い現場を作る方法
- 2011.12.01:なぜ落合博満はブレないのか?
- 2011.11.17:小さなお菓子屋さんが描く大きなストーリー
- 2011.11.03:理屈でメシは食えん!でいいの?
- 2011.10.20:iPhone vs iPhone
- 2011.10.06:本質からはじめよ!
- 2011.09.22:アマゾンにチャレンジ!
- 2011.09.08:さらば、スティーブ・ジョブズ
- 2011.08.25:マフィアにビジネスの極意を聞く
- 2011.08.11:たまにはビジネス小説でも読みましょうか
- 2011.07.28:なぜ我々にはマーケティングが必要なのか?
- 2011.07.14:「いい商品」って何ですか?
- 2011.06.30:カリスマ営業を有難がっても意味ないでしょう
- 2011.06.16:ネスプレッソが売れている理由
- 2011.06.02:孫子、ポーター、ランチェスター
- 2011.05.19:足腰の弱い欧米企業、頭の弱い日本企業
- 2011.05.05:斎藤佑樹はプロ野球で通用するか?
- 2011.04.21:ランチェスター戦略って役に立つの?
- 2011.04.07:温泉旅館を蘇らせるには
- 2011.03.24:弱い人をより弱くするのが戦略なのか
- 2011.03.10:タスク管理と時間管理のツール紹介
- 2011.02.24:プレーヤーからマネージャーへ
- 2011.02.10:110兆円の市場に遅れた日本
- 2011.01.27:物語と希望の深い関係
- 2011.01.13:グーグルVSアップル
- 2010.12.30:面白い戦略ストーリーの作り方
- 2010.12.16:残念な人には戦略がない
- 2010.12.02:理屈のない実行はギャンブルですよ
- 2010.11.18:メイド・カフェの営業プロセス
- 2010.11.04:プロ野球球団運営を成功させるには
- 2010.10.21:勝ちパターンの作り方
- 2010.10.07:たまには「哲学」の話をしよう
- 2010.09.23:世紀末都市・アキバ
- 2010.09.09:コンビニ・オーナーというビジネス
- 2010.08.26:もし現場のオッチャンがポーターを学んだら
- 2010.08.12:坂の上に雲は見えない?
- 2010.07.29:システム思考って何だろう
- 2010.07.15:営業は「点取り屋」ではない!
- 2010.07.01:戦略はストーリーで語れ2
- 2010.06.17:戦略はストーリーで語れ
- 2010.06.03:アップルは本当に最強なのか?
- 2010.05.20:営業生産性を上げる構造とは
- 2010.05.06:女子高生と一緒にドラッカーを学ぼう
- 2010.04.22:勝海舟が坂本龍馬に伝えたもの
- 2010.04.08:人をやる気にさせるにはどうすればいいのか
- 2010.03.25:アップルとユニ・チャーム~変革企業の共通点
- 2010.03.11:無料のビジネスって何だ?
- 2010.02.25:営業に必要な戦略的思考
- 2010.02.11:狩猟民族の構想力に学ぼう
- 2010.01.28:農耕営業のススメ
- 2010.01.14:2010年は日本企業のアジア進出元年になる
- 2009.12.31:2009年の携帯とジーンズと餃子
- 2009.12.17:20歳の頃の自分に読ませたい本
- 2009.12.03:日本茶も海外進出している
- 2009.11.19:ダイソンはなぜ売れたのか?
- 2009.11.05:私の考える効率的な営業とは
- 2009.10.22:島田紳助の研究2
- 2009.10.08:フォロワー企業のゲーム
- 2009.09.24:地域密着企業の営業戦術
- 2009.09.10:地域密着企業の経営方法
- 2009.08.27:マクドナルド 一人勝ちの理由
- 2009.08.13:死せる孔明、生ける仲達を走らす
- 2009.07.30:農業は儲かるのか?
- 2009.07.16:キリン、サントリー、アサヒ、オリオン
- 2009.07.02:戦略2、戦術1の法則
- 2009.06.18:いい顧客、悪い顧客
- 2009.06.04:日本で一番大切にしたい会社の戦略
- 2009.05.21:それぞれの「1万時間」を過ごそう
- 2009.05.07:社会起業は一般の起業と何が違うのか?
- 2009.04.23:もし諸葛孔明が経営顧問だったら
- 2009.04.09:物語の力を知ろう
- 2009.03.26:祝!WBC日本代表優勝
- 2009.03.12:小さな池の大きな魚
- 2009.02.26:農業にチャンスあり
- 2009.02.12:機能と情緒--2つの差別化の方法
- 2009.01.29:営業は結果を追ってはいけない
- 2009.01.15:真似したくてもできない事情がある
- 2009.01.01:欲しいものを作ってくれるビジネス
- 2008.12.18:オール・ザット・競争戦略
- 2008.12.04:ゼロ距離を目指す
- 2008.11.20:10/13の市場でビジネスする
- 2008.11.06:ローカルヒーロー花盛り
- 2008.10.23:いい商品を、いい人から、安い値段で買いたい
- 2008.10.09:経営で必要な知恵はすべて三国志で学んだ
- 2008.09.25:HONDAが空を飛ぶ!
- 2008.09.11:緊急性にフォーカスせよ!
- 2008.08.28:楽天グループ迷走す
- 2008.08.14:エコカー開発競争
- 2008.07.31:儲けるための仕組みを作ろう
- 2008.07.17:「黒船」iPhoneの衝撃
- 2008.07.03:野球は言葉でするもんや
- 2008.06.19:大阪の小さなものづくり企業
- 2008.06.05:事業コンセプトにこだわる
- 2008.04.24:黒澤明はなぜ世界進出に失敗したのか?
- 2008.04.10:スタジオアリスに見る市場特化の行方
- 2008.03.13:山形の洋菓子店がフォーカスしたもの
- 2008.02.28:阪神タイガースは獣王無敵か?
- 2008.02.14:薄型テレビ市場2.0 競争の鍵はブランド力か
- 2008.01.31:アシックスの戦略、ナイキの戦略
- 2008.01.17:「日本一の村」改革に挑戦
- 2008.01.03:マネることは差別化の第一歩
- 2007.12.20:駄菓子屋さんの成功要因
- 2007.12.06:P&Gの戦略-強者はこれだけ有利だ
- 2007.11.22:浪速のグローバル企業
- 2007.11.08:良いモノを作りさえすれば売れるのか
- 2007.10.25:巨人軍の凋落は止められるか?
- 2007.10.11:"志"が歴史を変えた--三国志に寄せて
- 2007.09.27:縮小するアパレル市場で生き残るには
- 2007.09.13:ハンバーガー帝国興亡の行方は
- 2007.08.30:日本製航空機は羽ばたくか
- 2007.08.16:織田信長はなぜ徳川家康に正室と嫡男の処分を命じたのか
- 2007.08.02:中小企業にとって仕組みとは
- 2007.07.19:島田紳助の研究
- 2007.07.05:最強のビジネスモデルとは何か
- 2007.06.21:迷った時は最終ユーザーに聞け
- 2007.06.07:弱者には弱者の販売促進がある
- 2007.05.24:一発逆転を狙ってはいけない
- 2007.05.10:豆腐一丁からビジネスを考える
- 2007.04.26:戦略がなければ生き残れない
- 2007.04.12:飲料業界は激変の予感
- 2007.03.29:経営理念こそ究極の差別化
- 2007.03.27:ホッピーはなぜ復活したのか
- 2007.03.15:引越し業の差別化競争時代
- 2007.03.01:コンビニ 本格競争時代に突入
- 2007.02.15:一人勝ちのワナにはまった松下電器
- 2007.02.01:ワインブームのその後
- 2007.01.18:本業がなくなってしまったら
- 2007.01.04:すべてはデジタル化する
- 2006.12.21:携帯電話版三国志
- 2006.12.07:小さな旅行会社の成功法則
- 2006.11.23:織田信長の戦略
- 2006.11.09:小さな市場に焦点を絞る会社は強い
- 2006.10.26:弱者を貫いて強者となった企業
- 2006.10.12:市場シェアの獲り過ぎに注意
- 2006.09.28:小さな市場でヒットを飛ばす
- 2006.09.14:日本酒市場あれこれ
- 2006.08.31:小さな市場で戦え
- 2006.08.17:もう1つの成長産業
- 2006.08.03:ランチェスター戦略が示すこと
- 2006.07.20:チャンスがあることを皆が知っている市場
- 2006.07.06:商品の意味が変わる時
- 2006.06.22:サッカーW杯にみる「戦略とは」
- 2006.05.25:SMPを意識する
- 2006.05.11:"営業嫌い"は会社の責任だ
- 2006.04.27:営業の分かりやすいコトバとは
- 2006.04.13:残りの80%に富を再配分する
- 2006.03.30:とるに足りない80%
- 2006.03.16:狭く、深く掘り進めれば、視界は開ける
- 2006.03.02:日本の消費者は世界レベルに近づいている
- 2006.02.16:ノウハウを捨てよう!
- 2006.02.02:一番、損になることをしよう
- 2006.01.19:技術系小企業が生き残るには
- 2006.01.05:すでに起こった未来
- 2005.12.22:顧客接点がビジネスの命綱
- 2005.12.08:一点集中戦略の落とし穴
- 2005.11.24:松下電器の一点集中戦略
- 2005.10.27:2005年日本シリーズを斬る
- 2005.10.13:例外に注目せよ
- 2005.10.10:成長の壁を乗り越える
- 2005.09.29:常識を少しずらすとチャンスが生まれる
- 2005.09.15:見えない敵と戦うには
- 2005.09.01:最も怖いのは見えない敵だ
- 2005.08.18:不滅の営業手法
- 2005.07.22:いつまで川原で石を売るのですか?(3)
- 2005.07.07:いつまで川原で石を売るのですか?(2)
- 2005.06.23:いつまで川原で石を売るのですか?(1)
- 2005.06.09:年功序列の市場はもう無い
- 2005.05.26:バーガーキング復活
- 2005.03.03:オニツカ錐もみ商法とは(後編)
- 2005.02.17:オニツカ錐もみ商法とは(前編)
- 2005.02.03:売れないのではなく、売っていないんですよ
- 2005.01.20:中小企業が狙う中国市場とは
- 2005.01.05:常識にとらわれない戦略を戦う
- 2004.12.24:小さな企業は逆転の発想で戦え!
- 2004.12.09:ゲーム型競争時代は終わらない
- 2004.11.11:北欧企業にみるランチェスター戦略
- 2004.11.02:UTADA全米進出失敗を斬る
- 2004.08.22:韓国ドラマ、なぜ人気?
- 2002.09.07:戦略とは見えざるもの
- 2002.09.07:営業をシステムとして把握する
- 2002.09.07:組織営業を導入しよう
- 2002.09.07:SMPメソッドとは
- お客様の声:はじめてのマネジメント入門
2019.07.16 2019年7月16日「はじめてのマネジメント入門」セミナー受講後アンケートの声です。※アンケート回収47名のうち、当セミナーの内容がビジネスに ①大いに役立つ15名、②役立つ31名、③あまり役に立たな...
- ランチェスター戦略入門セミナー
- はじめてのランチェスター戦略入門セミナー
- はじめてのマネジメント入門
- ランチェスター戦略入門セミナー