人を動かすシンプルなメソッド

2014.11.27

(2014年11月27日メルマガより)


■コンサルタントってどういう仕事をするのですか?


ってよく聞かれます。

が、一般的なコンサルタントがどういう仕事をするのか、実はあまり知りません。

コンサルンタントといっても様々ですし、いろんなタイプの人がいます。

外資系コンサルティング会社を経験している方もおられますし、私のように自分で勉強してやっている人もいます。

なにしろ名乗ればすべてOKの世界ですから、一概にまとめるわけにはいきませんわな。

■私の場合、「売上をあげる」ことを中心としています。

つまるところ、企業や事業者の悩みの大半は、売上をあげることで解消してしまうのではないでしょうか。

それほど重要なことであり、緊急性の高い課題です。

「売上をあげる」ことにお悩みの方は、私に相談してください。

■とはいいながら、売上をあげること自体は、そんなに難しいことではありません。

端的にいってしまうと、ランチェスター戦略の手法に素直に従うと、たいていの会社の売上はあがります。

ランチェスター戦略は、シンプルですが、それだけに強力なメソッドです。

コツをつかむと誰でも使いこなせるようになるはずです。

なにしろ私でさえ、それを使って実績を上げているわけですからね^^

■ただし、適切で、シンプルで、強力な戦略を提示したからといって、企業の売上がすぐにあがるわけではありません。

コンサルタントの仕事は、戦略や計画を作って渡すことだけではありません。

そこまでで終わることができれば、これほど簡単なものはありません。

難しいのは、そのあと。戦略を実行に導くことです。

■まあ、それにしても、みんな、素直に動きませんよ。

人間というのはとかく複雑にできていますな。

たとえ、それが正しい戦略だと理解しても

「おれにはおれのやり方がある」と頑として受け入れない人。

「分かりました。やります!」と返事だけはいいのに、全然動かない人。

「それって私が最初から考えていたことですよ」と自分の手柄にしないと動かない人。

「そういう考えもあるのですね」と納得はするが、行動につながらない人。

そんな一筋縄でいかない多様な人々をひとつにまとめて、実行にもっていかなければなりません。

私に関する限り、コンサルタントの仕事の殆どは、人を動かすことに費やされます。

■要するに、コンサルティングとは、人間を動かす仕事です。

そうじゃないと戦略は画に描いた餅になってしまいます。

楽な仕事ではないんですよ^^;

■前回のメルマガでも言いましたが、そんな私が辿りついたのが、岡田斗司夫氏が提唱する「欲求4タイプ」メソッドです。

参考:嫌いな顧客を嫌いだと思わなくなる方法
http://www.createvalue.biz/column2/post-293.html

これは、人間を4つのタイプに分類し、それぞれに応じた接し方をすることで、人間関係を円滑にしようとするものです。

確かに相手のことをよくわかっていれば、対応の仕方もあるというものです。

よく分からなくても、4つのタイプに分類するだけで、対応の仕方が決まります。

実に便利なメソッドなんですね。

■このメソッドですが、岡田斗司夫ファンの一部に熱狂的に受け入れられています。

論理性の高いメソッドですが、現在、そうしたファンの間で、実証中といったところです。

■私はといえば、このメソッドをコンサルティングで活用するだけでは飽き足らず、セミナーを行いました。

ちょうど昨日です。沖縄で行いました。
http://www.createvalue.biz/news/post-291.html

集客もあまりしていなかったので、少人数でしたが、結果からいうと、非常に手ごたえを感じるセミナーとなりました。

初めてのセミナーで、これほど可能性を感じることはあまりありません。

これが来年以降、私のメインコンテンツの一つになっていくことは間違いがないでしょうね。

■単純な話、誰もが人間関係に悩んでいます。

友人関係。夫婦関係。親子関係。

職場の同僚、上司、部下、顧客。

隣人。その他...

悩んでいない人なんでいないですよね。

「なんであいつ、約束を守らないんだ」

「何度、同じ失敗をするんだ」

「言うことがコロコロ変わりすぎ」

「いつも思いつきで指示を出す」

「あまりにも覇気がない」

人間がいるところ、いつだってイライラすることばかりです。

おれの周りはバカばかりだあーーー!

と叫びたくもなりますが、実は、相手の方も、自分をみて「このアホめ」と思っていたりするわけですね。

■要するに、違う人間なのです。

自分が重視するポイントと、他人が重視するポイントが微妙にずれていたら、お互いが「的外れをやりやがって」と感じてしまいます。

そういうことを無くすために、コミュニケーションをしっかりとらなければいけないわけなのですが、限界があります。

言語で伝えられる部分と暗黙で伝わる部分があり、いくら言葉を尽くしても、伝えきれない部分は必ずあるのです。

■「欲求4タイプ」は、人間を分類する基準に「欲求」を使います。

性格や心理ではなく、欲求です。

それが、より根源的で、シンプルだからです。

■ここでいう欲求とは、最も根源的な、食べたい、飲みたい、子孫を残したい、痛みを避けたい、というものの上にあるものです。

すなわち「認められたい」「支配したい」「知りたい」「自分の世界を守りたい」

誰もが持つこれらの欲求ですが、どれが強いかによって4タイプに分類します。

■たとえば、「認められたい」「好かれたい」という欲求が強いのが、「注目型」といわれるタイプです。

文字通り、人から注目されたいという欲求が強く、嫌われたくないので、誰に対しても親切に接します。

今回、セミナーに参加された人から「うちの上司は言っていることがコロコロ変わる」「その場ではいい顔をするのに、約束を守らない」などといった相談がありました。

その上司は注目型の特徴を持っています。

注目型は、とにかく人に好かれたい、目立ちたいという欲求が強いので、その場その場で、相手が喜ぶような対応をしてしまいます。

だから「それはおれが責任をもってやる!」とカッコいいことを言ってしまうのです。

ただ、皆から感謝されたり、尊敬されたりすること自体で満足してしまうので、約束を果たすことを忘れてしまったりします。

実に厄介な存在ですが、本人は、その次の目立つ場面で違う約束をしていたりするのです。

■注目型は人当りがいいので、顧客や上司からの受けはいい場合が多い。だから出世します。

ところが、いいかっこした後の処理を押し付けられる部下とすれば、たまったものじゃありません。

チャライ上司め!と愚痴をいいたくなる気持ちはわかります。

■注目型の弱みは、人に嫌われたくないという気持ちが強いこと。

ですから「そんなに言うことがコロコロ変わると、ついていけません」とはっきり言っても大丈夫です。

とりあえずは、その場を取り繕うとします。

もう一つの弱みは、具体的な目標をもって達成行動をとる司令型タイプの人に畏敬の念を持っていること。

だから、司令型の人が言いそうな、具体的な指示や依頼を(できれば文書で)行えば、暴走を抑えることが可能です。

逆に、注目型は、その瞬間の集中力が高く、アドリブが効くので、ここぞ!という場面を任せると、力を発揮します。

だから、活躍できる場面をうまく作って活用すればいいのです。

■これは注目型に対する付き合い方の事例ですが、他のタイプごとに対処法があります。

つまり、マネジメントのコツは、力を発揮できる場面を作ってあげて、欠点はうまく抑えることですね。

組織は、様々なタイプが多いほど、強くなります。

だけどそのままでは、バラバラの組織となり、力を発揮するどころではありません。

それをうまくまとめるのがマネジメントという機能です。

マネジメントというと難しい気がしますが、要するに個々人をどのように動かすのかです。

そのためのモノサシとなる「欲求4タイプ」メソッドをおススメいたします。

■昨日のセミナーでは、こちらで用意した事例をもとに、「彼らはどのタイプか?」「それぞれを動かすにはどうすればいいのか?」をグループ討議していただきました。

こういうメソッドは知識で止まっては何の価値もありません。

使いこなして初めて価値の出てくるものですからね。

後半では、参加された方の職場の悩みなどを4タイプでど対処するのかをアドバイスさせていただきました。

まだまだ奥が深いメソッドですのが、ぜひマスターしていただきたいと思います。

(2014年11月27日メルマガより)


■コンサルタントってどういう仕事をするのですか?


ってよく聞かれます。

が、一般的なコンサルタントがどういう仕事をするのか、実はあまり知りません。

コンサルンタントといっても様々ですし、いろんなタイプの人がいます。

外資系コンサルティング会社を経験している方もおられますし、私のように自分で勉強してやっている人もいます。

なにしろ名乗ればすべてOKの世界ですから、一概にまとめるわけにはいきませんわな。

■私の場合、「売上をあげる」ことを中心としています。

つまるところ、企業や事業者の悩みの大半は、売上をあげることで解消してしまうのではないでしょうか。

それほど重要なことであり、緊急性の高い課題です。

「売上をあげる」ことにお悩みの方は、私に相談してください。

■とはいいながら、売上をあげること自体は、そんなに難しいことではありません。

端的にいってしまうと、ランチェスター戦略の手法に素直に従うと、たいていの会社の売上はあがります。

ランチェスター戦略は、シンプルですが、それだけに強力なメソッドです。

コツをつかむと誰でも使いこなせるようになるはずです。

なにしろ私でさえ、それを使って実績を上げているわけですからね^^

■ただし、適切で、シンプルで、強力な戦略を提示したからといって、企業の売上がすぐにあがるわけではありません。

コンサルタントの仕事は、戦略や計画を作って渡すことだけではありません。

そこまでで終わることができれば、これほど簡単なものはありません。

難しいのは、そのあと。戦略を実行に導くことです。

■まあ、それにしても、みんな、素直に動きませんよ。

人間というのはとかく複雑にできていますな。

たとえ、それが正しい戦略だと理解しても

「おれにはおれのやり方がある」と頑として受け入れない人。

「分かりました。やります!」と返事だけはいいのに、全然動かない人。

「それって私が最初から考えていたことですよ」と自分の手柄にしないと動かない人。

「そういう考えもあるのですね」と納得はするが、行動につながらない人。

そんな一筋縄でいかない多様な人々をひとつにまとめて、実行にもっていかなければなりません。

私に関する限り、コンサルタントの仕事の殆どは、人を動かすことに費やされます。

■要するに、コンサルティングとは、人間を動かす仕事です。

そうじゃないと戦略は画に描いた餅になってしまいます。

楽な仕事ではないんですよ^^;

■前回のメルマガでも言いましたが、そんな私が辿りついたのが、岡田斗司夫氏が提唱する「欲求4タイプ」メソッドです。

参考:嫌いな顧客を嫌いだと思わなくなる方法
http://www.createvalue.biz/column2/post-293.html

これは、人間を4つのタイプに分類し、それぞれに応じた接し方をすることで、人間関係を円滑にしようとするものです。

確かに相手のことをよくわかっていれば、対応の仕方もあるというものです。

よく分からなくても、4つのタイプに分類するだけで、対応の仕方が決まります。

実に便利なメソッドなんですね。

■このメソッドですが、岡田斗司夫ファンの一部に熱狂的に受け入れられています。

論理性の高いメソッドですが、現在、そうしたファンの間で、実証中といったところです。

■私はといえば、このメソッドをコンサルティングで活用するだけでは飽き足らず、セミナーを行いました。

ちょうど昨日です。沖縄で行いました。
http://www.createvalue.biz/news/post-291.html

集客もあまりしていなかったので、少人数でしたが、結果からいうと、非常に手ごたえを感じるセミナーとなりました。

初めてのセミナーで、これほど可能性を感じることはあまりありません。

これが来年以降、私のメインコンテンツの一つになっていくことは間違いがないでしょうね。

■単純な話、誰もが人間関係に悩んでいます。

友人関係。夫婦関係。親子関係。

職場の同僚、上司、部下、顧客。

隣人。その他...

悩んでいない人なんでいないですよね。

「なんであいつ、約束を守らないんだ」

「何度、同じ失敗をするんだ」

「言うことがコロコロ変わりすぎ」

「いつも思いつきで指示を出す」

「あまりにも覇気がない」

人間がいるところ、いつだってイライラすることばかりです。

おれの周りはバカばかりだあーーー!

と叫びたくもなりますが、実は、相手の方も、自分をみて「このアホめ」と思っていたりするわけですね。

■要するに、違う人間なのです。

自分が重視するポイントと、他人が重視するポイントが微妙にずれていたら、お互いが「的外れをやりやがって」と感じてしまいます。

そういうことを無くすために、コミュニケーションをしっかりとらなければいけないわけなのですが、限界があります。

言語で伝えられる部分と暗黙で伝わる部分があり、いくら言葉を尽くしても、伝えきれない部分は必ずあるのです。

■「欲求4タイプ」は、人間を分類する基準に「欲求」を使います。

性格や心理ではなく、欲求です。

それが、より根源的で、シンプルだからです。

■ここでいう欲求とは、最も根源的な、食べたい、飲みたい、子孫を残したい、痛みを避けたい、というものの上にあるものです。

すなわち「認められたい」「支配したい」「知りたい」「自分の世界を守りたい」

誰もが持つこれらの欲求ですが、どれが強いかによって4タイプに分類します。

■たとえば、「認められたい」「好かれたい」という欲求が強いのが、「注目型」といわれるタイプです。

文字通り、人から注目されたいという欲求が強く、嫌われたくないので、誰に対しても親切に接します。

今回、セミナーに参加された人から「うちの上司は言っていることがコロコロ変わる」「その場ではいい顔をするのに、約束を守らない」などといった相談がありました。

その上司は注目型の特徴を持っています。

注目型は、とにかく人に好かれたい、目立ちたいという欲求が強いので、その場その場で、相手が喜ぶような対応をしてしまいます。

だから「それはおれが責任をもってやる!」とカッコいいことを言ってしまうのです。

ただ、皆から感謝されたり、尊敬されたりすること自体で満足してしまうので、約束を果たすことを忘れてしまったりします。

実に厄介な存在ですが、本人は、その次の目立つ場面で違う約束をしていたりするのです。

■注目型は人当りがいいので、顧客や上司からの受けはいい場合が多い。だから出世します。

ところが、いいかっこした後の処理を押し付けられる部下とすれば、たまったものじゃありません。

チャライ上司め!と愚痴をいいたくなる気持ちはわかります。

■注目型の弱みは、人に嫌われたくないという気持ちが強いこと。

ですから「そんなに言うことがコロコロ変わると、ついていけません」とはっきり言っても大丈夫です。

とりあえずは、その場を取り繕うとします。

もう一つの弱みは、具体的な目標をもって達成行動をとる司令型タイプの人に畏敬の念を持っていること。

だから、司令型の人が言いそうな、具体的な指示や依頼を(できれば文書で)行えば、暴走を抑えることが可能です。

逆に、注目型は、その瞬間の集中力が高く、アドリブが効くので、ここぞ!という場面を任せると、力を発揮します。

だから、活躍できる場面をうまく作って活用すればいいのです。

■これは注目型に対する付き合い方の事例ですが、他のタイプごとに対処法があります。

つまり、マネジメントのコツは、力を発揮できる場面を作ってあげて、欠点はうまく抑えることですね。

組織は、様々なタイプが多いほど、強くなります。

だけどそのままでは、バラバラの組織となり、力を発揮するどころではありません。

それをうまくまとめるのがマネジメントという機能です。

マネジメントというと難しい気がしますが、要するに個々人をどのように動かすのかです。

そのためのモノサシとなる「欲求4タイプ」メソッドをおススメいたします。

■昨日のセミナーでは、こちらで用意した事例をもとに、「彼らはどのタイプか?」「それぞれを動かすにはどうすればいいのか?」をグループ討議していただきました。

こういうメソッドは知識で止まっては何の価値もありません。

使いこなして初めて価値の出てくるものですからね。

後半では、参加された方の職場の悩みなどを4タイプでど対処するのかをアドバイスさせていただきました。

まだまだ奥が深いメソッドですのが、ぜひマスターしていただきたいと思います。

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