「同率勝算の規則」に則った唯一の成功法則

2016.05.19

(2016年5月19日メルマガより)



■ネットで「同率勝算の規則」というのが、
話題になっているのをご存じですかね。

たぶん、元ネタはこちらかな。

参考:「同率勝算の規則」に学ぶ。多作が才能に勝つ理由(ライフハッカー)
http://www.lifehacker.jp/2016/05/160514creative_persistence.html

同率勝算とは何か?

リンク先の記事が紹介するのは、1977年に心理学者のKeith Simonton氏が言った、新規に発表される科学論文の潜在的影響力に関する説です。

「どんなに卓抜した科学者も、発表された論文の平均値で比較すると、その影響力がほかの科学者を上回る可能性は統計的にはゼロである。」

要するに、統計的にいうと、特定の個人が、その他の人々の平均値を超えることはないよ。

言い換えれば、個人が成功する確率なんて、統計的には、他人と変わりません。ということです。

■「統計的には」というところがミソですね。

サンプル数が多くなれば、すべて平均化されてしまいます。

ビジネスにおいても、成功する人もいれば、しない人もいる。

その差は何なのか?気になるところですが、統計的には意味のない問いです。

要するに勝ち負けは偶然です。

だから、確実に成功する方法などありません。あると思うこと自体がナンセンスです。

■成功法則がないなら、努力するだけ無駄やね。

と思いたくなるかもしれません。

ビジネスの成功なんて運だけだ!

そう言う人もいます。

それに「運だけやろ」と言いたくなるような成功者もいますしね^^;

ただコンサルタントの立場でいうと「運」に頼るなんてことは、間違ってもやってはダメです。

運や偶然に任せる経営などビジネスではなく、ゲームですよ。

■でも、上記の記事はあくまで前向きです。

「勝算が同じなら、何であれ確実に成功する唯一の方法はとにかくたくさんやること」

こう言っています。

打席数を増やせば、ヒット数は増える。

まさにイチローが語る成功法則と同じことを言っているわけです。

■こういう考え方って好きですよーー

とにかく真面目に、勤勉に、コツコツやる。

できれば自分の得意分野に絞って努力する。

そうすることでチャンスが増えて、結果につながる。

この考え方に従うと、我々がやるべきは「いかに打席数を増やすか」であり、

もう一つは「打席に立った時にヒットを打つ技術を磨いておくこと」です。

■記事では「多作」と言っていますね。

量は質を超える。というのは、ランチェスター戦略の考え方の一つでもあります。

上の例でいうと、量はチャンスの数を増やします。

さらにいうと量は質を蓄積していきます。

■もともとランチェスター戦略は、統計の法則をもとに組み立てられています。

そこにあるのは、一発逆転の必殺技などではなく、少しずつ勝つ確率を高めていくための方法です。

まさに「いかに勝ち目のあるチャンスを増やすか」を追究する戦略であり、さらに「チャンスを得た時にそれをモノにする準備をしておくこと」が求められます。

真面目にコツコツすることで、勝つ確率を高めたい。努力の方向を見定めたい。そういう人には合う戦略であり、努力せずに成功したい、という人にはお勧めできません。

■こうした考えは、このメルマガでも何度か書いていますね。

参考:新社会人に贈る あなたの人生を豊かにする秘訣
http://www.createvalue.biz/column2/post-386.html

参考:100回勝負に持ち込めば絶対に勝てる
http://www.createvalue.biz/column2/post-305.html


■ちなみに、私の著作『「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語』でも
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4827209693/lanchesterkan-22/ref=nosim

ベースになっているのは、「勝てる場面で戦うこと」と「地道な努力を蓄積していくこと」という姿勢です。

それこそが、私自身、唯一の成功法則だと信じている方法です。



(2016年5月19日メルマガより)



■ネットで「同率勝算の規則」というのが、
話題になっているのをご存じですかね。

たぶん、元ネタはこちらかな。

参考:「同率勝算の規則」に学ぶ。多作が才能に勝つ理由(ライフハッカー)
http://www.lifehacker.jp/2016/05/160514creative_persistence.html

同率勝算とは何か?

リンク先の記事が紹介するのは、1977年に心理学者のKeith Simonton氏が言った、新規に発表される科学論文の潜在的影響力に関する説です。

「どんなに卓抜した科学者も、発表された論文の平均値で比較すると、その影響力がほかの科学者を上回る可能性は統計的にはゼロである。」

要するに、統計的にいうと、特定の個人が、その他の人々の平均値を超えることはないよ。

言い換えれば、個人が成功する確率なんて、統計的には、他人と変わりません。ということです。

■「統計的には」というところがミソですね。

サンプル数が多くなれば、すべて平均化されてしまいます。

ビジネスにおいても、成功する人もいれば、しない人もいる。

その差は何なのか?気になるところですが、統計的には意味のない問いです。

要するに勝ち負けは偶然です。

だから、確実に成功する方法などありません。あると思うこと自体がナンセンスです。

■成功法則がないなら、努力するだけ無駄やね。

と思いたくなるかもしれません。

ビジネスの成功なんて運だけだ!

そう言う人もいます。

それに「運だけやろ」と言いたくなるような成功者もいますしね^^;

ただコンサルタントの立場でいうと「運」に頼るなんてことは、間違ってもやってはダメです。

運や偶然に任せる経営などビジネスではなく、ゲームですよ。

■でも、上記の記事はあくまで前向きです。

「勝算が同じなら、何であれ確実に成功する唯一の方法はとにかくたくさんやること」

こう言っています。

打席数を増やせば、ヒット数は増える。

まさにイチローが語る成功法則と同じことを言っているわけです。

■こういう考え方って好きですよーー

とにかく真面目に、勤勉に、コツコツやる。

できれば自分の得意分野に絞って努力する。

そうすることでチャンスが増えて、結果につながる。

この考え方に従うと、我々がやるべきは「いかに打席数を増やすか」であり、

もう一つは「打席に立った時にヒットを打つ技術を磨いておくこと」です。

■記事では「多作」と言っていますね。

量は質を超える。というのは、ランチェスター戦略の考え方の一つでもあります。

上の例でいうと、量はチャンスの数を増やします。

さらにいうと量は質を蓄積していきます。

■もともとランチェスター戦略は、統計の法則をもとに組み立てられています。

そこにあるのは、一発逆転の必殺技などではなく、少しずつ勝つ確率を高めていくための方法です。

まさに「いかに勝ち目のあるチャンスを増やすか」を追究する戦略であり、さらに「チャンスを得た時にそれをモノにする準備をしておくこと」が求められます。

真面目にコツコツすることで、勝つ確率を高めたい。努力の方向を見定めたい。そういう人には合う戦略であり、努力せずに成功したい、という人にはお勧めできません。

■こうした考えは、このメルマガでも何度か書いていますね。

参考:新社会人に贈る あなたの人生を豊かにする秘訣
http://www.createvalue.biz/column2/post-386.html

参考:100回勝負に持ち込めば絶対に勝てる
http://www.createvalue.biz/column2/post-305.html


■ちなみに、私の著作『「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語』でも
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4827209693/lanchesterkan-22/ref=nosim

ベースになっているのは、「勝てる場面で戦うこと」と「地道な努力を蓄積していくこと」という姿勢です。

それこそが、私自身、唯一の成功法則だと信じている方法です。



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