
それぞれの「1万時間」を過ごそう
(2009年5月21日メルマガより)
■最近読んだ本の中で印象に残ったのが、こちらです。
「コンサルタントの習慣術 頭を鍛える「仕組み」をつくれ (朝日新書) 」
野口吉昭著。
著者は、何作も著書がある有名なコンサルタントです。他の本も数冊読んだ
ことがありますが、テーマへのアプローチが正攻法で、私が言うのも何です
が「まとも」な方です。様々なテーマについて、誠実に体系的に提示してく
れるので、教科書のように使えて重宝しています。
今回は新書ですので、わりあいラフな作り方になっているようですが、その
分、随所から「気づき」をもらえるようになっています。
■この本の冒頭は「一流になるための条件」を紹介しています。
一流と言われる人たち。イチローにしろ、羽生義治にしろ、浅田真央にしろ、
一流と言われる人たちと平凡な人たちの間には、どのような違いがあるのか。
ある方が、様々な業界の一流と評価される人々を調査したところ、彼らには、
例外なく、ある共通の過去があったのだそうです。
何だと思いますか?
もったいぶっても仕方ないですね。
実は、彼らは、例外なく、そのことだけに集中して努力した時間を「1万時
間」持っているのだそうです。
1万時間ですよ。1日3時間としても9年以上かかります。1日2時間なら、
13年以上。気の遠くなる時間です。
■そう言えば、先日テレビで「子供の適性を見つけるためにいろいろやらせ
てはいけない。いろいろやらせる行為自体が、可能性を狭めてしまう」と主
張している方がおられました。
野口氏の著作でも「ピアニストの遺伝子も、棋士の遺伝子も存在しない」と
述べられています。
彼らはもともと才能があったのではなく、その道で優れた存在になるために
「1万時間」継続した努力をしたからこそ、一流になることができたのだと
いうことです。
■1万時間というのは、勢いや気合いで何とかなる時間ではありません。
私のように納期ぎりぎりにならないとやらない性格の者には、遠い時間です
な^^;
だからこそ、その道で優れた者になるための努力を「習慣」にしなければ、
1万時間を過ごすことはできないというのが、この著作の主張です。
全くその通り。全面的に賛同いたします。
■ちなみにこの本では、習慣化するためのコツを
1.何になりたいのかを明確にして、そこに至る道を「見える化」する。
2.常に前倒しで準備しておき、決めたことを実行できるようにする。
3.決めたことは愚直に実行する。
と書いています。もちろん、そのための細かな工夫やノウハウについて、そ
の後、書かれているわけです。
■話は少し変わります。
先日、CS放送を観ていると「日本発の価値創造」という番組をやっていま
した。
これは大前研一氏が主催する「BBT757」とい
う有料放送の一環です。24時間、経営に関する番組ばかりやっているとい
うマニアックなチャンネルですが、本当に素晴らしい内容が多い。私は、も
う5年以上、この放送を視聴していますが、一番リターンが大きい投資(年
間21万円程度)だと思っています。
■さて、この「日本発の価値創造」です。私は自社の社名がクリエート・バ
リューであることもあり、価値創造には敏感ですから^^早速観てみました。
これは、その番組名の通り、日本企業だからできる価値創造のあり方を紹介
する番組です。
この番組の問題意識は「グローバル化に対応することは本当に有用なのだろ
うか?」というところから来ています。
確かに、日本市場は縮小する傾向にありますから、海外市場に活路を求める
ことが必要であることは理解できます。
だが、競争戦略の観点から言うと、グローバル化という名のもとに、海外標
準に適応してしまうことは、同質化を招いてしまう恐れがあります。
本来、弱者は、先行する強者とは差別化をしなければならないのです。
海外企業に合わせてしまうことは、日本企業の強みを消し去ることにならな
いだろうか。
■この番組で紹介されていたのが、アキュフェーズ株式会社です。
こちらは上場していないローカル企業ですが、ある特定の分野では非常に有
名です。
この会社が扱っているのが、オーディオ機器です。しかも超高級。アンプ一
つが100万円以上したりします。
アキュフェーズは、高級オーディオ機器に特化した製造メーカーです。さら
に、主要商品をアンプに絞っています。
あらゆるプレーヤーやスピーカーとも合うようにアンプを設計しており、ア
ンプの性能に関しては、どの会社にも負けないという自負を持っているよう
です。
■知る人ぞ知る。音楽が好きな人、音にこだわる人には有名なメーカーです。
特にドイツで人気が高く、最も信頼性の高いメーカーとして評価されていま
す。
海外における売上が、全体の3分の1。グローバル企業じゃないか、と思わ
れそうですが、実際には、全く売り込みなどしていないようです。それどこ
ろか、単純に日本の価格に流通経費を乗せた価格で販売しているだけ。それ
で、海外の売上が大きいというのは脅威ですね。
■この企業の特徴は、ひたすら質を追い、規模を追求しないこと。
量を追えば、価格競争に巻き込まれ、莫大な設備投資を迫られます。売上は
上がっても、実入りは少ないという大企業が多い中で、アキュフェーズは、
小さいながらも健全な財務体質を保っています。
中小企業にとっては垂涎の的といっていいでしょう。
イタリアには、規模を追わずに、悠々と健全経営を続ける家族経営の会社が
多いと聞きますが、アキュフェーズもひけをとりません。
どうすれば、このような会社になれるのでしょうか。
■アキュフェーズはもともとトリオ(現ケンウッド)の創業者が「技術者が
作りたいものを作らせてやろう」という考えで始めた会社のようです。
高度成長期に入って、上場している各メーカーが規模を追わざるを得なくな
った時、質を犠牲にしなければならない状況に我慢ならなかった技術者が多
くいたようです。
そんな彼らの思いを叶えるために作った会社。だから、質の追求は、会社の
DNAそのものだというわけですね。
■私はこの番組を観て、ニッチ企業が成立する3つの条件ということを考え
ました。
1つは、まさに「究極ともいえる質の追求」です。
ゲリラ的に儲けてすぐに止めるなら、隙をついた安売りもいいのでしょうが、
10年、20年続けるつもりならば、質の追求は欠かせません。
でも、中途半端はだめです。あの会社でしか無理だ。あの会社が言うならそ
の通りだろう。といわれるまで徹底しなければなりません。その分野での最
高水準を決める会社になるわけです。
アキュフェーズは、過剰なまでに品質にこだわり、結果として高い価格をつ
けざるを得ないものを製造しています。
それでも最高水準にはプレミアムをつけても払おうという顧客が存在します。
例えばドイツの音響の専門家たちは、アキュフェーズのアンプを使って、プ
レーヤーや、スピーカーの性能をチェックしているそうです。専門家の基準
ツールとして使用されているのです。
こうした成熟した先進国には、プレミアム需要があるということです。日本
にいるならば、日本のプレミアム需要をターゲットにしてはいかがでしょう
か。足元の顧客を狙うことは、弱者の戦略の一つでもあります。
ただし、漠然とした最高品質は現実味がありません。コツは、狭い範囲に焦
点を絞ること。一点集中主義です。
先ほども述べたようにアキュフェーズは、アンプに焦点を絞っています。ア
ンプに関しては責任を持つという姿勢です。
どこに焦点を絞るか。それが、各企業のオリジナルであり、最初の戦略的行
動となります。
■2つ目が「横展開ではなく、縦展開の追求」です。
量より時間の追求と言い換えてもいいでしょう。
どういうことかと言うと、一人の顧客にとことん奉仕するという姿勢です。
100万円以上するアンプを買う人を広告で集めることは現実的ではありま
せん。
むしろ満足した顧客の口コミにより広がっていくことを考えることが自然で
す。
何としても現有の顧客に満足してもらい感動してもらわなければならないわ
けです。
例えば、通常、商品の製造が終了したら、5~7年程度で部品のストックも
なくして、修理対応できなくなるようですが、アキュフェーズの場合、部品
は出来る限りストックしておき、とことんまで修理に応じるという体制をと
っています。社長によると「ライフタイム修理」というわけです。
また商品のデザインもあまり変えずにイメージが古くならないように気を遣
っています。10年後に関連商品を買い足したとしても、互換性があるだけ
ではなく、商品イメージも合致するように配慮しているのだそうです。
要するに、一度顧客になった方には、ライフタイムでお付き合いいただきま
す、という姿勢です。
ウィキペディアによると、商品を購入した人には社長からの丁寧な礼状がつ
いているそうですし、一度購入した方には、会社からの年賀状が毎年届くそ
うです。
■いかがでしょうか。一点に集中し、やるからには徹底せよ。
冒頭の言葉で言うと「1万時間」を過ごした企業だけが、その分野で独り立
ちできるという考えです。
私がコンサルティングした企業の場合も、成果が出る出ないは、最終的には
やり抜けるかどうかです。
やり抜くための工夫を提供させてはいただきますが、最終的な実行はクライ
アント企業に委ねられます。
これがコンサルティングの最ももどかしいところであり、また、人のやる気
に寄り添うという意味で面白いところでもあります。
■アキュフェーズの場合、高級オーディオという小さな市場に特化し、その
中でさらにアンプのみに特化、あとは一点集中してひたすら品質の追求と顧
客へ報いることを続けてきました。
グローバル市場に適応するだけが、生き残る道ではないことをこの事例が示
しています。
成熟市場には成熟市場なりの需要があることをもう一度見直さなければなり
ませんね。
■最後の1つ。3つ目は、意外かも知れませんが「財務へのこだわり」です。
上記2つを掲げながら、消えていく企業が多いのは、それぞれへの取り組み
が中途半端であることも理由でしょうが、最も大きいのは財務に無頓着な企
業が多いことです。
商品にとことんこだわるのは大切なのですが、こだわるあまり、資金繰りに
窮してしまえば元も子もありません。
品質を犠牲にしてまで儲けよとは言いません。破綻をしないように財務のバ
ランスをとらなければならないと言うのです。
アキュフェーズは、経常利益10%、自己資本比率70%以上の会社です。
儲かるニッチビジネスには、健全な財務バランスが欠かせません。
当たり前のことですが、意外に忘れがちなのではないでしょうか。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■「コンサルタントの習慣術」には目標を立てることの重要性が書かれてい
ます。
何をするにしても、何になるにしても、「どういう存在になりたいか」「ど
ういう存在でありたいか」を明確に意識しなければ、努力することができま
せん。
■また、同じことを見ても、「ものすごく参考になった」という人と、「知
っていることばかりでつまらなかった」という人がいます。
これは、知識の差であるというよりも、問題意識を持っているかどうかの差
であると言えます。
つまり、目標を持っている人は、何を見ても「目標に対して、参考になる」
という視点を持つ。逆にのほほんと過ごす人は、やり過ごしてしまうわけで
す。
(実際に、知識のない人ほど「知っていることばかりだ」と言う傾向がある
そうです)
■私自身、次の目標を立てようとしているところでしたので、とても参考に
なった本でした。
(2009年5月21日メルマガより)
■最近読んだ本の中で印象に残ったのが、こちらです。
「コンサルタントの習慣術 頭を鍛える「仕組み」をつくれ (朝日新書) 」
野口吉昭著。
著者は、何作も著書がある有名なコンサルタントです。他の本も数冊読んだ
ことがありますが、テーマへのアプローチが正攻法で、私が言うのも何です
が「まとも」な方です。様々なテーマについて、誠実に体系的に提示してく
れるので、教科書のように使えて重宝しています。
今回は新書ですので、わりあいラフな作り方になっているようですが、その
分、随所から「気づき」をもらえるようになっています。
■この本の冒頭は「一流になるための条件」を紹介しています。
一流と言われる人たち。イチローにしろ、羽生義治にしろ、浅田真央にしろ、
一流と言われる人たちと平凡な人たちの間には、どのような違いがあるのか。
ある方が、様々な業界の一流と評価される人々を調査したところ、彼らには、
例外なく、ある共通の過去があったのだそうです。
何だと思いますか?
もったいぶっても仕方ないですね。
実は、彼らは、例外なく、そのことだけに集中して努力した時間を「1万時
間」持っているのだそうです。
1万時間ですよ。1日3時間としても9年以上かかります。1日2時間なら、
13年以上。気の遠くなる時間です。
■そう言えば、先日テレビで「子供の適性を見つけるためにいろいろやらせ
てはいけない。いろいろやらせる行為自体が、可能性を狭めてしまう」と主
張している方がおられました。
野口氏の著作でも「ピアニストの遺伝子も、棋士の遺伝子も存在しない」と
述べられています。
彼らはもともと才能があったのではなく、その道で優れた存在になるために
「1万時間」継続した努力をしたからこそ、一流になることができたのだと
いうことです。
■1万時間というのは、勢いや気合いで何とかなる時間ではありません。
私のように納期ぎりぎりにならないとやらない性格の者には、遠い時間です
な^^;
だからこそ、その道で優れた者になるための努力を「習慣」にしなければ、
1万時間を過ごすことはできないというのが、この著作の主張です。
全くその通り。全面的に賛同いたします。
■ちなみにこの本では、習慣化するためのコツを
1.何になりたいのかを明確にして、そこに至る道を「見える化」する。
2.常に前倒しで準備しておき、決めたことを実行できるようにする。
3.決めたことは愚直に実行する。
と書いています。もちろん、そのための細かな工夫やノウハウについて、そ
の後、書かれているわけです。
■話は少し変わります。
先日、CS放送を観ていると「日本発の価値創造」という番組をやっていま
した。
これは大前研一氏が主催する「BBT757」とい
う有料放送の一環です。24時間、経営に関する番組ばかりやっているとい
うマニアックなチャンネルですが、本当に素晴らしい内容が多い。私は、も
う5年以上、この放送を視聴していますが、一番リターンが大きい投資(年
間21万円程度)だと思っています。
■さて、この「日本発の価値創造」です。私は自社の社名がクリエート・バ
リューであることもあり、価値創造には敏感ですから^^早速観てみました。
これは、その番組名の通り、日本企業だからできる価値創造のあり方を紹介
する番組です。
この番組の問題意識は「グローバル化に対応することは本当に有用なのだろ
うか?」というところから来ています。
確かに、日本市場は縮小する傾向にありますから、海外市場に活路を求める
ことが必要であることは理解できます。
だが、競争戦略の観点から言うと、グローバル化という名のもとに、海外標
準に適応してしまうことは、同質化を招いてしまう恐れがあります。
本来、弱者は、先行する強者とは差別化をしなければならないのです。
海外企業に合わせてしまうことは、日本企業の強みを消し去ることにならな
いだろうか。
■この番組で紹介されていたのが、アキュフェーズ株式会社です。
こちらは上場していないローカル企業ですが、ある特定の分野では非常に有
名です。
この会社が扱っているのが、オーディオ機器です。しかも超高級。アンプ一
つが100万円以上したりします。
アキュフェーズは、高級オーディオ機器に特化した製造メーカーです。さら
に、主要商品をアンプに絞っています。
あらゆるプレーヤーやスピーカーとも合うようにアンプを設計しており、ア
ンプの性能に関しては、どの会社にも負けないという自負を持っているよう
です。
■知る人ぞ知る。音楽が好きな人、音にこだわる人には有名なメーカーです。
特にドイツで人気が高く、最も信頼性の高いメーカーとして評価されていま
す。
海外における売上が、全体の3分の1。グローバル企業じゃないか、と思わ
れそうですが、実際には、全く売り込みなどしていないようです。それどこ
ろか、単純に日本の価格に流通経費を乗せた価格で販売しているだけ。それ
で、海外の売上が大きいというのは脅威ですね。
■この企業の特徴は、ひたすら質を追い、規模を追求しないこと。
量を追えば、価格競争に巻き込まれ、莫大な設備投資を迫られます。売上は
上がっても、実入りは少ないという大企業が多い中で、アキュフェーズは、
小さいながらも健全な財務体質を保っています。
中小企業にとっては垂涎の的といっていいでしょう。
イタリアには、規模を追わずに、悠々と健全経営を続ける家族経営の会社が
多いと聞きますが、アキュフェーズもひけをとりません。
どうすれば、このような会社になれるのでしょうか。
■アキュフェーズはもともとトリオ(現ケンウッド)の創業者が「技術者が
作りたいものを作らせてやろう」という考えで始めた会社のようです。
高度成長期に入って、上場している各メーカーが規模を追わざるを得なくな
った時、質を犠牲にしなければならない状況に我慢ならなかった技術者が多
くいたようです。
そんな彼らの思いを叶えるために作った会社。だから、質の追求は、会社の
DNAそのものだというわけですね。
■私はこの番組を観て、ニッチ企業が成立する3つの条件ということを考え
ました。
1つは、まさに「究極ともいえる質の追求」です。
ゲリラ的に儲けてすぐに止めるなら、隙をついた安売りもいいのでしょうが、
10年、20年続けるつもりならば、質の追求は欠かせません。
でも、中途半端はだめです。あの会社でしか無理だ。あの会社が言うならそ
の通りだろう。といわれるまで徹底しなければなりません。その分野での最
高水準を決める会社になるわけです。
アキュフェーズは、過剰なまでに品質にこだわり、結果として高い価格をつ
けざるを得ないものを製造しています。
それでも最高水準にはプレミアムをつけても払おうという顧客が存在します。
例えばドイツの音響の専門家たちは、アキュフェーズのアンプを使って、プ
レーヤーや、スピーカーの性能をチェックしているそうです。専門家の基準
ツールとして使用されているのです。
こうした成熟した先進国には、プレミアム需要があるということです。日本
にいるならば、日本のプレミアム需要をターゲットにしてはいかがでしょう
か。足元の顧客を狙うことは、弱者の戦略の一つでもあります。
ただし、漠然とした最高品質は現実味がありません。コツは、狭い範囲に焦
点を絞ること。一点集中主義です。
先ほども述べたようにアキュフェーズは、アンプに焦点を絞っています。ア
ンプに関しては責任を持つという姿勢です。
どこに焦点を絞るか。それが、各企業のオリジナルであり、最初の戦略的行
動となります。
■2つ目が「横展開ではなく、縦展開の追求」です。
量より時間の追求と言い換えてもいいでしょう。
どういうことかと言うと、一人の顧客にとことん奉仕するという姿勢です。
100万円以上するアンプを買う人を広告で集めることは現実的ではありま
せん。
むしろ満足した顧客の口コミにより広がっていくことを考えることが自然で
す。
何としても現有の顧客に満足してもらい感動してもらわなければならないわ
けです。
例えば、通常、商品の製造が終了したら、5~7年程度で部品のストックも
なくして、修理対応できなくなるようですが、アキュフェーズの場合、部品
は出来る限りストックしておき、とことんまで修理に応じるという体制をと
っています。社長によると「ライフタイム修理」というわけです。
また商品のデザインもあまり変えずにイメージが古くならないように気を遣
っています。10年後に関連商品を買い足したとしても、互換性があるだけ
ではなく、商品イメージも合致するように配慮しているのだそうです。
要するに、一度顧客になった方には、ライフタイムでお付き合いいただきま
す、という姿勢です。
ウィキペディアによると、商品を購入した人には社長からの丁寧な礼状がつ
いているそうですし、一度購入した方には、会社からの年賀状が毎年届くそ
うです。
■いかがでしょうか。一点に集中し、やるからには徹底せよ。
冒頭の言葉で言うと「1万時間」を過ごした企業だけが、その分野で独り立
ちできるという考えです。
私がコンサルティングした企業の場合も、成果が出る出ないは、最終的には
やり抜けるかどうかです。
やり抜くための工夫を提供させてはいただきますが、最終的な実行はクライ
アント企業に委ねられます。
これがコンサルティングの最ももどかしいところであり、また、人のやる気
に寄り添うという意味で面白いところでもあります。
■アキュフェーズの場合、高級オーディオという小さな市場に特化し、その
中でさらにアンプのみに特化、あとは一点集中してひたすら品質の追求と顧
客へ報いることを続けてきました。
グローバル市場に適応するだけが、生き残る道ではないことをこの事例が示
しています。
成熟市場には成熟市場なりの需要があることをもう一度見直さなければなり
ませんね。
■最後の1つ。3つ目は、意外かも知れませんが「財務へのこだわり」です。
上記2つを掲げながら、消えていく企業が多いのは、それぞれへの取り組み
が中途半端であることも理由でしょうが、最も大きいのは財務に無頓着な企
業が多いことです。
商品にとことんこだわるのは大切なのですが、こだわるあまり、資金繰りに
窮してしまえば元も子もありません。
品質を犠牲にしてまで儲けよとは言いません。破綻をしないように財務のバ
ランスをとらなければならないと言うのです。
アキュフェーズは、経常利益10%、自己資本比率70%以上の会社です。
儲かるニッチビジネスには、健全な財務バランスが欠かせません。
当たり前のことですが、意外に忘れがちなのではないでしょうか。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■「コンサルタントの習慣術」には目標を立てることの重要性が書かれてい
ます。
何をするにしても、何になるにしても、「どういう存在になりたいか」「ど
ういう存在でありたいか」を明確に意識しなければ、努力することができま
せん。
■また、同じことを見ても、「ものすごく参考になった」という人と、「知
っていることばかりでつまらなかった」という人がいます。
これは、知識の差であるというよりも、問題意識を持っているかどうかの差
であると言えます。
つまり、目標を持っている人は、何を見ても「目標に対して、参考になる」
という視点を持つ。逆にのほほんと過ごす人は、やり過ごしてしまうわけで
す。
(実際に、知識のない人ほど「知っていることばかりだ」と言う傾向がある
そうです)
■私自身、次の目標を立てようとしているところでしたので、とても参考に
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- 2017.09.21:ヤマダ電機が生き残りを賭けて反攻開始!
- 2017.09.07:ドラッグストアが、コンビニを食い物にしている
- 2017.08.24:国内で敵なしのカルビーの将来が必ずしも明るくない理由
- 2017.08.10:君は内山高志を見たか
- 2017.07.27:金本知憲監督はすべての中間管理職の象徴だ
- 2017.07.13:自然界のランチェスター戦略
- 2017.06.29:回転寿司は群雄割拠の戦国時代に入った
- 2017.06.15:小さな会社のM&Aが日本を救う?
- 2017.06.01:AbemaTVは年間200億円の赤字から脱却できるのか?
- 2017.05.18:大阪・堺の超優良企業シマノは、これからも盤石なのか?
- 2017.05.04:知られざる成長産業 コインランドリー業界はどうなっているのか?
- 2017.04.20:新社会人に贈る「1万時間の法則」
- 2017.04.06:野村克也を超一流のプロ野球人にした3つの力
- 2017.03.23:風林火山を旗印に掲げた武田信玄は、戦略家ではなかったのか?
- 2017.03.09:ラスト・ワンマイルの表と裏をおさえよ
- 2017.02.23:鳥貴族の成長はこのまま∞に続くのか
- 2017.02.09:キングコング西野の絵本「えんとつ町のプペル」はなぜ炎上するほど売れているのか?
- 2017.01.26:アマゾンはどこから来てどこへ行くのか
- 2017.01.12:「孫子」を5つのポイントで整理した
- 2016.12.29:真田幸村はなぜ「日本一の兵」になったのか?
- 2016.12.15:セイコーマート・北の最強コンビニはどのようにできたのか
- 2016.12.01:クリスピー・クリーム・ドーナツの大量閉店は、前向きだったのですね
- 2016.11.17:ジーユーがユニクロを超える時、ファーストリテイリングは世界トップになる
- 2016.11.03:ピコ太郎はなぜ世界を席巻したのか?
- 2016.10.20:地域密着営業って何だろう?
- 2016.10.06:繁盛する居酒屋には、現場営業に必要なヒントが満載だ
- 2016.09.22:天下分け目といわれた関ヶ原の戦いはなぜ半日で決着がついたのか?
- 2016.09.08:「世界の山ちゃん」は世界に届くのか
- 2016.08.25:リオ五輪 男子柔道はなぜ躍進したのか?
- 2016.08.11:ポケモンGOは、何をGOしたのか?
- 2016.07.28:営業は純粋な「技術」であり、誰でも身に着けられるものである
- 2016.07.14:金本を信じよ!
- 2016.06.30:せっかく展示会出展しても成果の出ないやり方をしている企業が多すぎる
- 2016.06.16:小さな会社が生き残る秘訣は「ニッチであること」その他には...
- 2016.06.02:びっくりドンキーは弱者のエネルギーに満ちていた
- 2016.05.19:「同率勝算の規則」に則った唯一の成功法則
- 2016.05.05:レスターに学ぶ「奇跡のチーム」を作る3つの秘訣
- 2016.04.21:世紀のちゃぶ台返し!セブンに何があったのか
- 2016.04.07:新社会人に贈る あなたの人生を豊かにする秘訣
- 2016.03.24:コメダ珈琲店に人気があるのは理由がある
- 2016.03.10:小さくても生き残る「局所的な強者」の作り方
- 2016.02.25:「営業の仕組み」を身に着ければ、目標達成に苦しまなくなる
- 2016.02.11:子供に自慢できる人生を送りたいなら
- 2016.01.28:マクドナルドもスターバックスも日本市場をなめるな!
- 2016.01.14:「孫子の兵法」を企業経営に活かす方法
- 2015.12.31:結果を出す人は、手段を目的化している
- 2015.12.17:廃業寸前の負け犬集団が、常勝軍団に生まれ変わったわけ
- 2015.12.03:なぜ「世界トップ企業」を目指すのか?
- 2015.11.19:初めての著作は、なぜ「小説」になったのか?
- 2015.11.05:戦略は実行させなければ意味がない
- 2015.10.22:世界トップ企業への道は「差別化」が開く
- 2015.10.08:世界トップ企業になるために最初にしなければならないこと
- 2015.09.24:サーモス(THERMOS)はなぜ「廃業寸前」から世界トップ企業になったのか?
- 2015.09.10:営業には3つの役割がある
- 2015.08.27:楽天球団は、新しい野球を見せてくれ!
- 2015.08.13:ユニクロは、無印良品と提携せよ
- 2015.07.23:ノキアと日本電産 東西M&A巧者のやり方
- 2015.07.09:ワクワクする仕事しかやりません。
- 2015.06.25:ライザップはなぜ叩かれるのか?
- 2015.06.11:「けっこういい」よりも「並外れてダメ」がいい
- 2015.05.28:戦略には「感動」が必要だ
- 2015.05.14:「孔子」を学ぶ意味
- 2015.04.30:スカイマークはなぜ優遇されながら破綻したのか?
- 2015.04.16:セブンvsミスド 初戦の判定は
- 2015.04.02:任天堂はもう一度天下をとれるのか
- 2015.03.19:ファミマはセブンに勝てるのか?
- 2015.03.05:大塚家具の父と娘はどちらが正しいのか?
- 2015.02.19:成長しないビジネスのロールモデル
- 2015.02.05:100回勝負に持ち込めば絶対に勝てる
- 2015.01.22:キリンビバレッジは逆転できるのか?
- 2015.01.08:「孫子」を活用するための最大のキーワード
- 2014.12.31:「孫子の兵法」を学ぶ
- 2014.12.25:ハウステンボスはどのようにして再建されたのか?
- 2014.12.11:テラモーターズは、なぜオートバイ市場のトップ企業となったのか?
- 2014.11.27:人を動かすシンプルなメソッド
- 2014.11.13:嫌いな顧客を嫌いだと思わなくなる方法
- 2014.10.30:縄文時代が何年続いたか知ってます?
- 2014.10.02:阪神タイガースはなぜ優勝できないのか?
- 2014.09.18:創業塾でのQ&A
- 2014.08.21:コンビニのアイスクリームはどうなっているのか
- 2014.08.07:創業して10年続く人が持っている3つの資質
- 2014.07.24:私が「孫子」を使う理由
- 2014.07.10:「三国志」の戦いで勝敗が決する要因とは?
- 2014.06.26:「孫子の兵法」でみる2014年ワールドカップ日本代表の戦い
- 2014.06.12:マラドーナはなぜ三流監督で終わったのか?
- 2014.05.29:相性のいい顧客を探す方法
- 2014.05.15:営業が不得意な人は、営業なんてしない方が成果が上がる
- 2014.05.01:GoProは、強者になれるのか
- 2014.04.17:マクドナルドは、マイルドヤンキーを狙え!
- 2014.04.03:売れる仕組みが必要な理由
- 2014.03.20:営業プロセスがなければ組織は動かない
- 2014.03.06:ビジネスの設計図を作ろう
- 2014.02.20:彼を知り己を知れば...
- 2014.02.06:ビジョンは営業チームを一丸にする
- 2014.01.23:楽しくなければ営業じゃない!
- 2014.01.09:私がメルマガを書く「立ち位置」
- 2013.12.26:レゴは、なぜ世界第2位の玩具メーカーに復活したのか?
- 2013.12.12:コトラーに教えらえた初心に戻る
- 2013.11.28:日本のモノづくりを復活させるには
- 2013.11.14:レッドブルが世界で52億本も売れた「何か」
- 2013.10.31:ヤフーはどこに行こうとしているのか?
- 2013.10.17:飛び火マーケティングの時代-GoPro
- 2013.10.03:アップルは普通の企業になってしまった
- 2013.09.19:7年後、日本は巨大な展示会場になる
- 2013.09.05:店舗系ビジネスの弱者の戦略
- 2013.08.22:私がイチローから学ぶ3つのこと
- 2013.08.08:脱・人脈の営業
- 2013.07.25:ソーシャル時代の「真実の瞬間」
- 2013.07.11:統計は最強の営業マネジメントツールである
- 2013.06.27:新興宗教のビジネスモデル
- 2013.06.13:進化する教育システムに乗り遅れるな
- 2013.05.30:お医者さんや弁護士さんの営業戦略
- 2013.05.16:できる営業は、負け方が違う
- 2013.05.02:宮崎駿とスタジオジブリについて
- 2013.04.18:差別化は、マイナスせよ
- 2013.04.04:JAL再生にみる企業変革の王道
- 2013.03.21:第3回WBC終戦記念 がんばれプロ野球
- 2013.03.07:マイケル・ポーターの戦略はもう通用しないのか?
- 2013.02.21:王将の餃子は大阪を跳び出すか?
- 2013.02.07:営業チームマネジメントの第一歩
- 2013.01.24:失速したマクドナルドの次の一手は?
- 2013.01.10:阪神タイガースは暗黒時代に戻っていくのか
- 2012.12.27:衰退市場でトップを張る宝島社の戦略
- 2012.12.13:目標は、顧客総取り!
- 2012.11.29:答えのない問題に取り組めるのか
- 2012.11.15:手っ取り早く実績を上げるには
- 2012.11.01:プロ野球は、名選手しか監督になれないのか?
- 2012.10.18:世界王者が世界に挑戦!
- 2012.10.04:新・携帯電話版三国志
- 2012.09.20:安売りせずに売る方法
- 2012.09.06:脳内のリミットを外せ
- 2012.08.23:儲ける方法をタネ明かしする
- 2012.08.09:もうかるビジネスにはタネがある
- 2012.07.26:ステーキを売るな、○○を売れ!
- 2012.07.12:一流の営業になるために絶対に避けられない道
- 2012.06.28:顧客を創造するということ
- 2012.06.14:ビジネスが成立するための3つの要素
- 2012.05.31:理屈で捉えきれない会社もある
- 2012.05.17:戦術は現状を効率的にする。戦略は現状を破壊する
- 2012.05.03:物語風ビジネス書を読んでみよう
- 2012.04.19:市場価値より企業内価値を高めよう
- 2012.04.05:3つの起業家タイプが注意すること
- 2012.03.22:ソニーはどこへ行った?
- 2012.03.08:利益を上げるための最もシンプルな方法
- 2012.02.23:ランチェスター戦略を営業に活かすたった3つのプロセス
- 2012.02.09:日本の電機メーカーはどうすれば生き残れるのか
- 2012.01.26:心理学はビジネスに生かせるのか
- 2012.01.12:水戸黄門の終焉と大阪都構想
- 2011.12.29:「坂の上の雲」を越えていこう
- 2011.12.15:強い現場を作る方法
- 2011.12.01:なぜ落合博満はブレないのか?
- 2011.11.17:小さなお菓子屋さんが描く大きなストーリー
- 2011.11.03:理屈でメシは食えん!でいいの?
- 2011.10.20:iPhone vs iPhone
- 2011.10.06:本質からはじめよ!
- 2011.09.22:アマゾンにチャレンジ!
- 2011.09.08:さらば、スティーブ・ジョブズ
- 2011.08.25:マフィアにビジネスの極意を聞く
- 2011.08.11:たまにはビジネス小説でも読みましょうか
- 2011.07.28:なぜ我々にはマーケティングが必要なのか?
- 2011.07.14:「いい商品」って何ですか?
- 2011.06.30:カリスマ営業を有難がっても意味ないでしょう
- 2011.06.16:ネスプレッソが売れている理由
- 2011.06.02:孫子、ポーター、ランチェスター
- 2011.05.19:足腰の弱い欧米企業、頭の弱い日本企業
- 2011.05.05:斎藤佑樹はプロ野球で通用するか?
- 2011.04.21:ランチェスター戦略って役に立つの?
- 2011.04.07:温泉旅館を蘇らせるには
- 2011.03.24:弱い人をより弱くするのが戦略なのか
- 2011.03.10:タスク管理と時間管理のツール紹介
- 2011.02.24:プレーヤーからマネージャーへ
- 2011.02.10:110兆円の市場に遅れた日本
- 2011.01.27:物語と希望の深い関係
- 2011.01.13:グーグルVSアップル
- 2010.12.30:面白い戦略ストーリーの作り方
- 2010.12.16:残念な人には戦略がない
- 2010.12.02:理屈のない実行はギャンブルですよ
- 2010.11.18:メイド・カフェの営業プロセス
- 2010.11.04:プロ野球球団運営を成功させるには
- 2010.10.21:勝ちパターンの作り方
- 2010.10.07:たまには「哲学」の話をしよう
- 2010.09.23:世紀末都市・アキバ
- 2010.09.09:コンビニ・オーナーというビジネス
- 2010.08.26:もし現場のオッチャンがポーターを学んだら
- 2010.08.12:坂の上に雲は見えない?
- 2010.07.29:システム思考って何だろう
- 2010.07.15:営業は「点取り屋」ではない!
- 2010.07.01:戦略はストーリーで語れ2
- 2010.06.17:戦略はストーリーで語れ
- 2010.06.03:アップルは本当に最強なのか?
- 2010.05.20:営業生産性を上げる構造とは
- 2010.05.06:女子高生と一緒にドラッカーを学ぼう
- 2010.04.22:勝海舟が坂本龍馬に伝えたもの
- 2010.04.08:人をやる気にさせるにはどうすればいいのか
- 2010.03.25:アップルとユニ・チャーム~変革企業の共通点
- 2010.03.11:無料のビジネスって何だ?
- 2010.02.25:営業に必要な戦略的思考
- 2010.02.11:狩猟民族の構想力に学ぼう
- 2010.01.28:農耕営業のススメ
- 2010.01.14:2010年は日本企業のアジア進出元年になる
- 2009.12.31:2009年の携帯とジーンズと餃子
- 2009.12.17:20歳の頃の自分に読ませたい本
- 2009.12.03:日本茶も海外進出している
- 2009.11.19:ダイソンはなぜ売れたのか?
- 2009.11.05:私の考える効率的な営業とは
- 2009.10.22:島田紳助の研究2
- 2009.10.08:フォロワー企業のゲーム
- 2009.09.24:地域密着企業の営業戦術
- 2009.09.10:地域密着企業の経営方法
- 2009.08.27:マクドナルド 一人勝ちの理由
- 2009.08.13:死せる孔明、生ける仲達を走らす
- 2009.07.30:農業は儲かるのか?
- 2009.07.16:キリン、サントリー、アサヒ、オリオン
- 2009.07.02:戦略2、戦術1の法則
- 2009.06.18:いい顧客、悪い顧客
- 2009.06.04:日本で一番大切にしたい会社の戦略
- 2009.05.21:それぞれの「1万時間」を過ごそう
- 2009.05.07:社会起業は一般の起業と何が違うのか?
- 2009.04.23:もし諸葛孔明が経営顧問だったら
- 2009.04.09:物語の力を知ろう
- 2009.03.26:祝!WBC日本代表優勝
- 2009.03.12:小さな池の大きな魚
- 2009.02.26:農業にチャンスあり
- 2009.02.12:機能と情緒--2つの差別化の方法
- 2009.01.29:営業は結果を追ってはいけない
- 2009.01.15:真似したくてもできない事情がある
- 2009.01.01:欲しいものを作ってくれるビジネス
- 2008.12.18:オール・ザット・競争戦略
- 2008.12.04:ゼロ距離を目指す
- 2008.11.20:10/13の市場でビジネスする
- 2008.11.06:ローカルヒーロー花盛り
- 2008.10.23:いい商品を、いい人から、安い値段で買いたい
- 2008.10.09:経営で必要な知恵はすべて三国志で学んだ
- 2008.09.25:HONDAが空を飛ぶ!
- 2008.09.11:緊急性にフォーカスせよ!
- 2008.08.28:楽天グループ迷走す
- 2008.08.14:エコカー開発競争
- 2008.07.31:儲けるための仕組みを作ろう
- 2008.07.17:「黒船」iPhoneの衝撃
- 2008.07.03:野球は言葉でするもんや
- 2008.06.19:大阪の小さなものづくり企業
- 2008.06.05:事業コンセプトにこだわる
- 2008.04.24:黒澤明はなぜ世界進出に失敗したのか?
- 2008.04.10:スタジオアリスに見る市場特化の行方
- 2008.03.13:山形の洋菓子店がフォーカスしたもの
- 2008.02.28:阪神タイガースは獣王無敵か?
- 2008.02.14:薄型テレビ市場2.0 競争の鍵はブランド力か
- 2008.01.31:アシックスの戦略、ナイキの戦略
- 2008.01.17:「日本一の村」改革に挑戦
- 2008.01.03:マネることは差別化の第一歩
- 2007.12.20:駄菓子屋さんの成功要因
- 2007.12.06:P&Gの戦略-強者はこれだけ有利だ
- 2007.11.22:浪速のグローバル企業
- 2007.11.08:良いモノを作りさえすれば売れるのか
- 2007.10.25:巨人軍の凋落は止められるか?
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- 2007.09.13:ハンバーガー帝国興亡の行方は
- 2007.08.30:日本製航空機は羽ばたくか
- 2007.08.16:織田信長はなぜ徳川家康に正室と嫡男の処分を命じたのか
- 2007.08.02:中小企業にとって仕組みとは
- 2007.07.19:島田紳助の研究
- 2007.07.05:最強のビジネスモデルとは何か
- 2007.06.21:迷った時は最終ユーザーに聞け
- 2007.06.07:弱者には弱者の販売促進がある
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- 2007.05.10:豆腐一丁からビジネスを考える
- 2007.04.26:戦略がなければ生き残れない
- 2007.04.12:飲料業界は激変の予感
- 2007.03.29:経営理念こそ究極の差別化
- 2007.03.27:ホッピーはなぜ復活したのか
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- 2007.03.01:コンビニ 本格競争時代に突入
- 2007.02.15:一人勝ちのワナにはまった松下電器
- 2007.02.01:ワインブームのその後
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- 2006.12.07:小さな旅行会社の成功法則
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- 2006.10.26:弱者を貫いて強者となった企業
- 2006.10.12:市場シェアの獲り過ぎに注意
- 2006.09.28:小さな市場でヒットを飛ばす
- 2006.09.14:日本酒市場あれこれ
- 2006.08.31:小さな市場で戦え
- 2006.08.17:もう1つの成長産業
- 2006.08.03:ランチェスター戦略が示すこと
- 2006.07.20:チャンスがあることを皆が知っている市場
- 2006.07.06:商品の意味が変わる時
- 2006.06.22:サッカーW杯にみる「戦略とは」
- 2006.05.25:SMPを意識する
- 2006.05.11:"営業嫌い"は会社の責任だ
- 2006.04.27:営業の分かりやすいコトバとは
- 2006.04.13:残りの80%に富を再配分する
- 2006.03.30:とるに足りない80%
- 2006.03.16:狭く、深く掘り進めれば、視界は開ける
- 2006.03.02:日本の消費者は世界レベルに近づいている
- 2006.02.16:ノウハウを捨てよう!
- 2006.02.02:一番、損になることをしよう
- 2006.01.19:技術系小企業が生き残るには
- 2006.01.05:すでに起こった未来
- 2005.12.22:顧客接点がビジネスの命綱
- 2005.12.08:一点集中戦略の落とし穴
- 2005.11.24:松下電器の一点集中戦略
- 2005.10.27:2005年日本シリーズを斬る
- 2005.10.13:例外に注目せよ
- 2005.10.10:成長の壁を乗り越える
- 2005.09.29:常識を少しずらすとチャンスが生まれる
- 2005.09.15:見えない敵と戦うには
- 2005.09.01:最も怖いのは見えない敵だ
- 2005.08.18:不滅の営業手法
- 2005.07.22:いつまで川原で石を売るのですか?(3)
- 2005.07.07:いつまで川原で石を売るのですか?(2)
- 2005.06.23:いつまで川原で石を売るのですか?(1)
- 2005.06.09:年功序列の市場はもう無い
- 2005.05.26:バーガーキング復活
- 2005.03.03:オニツカ錐もみ商法とは(後編)
- 2005.02.17:オニツカ錐もみ商法とは(前編)
- 2005.02.03:売れないのではなく、売っていないんですよ
- 2005.01.20:中小企業が狙う中国市場とは
- 2005.01.05:常識にとらわれない戦略を戦う
- 2004.12.24:小さな企業は逆転の発想で戦え!
- 2004.12.09:ゲーム型競争時代は終わらない
- 2004.11.11:北欧企業にみるランチェスター戦略
- 2004.11.02:UTADA全米進出失敗を斬る
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- 2002.09.07:戦略とは見えざるもの
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