心理学はビジネスに生かせるのか
心理学はビジネスに生かせるのか
2012.01.26
(2012年1月26日メルマガより)
いや、違う。心理学は好きですね^^
心理学を使って、
■例えばこういうことがありました。
あるコンサルタントの方と初めて会った時に握手を求められました
芝居がかったことをするなあ。。というのは、
っと変わった握手の仕方をされたからです。
その時は、
ところが、しばらくして、
その変な握手の仕方が紹介されていました。
それは「相手を心理的に威圧し、支配下に置く握手」
一気にそのコンサルタントが胡散臭い奴に思えたことは言うまでも
■そのコンサルタントが心理テクニックを使ったのか、
れは分かりません。まあ、多分、
相当下手な使い方です。
私を操るどことか、
そのテクニック本に操られているんですな。
これはまだかわいい方です。
伝聞情報ですが、ある著名なコンサルタントで、
に長けている人がいるそうです。
何とかのカリスマとか言われている人です。
その人は裏では「正しいことなど言う必要はない。
ともらしく言っておけばいい」と言っているとか。。。
伝聞情報ではありますが、
■こんな詐欺師のような使い方でなくても、
なあという場面はあるのではないでしょうか。
私も、営業マン時代は、
思ったりもしました^^;
「
ている」ということが書いてあるバカな本もありましたし。
こういうのは、妄想の類ですね。
■たぶん、
本来必要なプロセスを省略しようという思いがあるのでしょうね。
ありていに言えば、楽したい、という思いです。
「営業の秘訣は、なるべく手間がかからない仕組みを作ること」
っともらしいですが、
と思います。
どこか「1日3時間働くだけで年収1億円」とか「
0%」などという胡散臭い話につながるかも知れませんので、
ればなりません。
■このメルマガで何度か買いたかもしれませんが、
いて聞く「具体的なことを教えてほしい」
受講者から直接言われることもありますし、
ます。
いわく「原理原則は聞き飽きた。だからどうすればいいんだ?」
「理屈はいいから、どうすれば売上が上がるのか教えてほしい」
「明日から使えるようなノウハウを教えてほしい」
■要するに、全体の体系や理論と、現実的な行動までの道筋が、
いわけです。
どんな立派な理論や原理原則も、
ません。
だから「具体的なことがわからない」
私は評論家ではなくコンサルタントですから、
わなければなりません。
■ただし、多様な人たちが集まるセミナーや研修の場において、
体的な行動策を示すわけにはいきません。
だから、なるべく具体的な事例や、演習の時間を入れて、
て実感し、応用できるような工夫を凝らします。
あるいは、
デルを組み立てるかのように、行動設計ができるようにします。
実際のところ、それで理解していただける方もおられますし、
らんと言う方もおられます。
私の伝え方が拙いということですな...
■自分の無能力は棚に上げますが、どうも最近、
ロセスをすっ飛ばそうとする人が多いような気がしてなりません。
「自分のビジネスにあてはまらない」「自分のビジネスでは、
しない」そう言って、
プラモデルでいうと、
わずに「不良品だから作るの止めや!」と放り出す人ですね^^;
そういう人は「
は考えずに「手っ取り早く、どうすればいいのかを教えてくれ」
いわゆる「実践ノウハウ」待望です。
■
んが、私は「実践ノウハウ」
ていません。
特定の現場で特殊な状況において使うノウハウを一般向けに伝える
無意味です。
普遍的な情報として伝えるためには、
の抽象化した情報を活用できる人にならば、
益だからです。
■それでも「実践ノウハウ」
うかね。
需要があるので、多いのでしょう。
私が独立した7~8年前は、
ます。
「事業所を訪問する時は、
よ」とか「売り込んだら嫌がられるから、
とか言う人がいっぱいいました。
それはまだ良心的な方です。ひどいのは、お涙頂戴のたとえ話(
苦労の末、大逆転で成功した話)をした後に「
とか「この会に参加すれば儲かる」とか平気で言う人もいました。
こうなれば、
詐欺商法です。
■いささか極端な例でしたけど、下の記事を読むと、
純、
「本に書かれた「処方箋」
身につけられるか」
http://diamond.jp/articles/-/
この記事を書いたのは精神科医の香山リカさんです。
よくマスコミに登場する方ですが、精神科医に求められることも、
提としての理論や解釈ではなく「どうすればいいか」
てきているらしい。
この記事にあるように、理屈は不要、「処方箋」さえあればいい、
潮が一般的になれば、
考える人たちの思うがままにコントロールされる状態となります。
とても危険なことだと思います。
■一方で、従来の心理学や精神分析学の「解釈や分析」は、
ど役に立たないので、
下記は、いかにもお手軽な雰囲気の本ですが、
メッセージは辛辣です。
「フシギなくらい見えてくる!本当にわかる心理学」植木理恵著
http://amazon.co.jp/o/ASIN/
この本によると、心理学は「深層心理学」と「実験心理学」
だそうです。
我々、というか私が慣れ親しんだのは、
理学のようです。
そこでは、精神を意識と無意識に分けて、
人間の様々な行動や感情に大きな影響を及ぼすとしました。
夢の中に無意識の思いや欲望が表れるのだという説は、
分析の本などをワクワクしながら読んだ記憶があります。
しかし、フロイトやユングの学説が、
えるのかと言われれば、答えにくい。
確かに無意識の抑圧などという考えは魅惑的であり、
めめの一視点ではありますが、実生活への影響と言う意味では、
に近いものかも知れません。
植木理恵氏は「
「深層心理学は科学ではない」と言います。
科学ではないから、解釈に止まり、応用するに至らない。
科学でなければならない。
だから、実験心理学は「科学的に証明されたものしか認めない」
をとります。
実験心理学は、化学や物理学のように、
ることを目指しているようです。
■例えば、無軌道に電気ショックを与えた犬は無気力になるが、
を示した上で同じ電気ショックを与えた犬は無気力にならないそう
そこから動物は、
いうことが推察されます。
あるいは、報酬を与えてパズルに挑戦させたグループと、
挑戦させたグループでは、
うです。
そこから、
てられると推察されます。
■要するに、様々なシチュエーションで実験や観察を重ねて、
心理の動きを理解していこうというのが実験心理学です。
まだ歴史が浅いので、
ていないのかもしれません。
しかし、こういう心理学なら、様々な場面で活かしやすいですね。
例えば、どういう状況になれば人間は勉強したくなるのか?
どういう状況になれば記憶力は高まるのか?
どういう状況になれば助け合うようになるのか?
精神疾患の治療だけではなく、我々の生活やビジネスの場面で、
るような気がします。
■同じような動きは、経済学の世界でも起こっています。
1月16日の日経新聞に掲載されていた「行動経済学」は、
考え方に近いのではないでしょうか。
「人間のクセ 政策に生かす」
http://s.nikkei.com/Ag3VI4
要するに、人間は合理的に行動するとは限らない。
今のままがいいと行動に移らない場合もある。だから、
んで、行動を促すという方法をここに書いてあります。
これらのことを考えると、やはり、心理学の研究成果は、
様々なところに有効に生かせるようですね。
■こうなると、営業において心理学を活用しようという試みが、
散臭いものばかりでもないと考えなければなりません。
例えば、店舗販売に心理学を活用しようという例。
「目からウロコ 販売心理学 93の法則」
http://amazon.co.jp/o/ASIN/
男性に比べて、女性は長時間買い物をする傾向がある。だから、
ゲットにした店は、長時間いても飽きない店作りが必要。
をターゲットにした店は、短時間で買いやすい店作りにすること。
音楽は声が入ったものよりも、曲のみのものの方が感情に訴える。
GMは、インストロメンタルにすべき。
などといった法則らしきものが書きつねられているわけです。
あるいは営業マンが使う心理テクニック。
「トップ営業マンが使っている買わせる営業心理術」
http://amazon.co.jp/o/ASIN/
例えば、人は未完成なものに惹かれる傾向がある(
ので、アプローチトークはわざとたどたどしさを残しておく。
人は一部分を見ただけで全体の印象を決める(ラベリング効果)
印象や提案書の装丁には気を使うこと。などです。
■ただ、ここに紹介しておいてナンですが、
は、あくまで実践ノウハウの類であり、小手先の技術です。
こうしたテクニックに頼って一時的に業績改善できたとしても、
せん。
そもそも努力の方向性が間違っているかも知れないからです。
使う側はそれを十分に承知しておかなければなりません。
■実践ノウハウは、道具を取り替えるだけの作業で済み、
す必要がないので手軽です。
方向性を変えるということは、
ことでもあり、痛みを伴います。
もしかすると、勉強をしなおしたり、
ればならない事態になるかも知れません。
厳しい言い方をすると、努力はしないけど、
いい心性です。
それが人情といえばそうなのですが、結局は、
いきます。
■今日の話の結論としては、
ただし、それは実践のフェーズにおいてである。
戦略や仕組みづくりは、きっちりと理解して、
というものです。
変に心理テクニックに頼ると、表面的な効き目があるだけに、
改革を遅らせてしまう恐れがあります。
「楽して成果を得たい」という欲望は強いので、
ならないのです。
■経営コンサルティングの現場は、
結びつけることに費やされます。
私は「営業戦略の立案」をお手伝いすることが多いのですが、
略づくりはそれほど難しいものではありません。
というか、ある程度、知識のある者なら、
時間がかかるし、難しいのは、
■仕組みを機能させるためには、
集客、リスト作り、訪問の準備、訪問...
「そんなゴチャゴチャ考えてる間に、お客さんのとこ行って、
ーーって言うたら、何とかなるんや」と言えば楽ですが、
た仕組みを作りこんで、
方です。
ここをすっ飛ばしたら、いつか「どうも最近、うまくいかんな」
きて、やがて「催眠術でお客さんを操れんかな」
うになってしまいます^^;
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