
コロナで停滞するボクシングビジネスにどのような未来があるのか?
2021.02.04
(2021年2月4日メルマガより)
コロナ禍は、多くの産業に多大な影響を与えていますが、スポーツビジネスも壊滅的なダメージを受けているひとつです。
東京オリンピックでさえ実現不明な状態ですし、プロスポーツイベントの多くが中止または規模縮小を迫られています。
ボクシングの世界も同じです。密集状態の避けられない興業イベントですから、コロナ禍の中ではなすすべがありません。
ただでさえ選手期間が短い競技、このような形で過ごさなければならない選手の不運は実に残念に思います。
井上尚弥の全盛期をコロナに奪われる?
キャリアの最盛期にあると思われる井上尚弥選手については、特にそう思います。
日本史上最強と誰もが認める不世出のボクサーは、今や、誰と闘っても負けるところが想像できない状態です。
現在、27歳。油の乗り切った時期です。
コロナさえなければ、2020年にもバンタム級を統一し、スーパーバンタム級に挑戦していたはずです。
2019年11月、埼玉スーパーアリーナで行われたWBSS決勝戦、井上は、歴史に残る激闘の末、元5階級制覇チャンピオンのノニト・ドネアを退けました。
大橋秀行会長(大橋ジム)によると、試合後の通路で井上は「楽しかったー」とつぶやいたそうです。
ドネアの強打で目の奥を骨折し、一度はダウン寸前まで追い込まれた試合を「楽しかった」とは、よくよくボクシングが好きな人です。
井上は常日頃「苦戦してみたい」と発言していましたが、その言葉がおごりでも強がりでもなく、本心だったということに鳥肌が立ちました。
この強靭なメンタルを持つ井上を、大橋会長は「1万年に1人の天才」と言っています。(大橋会長が現役時代「150年に1人の天才」と言われたことをもじった発言)
1万年って、人間の歴史より長いやないか!と突っ込むところですが、こと井上に関する限り、さもありなんと思わせるところがすごい^^
この人はどこまで歴史を塗り替えるのだろうと思ってしまいます。
ただ、井上は、35歳で引退することを公言しています。パフォーマンスが落ちてまで続けたくないというのも本音でしょう。
だとすれば、あと7年です。
限られた時間を、コロナで奪われる悔しさよ!仕方ないこととは言え、返す返す残念でなりません。
最後のビッグマッチを待つ村田諒太
オリンピック金メダリストにして、WBA世界ミドル級スーパーチャンピオンの村田諒太も足止めを食らっています。
村田も、コロナがなければ、PFP1位のサウル・アルバレスとのビッグマッチが実現していたかもしれません。
ちなみにPFP(パウンド・フォー・パウンド)とは、階級差をなくした場合、だれが一番優れているかを決めるランキングのことです。様々なボクシング雑誌や専門サイトが、PFPランキングを発表しています。
なにしろ、いまのボクシングは体重別で17~18階級に分かれています。チャンピオンだらけでわけがわかりません。誰が一番なのか決めたくなるというものですよ。
サウル・アルバレス(メキシコ)は、スーパーウェルター級からライトヘビー級まで4階級を制したチャンピオンです。
とくにミドル級からライトヘビー級までは、同時にチャンピオンだった時期もあり、漫画のような離れ業をやってのけた超人です。多くのPFPランキングで1位です。(薬物疑惑はありますが)
1試合、数十億円は稼ぐ人気者ですから、その対戦相手も、大きなファイトマネーを見込むことができます。
金のこともそうですが、ビッグマッチをやりたいというのは、すべてのボクサーの夢でしょう。
村田には、その機会があっただけに、いまとなっては残念です。
キャリアの終盤、あと1、2試合で引退するだろう村田にとって、有終の美を飾りたい気持ちしかないはずです。
いま、村田は、もう一人の強者であるゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との対戦を模索しているといわれます。
はやくコロナが収束し、東京ドームでビッグマッチを実現してほしいものです。
キャリア終盤で評価を上げた井岡一翔
昨年末、日本人同士の大一番を制し、評価を上げたのが、ベテランの井岡一翔です。
井岡は、ミニマム級、ライトフライ級、フライ級、スーパーフライ級を制した4階級チャンピオンです。
歴史に残る名王者であることに間違いはありません。が、テレビ局の意向だったのか、安全な相手を選んで試合していると思わせる時期があり、実績に比べて評価はいまいちでした。
ボクシングのスタイルも守備を重視するものです。危険を冒して殴り合うような場面が少なく「試合には勝つが、面白くない」と思われていました。
その井岡に挑戦したのが、田中恒成です。ミニマム級、ライトフライ級、フライ級を制した3階級チャンピオンで、4階級制覇を目指して、井岡の持つWBOスーパーフライ級タイトルに挑戦したのです。
田中は、好戦的なスタイルで、スピードもあり、パンチ力もあります。派手な試合が多いので、人気があります。世界的な評価も高く、PFPにランクインしていることもありました。
この時、井岡は31歳、田中は25歳。若く勢いのある田中の方が、優勢だとみられていました。
ところが、井岡の守備的なスタイルがはまりました。
抜群のスピードでガンガン攻める田中に対し、ガードを固めて守る井岡のカウンターが見事に決まったのです。
カウンターの左フックを3度も決められ、田中は初めてのKO負けを喫してしまいました。
ボクシングにおいて守備が重要であることは、疑いようのない事実ですが、それをここまでまざまざと見せられた試合はありません。
井岡の地味な基本技術は、これほど高かったのかと、皆が驚きました。
井岡もベテランですから、あと何試合できるかわかりません。望むのは、世界的な強豪とのビッグマッチでしょう。
やはりコロナ収束後に、引退を見据えた数試合を行いたいと考えていることでしょう。
「金の亡者」であり続けるフロイド・メイウェザー
コロナ禍で停滞するボクシング興業ですが、一部、無観客試合を試す動きもあります。
しかし、観客がいなければ、会場が盛り上がりませんし、入場料収入がとれません。収入がなければ、ファイトマネーも上がりませんので、人気のあるボクサーほど、試合を行おうとはしません。
なにしろ危険な競技ですからね。安い報酬で、大けがなどすれば、一生の大損です。大金が稼げる機会を待とうとするのは、プロとして当然の合理的行動です。
しかし、そんな中、見過ごせない動きが広がっています。
およそまともなボクシングとはいえない試合が組まれ、ビッグマッチとして開催されようとしているのです。
元5階級制覇チャンピオンで無敗のまま引退したフロイド・メイウェザー(米)が、今月20日、有名ユーチューバーのローガン・ポール(米)と試合をする予定です。
メイウェザーは、PFPランキングで長期間1位だったエリート・ボクサーです。KOを狙わない守備的なスタイルで無敵でした。
現在、PFP1位のサウル・アルバレスも、メイウェザーに負けたのが唯一の黒星です。
試合が面白くないので、それを補うために、メイウェザーは、意図的に悪役を演じていました。
彼のキャラクターは「金の亡者」です。ボクシングは金のため。金のためならなんでもやる!と挑発を繰り返し、アンチを増やして試合を盛り上げました。
「倒されろ!」というアンチの合唱のなか、パンチをもらわないスーパーテクニックを見せて、判定勝ちに持ち込んでしまいます。アンチが悔しがるのなんの。でも、客が入るので、報酬も大きくなります。
なんとも戦略的なキャラクターづくりです。
ところが、メイウェザー、49戦無敗で引退したかと思えば、今度は、総合格闘家と試合をしたり、日本で那須川天心とエキシビジョンマッチをしたりして、大金を稼ぎ続けています。
金の亡者は、キャラクターではなかったのか!?
あげくに、ユーチューバーとの試合です。今度も、数十億円稼ぐのでしょう。
ユーチューバーの方がビッグマッチができる
相手となるローガン・ポールは、年収10億円ともいわれる世界的ユーチューバーです。
実は、彼がボクシングマッチを行うのは今回が初めてではありません。一昨年の11月、同じくユーチューバーKSI(英)と試合を行いました。
この試合、本物のボクシングのタイトルマッチを前座に回しての堂々のメインイベントとして開催されました。(KSIの判定勝ち)
さらに昨年11月には、マイク・タイソンのエキシビジョンマッチの前座で、人気ユーチューバーのジェイク・ポールと、NBAプレーヤーのネイト・ロビンソンが試合を行いました。(ポールのKO勝ち)
ボクシングの専門家からは「ボクシングは遊びじゃない」「冒とくしている」と怒りの声が上がっていますが、興業主はどこ吹く風です。
なにしろ盛り上がります。有名ユーチューバーともなれば、フォロワーが2000万人も3000万人もいるものですから、人が集まります。
そのうえ、ライブ配信でも稼げますから興業主とすればリスクが少ない。
ユーチューバー側も、動画の再生回数を上げることが目的ですから、ファイトマネーはそこそこでいいはずです。
とにかく大きなイベントがあれば、そこに向けてのトレーニングや煽り動画を配信することで、再生回数を稼げます。
ファンとすれば、いつも見ているお気に入りのタレントが、本物のボクシングの試合をするというので、それは感情移入してみるでしょう。
つまり、ボクシングに不足しているわかりやすい背景のストーリーが、ユーチューブだと簡単に作ることができるのです。
これはほかのスポーツ競技も同じでしょう。コロナ禍で無観客試合なのに黒字にできるイベントを既存のスポーツ競技はつくりにくい。ユーチューバーの力量に頼るしかないのです。
情けない事態には変わりありませんが、なぜこのようなことになったのか、反省することで、未来が開けてくるはずです。
モハメッド・アリが切り開いたボクシングのビッグビジネス化
思えば、ボクシングがこれほどビッグマネーが動くビジネスになったのは、モハメッド・アリの功績が大きいと考えられています。
「バンタム級のスピードを持つヘビー級ボクサー」として無敵だったアリは、試合前に、対戦相手を罵ることで有名でした。
およそスポーツマンらしくない態度と豊富な語彙で相手を罵り、挑発する行為は、マスコミの注目を集め、良識ある人々を怒らせました。
ついたニックネームが「マイティマウス(ほら吹き)」です。
あんな憎らしいやつ負けてしまえと、多くの人が思ったことでしょう。しかし、試合では危なげなく勝ってしまうのです。
まさに元祖ヒール。
もしアリの挑発行為がなければ、一方的な試合はまるで盛り上がらなかったはず。アリの行為は、試合前のストーリーこそ重要であることを知らしめたのです。
アリ以降、試合前の挑発行為は恒例行事となりました。挑発行為と試合はセットとなり、マスコミを巻き込んだ一大イベントになっていきました。
アメリカでは、面白い煽り言葉をつかえる者ほど人気が出ます。格闘技といえども、実力があるだけでは不十分で、英語を使いこなせなければなりません。客を呼べないからです。
ゴロフキンのような実力者がいつまでも脇役に回らなければならない理由がここにあります。
が、いまは時代が進みました。アメリカには、英語を話せない人も大勢います。メキシコ系やプエルトリコ系など、ボクシングファンが多い層は、むしろスペイン語を話します。
彼らに試合前のストーリーを伝えるにはどうすればいいのか?
ボクシングビジネスで最も大きな課題の解決のヒントを示したのが、ユーチューバーの活躍です。
SNSを最大限使いこなし、固有のファンを持つユーチューバーが、ボクシングの技術はまるで未熟でも、プロをはるかに凌ぐイベント開催を可能にしたのです。
情けなかろうが、どうであろうが、この事実から学ばないとボクシングビジネスに未来はありません。
強いだけでは試合をさせてもらえないボクサー
これからのプロボクサー、プロ格闘家、プロスポーツ選手は、キャラクターを自ら立たせることが必要になってきます。
もちろん、アスリートとしての実力があってのことですが、プロである以上、興業を成立させなければなりません。
実力よりも、キャラクターが広く浸透し、人気のあるボクサーの方が、興業の主役になってくるはずです。
例えば、現在のWBAバンタム級チャンピオンは、ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)です。
オリンピックで2大会連続金メダルを獲得したという実力者で、一部マニアからは「井上に勝つ可能性があるのはリゴンドーしかいない」と噂されているほどです。
ところがこの人、まったく試合を盛り上げる気がありません。強い相手には徹底して打ち合わず、しょぼい判定勝ち狙いの試合をしてしまいます。
だから試合に勝っても「あんなのプロの試合じゃない」と対戦相手にも、興業主からも文句を言われる始末です。
かといって、試合前に面白いことを言って盛り上げるトークの技術もありません。
全くもって、困った実力者なのです。
井上に匹敵するという実力がありながら、業界から完全スルーされているのはそのためです。
既に、プロボクシングは、強いだけではスターになれない世界なのです。
プロ格闘家は、自身のキャラクターを訴求せよ
プロは試合で魅せるものという考えもあるでしょうが、徐々に格闘技界も変わってきています。
引退した元ボクサーたちが、続々とユーチューブデビューして、ボクシング人気を盛り上げています。
彼らのエキシビジョンマッチ(非公式試合)は、しばしば正式のボクシングの試合よりも、注目を集めます。
アベマTVが、意欲的にそうした試合を放映して、視聴者数を稼いでいます。
朝倉未来、朝倉海兄弟のように、収入的にはユーチューバーの方が本業だと思える人気格闘家もいます。
ボクシングでも、WBAライトフライ級チャンピオン京口紘人は、積極的にユーチューブを配信し、キャラクターを訴求しています。
プロ格闘家のこうした試みを笑ってはいけません。
これも挑戦です。
人気者がいてこそ業界が盛り上がり、ビッグマネーが動くようになり、アスリートの居場所が確保されるというものです。
いや、アスリートはまず実力、SNSをする時間があれば練習せよ、というのであれば、業界が彼らのキャラクターを浸透させるための仕掛けを積極的にしていくべきです。
業界主導であれば、教育番組のようになってつまらないかな。
やはり、アスリート側がそれぞれ工夫して、自分の売り方を訴求していくべきですね。プロのユーチューバーと組んだりして、面白い配信を試みてください。
業界も変わってきている
日本では、2月11日、井上尚弥も参加するチャリティイベントが開催されるそうです。
ボクシングの現役チャンピオン、元チャンピオンが多数参加し、エキシビジョンマッチを行います。
そこには、東京オリンピック代表のアマチュアのエリートボクサーも参加するとか。プロとアマが一同に会するイベントなんて、いままでなかったはずですよ。
プロとアマのトップ選手同士が練習試合とはいえ、拳をあわせるなんて、ワクワクするじゃありませんか。
これも業界が危機感を持ち、進化しようとしている証左です。
コロナという奇禍を、機運に変えていかなければなりません。
(2021年2月4日メルマガより)
コロナ禍は、多くの産業に多大な影響を与えていますが、スポーツビジネスも壊滅的なダメージを受けているひとつです。
東京オリンピックでさえ実現不明な状態ですし、プロスポーツイベントの多くが中止または規模縮小を迫られています。
ボクシングの世界も同じです。密集状態の避けられない興業イベントですから、コロナ禍の中ではなすすべがありません。
ただでさえ選手期間が短い競技、このような形で過ごさなければならない選手の不運は実に残念に思います。
井上尚弥の全盛期をコロナに奪われる?
キャリアの最盛期にあると思われる井上尚弥選手については、特にそう思います。
日本史上最強と誰もが認める不世出のボクサーは、今や、誰と闘っても負けるところが想像できない状態です。
現在、27歳。油の乗り切った時期です。
コロナさえなければ、2020年にもバンタム級を統一し、スーパーバンタム級に挑戦していたはずです。
2019年11月、埼玉スーパーアリーナで行われたWBSS決勝戦、井上は、歴史に残る激闘の末、元5階級制覇チャンピオンのノニト・ドネアを退けました。
大橋秀行会長(大橋ジム)によると、試合後の通路で井上は「楽しかったー」とつぶやいたそうです。
ドネアの強打で目の奥を骨折し、一度はダウン寸前まで追い込まれた試合を「楽しかった」とは、よくよくボクシングが好きな人です。
井上は常日頃「苦戦してみたい」と発言していましたが、その言葉がおごりでも強がりでもなく、本心だったということに鳥肌が立ちました。
この強靭なメンタルを持つ井上を、大橋会長は「1万年に1人の天才」と言っています。(大橋会長が現役時代「150年に1人の天才」と言われたことをもじった発言)
1万年って、人間の歴史より長いやないか!と突っ込むところですが、こと井上に関する限り、さもありなんと思わせるところがすごい^^
この人はどこまで歴史を塗り替えるのだろうと思ってしまいます。
ただ、井上は、35歳で引退することを公言しています。パフォーマンスが落ちてまで続けたくないというのも本音でしょう。
だとすれば、あと7年です。
限られた時間を、コロナで奪われる悔しさよ!仕方ないこととは言え、返す返す残念でなりません。
最後のビッグマッチを待つ村田諒太
オリンピック金メダリストにして、WBA世界ミドル級スーパーチャンピオンの村田諒太も足止めを食らっています。
村田も、コロナがなければ、PFP1位のサウル・アルバレスとのビッグマッチが実現していたかもしれません。
ちなみにPFP(パウンド・フォー・パウンド)とは、階級差をなくした場合、だれが一番優れているかを決めるランキングのことです。様々なボクシング雑誌や専門サイトが、PFPランキングを発表しています。
なにしろ、いまのボクシングは体重別で17~18階級に分かれています。チャンピオンだらけでわけがわかりません。誰が一番なのか決めたくなるというものですよ。
サウル・アルバレス(メキシコ)は、スーパーウェルター級からライトヘビー級まで4階級を制したチャンピオンです。
とくにミドル級からライトヘビー級までは、同時にチャンピオンだった時期もあり、漫画のような離れ業をやってのけた超人です。多くのPFPランキングで1位です。(薬物疑惑はありますが)
1試合、数十億円は稼ぐ人気者ですから、その対戦相手も、大きなファイトマネーを見込むことができます。
金のこともそうですが、ビッグマッチをやりたいというのは、すべてのボクサーの夢でしょう。
村田には、その機会があっただけに、いまとなっては残念です。
キャリアの終盤、あと1、2試合で引退するだろう村田にとって、有終の美を飾りたい気持ちしかないはずです。
いま、村田は、もう一人の強者であるゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との対戦を模索しているといわれます。
はやくコロナが収束し、東京ドームでビッグマッチを実現してほしいものです。
キャリア終盤で評価を上げた井岡一翔
昨年末、日本人同士の大一番を制し、評価を上げたのが、ベテランの井岡一翔です。
井岡は、ミニマム級、ライトフライ級、フライ級、スーパーフライ級を制した4階級チャンピオンです。
歴史に残る名王者であることに間違いはありません。が、テレビ局の意向だったのか、安全な相手を選んで試合していると思わせる時期があり、実績に比べて評価はいまいちでした。
ボクシングのスタイルも守備を重視するものです。危険を冒して殴り合うような場面が少なく「試合には勝つが、面白くない」と思われていました。
その井岡に挑戦したのが、田中恒成です。ミニマム級、ライトフライ級、フライ級を制した3階級チャンピオンで、4階級制覇を目指して、井岡の持つWBOスーパーフライ級タイトルに挑戦したのです。
田中は、好戦的なスタイルで、スピードもあり、パンチ力もあります。派手な試合が多いので、人気があります。世界的な評価も高く、PFPにランクインしていることもありました。
この時、井岡は31歳、田中は25歳。若く勢いのある田中の方が、優勢だとみられていました。
ところが、井岡の守備的なスタイルがはまりました。
抜群のスピードでガンガン攻める田中に対し、ガードを固めて守る井岡のカウンターが見事に決まったのです。
カウンターの左フックを3度も決められ、田中は初めてのKO負けを喫してしまいました。
ボクシングにおいて守備が重要であることは、疑いようのない事実ですが、それをここまでまざまざと見せられた試合はありません。
井岡の地味な基本技術は、これほど高かったのかと、皆が驚きました。
井岡もベテランですから、あと何試合できるかわかりません。望むのは、世界的な強豪とのビッグマッチでしょう。
やはりコロナ収束後に、引退を見据えた数試合を行いたいと考えていることでしょう。
「金の亡者」であり続けるフロイド・メイウェザー
コロナ禍で停滞するボクシング興業ですが、一部、無観客試合を試す動きもあります。
しかし、観客がいなければ、会場が盛り上がりませんし、入場料収入がとれません。収入がなければ、ファイトマネーも上がりませんので、人気のあるボクサーほど、試合を行おうとはしません。
なにしろ危険な競技ですからね。安い報酬で、大けがなどすれば、一生の大損です。大金が稼げる機会を待とうとするのは、プロとして当然の合理的行動です。
しかし、そんな中、見過ごせない動きが広がっています。
およそまともなボクシングとはいえない試合が組まれ、ビッグマッチとして開催されようとしているのです。
元5階級制覇チャンピオンで無敗のまま引退したフロイド・メイウェザー(米)が、今月20日、有名ユーチューバーのローガン・ポール(米)と試合をする予定です。
メイウェザーは、PFPランキングで長期間1位だったエリート・ボクサーです。KOを狙わない守備的なスタイルで無敵でした。
現在、PFP1位のサウル・アルバレスも、メイウェザーに負けたのが唯一の黒星です。
試合が面白くないので、それを補うために、メイウェザーは、意図的に悪役を演じていました。
彼のキャラクターは「金の亡者」です。ボクシングは金のため。金のためならなんでもやる!と挑発を繰り返し、アンチを増やして試合を盛り上げました。
「倒されろ!」というアンチの合唱のなか、パンチをもらわないスーパーテクニックを見せて、判定勝ちに持ち込んでしまいます。アンチが悔しがるのなんの。でも、客が入るので、報酬も大きくなります。
なんとも戦略的なキャラクターづくりです。
ところが、メイウェザー、49戦無敗で引退したかと思えば、今度は、総合格闘家と試合をしたり、日本で那須川天心とエキシビジョンマッチをしたりして、大金を稼ぎ続けています。
金の亡者は、キャラクターではなかったのか!?
あげくに、ユーチューバーとの試合です。今度も、数十億円稼ぐのでしょう。
ユーチューバーの方がビッグマッチができる
相手となるローガン・ポールは、年収10億円ともいわれる世界的ユーチューバーです。
実は、彼がボクシングマッチを行うのは今回が初めてではありません。一昨年の11月、同じくユーチューバーKSI(英)と試合を行いました。
この試合、本物のボクシングのタイトルマッチを前座に回しての堂々のメインイベントとして開催されました。(KSIの判定勝ち)
さらに昨年11月には、マイク・タイソンのエキシビジョンマッチの前座で、人気ユーチューバーのジェイク・ポールと、NBAプレーヤーのネイト・ロビンソンが試合を行いました。(ポールのKO勝ち)
ボクシングの専門家からは「ボクシングは遊びじゃない」「冒とくしている」と怒りの声が上がっていますが、興業主はどこ吹く風です。
なにしろ盛り上がります。有名ユーチューバーともなれば、フォロワーが2000万人も3000万人もいるものですから、人が集まります。
そのうえ、ライブ配信でも稼げますから興業主とすればリスクが少ない。
ユーチューバー側も、動画の再生回数を上げることが目的ですから、ファイトマネーはそこそこでいいはずです。
とにかく大きなイベントがあれば、そこに向けてのトレーニングや煽り動画を配信することで、再生回数を稼げます。
ファンとすれば、いつも見ているお気に入りのタレントが、本物のボクシングの試合をするというので、それは感情移入してみるでしょう。
つまり、ボクシングに不足しているわかりやすい背景のストーリーが、ユーチューブだと簡単に作ることができるのです。
これはほかのスポーツ競技も同じでしょう。コロナ禍で無観客試合なのに黒字にできるイベントを既存のスポーツ競技はつくりにくい。ユーチューバーの力量に頼るしかないのです。
情けない事態には変わりありませんが、なぜこのようなことになったのか、反省することで、未来が開けてくるはずです。
モハメッド・アリが切り開いたボクシングのビッグビジネス化
思えば、ボクシングがこれほどビッグマネーが動くビジネスになったのは、モハメッド・アリの功績が大きいと考えられています。
「バンタム級のスピードを持つヘビー級ボクサー」として無敵だったアリは、試合前に、対戦相手を罵ることで有名でした。
およそスポーツマンらしくない態度と豊富な語彙で相手を罵り、挑発する行為は、マスコミの注目を集め、良識ある人々を怒らせました。
ついたニックネームが「マイティマウス(ほら吹き)」です。
あんな憎らしいやつ負けてしまえと、多くの人が思ったことでしょう。しかし、試合では危なげなく勝ってしまうのです。
まさに元祖ヒール。
もしアリの挑発行為がなければ、一方的な試合はまるで盛り上がらなかったはず。アリの行為は、試合前のストーリーこそ重要であることを知らしめたのです。
アリ以降、試合前の挑発行為は恒例行事となりました。挑発行為と試合はセットとなり、マスコミを巻き込んだ一大イベントになっていきました。
アメリカでは、面白い煽り言葉をつかえる者ほど人気が出ます。格闘技といえども、実力があるだけでは不十分で、英語を使いこなせなければなりません。客を呼べないからです。
ゴロフキンのような実力者がいつまでも脇役に回らなければならない理由がここにあります。
が、いまは時代が進みました。アメリカには、英語を話せない人も大勢います。メキシコ系やプエルトリコ系など、ボクシングファンが多い層は、むしろスペイン語を話します。
彼らに試合前のストーリーを伝えるにはどうすればいいのか?
ボクシングビジネスで最も大きな課題の解決のヒントを示したのが、ユーチューバーの活躍です。
SNSを最大限使いこなし、固有のファンを持つユーチューバーが、ボクシングの技術はまるで未熟でも、プロをはるかに凌ぐイベント開催を可能にしたのです。
情けなかろうが、どうであろうが、この事実から学ばないとボクシングビジネスに未来はありません。
強いだけでは試合をさせてもらえないボクサー
これからのプロボクサー、プロ格闘家、プロスポーツ選手は、キャラクターを自ら立たせることが必要になってきます。
もちろん、アスリートとしての実力があってのことですが、プロである以上、興業を成立させなければなりません。
実力よりも、キャラクターが広く浸透し、人気のあるボクサーの方が、興業の主役になってくるはずです。
例えば、現在のWBAバンタム級チャンピオンは、ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)です。
オリンピックで2大会連続金メダルを獲得したという実力者で、一部マニアからは「井上に勝つ可能性があるのはリゴンドーしかいない」と噂されているほどです。
ところがこの人、まったく試合を盛り上げる気がありません。強い相手には徹底して打ち合わず、しょぼい判定勝ち狙いの試合をしてしまいます。
だから試合に勝っても「あんなのプロの試合じゃない」と対戦相手にも、興業主からも文句を言われる始末です。
かといって、試合前に面白いことを言って盛り上げるトークの技術もありません。
全くもって、困った実力者なのです。
井上に匹敵するという実力がありながら、業界から完全スルーされているのはそのためです。
既に、プロボクシングは、強いだけではスターになれない世界なのです。
プロ格闘家は、自身のキャラクターを訴求せよ
プロは試合で魅せるものという考えもあるでしょうが、徐々に格闘技界も変わってきています。
引退した元ボクサーたちが、続々とユーチューブデビューして、ボクシング人気を盛り上げています。
彼らのエキシビジョンマッチ(非公式試合)は、しばしば正式のボクシングの試合よりも、注目を集めます。
アベマTVが、意欲的にそうした試合を放映して、視聴者数を稼いでいます。
朝倉未来、朝倉海兄弟のように、収入的にはユーチューバーの方が本業だと思える人気格闘家もいます。
ボクシングでも、WBAライトフライ級チャンピオン京口紘人は、積極的にユーチューブを配信し、キャラクターを訴求しています。
プロ格闘家のこうした試みを笑ってはいけません。
これも挑戦です。
人気者がいてこそ業界が盛り上がり、ビッグマネーが動くようになり、アスリートの居場所が確保されるというものです。
いや、アスリートはまず実力、SNSをする時間があれば練習せよ、というのであれば、業界が彼らのキャラクターを浸透させるための仕掛けを積極的にしていくべきです。
業界主導であれば、教育番組のようになってつまらないかな。
やはり、アスリート側がそれぞれ工夫して、自分の売り方を訴求していくべきですね。プロのユーチューバーと組んだりして、面白い配信を試みてください。
業界も変わってきている
日本では、2月11日、井上尚弥も参加するチャリティイベントが開催されるそうです。
ボクシングの現役チャンピオン、元チャンピオンが多数参加し、エキシビジョンマッチを行います。
そこには、東京オリンピック代表のアマチュアのエリートボクサーも参加するとか。プロとアマが一同に会するイベントなんて、いままでなかったはずですよ。
プロとアマのトップ選手同士が練習試合とはいえ、拳をあわせるなんて、ワクワクするじゃありませんか。
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- 2019.11.28:創業以来の危機に陥ったアシックスは復活できるのか?
- 2019.11.14:井上尚弥がはじめての苦戦から得たもの
- 2019.10.31:ユニクロ会長が怒る「失われた30年」から抜け出すことはできるのか?
- 2019.10.17:サマンサタバサはなぜ紳士服のコナカに買われたのか?
- 2019.10.03:中小零細企業の大半が不要だと言われてしまう理由
- 2019.09.19:ZOZO身売りに見た前澤氏の限界と可能性
- 2019.09.05:ビアードパパのすごい展開力
- 2019.08.22:マイクロソフトはなぜ比類なき復活を遂げたのか?
- 2019.08.08:空前絶後の幸運に見舞われながらも、それゆえに破滅した男の話。
- 2019.07.25:吉本が、これほどマネジメント能力がないとは驚いた
- 2019.07.11:ネットフリックスは、本気のディズニーに勝てるのか?
- 2019.06.27:ぺんてるとコクヨ またかよ!?と言いたくなるお家騒動がらみの揉め事
- 2019.06.13:驚異の高収益企業キーエンスの理由
- 2019.05.30:井上尚弥が導く異次元のボクシングビジネス
- 2019.05.16:WOWOWをV字回復させたサブスクビジネスの本質
- 2019.05.02:ランチェスター戦略で令和を生き抜く
- 2019.04.18:豊臣秀吉に学ぶ「人を動かす」秘訣
- 2019.04.04:令和のランチェスター戦略
- 2019.03.21:それでも生き残る!小さな会社の生き残り術
- 2019.03.07:少子高齢化と人口減少に直面する日本を破綻させなめに我々がすべきこと
- 2019.02.21:吉野家は過去の栄光を捨て去れるのか
- 2019.02.07:「サブスク」ビジネスの衝撃
- 2019.01.24:島田紳助や大前研一が提唱する成功理論・成功術
- 2019.01.10:平成が終わっても、人生は終わらない
- 2018.12.27:サーモス(THERMOS)V字回復の鍵は「接近戦」にあり
- 2018.12.13:カルロス・ゴーン事件が教える組織の腐り方
- 2018.11.29:RIZAPリバイバルプランは結果にコミットするか
- 2018.11.01:アマゾン・エフェクトに対抗する手段はあるのか
- 2018.10.04:ランチェスター戦略が示す3つのマジックナンバー
- 2018.09.20:ランチェスター戦略の中で、いちばん使えるところを教えます。
- 2018.09.06:ボクシング 井上尚弥にあって、山中慎介になかったもの
- 2018.08.23:川淵三郎はなぜ他のスポーツ団体関係者のようにダークサイドに堕ちないのか?
- 2018.08.09:半周遅れのヤフーによる起死回生の逆転戦略
- 2018.07.26:営業は「準備」が9割!
- 2018.07.12:サッカーW杯日本代表はなぜ躍進したのか?
- 2018.06.28:メルカリが破格の期待を集める5つの理由
- 2018.06.14:楽天が携帯電話事業にいまさら参入する理由
- 2018.05.31:スタジオアリスがさらに成長するための方法
- 2018.05.17:私が出会った優秀なコンサルタント
- 2018.05.03:サーモス(THERMOS)の奇跡はなぜ起きたのか?
- 2018.04.19:ワークマンは第二のユニクロになれるのか?
- 2018.04.05:これから営業職につく若い人に言いたいこと
- 2018.03.22:シリアルアントレプレナー「ブックオフ」「俺の」創業者の成功パターン
- 2018.03.08:サンマルクカフェにわざわざ行く理由があるのか?
- 2018.02.22:小さな事業者が新規開拓で成功する方法
- 2018.02.08:「なんでも酒やカクヤス」にみる局地戦の極意
- 2018.01.25:私が生き残っているのは「弱者の5大戦略」を実践してきたからです。
- 2018.01.11:2018年 君たちはどう生きるか(吉野源三郎や宮崎駿とは関係ありません)
- 2017.12.28:AIの時代に、どのような営業が生き残れるのか?
- 2017.12.14:ナイキもアシックスも「SHOE DOG」だ!
- 2017.11.30:TSUTAYAやDMMはしたたかに生き残っていくだろうが限界もある
- 2017.11.16:「シン・ゴジラ」って途中まで面白いけど、後半グダグダじゃないですか?
- 2017.11.02:織田信長が22年かけてできなかった天下統一を、豊臣秀吉がたった8年でできた理由
- 2017.10.19:電気自動車(EV)の時代に日本企業は生き残れるのか
- 2017.10.05:顧客満足度3年連続1位!ドトールコーヒーが最強か
- 2017.09.21:ヤマダ電機が生き残りを賭けて反攻開始!
- 2017.09.07:ドラッグストアが、コンビニを食い物にしている
- 2017.08.24:国内で敵なしのカルビーの将来が必ずしも明るくない理由
- 2017.08.10:君は内山高志を見たか
- 2017.07.27:金本知憲監督はすべての中間管理職の象徴だ
- 2017.07.13:自然界のランチェスター戦略
- 2017.06.29:回転寿司は群雄割拠の戦国時代に入った
- 2017.06.15:小さな会社のM&Aが日本を救う?
- 2017.06.01:AbemaTVは年間200億円の赤字から脱却できるのか?
- 2017.05.18:大阪・堺の超優良企業シマノは、これからも盤石なのか?
- 2017.05.04:知られざる成長産業 コインランドリー業界はどうなっているのか?
- 2017.04.20:新社会人に贈る「1万時間の法則」
- 2017.04.06:野村克也を超一流のプロ野球人にした3つの力
- 2017.03.23:風林火山を旗印に掲げた武田信玄は、戦略家ではなかったのか?
- 2017.03.09:ラスト・ワンマイルの表と裏をおさえよ
- 2017.02.23:鳥貴族の成長はこのまま∞に続くのか
- 2017.02.09:キングコング西野の絵本「えんとつ町のプペル」はなぜ炎上するほど売れているのか?
- 2017.01.26:アマゾンはどこから来てどこへ行くのか
- 2017.01.12:「孫子」を5つのポイントで整理した
- 2016.12.29:真田幸村はなぜ「日本一の兵」になったのか?
- 2016.12.15:セイコーマート・北の最強コンビニはどのようにできたのか
- 2016.12.01:クリスピー・クリーム・ドーナツの大量閉店は、前向きだったのですね
- 2016.11.17:ジーユーがユニクロを超える時、ファーストリテイリングは世界トップになる
- 2016.11.03:ピコ太郎はなぜ世界を席巻したのか?
- 2016.10.20:地域密着営業って何だろう?
- 2016.10.06:繁盛する居酒屋には、現場営業に必要なヒントが満載だ
- 2016.09.22:天下分け目といわれた関ヶ原の戦いはなぜ半日で決着がついたのか?
- 2016.09.08:「世界の山ちゃん」は世界に届くのか
- 2016.08.25:リオ五輪 男子柔道はなぜ躍進したのか?
- 2016.08.11:ポケモンGOは、何をGOしたのか?
- 2016.07.28:営業は純粋な「技術」であり、誰でも身に着けられるものである
- 2016.07.14:金本を信じよ!
- 2016.06.30:せっかく展示会出展しても成果の出ないやり方をしている企業が多すぎる
- 2016.06.16:小さな会社が生き残る秘訣は「ニッチであること」その他には...
- 2016.06.02:びっくりドンキーは弱者のエネルギーに満ちていた
- 2016.05.19:「同率勝算の規則」に則った唯一の成功法則
- 2016.05.05:レスターに学ぶ「奇跡のチーム」を作る3つの秘訣
- 2016.04.21:世紀のちゃぶ台返し!セブンに何があったのか
- 2016.04.07:新社会人に贈る あなたの人生を豊かにする秘訣
- 2016.03.24:コメダ珈琲店に人気があるのは理由がある
- 2016.03.10:小さくても生き残る「局所的な強者」の作り方
- 2016.02.25:「営業の仕組み」を身に着ければ、目標達成に苦しまなくなる
- 2016.02.11:子供に自慢できる人生を送りたいなら
- 2016.01.28:マクドナルドもスターバックスも日本市場をなめるな!
- 2016.01.14:「孫子の兵法」を企業経営に活かす方法
- 2015.12.31:結果を出す人は、手段を目的化している
- 2015.12.17:廃業寸前の負け犬集団が、常勝軍団に生まれ変わったわけ
- 2015.12.03:なぜ「世界トップ企業」を目指すのか?
- 2015.11.19:初めての著作は、なぜ「小説」になったのか?
- 2015.11.05:戦略は実行させなければ意味がない
- 2015.10.22:世界トップ企業への道は「差別化」が開く
- 2015.10.08:世界トップ企業になるために最初にしなければならないこと
- 2015.09.24:サーモス(THERMOS)はなぜ「廃業寸前」から世界トップ企業になったのか?
- 2015.09.10:営業には3つの役割がある
- 2015.08.27:楽天球団は、新しい野球を見せてくれ!
- 2015.08.13:ユニクロは、無印良品と提携せよ
- 2015.07.23:ノキアと日本電産 東西M&A巧者のやり方
- 2015.07.09:ワクワクする仕事しかやりません。
- 2015.06.25:ライザップはなぜ叩かれるのか?
- 2015.06.11:「けっこういい」よりも「並外れてダメ」がいい
- 2015.05.28:戦略には「感動」が必要だ
- 2015.05.14:「孔子」を学ぶ意味
- 2015.04.30:スカイマークはなぜ優遇されながら破綻したのか?
- 2015.04.16:セブンvsミスド 初戦の判定は
- 2015.04.02:任天堂はもう一度天下をとれるのか
- 2015.03.19:ファミマはセブンに勝てるのか?
- 2015.03.05:大塚家具の父と娘はどちらが正しいのか?
- 2015.02.19:成長しないビジネスのロールモデル
- 2015.02.05:100回勝負に持ち込めば絶対に勝てる
- 2015.01.22:キリンビバレッジは逆転できるのか?
- 2015.01.08:「孫子」を活用するための最大のキーワード
- 2014.12.31:「孫子の兵法」を学ぶ
- 2014.12.25:ハウステンボスはどのようにして再建されたのか?
- 2014.12.11:テラモーターズは、なぜオートバイ市場のトップ企業となったのか?
- 2014.11.27:人を動かすシンプルなメソッド
- 2014.11.13:嫌いな顧客を嫌いだと思わなくなる方法
- 2014.10.30:縄文時代が何年続いたか知ってます?
- 2014.10.02:阪神タイガースはなぜ優勝できないのか?
- 2014.09.18:創業塾でのQ&A
- 2014.08.21:コンビニのアイスクリームはどうなっているのか
- 2014.08.07:創業して10年続く人が持っている3つの資質
- 2014.07.24:私が「孫子」を使う理由
- 2014.07.10:「三国志」の戦いで勝敗が決する要因とは?
- 2014.06.26:「孫子の兵法」でみる2014年ワールドカップ日本代表の戦い
- 2014.06.12:マラドーナはなぜ三流監督で終わったのか?
- 2014.05.29:相性のいい顧客を探す方法
- 2014.05.15:営業が不得意な人は、営業なんてしない方が成果が上がる
- 2014.05.01:GoProは、強者になれるのか
- 2014.04.17:マクドナルドは、マイルドヤンキーを狙え!
- 2014.04.03:売れる仕組みが必要な理由
- 2014.03.20:営業プロセスがなければ組織は動かない
- 2014.03.06:ビジネスの設計図を作ろう
- 2014.02.20:彼を知り己を知れば...
- 2014.02.06:ビジョンは営業チームを一丸にする
- 2014.01.23:楽しくなければ営業じゃない!
- 2014.01.09:私がメルマガを書く「立ち位置」
- 2013.12.26:レゴは、なぜ世界第2位の玩具メーカーに復活したのか?
- 2013.12.12:コトラーに教えらえた初心に戻る
- 2013.11.28:日本のモノづくりを復活させるには
- 2013.11.14:レッドブルが世界で52億本も売れた「何か」
- 2013.10.31:ヤフーはどこに行こうとしているのか?
- 2013.10.17:飛び火マーケティングの時代-GoPro
- 2013.10.03:アップルは普通の企業になってしまった
- 2013.09.19:7年後、日本は巨大な展示会場になる
- 2013.09.05:店舗系ビジネスの弱者の戦略
- 2013.08.22:私がイチローから学ぶ3つのこと
- 2013.08.08:脱・人脈の営業
- 2013.07.25:ソーシャル時代の「真実の瞬間」
- 2013.07.11:統計は最強の営業マネジメントツールである
- 2013.06.27:新興宗教のビジネスモデル
- 2013.06.13:進化する教育システムに乗り遅れるな
- 2013.05.30:お医者さんや弁護士さんの営業戦略
- 2013.05.16:できる営業は、負け方が違う
- 2013.05.02:宮崎駿とスタジオジブリについて
- 2013.04.18:差別化は、マイナスせよ
- 2013.04.04:JAL再生にみる企業変革の王道
- 2013.03.21:第3回WBC終戦記念 がんばれプロ野球
- 2013.03.07:マイケル・ポーターの戦略はもう通用しないのか?
- 2013.02.21:王将の餃子は大阪を跳び出すか?
- 2013.02.07:営業チームマネジメントの第一歩
- 2013.01.24:失速したマクドナルドの次の一手は?
- 2013.01.10:阪神タイガースは暗黒時代に戻っていくのか
- 2012.12.27:衰退市場でトップを張る宝島社の戦略
- 2012.12.13:目標は、顧客総取り!
- 2012.11.29:答えのない問題に取り組めるのか
- 2012.11.15:手っ取り早く実績を上げるには
- 2012.11.01:プロ野球は、名選手しか監督になれないのか?
- 2012.10.18:世界王者が世界に挑戦!
- 2012.10.04:新・携帯電話版三国志
- 2012.09.20:安売りせずに売る方法
- 2012.09.06:脳内のリミットを外せ
- 2012.08.23:儲ける方法をタネ明かしする
- 2012.08.09:もうかるビジネスにはタネがある
- 2012.07.26:ステーキを売るな、○○を売れ!
- 2012.07.12:一流の営業になるために絶対に避けられない道
- 2012.06.28:顧客を創造するということ
- 2012.06.14:ビジネスが成立するための3つの要素
- 2012.05.31:理屈で捉えきれない会社もある
- 2012.05.17:戦術は現状を効率的にする。戦略は現状を破壊する
- 2012.05.03:物語風ビジネス書を読んでみよう
- 2012.04.19:市場価値より企業内価値を高めよう
- 2012.04.05:3つの起業家タイプが注意すること
- 2012.03.22:ソニーはどこへ行った?
- 2012.03.08:利益を上げるための最もシンプルな方法
- 2012.02.23:ランチェスター戦略を営業に活かすたった3つのプロセス
- 2012.02.09:日本の電機メーカーはどうすれば生き残れるのか
- 2012.01.26:心理学はビジネスに生かせるのか
- 2012.01.12:水戸黄門の終焉と大阪都構想
- 2011.12.29:「坂の上の雲」を越えていこう
- 2011.12.15:強い現場を作る方法
- 2011.12.01:なぜ落合博満はブレないのか?
- 2011.11.17:小さなお菓子屋さんが描く大きなストーリー
- 2011.11.03:理屈でメシは食えん!でいいの?
- 2011.10.20:iPhone vs iPhone
- 2011.10.06:本質からはじめよ!
- 2011.09.22:アマゾンにチャレンジ!
- 2011.09.08:さらば、スティーブ・ジョブズ
- 2011.08.25:マフィアにビジネスの極意を聞く
- 2011.08.11:たまにはビジネス小説でも読みましょうか
- 2011.07.28:なぜ我々にはマーケティングが必要なのか?
- 2011.07.14:「いい商品」って何ですか?
- 2011.06.30:カリスマ営業を有難がっても意味ないでしょう
- 2011.06.16:ネスプレッソが売れている理由
- 2011.06.02:孫子、ポーター、ランチェスター
- 2011.05.19:足腰の弱い欧米企業、頭の弱い日本企業
- 2011.05.05:斎藤佑樹はプロ野球で通用するか?
- 2011.04.21:ランチェスター戦略って役に立つの?
- 2011.04.07:温泉旅館を蘇らせるには
- 2011.03.24:弱い人をより弱くするのが戦略なのか
- 2011.03.10:タスク管理と時間管理のツール紹介
- 2011.02.24:プレーヤーからマネージャーへ
- 2011.02.10:110兆円の市場に遅れた日本
- 2011.01.27:物語と希望の深い関係
- 2011.01.13:グーグルVSアップル
- 2010.12.30:面白い戦略ストーリーの作り方
- 2010.12.16:残念な人には戦略がない
- 2010.12.02:理屈のない実行はギャンブルですよ
- 2010.11.18:メイド・カフェの営業プロセス
- 2010.11.04:プロ野球球団運営を成功させるには
- 2010.10.21:勝ちパターンの作り方
- 2010.10.07:たまには「哲学」の話をしよう
- 2010.09.23:世紀末都市・アキバ
- 2010.09.09:コンビニ・オーナーというビジネス
- 2010.08.26:もし現場のオッチャンがポーターを学んだら
- 2010.08.12:坂の上に雲は見えない?
- 2010.07.29:システム思考って何だろう
- 2010.07.15:営業は「点取り屋」ではない!
- 2010.07.01:戦略はストーリーで語れ2
- 2010.06.17:戦略はストーリーで語れ
- 2010.06.03:アップルは本当に最強なのか?
- 2010.05.20:営業生産性を上げる構造とは
- 2010.05.06:女子高生と一緒にドラッカーを学ぼう
- 2010.04.22:勝海舟が坂本龍馬に伝えたもの
- 2010.04.08:人をやる気にさせるにはどうすればいいのか
- 2010.03.25:アップルとユニ・チャーム~変革企業の共通点
- 2010.03.11:無料のビジネスって何だ?
- 2010.02.25:営業に必要な戦略的思考
- 2010.02.11:狩猟民族の構想力に学ぼう
- 2010.01.28:農耕営業のススメ
- 2010.01.14:2010年は日本企業のアジア進出元年になる
- 2009.12.31:2009年の携帯とジーンズと餃子
- 2009.12.17:20歳の頃の自分に読ませたい本
- 2009.12.03:日本茶も海外進出している
- 2009.11.19:ダイソンはなぜ売れたのか?
- 2009.11.05:私の考える効率的な営業とは
- 2009.10.22:島田紳助の研究2
- 2009.10.08:フォロワー企業のゲーム
- 2009.09.24:地域密着企業の営業戦術
- 2009.09.10:地域密着企業の経営方法
- 2009.08.27:マクドナルド 一人勝ちの理由
- 2009.08.13:死せる孔明、生ける仲達を走らす
- 2009.07.30:農業は儲かるのか?
- 2009.07.16:キリン、サントリー、アサヒ、オリオン
- 2009.07.02:戦略2、戦術1の法則
- 2009.06.18:いい顧客、悪い顧客
- 2009.06.04:日本で一番大切にしたい会社の戦略
- 2009.05.21:それぞれの「1万時間」を過ごそう
- 2009.05.07:社会起業は一般の起業と何が違うのか?
- 2009.04.23:もし諸葛孔明が経営顧問だったら
- 2009.04.09:物語の力を知ろう
- 2009.03.26:祝!WBC日本代表優勝
- 2009.03.12:小さな池の大きな魚
- 2009.02.26:農業にチャンスあり
- 2009.02.12:機能と情緒--2つの差別化の方法
- 2009.01.29:営業は結果を追ってはいけない
- 2009.01.15:真似したくてもできない事情がある
- 2009.01.01:欲しいものを作ってくれるビジネス
- 2008.12.18:オール・ザット・競争戦略
- 2008.12.04:ゼロ距離を目指す
- 2008.11.20:10/13の市場でビジネスする
- 2008.11.06:ローカルヒーロー花盛り
- 2008.10.23:いい商品を、いい人から、安い値段で買いたい
- 2008.10.09:経営で必要な知恵はすべて三国志で学んだ
- 2008.09.25:HONDAが空を飛ぶ!
- 2008.09.11:緊急性にフォーカスせよ!
- 2008.08.28:楽天グループ迷走す
- 2008.08.14:エコカー開発競争
- 2008.07.31:儲けるための仕組みを作ろう
- 2008.07.17:「黒船」iPhoneの衝撃
- 2008.07.03:野球は言葉でするもんや
- 2008.06.19:大阪の小さなものづくり企業
- 2008.06.05:事業コンセプトにこだわる
- 2008.04.24:黒澤明はなぜ世界進出に失敗したのか?
- 2008.04.10:スタジオアリスに見る市場特化の行方
- 2008.03.13:山形の洋菓子店がフォーカスしたもの
- 2008.02.28:阪神タイガースは獣王無敵か?
- 2008.02.14:薄型テレビ市場2.0 競争の鍵はブランド力か
- 2008.01.31:アシックスの戦略、ナイキの戦略
- 2008.01.17:「日本一の村」改革に挑戦
- 2008.01.03:マネることは差別化の第一歩
- 2007.12.20:駄菓子屋さんの成功要因
- 2007.12.06:P&Gの戦略-強者はこれだけ有利だ
- 2007.11.22:浪速のグローバル企業
- 2007.11.08:良いモノを作りさえすれば売れるのか
- 2007.10.25:巨人軍の凋落は止められるか?
- 2007.10.11:"志"が歴史を変えた--三国志に寄せて
- 2007.09.27:縮小するアパレル市場で生き残るには
- 2007.09.13:ハンバーガー帝国興亡の行方は
- 2007.08.30:日本製航空機は羽ばたくか
- 2007.08.16:織田信長はなぜ徳川家康に正室と嫡男の処分を命じたのか
- 2007.08.02:中小企業にとって仕組みとは
- 2007.07.19:島田紳助の研究
- 2007.07.05:最強のビジネスモデルとは何か
- 2007.06.21:迷った時は最終ユーザーに聞け
- 2007.06.07:弱者には弱者の販売促進がある
- 2007.05.24:一発逆転を狙ってはいけない
- 2007.05.10:豆腐一丁からビジネスを考える
- 2007.04.26:戦略がなければ生き残れない
- 2007.04.12:飲料業界は激変の予感
- 2007.03.29:経営理念こそ究極の差別化
- 2007.03.27:ホッピーはなぜ復活したのか
- 2007.03.15:引越し業の差別化競争時代
- 2007.03.01:コンビニ 本格競争時代に突入
- 2007.02.15:一人勝ちのワナにはまった松下電器
- 2007.02.01:ワインブームのその後
- 2007.01.18:本業がなくなってしまったら
- 2007.01.04:すべてはデジタル化する
- 2006.12.21:携帯電話版三国志
- 2006.12.07:小さな旅行会社の成功法則
- 2006.11.23:織田信長の戦略
- 2006.11.09:小さな市場に焦点を絞る会社は強い
- 2006.10.26:弱者を貫いて強者となった企業
- 2006.10.12:市場シェアの獲り過ぎに注意
- 2006.09.28:小さな市場でヒットを飛ばす
- 2006.09.14:日本酒市場あれこれ
- 2006.08.31:小さな市場で戦え
- 2006.08.17:もう1つの成長産業
- 2006.08.03:ランチェスター戦略が示すこと
- 2006.07.20:チャンスがあることを皆が知っている市場
- 2006.07.06:商品の意味が変わる時
- 2006.06.22:サッカーW杯にみる「戦略とは」
- 2006.05.25:SMPを意識する
- 2006.05.11:"営業嫌い"は会社の責任だ
- 2006.04.27:営業の分かりやすいコトバとは
- 2006.04.13:残りの80%に富を再配分する
- 2006.03.30:とるに足りない80%
- 2006.03.16:狭く、深く掘り進めれば、視界は開ける
- 2006.03.02:日本の消費者は世界レベルに近づいている
- 2006.02.16:ノウハウを捨てよう!
- 2006.02.02:一番、損になることをしよう
- 2006.01.19:技術系小企業が生き残るには
- 2006.01.05:すでに起こった未来
- 2005.12.22:顧客接点がビジネスの命綱
- 2005.12.08:一点集中戦略の落とし穴
- 2005.11.24:松下電器の一点集中戦略
- 2005.10.27:2005年日本シリーズを斬る
- 2005.10.13:例外に注目せよ
- 2005.10.10:成長の壁を乗り越える
- 2005.09.29:常識を少しずらすとチャンスが生まれる
- 2005.09.15:見えない敵と戦うには
- 2005.09.01:最も怖いのは見えない敵だ
- 2005.08.18:不滅の営業手法
- 2005.07.22:いつまで川原で石を売るのですか?(3)
- 2005.07.07:いつまで川原で石を売るのですか?(2)
- 2005.06.23:いつまで川原で石を売るのですか?(1)
- 2005.06.09:年功序列の市場はもう無い
- 2005.05.26:バーガーキング復活
- 2005.03.03:オニツカ錐もみ商法とは(後編)
- 2005.02.17:オニツカ錐もみ商法とは(前編)
- 2005.02.03:売れないのではなく、売っていないんですよ
- 2005.01.20:中小企業が狙う中国市場とは
- 2005.01.05:常識にとらわれない戦略を戦う
- 2004.12.24:小さな企業は逆転の発想で戦え!
- 2004.12.09:ゲーム型競争時代は終わらない
- 2004.11.11:北欧企業にみるランチェスター戦略
- 2004.11.02:UTADA全米進出失敗を斬る
- 2004.08.22:韓国ドラマ、なぜ人気?
- 2002.09.07:戦略とは見えざるもの
- 2002.09.07:営業をシステムとして把握する
- 2002.09.07:組織営業を導入しよう
- 2002.09.07:SMPメソッドとは
- お客様の声:はじめてのマネジメント入門
2019.07.16 2019年7月16日「はじめてのマネジメント入門」セミナー受講後アンケートの声です。※アンケート回収47名のうち、当セミナーの内容がビジネスに ①大いに役立つ15名、②役立つ31名、③あまり役に立たな...
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