
小さな起業 成功の方法論
2021.08.05
前々回、このメルマガで、「シニアの起業が有利なこれだけの理由」という内容の記事を発行しました。
その際、最近の起業希望者には、シニアの方が目立つという話をさせていただきました。
最近の流れなんでしょうな。
定年が延長しているものの、退職しても元気なシニアは、そのまま引退するのではなく、自ら起業を志向する人が多いのでしょう。
シニアと同じぐらい多いのが、女性の起業希望者です。
これは最近というよりも、ここ五年、十年の大きな傾向です。若い方からそれなりの年齢の方まで、女性の起業希望者は、多いと感じます。
むしろ、ひと昔前の起業家イメージの象徴だった若い男性の方が珍しい。
私が担当するのが、地域密着型の創業塾という事情があるかも知れませんが、いや、それでも何年か前までは、半分以上が30歳代までの男性だった気がします。
いまの時代、起業される方のイメージを書き換えなければならないようですな。
小さな起業は成立しやすい
シニアや女性が多いということからなのか、最近の起業希望者は、身の丈に応じた起業を志向していると感じます。
10億、100億の企業を作って、雇用創出という形で地域に貢献するのも、素晴らしいことだし、必要なことだと思います。
が、自分や家族が生活していくだけの利益が稼げればいいやと考える身の丈に応じた起業も、同じぐらい立派だし、必要なことです。
世の中には、大きな企業では手が届かない小さな困りごとがいっぱいあります。それらを解決する小さな事業者がいることで、社会は少しずつ良くなっていくと考えるからです。
それに目標を小さく設定できる小さな起業は、成立しやすい。しかも、身動きが軽いので、維持しやすいという利点もあります。
実は、小さな身の丈起業は、成功しやすいのです。
シニアや女性に限らず、成立しやすく、続けやすい身の丈起業の可能性を考えてみるべきだと思います。
小さな起業が成功する理由
小さな身の丈に応じた起業が成立しやすい最大の理由は、売上高が小さくても利益を出せる体制を作りやすいことです。
いくら独立したからといって、売上がそのまま収入になるわけではありません。事業には様々な経費がかかりますから、その分を差し引かなければなりません。
何人も従業員を雇わなければならない大掛かりな事業は、経費も大きくなります。その分、大きな売上が必要です。が、小さな事業なら、経費が小さいので、それほどの売上をあげなくても、成立します。
いっぱい儲けてセレブを気取りたいなどアホなことを考えなければ、小さな起業は、目標売上高を低く設定できます。必要なのは、自分と家族が生活していく分になるはずですから、ハードルは低い。
小さな起業を志向する人は、この特徴を最大限、活かさなければなりません。
つまり、規模が小さくて、大きな企業ならとても手を出せないような市場でも、成立するビジネスを作れるという利点を活かさなければなりません。
例えば、私のような経営コンサルタント業は、経費があまりかかりません。それはそうですね。仕入れがあるわけではないし、製造原価もありません。一人でやるなら、人件費も小さいものです。
その立場だと、必要売上高などたかがしれています。誰も目を付けないようなニッチな分野へでも進出できるというものです。
特にランチェスター戦略や孫子の兵法を知る身からすれば、ニッチな市場への志向はもともと強いですから、そういう市場の探索はお手のものですからね。
私が、あまり人が行かないような地域や分野で仕事をしているのはそういう意味あいがあります。
自分自身の"売り"を理解する
「勝てる場所で戦う」というのが、私が考えるランチェスター戦略や孫子の兵法の結論です。
起業においてもこの結論は効果を発揮します。特に小さな起業においては、この考えを充分に理解しておかなければなりません。
つまり、小さな起業においては、儲かりそうな仕事を選ぶのではなく、この分野なら自分の強みが活かせる、自分なら勝てる、という市場を選択することが重要です。
そのためには、当然のことながら、自分の強みをよく理解しておかなければなりません。
起業するにおいては、まずここがハードルとなります。なぜなら、多くの人が、自分の強みを理解していないからです。
ドラッカーも言っています。人はしばしば客観性を失います。他人から見れば、明らかに強みとみえることも、本人は、弱みだと思ってしまっています。ことに、いま手掛けている仕事のことを過小評価する傾向があります。
どうも、起業したいという人の多くが、いまの仕事に見切りをつけようとしており、全く違う分野で事業を興そうと思っているかのようです。
そんな「他人の芝は青く見える」的な思考は捨ててくださいね。
いまの仕事が不満であろうとなかろうと、それまでの経歴や経験は、大きな優位性となります。その業種や業界の状況や慣習も知っているでしょうし、人脈もあるはずです。その大きな優位性をかなぐり捨てるのは、実に勿体ないと思わなければなりません。
はっきり言いますが、自分の強みは、自分がやってきた仕事の中にしかありません。自分の経歴を活かした起業ほど成功確率が高くなります。
特に小さな起業において、"売り"は自分自身です。自分の強みを正確に見極めるようにしてください。
対象とする市場を数値として把握する
強みが理解できれば、それを活かせる市場を選択することができます。
この場合も、いま所属している業界をよく探索してください。慣れ親しんだ業界だからこそ、外部の者にはわからない矛盾も見えてくるでしょうし、ニッチ(くぼみ・隙間)な市場もみつけられるというものです。
〇〇専用旅行会社とか、〇〇専用配送業者とか。結果だけ見れば、どうやって思いついたんだーと驚く事業がありますが、何のことはない、それって業界内部の人だから見つけられる隙間ですよ。
業界外部の人にはわからないニッチを発見できればしめたものです。成功した起業の多くが、そんな内部の事情を知る人によって立ち上げられています。
ただし、思いついたからといってすぐに起業するのは勇み足です。
必ず検証してください。
自分が起業しようというビジネスの対象顧客は、どの程度存在するのか。数値で表せるようにしてください。
アイデアフルな人ほど客観的数値で説明できるようにしてください。数値で説明してはじめて、思いつきが、客観的資料となります。
「そんなものわからない」と安易に言わないように。市場規模を調べきれずに、人生を賭けて起業するなど無謀極まりないことです。たいていのことは、真剣に調べれば相当程度までわかるものですよ。
日本は統計数値がはっきりしています。地域ごとの年齢別男女別人口統計は発表されていますし、項目別の家計消費支出も明らかです。
地域ごとの事業者数も調べればわかります。特定の業種の分布や数値も、業界団体の資料を調べればたいていわかります。
ことに、自分が慣れ親しんだ業界ならなおさらわかりやすいはずです。統計資料も手に入れやすいはずです。
自分の発見や思いつきが、ただの独りよがりにならないように、対象顧客の数値は明確にすること。
どうしてもわからない、という方は、起業は止めた方がいいでしょう。一か八かの起業などおすすめしません。
対象顧客が、自分のビジネスを成立させ得るほど確実に把握できていることが起業をスタートさせる条件だと思ってください。
適切な売上目標を立て、行動計画を作る
市場を数値で把握することができれば、目標を設定できます。
ここ重要です。
目標売上高があるからこそ、行動計画を立てることができます。闇雲に動いて、無駄うちするような真似を避けることができます。
若い頃の起業なら無駄な動きも経験だと言えますが、家族の生活を預かる人の起業は、悠長なことを言っていられません。
計画を立てて、確実に目標に近づいているという感覚をいつも持っていなければなりません。
私はランチェスター戦略の専門家ですから、とくにここにこだわります。同戦略の場合、売上目標、営業行動目標は、市場シェアに紐づいています。市場シェアをどれだけとるかを鑑みて、目標や行動を決めていきます。
上で、小さな起業は、売上目標を低く設定できると言いましたが、その数値は必ず明確にしてください。
なんとなくの数値では、価格設定も曖昧になってしまいます。
できるだけ儲けたいから。。といって高価格に設定すれば顧客からそっぽを向かれる恐れがありますし、逆にいっぱい売りたいから。。といって安く設定してしまうと数量売上を無理追いしてしまうことになります。
そもそも目標計画もなしに、正しい行動がとれるものでしょうか。私には自信ありません。
適切な行動の指針は、適切な数値目標が教えてくれるというものです。
会計管理を徹底する
会計管理も重要ですから忘れないようにしてください。
売上が小さくても成り立つのが小さな起業の特長だといいましたが、いまが黒字か赤字かもわからないようでは、売上も何もあったものじゃありません。
私は小さな事業の破綻理由の殆どが会計管理のいい加減さにあると思っています。
売上高しかみないで、経費管理を怠っていると、知らぬうちに赤字になってしまっています。
それが怖い事業者は、ついついとれる顧客から取ろうとして無理な見積もりをしてしまったりします。
場末のスナックじゃあるまいし、上顧客から無理な金をとるってのは、自分の足を食べるタコのようなもので、緩やかな自殺行為に他なりません。
たとえギリギリの小さな売上でも、事業を持続できるのは、細かい会計管理があればこそです。会計管理がきっちりできているから、適切な目標が立てられるのですし、価格設定ができるのですし、攻めた販売施策を打つことができます。つまり、余裕を持って事業運営できるのです。
日々の会計管理を軽視していると、手痛いしっぺかえしを食らうこと請け合いです。小さな事業は、顧客の獲得と同じぐらい会計管理が生き残るための必須事項であることを忘れないようにしましょう。
ひたすらしつこく実行する
ここまできたら、売る仕組みを作って、ひたすらそれを回すことです。
「売る仕組み」については、このメルマガで何度か言及してきましたので繰り返しません。
過去の内容を参照ください。
実行段階においては、とにかくしつこくやることです。
「戦略はシンプルに、実行はクレイジーに」を旨をしてください。自分の作った計画を信じて、結果が出るまでしつこくやりぬいてください。
しつこくやれ、といっても、馬車馬のように非人間的なほど働けというわけではありません。人間性を失うほど厳しい状況に追い込まれては、起業などする意味がありません。
ことに小さな起業ですから、もっとのんびりとやっていいはずです。
そもそも、身の丈に応じた起業という概念そのものが、貪欲さに陥らず、無理なく事業を続ける方法論です。
そのためにも、顧客を知り、自分を知り、仕組みを作って、数値管理をしっかり行い、人間らしさを失わない事業生活を続けてほしいと思います。
小さな事業の消費期限は3~5年だと覚悟する
最後にもうひとつだけ、重要なことを。
ニッチ市場の特徴は、変化も早いということです。選んだニッチ市場が、思わず大きく拡大してしまうことがあります。そうなるとラッキーだと思えるかも知れませんが、実際には、大手企業の参入を呼び込むことになり、競争上大変なことになります。
もっと多いのは、ニッチ市場がそのまま蒸発するように無くなってしまう事態です。そうなると、小さな事業などひとたまりもありません。
今までと同じことをしているのに急に売れなくなった。2年前の半分の売り上げになってしまった。。などと嘆く声をよく聞きますが、実際のところ、それがニッチ市場を選ぶ小さな事業者の宿命です。
同じことをしていて、10年安泰なんてことはあり得ません。5年、いや3年で市場はがらりと変わってしまうことを前提としてビジネスすることが必要です。
つまり、一度成立したと思う事業でも、3~5年で消費期限がきます。覚悟してください。成立したと慢心していたら、すぐに立ち枯れしてしまいます。
これは実は起業に限りません。既存の企業の売上不振の原因の殆どが、市場の変化に対応できていないことです。ニッチ市場を土俵とする小さな起業はなおさらだとです。
どうすればいいのか。
今日、ここに書いたような方法を常に回し続けることです。特に、変化する市場の把握を怠ってはいけません。
大変だと思いますかね。
厳しい言い方ですが、これを大変だと思う人は、起業などしない方がいいと思います。
いや、むしろ、常に起業初期のようなワクワク感を繰り返し味わえるわけで、考えようによっては楽しいことですよ。
せっかくの起業ライフを楽しんでまいりましょう^^
前々回、このメルマガで、「シニアの起業が有利なこれだけの理由」という内容の記事を発行しました。
その際、最近の起業希望者には、シニアの方が目立つという話をさせていただきました。
最近の流れなんでしょうな。
定年が延長しているものの、退職しても元気なシニアは、そのまま引退するのではなく、自ら起業を志向する人が多いのでしょう。
シニアと同じぐらい多いのが、女性の起業希望者です。
これは最近というよりも、ここ五年、十年の大きな傾向です。若い方からそれなりの年齢の方まで、女性の起業希望者は、多いと感じます。
むしろ、ひと昔前の起業家イメージの象徴だった若い男性の方が珍しい。
私が担当するのが、地域密着型の創業塾という事情があるかも知れませんが、いや、それでも何年か前までは、半分以上が30歳代までの男性だった気がします。
いまの時代、起業される方のイメージを書き換えなければならないようですな。
小さな起業は成立しやすい
シニアや女性が多いということからなのか、最近の起業希望者は、身の丈に応じた起業を志向していると感じます。
10億、100億の企業を作って、雇用創出という形で地域に貢献するのも、素晴らしいことだし、必要なことだと思います。
が、自分や家族が生活していくだけの利益が稼げればいいやと考える身の丈に応じた起業も、同じぐらい立派だし、必要なことです。
世の中には、大きな企業では手が届かない小さな困りごとがいっぱいあります。それらを解決する小さな事業者がいることで、社会は少しずつ良くなっていくと考えるからです。
それに目標を小さく設定できる小さな起業は、成立しやすい。しかも、身動きが軽いので、維持しやすいという利点もあります。
実は、小さな身の丈起業は、成功しやすいのです。
シニアや女性に限らず、成立しやすく、続けやすい身の丈起業の可能性を考えてみるべきだと思います。
小さな起業が成功する理由
小さな身の丈に応じた起業が成立しやすい最大の理由は、売上高が小さくても利益を出せる体制を作りやすいことです。
いくら独立したからといって、売上がそのまま収入になるわけではありません。事業には様々な経費がかかりますから、その分を差し引かなければなりません。
何人も従業員を雇わなければならない大掛かりな事業は、経費も大きくなります。その分、大きな売上が必要です。が、小さな事業なら、経費が小さいので、それほどの売上をあげなくても、成立します。
いっぱい儲けてセレブを気取りたいなどアホなことを考えなければ、小さな起業は、目標売上高を低く設定できます。必要なのは、自分と家族が生活していく分になるはずですから、ハードルは低い。
小さな起業を志向する人は、この特徴を最大限、活かさなければなりません。
つまり、規模が小さくて、大きな企業ならとても手を出せないような市場でも、成立するビジネスを作れるという利点を活かさなければなりません。
例えば、私のような経営コンサルタント業は、経費があまりかかりません。それはそうですね。仕入れがあるわけではないし、製造原価もありません。一人でやるなら、人件費も小さいものです。
その立場だと、必要売上高などたかがしれています。誰も目を付けないようなニッチな分野へでも進出できるというものです。
特にランチェスター戦略や孫子の兵法を知る身からすれば、ニッチな市場への志向はもともと強いですから、そういう市場の探索はお手のものですからね。
私が、あまり人が行かないような地域や分野で仕事をしているのはそういう意味あいがあります。
自分自身の"売り"を理解する
「勝てる場所で戦う」というのが、私が考えるランチェスター戦略や孫子の兵法の結論です。
起業においてもこの結論は効果を発揮します。特に小さな起業においては、この考えを充分に理解しておかなければなりません。
つまり、小さな起業においては、儲かりそうな仕事を選ぶのではなく、この分野なら自分の強みが活かせる、自分なら勝てる、という市場を選択することが重要です。
そのためには、当然のことながら、自分の強みをよく理解しておかなければなりません。
起業するにおいては、まずここがハードルとなります。なぜなら、多くの人が、自分の強みを理解していないからです。
ドラッカーも言っています。人はしばしば客観性を失います。他人から見れば、明らかに強みとみえることも、本人は、弱みだと思ってしまっています。ことに、いま手掛けている仕事のことを過小評価する傾向があります。
どうも、起業したいという人の多くが、いまの仕事に見切りをつけようとしており、全く違う分野で事業を興そうと思っているかのようです。
そんな「他人の芝は青く見える」的な思考は捨ててくださいね。
いまの仕事が不満であろうとなかろうと、それまでの経歴や経験は、大きな優位性となります。その業種や業界の状況や慣習も知っているでしょうし、人脈もあるはずです。その大きな優位性をかなぐり捨てるのは、実に勿体ないと思わなければなりません。
はっきり言いますが、自分の強みは、自分がやってきた仕事の中にしかありません。自分の経歴を活かした起業ほど成功確率が高くなります。
特に小さな起業において、"売り"は自分自身です。自分の強みを正確に見極めるようにしてください。
対象とする市場を数値として把握する
強みが理解できれば、それを活かせる市場を選択することができます。
この場合も、いま所属している業界をよく探索してください。慣れ親しんだ業界だからこそ、外部の者にはわからない矛盾も見えてくるでしょうし、ニッチ(くぼみ・隙間)な市場もみつけられるというものです。
〇〇専用旅行会社とか、〇〇専用配送業者とか。結果だけ見れば、どうやって思いついたんだーと驚く事業がありますが、何のことはない、それって業界内部の人だから見つけられる隙間ですよ。
業界外部の人にはわからないニッチを発見できればしめたものです。成功した起業の多くが、そんな内部の事情を知る人によって立ち上げられています。
ただし、思いついたからといってすぐに起業するのは勇み足です。
必ず検証してください。
自分が起業しようというビジネスの対象顧客は、どの程度存在するのか。数値で表せるようにしてください。
アイデアフルな人ほど客観的数値で説明できるようにしてください。数値で説明してはじめて、思いつきが、客観的資料となります。
「そんなものわからない」と安易に言わないように。市場規模を調べきれずに、人生を賭けて起業するなど無謀極まりないことです。たいていのことは、真剣に調べれば相当程度までわかるものですよ。
日本は統計数値がはっきりしています。地域ごとの年齢別男女別人口統計は発表されていますし、項目別の家計消費支出も明らかです。
地域ごとの事業者数も調べればわかります。特定の業種の分布や数値も、業界団体の資料を調べればたいていわかります。
ことに、自分が慣れ親しんだ業界ならなおさらわかりやすいはずです。統計資料も手に入れやすいはずです。
自分の発見や思いつきが、ただの独りよがりにならないように、対象顧客の数値は明確にすること。
どうしてもわからない、という方は、起業は止めた方がいいでしょう。一か八かの起業などおすすめしません。
対象顧客が、自分のビジネスを成立させ得るほど確実に把握できていることが起業をスタートさせる条件だと思ってください。
適切な売上目標を立て、行動計画を作る
市場を数値で把握することができれば、目標を設定できます。
ここ重要です。
目標売上高があるからこそ、行動計画を立てることができます。闇雲に動いて、無駄うちするような真似を避けることができます。
若い頃の起業なら無駄な動きも経験だと言えますが、家族の生活を預かる人の起業は、悠長なことを言っていられません。
計画を立てて、確実に目標に近づいているという感覚をいつも持っていなければなりません。
私はランチェスター戦略の専門家ですから、とくにここにこだわります。同戦略の場合、売上目標、営業行動目標は、市場シェアに紐づいています。市場シェアをどれだけとるかを鑑みて、目標や行動を決めていきます。
上で、小さな起業は、売上目標を低く設定できると言いましたが、その数値は必ず明確にしてください。
なんとなくの数値では、価格設定も曖昧になってしまいます。
できるだけ儲けたいから。。といって高価格に設定すれば顧客からそっぽを向かれる恐れがありますし、逆にいっぱい売りたいから。。といって安く設定してしまうと数量売上を無理追いしてしまうことになります。
そもそも目標計画もなしに、正しい行動がとれるものでしょうか。私には自信ありません。
適切な行動の指針は、適切な数値目標が教えてくれるというものです。
会計管理を徹底する
会計管理も重要ですから忘れないようにしてください。
売上が小さくても成り立つのが小さな起業の特長だといいましたが、いまが黒字か赤字かもわからないようでは、売上も何もあったものじゃありません。
私は小さな事業の破綻理由の殆どが会計管理のいい加減さにあると思っています。
売上高しかみないで、経費管理を怠っていると、知らぬうちに赤字になってしまっています。
それが怖い事業者は、ついついとれる顧客から取ろうとして無理な見積もりをしてしまったりします。
場末のスナックじゃあるまいし、上顧客から無理な金をとるってのは、自分の足を食べるタコのようなもので、緩やかな自殺行為に他なりません。
たとえギリギリの小さな売上でも、事業を持続できるのは、細かい会計管理があればこそです。会計管理がきっちりできているから、適切な目標が立てられるのですし、価格設定ができるのですし、攻めた販売施策を打つことができます。つまり、余裕を持って事業運営できるのです。
日々の会計管理を軽視していると、手痛いしっぺかえしを食らうこと請け合いです。小さな事業は、顧客の獲得と同じぐらい会計管理が生き残るための必須事項であることを忘れないようにしましょう。
ひたすらしつこく実行する
ここまできたら、売る仕組みを作って、ひたすらそれを回すことです。
「売る仕組み」については、このメルマガで何度か言及してきましたので繰り返しません。
過去の内容を参照ください。
実行段階においては、とにかくしつこくやることです。
「戦略はシンプルに、実行はクレイジーに」を旨をしてください。自分の作った計画を信じて、結果が出るまでしつこくやりぬいてください。
しつこくやれ、といっても、馬車馬のように非人間的なほど働けというわけではありません。人間性を失うほど厳しい状況に追い込まれては、起業などする意味がありません。
ことに小さな起業ですから、もっとのんびりとやっていいはずです。
そもそも、身の丈に応じた起業という概念そのものが、貪欲さに陥らず、無理なく事業を続ける方法論です。
そのためにも、顧客を知り、自分を知り、仕組みを作って、数値管理をしっかり行い、人間らしさを失わない事業生活を続けてほしいと思います。
小さな事業の消費期限は3~5年だと覚悟する
最後にもうひとつだけ、重要なことを。
ニッチ市場の特徴は、変化も早いということです。選んだニッチ市場が、思わず大きく拡大してしまうことがあります。そうなるとラッキーだと思えるかも知れませんが、実際には、大手企業の参入を呼び込むことになり、競争上大変なことになります。
もっと多いのは、ニッチ市場がそのまま蒸発するように無くなってしまう事態です。そうなると、小さな事業などひとたまりもありません。
今までと同じことをしているのに急に売れなくなった。2年前の半分の売り上げになってしまった。。などと嘆く声をよく聞きますが、実際のところ、それがニッチ市場を選ぶ小さな事業者の宿命です。
同じことをしていて、10年安泰なんてことはあり得ません。5年、いや3年で市場はがらりと変わってしまうことを前提としてビジネスすることが必要です。
つまり、一度成立したと思う事業でも、3~5年で消費期限がきます。覚悟してください。成立したと慢心していたら、すぐに立ち枯れしてしまいます。
これは実は起業に限りません。既存の企業の売上不振の原因の殆どが、市場の変化に対応できていないことです。ニッチ市場を土俵とする小さな起業はなおさらだとです。
どうすればいいのか。
今日、ここに書いたような方法を常に回し続けることです。特に、変化する市場の把握を怠ってはいけません。
大変だと思いますかね。
厳しい言い方ですが、これを大変だと思う人は、起業などしない方がいいと思います。
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- 2018.05.31:スタジオアリスがさらに成長するための方法
- 2018.05.17:私が出会った優秀なコンサルタント
- 2018.05.03:サーモス(THERMOS)の奇跡はなぜ起きたのか?
- 2018.04.19:ワークマンは第二のユニクロになれるのか?
- 2018.04.05:これから営業職につく若い人に言いたいこと
- 2018.03.22:シリアルアントレプレナー「ブックオフ」「俺の」創業者の成功パターン
- 2018.03.08:サンマルクカフェにわざわざ行く理由があるのか?
- 2018.02.22:小さな事業者が新規開拓で成功する方法
- 2018.02.08:「なんでも酒やカクヤス」にみる局地戦の極意
- 2018.01.25:私が生き残っているのは「弱者の5大戦略」を実践してきたからです。
- 2018.01.11:2018年 君たちはどう生きるか(吉野源三郎や宮崎駿とは関係ありません)
- 2017.12.28:AIの時代に、どのような営業が生き残れるのか?
- 2017.12.14:ナイキもアシックスも「SHOE DOG」だ!
- 2017.11.30:TSUTAYAやDMMはしたたかに生き残っていくだろうが限界もある
- 2017.11.16:「シン・ゴジラ」って途中まで面白いけど、後半グダグダじゃないですか?
- 2017.11.02:織田信長が22年かけてできなかった天下統一を、豊臣秀吉がたった8年でできた理由
- 2017.10.19:電気自動車(EV)の時代に日本企業は生き残れるのか
- 2017.10.05:顧客満足度3年連続1位!ドトールコーヒーが最強か
- 2017.09.21:ヤマダ電機が生き残りを賭けて反攻開始!
- 2017.09.07:ドラッグストアが、コンビニを食い物にしている
- 2017.08.24:国内で敵なしのカルビーの将来が必ずしも明るくない理由
- 2017.08.10:君は内山高志を見たか
- 2017.07.27:金本知憲監督はすべての中間管理職の象徴だ
- 2017.07.13:自然界のランチェスター戦略
- 2017.06.29:回転寿司は群雄割拠の戦国時代に入った
- 2017.06.15:小さな会社のM&Aが日本を救う?
- 2017.06.01:AbemaTVは年間200億円の赤字から脱却できるのか?
- 2017.05.18:大阪・堺の超優良企業シマノは、これからも盤石なのか?
- 2017.05.04:知られざる成長産業 コインランドリー業界はどうなっているのか?
- 2017.04.20:新社会人に贈る「1万時間の法則」
- 2017.04.06:野村克也を超一流のプロ野球人にした3つの力
- 2017.03.23:風林火山を旗印に掲げた武田信玄は、戦略家ではなかったのか?
- 2017.03.09:ラスト・ワンマイルの表と裏をおさえよ
- 2017.02.23:鳥貴族の成長はこのまま∞に続くのか
- 2017.02.09:キングコング西野の絵本「えんとつ町のプペル」はなぜ炎上するほど売れているのか?
- 2017.01.26:アマゾンはどこから来てどこへ行くのか
- 2017.01.12:「孫子」を5つのポイントで整理した
- 2016.12.29:真田幸村はなぜ「日本一の兵」になったのか?
- 2016.12.15:セイコーマート・北の最強コンビニはどのようにできたのか
- 2016.12.01:クリスピー・クリーム・ドーナツの大量閉店は、前向きだったのですね
- 2016.11.17:ジーユーがユニクロを超える時、ファーストリテイリングは世界トップになる
- 2016.11.03:ピコ太郎はなぜ世界を席巻したのか?
- 2016.10.20:地域密着営業って何だろう?
- 2016.10.06:繁盛する居酒屋には、現場営業に必要なヒントが満載だ
- 2016.09.22:天下分け目といわれた関ヶ原の戦いはなぜ半日で決着がついたのか?
- 2016.09.08:「世界の山ちゃん」は世界に届くのか
- 2016.08.25:リオ五輪 男子柔道はなぜ躍進したのか?
- 2016.08.11:ポケモンGOは、何をGOしたのか?
- 2016.07.28:営業は純粋な「技術」であり、誰でも身に着けられるものである
- 2016.07.14:金本を信じよ!
- 2016.06.30:せっかく展示会出展しても成果の出ないやり方をしている企業が多すぎる
- 2016.06.16:小さな会社が生き残る秘訣は「ニッチであること」その他には...
- 2016.06.02:びっくりドンキーは弱者のエネルギーに満ちていた
- 2016.05.19:「同率勝算の規則」に則った唯一の成功法則
- 2016.05.05:レスターに学ぶ「奇跡のチーム」を作る3つの秘訣
- 2016.04.21:世紀のちゃぶ台返し!セブンに何があったのか
- 2016.04.07:新社会人に贈る あなたの人生を豊かにする秘訣
- 2016.03.24:コメダ珈琲店に人気があるのは理由がある
- 2016.03.10:小さくても生き残る「局所的な強者」の作り方
- 2016.02.25:「営業の仕組み」を身に着ければ、目標達成に苦しまなくなる
- 2016.02.11:子供に自慢できる人生を送りたいなら
- 2016.01.28:マクドナルドもスターバックスも日本市場をなめるな!
- 2016.01.14:「孫子の兵法」を企業経営に活かす方法
- 2015.12.31:結果を出す人は、手段を目的化している
- 2015.12.17:廃業寸前の負け犬集団が、常勝軍団に生まれ変わったわけ
- 2015.12.03:なぜ「世界トップ企業」を目指すのか?
- 2015.11.19:初めての著作は、なぜ「小説」になったのか?
- 2015.11.05:戦略は実行させなければ意味がない
- 2015.10.22:世界トップ企業への道は「差別化」が開く
- 2015.10.08:世界トップ企業になるために最初にしなければならないこと
- 2015.09.24:サーモス(THERMOS)はなぜ「廃業寸前」から世界トップ企業になったのか?
- 2015.09.10:営業には3つの役割がある
- 2015.08.27:楽天球団は、新しい野球を見せてくれ!
- 2015.08.13:ユニクロは、無印良品と提携せよ
- 2015.07.23:ノキアと日本電産 東西M&A巧者のやり方
- 2015.07.09:ワクワクする仕事しかやりません。
- 2015.06.25:ライザップはなぜ叩かれるのか?
- 2015.06.11:「けっこういい」よりも「並外れてダメ」がいい
- 2015.05.28:戦略には「感動」が必要だ
- 2015.05.14:「孔子」を学ぶ意味
- 2015.04.30:スカイマークはなぜ優遇されながら破綻したのか?
- 2015.04.16:セブンvsミスド 初戦の判定は
- 2015.04.02:任天堂はもう一度天下をとれるのか
- 2015.03.19:ファミマはセブンに勝てるのか?
- 2015.03.05:大塚家具の父と娘はどちらが正しいのか?
- 2015.02.19:成長しないビジネスのロールモデル
- 2015.02.05:100回勝負に持ち込めば絶対に勝てる
- 2015.01.22:キリンビバレッジは逆転できるのか?
- 2015.01.08:「孫子」を活用するための最大のキーワード
- 2014.12.31:「孫子の兵法」を学ぶ
- 2014.12.25:ハウステンボスはどのようにして再建されたのか?
- 2014.12.11:テラモーターズは、なぜオートバイ市場のトップ企業となったのか?
- 2014.11.27:人を動かすシンプルなメソッド
- 2014.11.13:嫌いな顧客を嫌いだと思わなくなる方法
- 2014.10.30:縄文時代が何年続いたか知ってます?
- 2014.10.02:阪神タイガースはなぜ優勝できないのか?
- 2014.09.18:創業塾でのQ&A
- 2014.08.21:コンビニのアイスクリームはどうなっているのか
- 2014.08.07:創業して10年続く人が持っている3つの資質
- 2014.07.24:私が「孫子」を使う理由
- 2014.07.10:「三国志」の戦いで勝敗が決する要因とは?
- 2014.06.26:「孫子の兵法」でみる2014年ワールドカップ日本代表の戦い
- 2014.06.12:マラドーナはなぜ三流監督で終わったのか?
- 2014.05.29:相性のいい顧客を探す方法
- 2014.05.15:営業が不得意な人は、営業なんてしない方が成果が上がる
- 2014.05.01:GoProは、強者になれるのか
- 2014.04.17:マクドナルドは、マイルドヤンキーを狙え!
- 2014.04.03:売れる仕組みが必要な理由
- 2014.03.20:営業プロセスがなければ組織は動かない
- 2014.03.06:ビジネスの設計図を作ろう
- 2014.02.20:彼を知り己を知れば...
- 2014.02.06:ビジョンは営業チームを一丸にする
- 2014.01.23:楽しくなければ営業じゃない!
- 2014.01.09:私がメルマガを書く「立ち位置」
- 2013.12.26:レゴは、なぜ世界第2位の玩具メーカーに復活したのか?
- 2013.12.12:コトラーに教えらえた初心に戻る
- 2013.11.28:日本のモノづくりを復活させるには
- 2013.11.14:レッドブルが世界で52億本も売れた「何か」
- 2013.10.31:ヤフーはどこに行こうとしているのか?
- 2013.10.17:飛び火マーケティングの時代-GoPro
- 2013.10.03:アップルは普通の企業になってしまった
- 2013.09.19:7年後、日本は巨大な展示会場になる
- 2013.09.05:店舗系ビジネスの弱者の戦略
- 2013.08.22:私がイチローから学ぶ3つのこと
- 2013.08.08:脱・人脈の営業
- 2013.07.25:ソーシャル時代の「真実の瞬間」
- 2013.07.11:統計は最強の営業マネジメントツールである
- 2013.06.27:新興宗教のビジネスモデル
- 2013.06.13:進化する教育システムに乗り遅れるな
- 2013.05.30:お医者さんや弁護士さんの営業戦略
- 2013.05.16:できる営業は、負け方が違う
- 2013.05.02:宮崎駿とスタジオジブリについて
- 2013.04.18:差別化は、マイナスせよ
- 2013.04.04:JAL再生にみる企業変革の王道
- 2013.03.21:第3回WBC終戦記念 がんばれプロ野球
- 2013.03.07:マイケル・ポーターの戦略はもう通用しないのか?
- 2013.02.21:王将の餃子は大阪を跳び出すか?
- 2013.02.07:営業チームマネジメントの第一歩
- 2013.01.24:失速したマクドナルドの次の一手は?
- 2013.01.10:阪神タイガースは暗黒時代に戻っていくのか
- 2012.12.27:衰退市場でトップを張る宝島社の戦略
- 2012.12.13:目標は、顧客総取り!
- 2012.11.29:答えのない問題に取り組めるのか
- 2012.11.15:手っ取り早く実績を上げるには
- 2012.11.01:プロ野球は、名選手しか監督になれないのか?
- 2012.10.18:世界王者が世界に挑戦!
- 2012.10.04:新・携帯電話版三国志
- 2012.09.20:安売りせずに売る方法
- 2012.09.06:脳内のリミットを外せ
- 2012.08.23:儲ける方法をタネ明かしする
- 2012.08.09:もうかるビジネスにはタネがある
- 2012.07.26:ステーキを売るな、○○を売れ!
- 2012.07.12:一流の営業になるために絶対に避けられない道
- 2012.06.28:顧客を創造するということ
- 2012.06.14:ビジネスが成立するための3つの要素
- 2012.05.31:理屈で捉えきれない会社もある
- 2012.05.17:戦術は現状を効率的にする。戦略は現状を破壊する
- 2012.05.03:物語風ビジネス書を読んでみよう
- 2012.04.19:市場価値より企業内価値を高めよう
- 2012.04.05:3つの起業家タイプが注意すること
- 2012.03.22:ソニーはどこへ行った?
- 2012.03.08:利益を上げるための最もシンプルな方法
- 2012.02.23:ランチェスター戦略を営業に活かすたった3つのプロセス
- 2012.02.09:日本の電機メーカーはどうすれば生き残れるのか
- 2012.01.26:心理学はビジネスに生かせるのか
- 2012.01.12:水戸黄門の終焉と大阪都構想
- 2011.12.29:「坂の上の雲」を越えていこう
- 2011.12.15:強い現場を作る方法
- 2011.12.01:なぜ落合博満はブレないのか?
- 2011.11.17:小さなお菓子屋さんが描く大きなストーリー
- 2011.11.03:理屈でメシは食えん!でいいの?
- 2011.10.20:iPhone vs iPhone
- 2011.10.06:本質からはじめよ!
- 2011.09.22:アマゾンにチャレンジ!
- 2011.09.08:さらば、スティーブ・ジョブズ
- 2011.08.25:マフィアにビジネスの極意を聞く
- 2011.08.11:たまにはビジネス小説でも読みましょうか
- 2011.07.28:なぜ我々にはマーケティングが必要なのか?
- 2011.07.14:「いい商品」って何ですか?
- 2011.06.30:カリスマ営業を有難がっても意味ないでしょう
- 2011.06.16:ネスプレッソが売れている理由
- 2011.06.02:孫子、ポーター、ランチェスター
- 2011.05.19:足腰の弱い欧米企業、頭の弱い日本企業
- 2011.05.05:斎藤佑樹はプロ野球で通用するか?
- 2011.04.21:ランチェスター戦略って役に立つの?
- 2011.04.07:温泉旅館を蘇らせるには
- 2011.03.24:弱い人をより弱くするのが戦略なのか
- 2011.03.10:タスク管理と時間管理のツール紹介
- 2011.02.24:プレーヤーからマネージャーへ
- 2011.02.10:110兆円の市場に遅れた日本
- 2011.01.27:物語と希望の深い関係
- 2011.01.13:グーグルVSアップル
- 2010.12.30:面白い戦略ストーリーの作り方
- 2010.12.16:残念な人には戦略がない
- 2010.12.02:理屈のない実行はギャンブルですよ
- 2010.11.18:メイド・カフェの営業プロセス
- 2010.11.04:プロ野球球団運営を成功させるには
- 2010.10.21:勝ちパターンの作り方
- 2010.10.07:たまには「哲学」の話をしよう
- 2010.09.23:世紀末都市・アキバ
- 2010.09.09:コンビニ・オーナーというビジネス
- 2010.08.26:もし現場のオッチャンがポーターを学んだら
- 2010.08.12:坂の上に雲は見えない?
- 2010.07.29:システム思考って何だろう
- 2010.07.15:営業は「点取り屋」ではない!
- 2010.07.01:戦略はストーリーで語れ2
- 2010.06.17:戦略はストーリーで語れ
- 2010.06.03:アップルは本当に最強なのか?
- 2010.05.20:営業生産性を上げる構造とは
- 2010.05.06:女子高生と一緒にドラッカーを学ぼう
- 2010.04.22:勝海舟が坂本龍馬に伝えたもの
- 2010.04.08:人をやる気にさせるにはどうすればいいのか
- 2010.03.25:アップルとユニ・チャーム~変革企業の共通点
- 2010.03.11:無料のビジネスって何だ?
- 2010.02.25:営業に必要な戦略的思考
- 2010.02.11:狩猟民族の構想力に学ぼう
- 2010.01.28:農耕営業のススメ
- 2010.01.14:2010年は日本企業のアジア進出元年になる
- 2009.12.31:2009年の携帯とジーンズと餃子
- 2009.12.17:20歳の頃の自分に読ませたい本
- 2009.12.03:日本茶も海外進出している
- 2009.11.19:ダイソンはなぜ売れたのか?
- 2009.11.05:私の考える効率的な営業とは
- 2009.10.22:島田紳助の研究2
- 2009.10.08:フォロワー企業のゲーム
- 2009.09.24:地域密着企業の営業戦術
- 2009.09.10:地域密着企業の経営方法
- 2009.08.27:マクドナルド 一人勝ちの理由
- 2009.08.13:死せる孔明、生ける仲達を走らす
- 2009.07.30:農業は儲かるのか?
- 2009.07.16:キリン、サントリー、アサヒ、オリオン
- 2009.07.02:戦略2、戦術1の法則
- 2009.06.18:いい顧客、悪い顧客
- 2009.06.04:日本で一番大切にしたい会社の戦略
- 2009.05.21:それぞれの「1万時間」を過ごそう
- 2009.05.07:社会起業は一般の起業と何が違うのか?
- 2009.04.23:もし諸葛孔明が経営顧問だったら
- 2009.04.09:物語の力を知ろう
- 2009.03.26:祝!WBC日本代表優勝
- 2009.03.12:小さな池の大きな魚
- 2009.02.26:農業にチャンスあり
- 2009.02.12:機能と情緒--2つの差別化の方法
- 2009.01.29:営業は結果を追ってはいけない
- 2009.01.15:真似したくてもできない事情がある
- 2009.01.01:欲しいものを作ってくれるビジネス
- 2008.12.18:オール・ザット・競争戦略
- 2008.12.04:ゼロ距離を目指す
- 2008.11.20:10/13の市場でビジネスする
- 2008.11.06:ローカルヒーロー花盛り
- 2008.10.23:いい商品を、いい人から、安い値段で買いたい
- 2008.10.09:経営で必要な知恵はすべて三国志で学んだ
- 2008.09.25:HONDAが空を飛ぶ!
- 2008.09.11:緊急性にフォーカスせよ!
- 2008.08.28:楽天グループ迷走す
- 2008.08.14:エコカー開発競争
- 2008.07.31:儲けるための仕組みを作ろう
- 2008.07.17:「黒船」iPhoneの衝撃
- 2008.07.03:野球は言葉でするもんや
- 2008.06.19:大阪の小さなものづくり企業
- 2008.06.05:事業コンセプトにこだわる
- 2008.04.24:黒澤明はなぜ世界進出に失敗したのか?
- 2008.04.10:スタジオアリスに見る市場特化の行方
- 2008.03.13:山形の洋菓子店がフォーカスしたもの
- 2008.02.28:阪神タイガースは獣王無敵か?
- 2008.02.14:薄型テレビ市場2.0 競争の鍵はブランド力か
- 2008.01.31:アシックスの戦略、ナイキの戦略
- 2008.01.17:「日本一の村」改革に挑戦
- 2008.01.03:マネることは差別化の第一歩
- 2007.12.20:駄菓子屋さんの成功要因
- 2007.12.06:P&Gの戦略-強者はこれだけ有利だ
- 2007.11.22:浪速のグローバル企業
- 2007.11.08:良いモノを作りさえすれば売れるのか
- 2007.10.25:巨人軍の凋落は止められるか?
- 2007.10.11:"志"が歴史を変えた--三国志に寄せて
- 2007.09.27:縮小するアパレル市場で生き残るには
- 2007.09.13:ハンバーガー帝国興亡の行方は
- 2007.08.30:日本製航空機は羽ばたくか
- 2007.08.16:織田信長はなぜ徳川家康に正室と嫡男の処分を命じたのか
- 2007.08.02:中小企業にとって仕組みとは
- 2007.07.19:島田紳助の研究
- 2007.07.05:最強のビジネスモデルとは何か
- 2007.06.21:迷った時は最終ユーザーに聞け
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- 2007.05.24:一発逆転を狙ってはいけない
- 2007.05.10:豆腐一丁からビジネスを考える
- 2007.04.26:戦略がなければ生き残れない
- 2007.04.12:飲料業界は激変の予感
- 2007.03.29:経営理念こそ究極の差別化
- 2007.03.27:ホッピーはなぜ復活したのか
- 2007.03.15:引越し業の差別化競争時代
- 2007.03.01:コンビニ 本格競争時代に突入
- 2007.02.15:一人勝ちのワナにはまった松下電器
- 2007.02.01:ワインブームのその後
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- 2006.12.07:小さな旅行会社の成功法則
- 2006.11.23:織田信長の戦略
- 2006.11.09:小さな市場に焦点を絞る会社は強い
- 2006.10.26:弱者を貫いて強者となった企業
- 2006.10.12:市場シェアの獲り過ぎに注意
- 2006.09.28:小さな市場でヒットを飛ばす
- 2006.09.14:日本酒市場あれこれ
- 2006.08.31:小さな市場で戦え
- 2006.08.17:もう1つの成長産業
- 2006.08.03:ランチェスター戦略が示すこと
- 2006.07.20:チャンスがあることを皆が知っている市場
- 2006.07.06:商品の意味が変わる時
- 2006.06.22:サッカーW杯にみる「戦略とは」
- 2006.05.25:SMPを意識する
- 2006.05.11:"営業嫌い"は会社の責任だ
- 2006.04.27:営業の分かりやすいコトバとは
- 2006.04.13:残りの80%に富を再配分する
- 2006.03.30:とるに足りない80%
- 2006.03.16:狭く、深く掘り進めれば、視界は開ける
- 2006.03.02:日本の消費者は世界レベルに近づいている
- 2006.02.16:ノウハウを捨てよう!
- 2006.02.02:一番、損になることをしよう
- 2006.01.19:技術系小企業が生き残るには
- 2006.01.05:すでに起こった未来
- 2005.12.22:顧客接点がビジネスの命綱
- 2005.12.08:一点集中戦略の落とし穴
- 2005.11.24:松下電器の一点集中戦略
- 2005.10.27:2005年日本シリーズを斬る
- 2005.10.13:例外に注目せよ
- 2005.10.10:成長の壁を乗り越える
- 2005.09.29:常識を少しずらすとチャンスが生まれる
- 2005.09.15:見えない敵と戦うには
- 2005.09.01:最も怖いのは見えない敵だ
- 2005.08.18:不滅の営業手法
- 2005.07.22:いつまで川原で石を売るのですか?(3)
- 2005.07.07:いつまで川原で石を売るのですか?(2)
- 2005.06.23:いつまで川原で石を売るのですか?(1)
- 2005.06.09:年功序列の市場はもう無い
- 2005.05.26:バーガーキング復活
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