誰でも起業できる時代--生き残るためのシンプルな原則

2025.06.06

今月から、大阪の某所で「創業塾」の講師を務めています。

もう11年目に入る役目ですが、毎回、皆さまの熱意に動かされ、気持ちが入っています。

皆様、頑張っていきましょう。

今回は、これから起業を考える人に、最初の重要ポイントをお伝えしたいと思います。


11年も経つと、様々な部分で様変わりしています。

昔はよく「起業なんて一部の人だけができること」と言われました。

資金、オフィス、人材、ノウハウ、すべてが必要で、個人にとっては高いハードルがそびえていたものです。

でも、今はどうでしょう?


■ AIの進展が、起業のハードルを劇的に下げた

いまや、ChatGPTに事業計画のたたき台を書かせ、Canvaでチラシを作り、BASEでネットショップを立ち上げ、SNSで広報ができる。

ひと昔前なら数十万円かかったことが、今や一人で、しかも無料でできる時代です。

言ってみれば、「ビジネスの民主化」が起きている。

誰でも、何かを始められる土壌が整ってきたんです。

これは間違いなくチャンスです。でも、手放しで喜んでいられる話でもありません。


■ 誰でもできるからこそ、埋没してしまうかもしれない

AIを使えば、誰でもそれなりの企画やデザイン、文章が作れます。

ノーコードツールを使えば、誰でもホームページやアプリを立ち上げられます。

つまり「できる」ことの差がほとんどなくなってきた。

裏を返せば、他の誰かと見分けがつきにくいということです。

だから、今の時代に問われるのは「目立つこと」ではなく、「埋もれないこと」です。


■ 差別化とは、「なぜそれをやっているか」がにじみ出ること

今こそ「差別化」が重要です。

差別化と聞くと、奇抜なアイデアや目立つ仕掛けを思い浮かべるかもしれません。

でも、今の時代に本当に必要なのは、あなたがそれをやっている理由が伝わることです。

たとえば、同じような商品でも――

「自分がかつて困った経験があって、それを解決するものを作った」

「身近な人の悩みからヒントを得て、少しでも力になれたらと始めた」

そんな背景があるだけで、その商品には思いが宿ります。

そして、その思いがあるからこそ、「誰かの役に立ちたい」という視点が自然に生まれます。

実際、

サポートが丁寧だったり

使い手の立場に立った設計だったり

売り方が押しつけがましくなかったり

細かな部分に、"誰かのため"という気持ちがにじみ出るものです。

だからこそ、

「なぜこのビジネスをやっているのか?」という問いは、

「それが誰の、どんな役に立つのか?」という問いとつながっている。

これが、見た目や価格を超えた「独自性」になります。


■ 一番大切なのは、「誰かの役に立つかどうか」

どれだけ技術が進化しても、ビジネスの本質は変わりません。

それは――

「この人のために、こう役に立ちたい」

という気持ちです。

消費者は、気まぐれや応援だけでお金を払うわけではありません。

「これは私に必要だ」「助かった」と思えるサービスや商品にこそ、価値を感じてお金を出してくれるのです。

その価値を生み出すには、やはり「誰の、どんな困りごとを解決したいか」を考え抜くことが必要です。


■ だからこそ、「自分は何ができるか」を掘り下げる

最後に残る問いは、とてもシンプルです。

「あなたは、誰の、どんな困りごとを、どうやって解決できる人ですか?」

この問いに、自分なりの答えを持てるかどうか。

それが、AI時代のビジネスにおいて最も強い「差別化」になります。

便利な道具はもう揃っています。

次に必要なのは、自分だけの「思い」と「役立ち方」を磨くこと。

それが、埋もれず、選ばれ、愛されるビジネスの土台になるはずです。


今月から、大阪の某所で「創業塾」の講師を務めています。

もう11年目に入る役目ですが、毎回、皆さまの熱意に動かされ、気持ちが入っています。

皆様、頑張っていきましょう。

今回は、これから起業を考える人に、最初の重要ポイントをお伝えしたいと思います。


11年も経つと、様々な部分で様変わりしています。

昔はよく「起業なんて一部の人だけができること」と言われました。

資金、オフィス、人材、ノウハウ、すべてが必要で、個人にとっては高いハードルがそびえていたものです。

でも、今はどうでしょう?


■ AIの進展が、起業のハードルを劇的に下げた

いまや、ChatGPTに事業計画のたたき台を書かせ、Canvaでチラシを作り、BASEでネットショップを立ち上げ、SNSで広報ができる。

ひと昔前なら数十万円かかったことが、今や一人で、しかも無料でできる時代です。

言ってみれば、「ビジネスの民主化」が起きている。

誰でも、何かを始められる土壌が整ってきたんです。

これは間違いなくチャンスです。でも、手放しで喜んでいられる話でもありません。


■ 誰でもできるからこそ、埋没してしまうかもしれない

AIを使えば、誰でもそれなりの企画やデザイン、文章が作れます。

ノーコードツールを使えば、誰でもホームページやアプリを立ち上げられます。

つまり「できる」ことの差がほとんどなくなってきた。

裏を返せば、他の誰かと見分けがつきにくいということです。

だから、今の時代に問われるのは「目立つこと」ではなく、「埋もれないこと」です。


■ 差別化とは、「なぜそれをやっているか」がにじみ出ること

今こそ「差別化」が重要です。

差別化と聞くと、奇抜なアイデアや目立つ仕掛けを思い浮かべるかもしれません。

でも、今の時代に本当に必要なのは、あなたがそれをやっている理由が伝わることです。

たとえば、同じような商品でも――

「自分がかつて困った経験があって、それを解決するものを作った」

「身近な人の悩みからヒントを得て、少しでも力になれたらと始めた」

そんな背景があるだけで、その商品には思いが宿ります。

そして、その思いがあるからこそ、「誰かの役に立ちたい」という視点が自然に生まれます。

実際、

サポートが丁寧だったり

使い手の立場に立った設計だったり

売り方が押しつけがましくなかったり

細かな部分に、"誰かのため"という気持ちがにじみ出るものです。

だからこそ、

「なぜこのビジネスをやっているのか?」という問いは、

「それが誰の、どんな役に立つのか?」という問いとつながっている。

これが、見た目や価格を超えた「独自性」になります。


■ 一番大切なのは、「誰かの役に立つかどうか」

どれだけ技術が進化しても、ビジネスの本質は変わりません。

それは――

「この人のために、こう役に立ちたい」

という気持ちです。

消費者は、気まぐれや応援だけでお金を払うわけではありません。

「これは私に必要だ」「助かった」と思えるサービスや商品にこそ、価値を感じてお金を出してくれるのです。

その価値を生み出すには、やはり「誰の、どんな困りごとを解決したいか」を考え抜くことが必要です。


■ だからこそ、「自分は何ができるか」を掘り下げる

最後に残る問いは、とてもシンプルです。

「あなたは、誰の、どんな困りごとを、どうやって解決できる人ですか?」

この問いに、自分なりの答えを持てるかどうか。

それが、AI時代のビジネスにおいて最も強い「差別化」になります。

便利な道具はもう揃っています。

次に必要なのは、自分だけの「思い」と「役立ち方」を磨くこと。

それが、埋もれず、選ばれ、愛されるビジネスの土台になるはずです。


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代表者・駒井俊雄が発行するメルマガ「営業は売り子じゃない!」
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